『キングダム』の田有(でんゆう)は、主人公・信が率いる飛信隊を初期から支えてきた古参メンバーの一人です。大柄な体格と怪力で知られる一方、実は大工の棟梁という本職を持ち、信の甲冑の購入を助けたり、信の家を建てたりするなど、戦場の外でも仲間を支えています。
田有の魅力は、単に腕力が強いことだけではありません。信の初陣にあたる蛇甘平原の戦いでの出会いから、飛信隊への参加、伍長から二千人将への昇進までを追うと、隊の成長とともに歩んできた人物像が見えてきます。2026年10月時点のアニメ版の声優情報や、スマートフォン向けゲーム『キングダム 乱』と『キングダム 覇道』での性能も含め、原作の設定とゲーム上の評価を整理します。
【基本プロフィール】田有の読み方・初登場・人物像を解説

田有の読み方は「でんゆう」です。『キングダム』の主人公・信が初陣を経験した頃から登場する人物で、飛信隊の歴史を語るうえで欠かせない古参兵の一人です。
田有は、体格の大きさと腕力を生かして戦う豪傑タイプの兵士です。しかし、粗暴な力自慢というだけではありません。信の実力を認めると、その成長を後押しし、飛信隊の仲間たちをまとめる側にも回ります。大柄な体格と親しみやすい人柄の組み合わせが、田有のキャラクターを特徴づけています。
基本情報を整理すると、次のようになります。
- 名前:田有
- 読み方:でんゆう
- 所属:秦国・飛信隊
- 初登場:原作コミックス第5巻、蛇甘平原の戦いの時期
- 主な特徴:巨体、怪力、仲間思いの性格
- 本職:大工の棟梁
- 後の階級:二千人将
- アニメ版声優:第1・第2シリーズは林和良、第3シリーズ以降は関口雄吾
田有が初めて登場する蛇甘平原の戦いは、信が秦軍の歩兵として戦場に立つ重要なエピソードです。田有は伍を編成する場面で存在感を示し、複数の伍長から仲間に誘われるほどの人気を集めています。
当時の信は、まだ周囲から一目置かれる立場ではありませんでした。それでも、実戦での働きによって周囲の評価を変えていきます。田有も信の活躍を知り、その実力と将来性を認めていく人物です。この出会いが、後に飛信隊で長く続く関係の出発点となります。
なお、田有は中国の戦国時代を舞台にした物語の登場人物ですが、史実上の実在人物と確認できるわけではありません。『史記』などの主要史料に登場する秦の武将・李信と、漫画に描かれる田有のような個々の隊員は区別して考える必要があります。
【初登場から二千人将へ】田有の経歴と昇進を年表で整理
田有の経歴を追うと、信との関係が深まるにつれて役割も変わっていくことがわかります。初期は腕力に優れた伍長として登場しますが、飛信隊の拡大後は、古参兵として部隊を支える立場へと成長していきます。
| 時期・作品上の段階 | 出来事 | 田有の役割・注目点 |
|---|---|---|
| 原作第5巻 | 蛇甘平原の戦いの時期に初登場 | 伍作りで人気を集める怪力の兵士として描かれる |
| 原作第8巻・第82話「百将」 | 信が甲冑を購入する場面で再登場 | 大工の棟梁という本職が明らかになり、信を支援する |
| 飛信隊の結成・拡大期 | 信の率いる部隊に加わる | 第十四伍長の一人として、古参メンバーの立場を担う |
| 馬陽の戦い | 信の特殊な百人部隊が編成される | 怪力を持つ伍長として、兵の選抜や部隊の戦力を支える |
| 原作第59巻の時期 | 信が秦へ戻った後のエピソード | 信の新しい住まいを建てる棟梁としての一面が描かれる |
| 後の原作展開 | 飛信隊のさらなる拡大 | 二千人将へ昇進し、部隊を支える古参の将として活躍する |
田有の来歴で注目したいのは、信と再会した場面です。蛇甘平原の戦いを経て百人将へ昇進した信は、甲冑を買おうとします。しかし、若い信を冷やかしだと思った店側は、簡単には売ってくれません。
そこに現れた田有は、信が初陣で大きな働きをした人物だと周囲に紹介し、甲冑を手に入れられるよう助けます。田有が信の活躍をきちんと見ていたこと、そして実力を認めた相手を応援する姿勢が伝わる場面です。
また、飛信隊が大きくなるにつれ、田有自身も階級を上げていきます。初期の伍長という立場から、後の原作では二千人将へと昇進しています。これは、田有が一時的な助っ人ではなく、長期にわたって信の軍を支える存在であることを示しています。
【飛信隊での役割と強さ】田有は竜川より強いのか?
