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鬼滅の刃の売上は2026年最新でどうなった?漫画2億2000万部と映画興収を徹底比較

土谷 亮平 土谷 亮平 • 更新: • 公開: • 読了約 15 分
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2026年の『鬼滅の刃』の売上を語るうえで、見逃せないのが漫画の世界累計発行部数と、劇場版の歴史的な興行収入だ。集英社の発表を基にしたオリコンの報道によると、2025年7月にはコミックス全23巻の世界累計発行部数が2億2,000万部に到達。加えて、2025年7月公開の『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は、2026年4月9日時点で全世界興行収入約1,179億円を記録した。

一方、国内の映画興行収入ランキングでは、2020年公開の『無限列車編』が407.5億円で首位を維持し、無限城編第一章が403.6億円で2位につけている(興行通信社、2026年10月18日現在)。漫画の発行部数、書店などでの販売実績、映画の興行収入は、それぞれ集計方法も意味も異なる。2026年10月時点の公表データを整理し、鬼滅の刃が記録してきた売上の規模と、完結後も人気が続く理由を読み解く。

【2026年最新】鬼滅の刃の漫画売上と映画興収はどこまで伸びた?

鬼滅の刃売上

2026年の鬼滅の刃の売上を把握するには、まず漫画と映画を分けて考える必要がある。漫画については2025年7月に発表された累計発行部数2億2,000万部が基準となり、映画については無限列車編と無限城編第一章の国内外の興行成績が大きな指標になる。

集英社の公式ポータルサイトでは、吾峠呼世晴による原作コミックス全23巻の世界累計発行部数が2億2,000万部を突破したことが紹介されている。オリコンの2025年7月の報道では、国内1億6,400万部、海外5,600万部という内訳も示された。これは紙と電子版を含む発行部数であり、2026年に2億2,000万部を新たに販売したという意味ではない。

映画では、無限城編第一章が国内興行収入400億円を突破し、2026年4月9日時点で世界興行収入約1,179億円に到達した。国内の歴代興行収入ランキングでも無限列車編に次ぐ2位となっている。

この2つの実績を合わせると、鬼滅の刃は漫画単体のヒットにとどまらず、アニメーション映画によって海外市場にも大きな収益規模を築いた作品だとわかる。ただし、発行部数と興行収入を単純に足して「作品全体の売上」とすることはできない。単位も集計期間も異なるためだ。

【漫画の累計発行部数】世界2億2,000万部、国内1億6,400万部の実力

鬼滅の刃の漫画は、2016年に『週刊少年ジャンプ』で連載を開始し、2020年に全205話で完結した。連載終了から5年が経過した2025年7月に、世界累計発行部数2億2,000万部という規模が公表されたことは、作品の人気が完結後も続いていることを示す材料となる。

オリコンの報道によると、2025年7月時点の内訳は国内1億6,400万部、海外5,600万部。海外の発行部数は世界累計の約25.5%に当たり、日本国内だけでなく、翻訳版を通じて海外にも広く読者層を築いている。

ただし、ここで押さえておきたいのが「累計発行部数」と「実売部数」の違いだ。発行部数は出版社が発行した紙のコミックスや電子版を含む規模を示す指標であり、実際に読者が購入した冊数をそのまま表す数字ではない。返品や流通在庫などの影響もあり得るため、実際の購買動向を分析する際は、販売ランキングや調査期間内の推定売上部数も併せて確認したい。

また、2026年時点で参照できる最新の大きな公表値は、2025年7月の2億2,000万部だ。2026年に入ってから発行部数がどこまで増えたかについては、別途新しい公表値が必要になる。数字が更新されていないことは、作品が売れていないことを意味しないが、過去の累計値をそのまま2026年の新規販売実績と見なすこともできない。

【オリコン年間コミックランキング】2020年に約8,234万部、2021年も最終巻が首位

鬼滅の刃の漫画売上を考えるうえで、累計発行部数と並んで重要なのがオリコンの年間コミックランキングだ。こちらは一定期間における推定販売部数を集計するため、作品がどの時期にどれほど売れたかを把握しやすい。

オリコンの「年間コミックランキング 2020」では、鬼滅の刃がシリーズ作品別の推定売上部数8,234万5,447部を記録して1位となった。調査期間は2019年12月2日付から2020年11月30日付まで。2位の『キングダム』は825万1,058部で、鬼滅の刃が突出した販売規模を記録した年だった。

この数字が示すのは、アニメ化と劇場版公開、原作のクライマックスが重なった時期の爆発力だ。テレビアニメは2019年4月に放送を開始し、2020年5月には原作が完結。同年10月には『無限列車編』が公開され、漫画を読む層と映画を観る層の双方から関心を集めた。