田有の強さを語る際に外せないのが、怪力を生かした戦闘能力です。大きな体格を生かして敵に立ち向かい、味方を守る場面でも存在感を発揮します。飛信隊には個性豊かな兵士が集まっていますが、田有はその中でも、腕力と頼もしさを象徴する人物です。
ただし、田有は武勇だけで評価されるキャラクターではありません。信が率いる部隊は、戦闘を重ねながら規模を拡大していきます。初期から所属する田有は、部隊の変化を知る古参として、新たに加わる兵士たちと信をつなぐ存在でもあります。
田有の強さを考えるうえでは、純粋な腕力、戦場での役割、組織を支える能力を分けて見ることが大切です。作中での活躍は、単純な力比べだけでは測れません。
田有と竜川の怪力を比較田有と比較されることが多い人物が、同じ飛信隊の竜川(りゅうせん)です。竜川も巨体と圧倒的な腕力を持つ兵士であり、怪力という点では田有と共通しています。
キャラクター解説では、竜川の膂力は田有の約3倍と紹介されることがあります。この比較を踏まえると、純粋な腕力の大きさでは竜川が上回る設定として理解できます。ただし、これは田有が弱いという意味ではありません。竜川の突出した怪力と、田有の安定した働きは、それぞれ別の魅力です。
- 田有:怪力に加え、仲間への気配りや古参兵としての安定感がある。
- 竜川:飛信隊でも屈指の怪力を誇り、突破力が求められる場面で存在感を発揮する。
二人の比較で見落としたくないのは、飛信隊が一人の最強兵士だけで成立しているわけではないことです。敵陣を突破する力、仲間を守る力、部隊をまとめる力が組み合わさって、軍としての強さが生まれます。田有は、その中で怪力と信頼感の両方を担う人物です。
田有の評判を支えるもの田有の評判は、派手な一騎討ちの勝利だけに依存していません。信が甲冑を買えずに困っていたときに手を差し伸べたことや、羌瘣が消耗した際に支える描写、信を危険から守る場面など、仲間のために体を張る姿が印象に残ります。
また、初期から飛信隊に所属する田有は、信の成長と部隊の拡大を見届けてきた人物です。大将軍を目指す信の夢を、戦場でも日常でも支えている点に、田有ならではの価値があります。
【大工の棟梁という来歴】甲冑と信の家にまつわる名シーン
田有のプロフィールで意外性があるのは、戦場に立つ兵士でありながら、大工の棟梁という本職を持っていることです。この設定は、信との関係を描くうえで大きな意味を持ちます。
初期の田有は、蛇甘平原の戦いで活躍した信を認め、後に甲冑の購入を助けます。そのとき、周囲の人物から「棟梁」と呼ばれていることから、大工を率いる立場にあることがわかります。戦場での腕力だけでなく、職人としての社会的なつながりも持っているのです。
名シーン1:信の甲冑購入を助ける信が甲冑を買おうとした際、田有は彼の初陣での働きを知っており、周囲に信の実績を伝えます。信はまだ若く、見た目だけでは百人将という立場を信用してもらえませんでした。田有はその状況を変え、信が甲冑を手に入れる手助けをします。
この場面の見どころは、田有が信の肩書だけでなく、実際の戦いぶりを評価していることです。実力を認めた相手を支援する姿勢は、その後の飛信隊での関係にもつながっています。
名シーン2:信の家を建てる田有の棟梁としての能力が改めて生きるのが、信の住まいをめぐるエピソードです。原作第59巻の時期には、信の家を田有が建てたことが描かれています。戦場で仲間を支えるだけでなく、帰還後の生活まで支援する姿が印象的です。
信が将として成長し、地位を高めていく一方で、田有はその成長を具体的な形にして支えます。甲冑の購入と家の建築は、物語の初期と後期をつなぐエピソードです。戦場での信頼が、日常生活の助け合いにも続いている点に注目すると、田有という人物をより深く理解できます。
名シーン3:仲間を守る大きな体田有の体格は、戦闘時にも仲間を守るための強みになります。羌瘣が力を使い果たして倒れた際に抱えて運ぶ描写や、信を敵の攻撃から守ろうとする場面は、怪力と優しさが結び付いた例です。
田有は物語の中心で華々しい活躍を続けるタイプではありません。それでも、危険な状況で仲間を支える行動が積み重なり、飛信隊にとって欠かせない存在になっています。棟梁としての仕事も含め、田有の強さは「自分が目立つこと」より「仲間の役に立つこと」に向けられているのです。
【声優は誰?】歴代キャストと原作・アニメの違い
アニメ版『キングダム』で田有を演じる声優は、シリーズによって異なります。キャスト情報を整理したアニメ情報サイトなどによると、第1・第2シリーズでは林和良、第3シリーズ以降では関口雄吾が担当しています。
- 第1・第2シリーズ:林和良
- 第3シリーズ以降:関口雄吾
このため、初期シリーズを見直した人が後のシリーズを視聴すると、田有の声の印象が変わったと感じることがあります。長期シリーズではキャスト変更がキャラクターの印象にも影響するため、過去の出演情報と現在の配役を区別しておくと混乱しません。
なお、テレビアニメ『キングダム』の公式サイトでは、原作・監修が原泰久、アニメーション制作がスタジオぴえろとスタジオ サインポストであることなど、作品の基本情報が案内されています。田有のような脇を固めるキャラクターも、長い物語を支える重要な存在です。
原作漫画とアニメで田有はどう違う?原作とアニメの違いを考える場合、まず押さえておきたいのは、田有の基本設定です。怪力の持ち主であり、飛信隊の古参であり、大工の棟梁でもあるという人物像は、田有を理解するための中心的な要素です。
漫画ではコマの構図や表情、台詞から田有の人柄を読み取ります。一方、アニメでは声優の演技や動き、音響によって、体格の大きさや仲間を支える雰囲気が表現されます。同じ場面でも、媒体が変わることで印象が変化する点が見どころです。
田有の来歴や役割については、原作の基本設定を踏まえて比較するのが自然です。特定の場面の演出や尺の違いを、キャラクター設定そのものの変更と混同しないようにすると、原作とアニメの両方を楽しめます。
【2026年最新ゲーム評価】キングダム乱・覇道での性能とおすすめ編成
田有は漫画・アニメだけでなく、スマートフォン向けゲーム『キングダム 乱-天下統一への道-』や『キングダム 覇道』にも登場します。ただし、ゲームにおける評価は、原作での強さや人気とは別に考える必要があります。ゲーム内の役割、技能、編成相性、対象コンテンツによって使い勝手が変わるためです。
キングダム乱:騎兵としての能力を確認攻略情報サイト「ゲームエイト」の2026年8月25日更新ページでは、田有は秦国所属・飛信隊の騎兵武将として掲載されています。同ページに記載されたステータスは、体力8069、攻撃力1917、防御力1876です。
一方、同ページのコンテンツ別評価欄には、明確な順位や評価点が示されていません。そのため、これらのステータスだけを根拠に、田有をゲーム内の最強クラスと判断することはできません。
田有を育成する場合は、手持ちの武将や挑戦するコンテンツとの相性を優先して考えるのが現実的です。育成状況やゲームの更新によって評価は変わり得るため、最新のスキル情報と編成条件を合わせて確認するとよいでしょう。
キングダム覇道:対物攻撃を生かす編成「GameWith」の2026年10月1日更新情報では、『キングダム 覇道』の田有はSR、天賦650、闘タイプとして紹介されています。戦法「巨漢の一撃」は、自部隊の攻撃と防御をそれぞれ10%上昇させたうえで、攻撃対象に対物200%の攻撃を行う性能です。
この性能で注目したいのは、対人戦の武将撃破だけではなく、軍陣や詰所などの施設・物体への攻撃に適している点です。田有の強みは、敵武将を圧倒することよりも、対物攻撃を必要とする場面で役割を果たすことにあります。