2021年のオリコン年間ランキングでも、コミックス最終巻の第23巻が推定売上517万1,440部でコミックランキング1位を獲得した。公式スピンオフ『鬼滅の刃 外伝』も237万4,621部で2位に入り、関連作品にも購買需要が広がっていた。

ただし、2020年の8,234万部はシリーズ全体の期間内推定売上、2021年の517万部は第23巻という単行本1冊の期間内推定売上だ。集計対象が異なるため、両者をそのまま比較して「漫画全体の売上が何割減った」と判断することはできない。年間ランキングは、累計発行部数とは別の指標として読むことが大切だ。

【映画興収比較】無限列車編と無限城編第一章の国内外の記録

鬼滅の刃の映画興行収入は、国内と海外の両方で大きな記録を残している。特に無限列車編は、日本映画の国内興行収入で歴代1位を記録。続く無限城編第一章も400億円を突破し、シリーズ作品が国内ランキングの上位を占める結果となった。

興行通信社の「歴代興収ベスト100」によると、2026年10月18日時点の国内累計興行収入は、無限列車編が407.5億円、無限城編第一章が403.6億円。3位の『千と千尋の神隠し』316.8億円を大きく上回り、鬼滅の刃の2作品が1位・2位に並んでいる。

項目・作品 公表実績 集計時点・読み解くポイント
漫画の世界累計発行部数 2億2,000万部 2025年7月発表。電子版を含む全23巻の累計。
漫画の国内・海外内訳 国内1億6,400万部/海外5,600万部 2025年7月のオリコン報道に基づく内訳。
オリコン年間コミックランキング2020 8,234万5,447部 2019年12月2日付~2020年11月30日付のシリーズ作品別推定売上。
無限列車編・国内 407.5億円 2026年10月18日時点の歴代興収ランキング。再上映分を含む累計。
無限列車編・世界 約517億円 アニプレックスが2021年5月に発表した世界累計興行収入。
無限城編第一章・国内 403.6億円 2026年10月18日時点の歴代興収ランキング。
無限城編第一章・世界 約1,179億円 2026年4月9日時点。日本と海外157の国と地域の合計。

無限列車編については、アニプレックスが2021年5月に、全世界の累計来場者数約4,135万人、総興行収入約517億円と発表した。国内興行収入は当時約400億円で、海外45の国と地域でも上映されていた。海外では台湾やシンガポールなどで日本アニメ映画の興行記録を更新し、北米でも外国語映画として大きな成績を残した。

一方、無限城編第一章『猗窩座再来』は2025年7月18日に日本で公開され、2026年4月9日までの266日間で国内興行収入402億1万9,000円、観客動員2,745万5,968人を記録した。アニプレックスの発表によれば、海外157の国と地域での興行収入は約777億円相当、観客動員は約7,106万人。日本を含めた世界累計は約1,179億円、観客動員約9,852万人に達した。

この世界興行収入は、各月の米ドル実績を月間平均仲値で円換算した金額だ。無限列車編の約517億円と単純比較する場合は、集計時点や換算条件が同じではない点に注意したい。それでも、無限城編第一章が海外157の国と地域で公開され、邦画の世界興行収入歴代1位を記録したという事実は、シリーズの国際的な広がりを示している。

なお、国内の403.6億円は興行通信社が2026年10月18日時点で掲載した累計値であり、4月9日時点の公式発表402億円とは集計時点が異なる。無限列車編の407.5億円との差は約3.9億円。2026年10月時点では、無限列車編が国内首位を維持している。

【売上推移】アニメ化から映画化へ、完結後も人気が続く理由

鬼滅の刃の売上推移には、原作漫画だけでなく、アニメーションと映画が読者・観客の裾野を広げてきた過程が表れている。

連載が始まったのは2016年。2019年4月にテレビアニメの放送がスタートした時点では、オリコンの報道によると累計発行部数は約350万部だった。その後、2019年9月末に1,200万部、同年12月に2,500万部、2020年2月に4,000万部と急速に増加し、同年10月には累計1億部を突破した。

この急成長を支えた要因のひとつが、ufotableによるアニメーション制作だ。公式ポータルサイトが紹介する本作の魅力には、鬼と人間の切ない物語、迫力ある剣戟、個性豊かなキャラクター、コミカルな場面が含まれる。映像化によって戦闘シーンや感情表現が広く共有され、原作漫画を手に取るきっかけも生まれたと考えられる。

もうひとつの転換点が、2020年10月公開の無限列車編だ。テレビシリーズから映画へと物語がつながり、煉獄杏寿郎と猗窩座の戦いなど、映画館ならではの映像・音響体験が大きな反響を呼んだ。原作が完結した後も、2021~2022年の遊郭編、2023年の刀鍛冶の里編、2024年の柱稽古編とアニメ展開が続き、物語に触れる機会が途切れなかった。

加えて、無限城編は劇場版三部作として制作されることが発表されている。第一章の大ヒットは、完結済みの漫画を映像作品として再び大規模に展開できることを示した。新しい漫画の巻数が増えなくても、映画の公開、配信、関連書籍、商品展開などが作品に触れる機会を生み出す構造が、ロングヒットを支えている。

ただし、人気の理由を映像の美しさだけに限定するのは適切ではない。家族を失った炭治郎が妹の禰󠄀豆子を人間に戻そうとする物語には、家族愛、喪失、成長、敵側の事情といった複数の感情的な入口がある。子どもから大人まで異なる視点で物語を楽しめることも、国内外で支持が広がった背景として考えられる。

【プロの結論】売上の強さと数字を読むときの注意点

鬼滅の刃の売上を正しく評価するなら、ひとつの巨大な数字だけを見るのではなく、漫画・映画・海外展開という3つの側面を分けて確認したい。

漫画の累計発行部数2億2,000万部は、原作コミックスが国内外に広く流通していることを示す。オリコンの年間コミックランキングは、特定の時期に実際の購買需要がどれほど集中したかを把握する材料になる。そして映画の興行収入は、映像作品が劇場市場で生み出した売上規模を示している。これらは相互に関係するものの、同じ指標ではない。

とりわけ注意したいのが、「鬼滅の刃の売上総額」と「吾峠呼世晴氏や集英社の収入」を同一視することだ。映画の興行収入は観客が劇場で支払ったチケット代などの総額であり、その全額が出版社や原作者に入るわけではない。映画の製作・配給・興行に関わる各社の取り分や費用があり、漫画の売上についても印税率や契約条件などが関係する。公表された発行部数と興行収入だけから、原作者の個人収入や作品の最終利益を算出することはできない。

2026年以降の動向を見る際には、無限城編の続編となる劇場版の展開、海外での公開規模、既刊コミックスの販売、配信や関連商品への需要が主な注目点になる。一方、漫画の新刊が増えることを前提にした売上予測はできない。原作はすでに完結しているため、今後の伸びは映像化や既存作品の再評価などに左右されると考えられる。

つまり、鬼滅の刃の強さは、単に累計発行部数が大きいことだけではない。漫画で形成されたファン層をアニメが広げ、映画が国内外の劇場市場で大きな成果につなげてきた点にある。売上の実態を理解するには、発行部数、期間内販売部数、国内興行収入、世界興行収入を区別し、それぞれの公表時点をそろえて比較することが重要だ。

【鬼滅の刃売上】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:鬼滅の刃の累計発行部数は2026年現在、何部ですか? A1:2025年7月に公表された世界累計発行部数2億2,000万部が、2026年時点で参照できる主要な公表値です。内訳は国内1億6,400万部、海外5,600万部で、電子版を含みます。

Q2:鬼滅の刃の映画で興行収入が最も高い作品はどれですか? A2:2026年10月18日時点の国内歴代ランキングでは、『無限列車編』が407.5億円で1位です。『無限城編 第一章 猗窩座再来』は403.6億円で2位。世界興行収入では、無限城編第一章が2026年4月9日時点で約1,179億円を記録しています。

Q3:鬼滅の刃は漫画が完結した後も売れ続けているのですか? A3:はい。2025年7月には世界累計発行部数2億2,000万部が公表され、2025年公開の無限城編第一章も国内外で大きな興行成績を記録しました。ただし、累計発行部数の増加分や2026年の新規販売部数については、別途公表された最新データで確認する必要があります。

2026年10月時点で確認できる鬼滅の刃の主な実績は、漫画の世界累計発行部数2億2,000万部、無限列車編の国内興行収入407.5億円、無限城編第一章の国内興行収入403.6億円だ。無限城編第一章は2026年4月9日時点で世界興行収入約1,179億円に達し、邦画の世界興行収入歴代1位を記録している。

今後の売上を左右するのは、劇場版シリーズの展開や海外市場での支持、既刊漫画や関連商品の需要だろう。数字を比較する際は、発行部数と実売部数、国内興行収入と世界興行収入を混同しないことが欠かせない。鬼滅の刃は、原作完結後も映像作品を通じて大きな市場を形成している、国内漫画・アニメ産業を代表するヒット作のひとつだ。

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土谷 亮平

プロ野球とサッカーを中心に、試合結果と選手コメントを公式記録で裏取り。数字は一次記録から拾うことを徹底しています。

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