同サイトが紹介する最新シーズン向けの編成例では、楚水を主将に置き、副将にカク備と田有、補佐に崇原と中鉄を組み合わせています。飛信隊の個性を持つ武将との連携を活用しながら、対物性能を高める考え方です。
また、序盤向けの編成としては、田有を主将にして沛浪と中鉄を組み合わせる案も紹介されています。手持ちの武将が少ない場合は、所持状況に合わせて編成を組み替えるとよいでしょう。
ゲームで田有を採用する際の判断基準田有を編成に入れるかどうかは、単純なランキングだけでなく、使いたい場面に応じて判断することが大切です。
- キングダム乱:兵種やステータス、育成状況を確認し、手持ちの武将との相性を考える。
- キングダム覇道:対物攻撃が必要な軍団戦や施設攻略で、田有の戦法を活用する。
- 飛信隊中心の編成:飛信隊の個性を持つ武将との連携を意識し、戦法の発動や部隊全体の役割を整える。
田有は、どの場面でも万能な最強キャラクターとして扱うよりも、対物攻撃や飛信隊との連携といった長所を理解して採用するほうが、性能を生かしやすい武将です。原作での怪力というイメージをそのままゲームの総合評価に置き換えず、作品ごとのルールに沿って評価が必要です。
【田有キングダム】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:田有の読み方は何ですか? A1:田有は「でんゆう」と読みます。秦国の飛信隊に所属する古参メンバーで、怪力と仲間思いの性格が特徴です。
Q2:田有は実在した歴史上の人物ですか? A2:『キングダム』の田有と同一人物だと確認できる歴史記録は、主要な史料からは知られていません。史実上の武将・李信と、作品独自の登場人物である田有は区別して考える必要があります。
Q3:田有の現在の階級は何ですか? A3:後の原作展開では二千人将として描かれています。初期の伍長から昇進し、飛信隊を支える古参の将へと成長しています。
Q4:田有と竜川では、どちらが強いですか? A4:純粋な腕力では、竜川の膂力が田有の約3倍と紹介されることがあり、竜川が上回る設定として知られています。ただし、戦場での役割や仲間を支える能力まで含めると、単純な腕力だけでは比較できません。
Q5:田有のアニメ版声優は誰ですか? A5:第1・第2シリーズは林和良、第3シリーズ以降は関口雄吾です。シリーズによって担当声優が異なるため、視聴した時期によって声の印象が変わることがあります。
Q6:田有はゲームでも強いですか? A6:ゲームによって評価の基準が異なります。『キングダム 覇道』では対物200%攻撃を持ち、施設攻略などで役割を発揮します。『キングダム 乱』では、最新のステータスやコンテンツ別の評価、手持ちの武将との相性を確認して判断するのがおすすめです。
田有は『キングダム』の初期から登場し、信の成長と飛信隊の拡大を支えてきた古参メンバーです。蛇甘平原の戦いで存在感を示し、信の甲冑購入を助け、大工の棟梁として信の家を建てるなど、戦場と日常の両方で仲間を支えています。
強さの面では、巨体と怪力が大きな特徴です。ただし、竜川との比較でわかるように、腕力だけが田有の価値を決めるわけではありません。仲間を守る姿勢、長く飛信隊を支えてきた経験、棟梁としての技術も、田有を魅力的なキャラクターにしている要素です。
アニメ版ではシリーズによって声優が変わり、ゲームでは作品ごとに性能や役割が異なります。2026年のゲーム攻略情報を参考にする際は、更新日と対象コンテンツを確認し、原作での人物像とゲーム内の評価を分けて捉えることが大切です。
田有は、信のように物語の最前線で夢を叫ぶ人物ではありません。しかし、仲間の活躍を認め、必要な場面で手を差し伸べ、部隊の成長を支え続ける存在です。飛信隊の強さを理解するなら、目立つ将だけでなく、田有のように仲間を支える人物にも目を向けたいところです。