韓国の大ヒットアクション映画『犯罪都市』シリーズは、マ・ドンソク演じる怪物刑事マ・ソクトと、作品ごとに異なる強烈な敵役との激突が見どころです。第1作のユン・ゲサン、第2作『犯罪都市 THE ROUNDUP』のソン・ソック、第3作『犯罪都市 NO WAY OUT』のイ・ジュニョクや青木崇高、第4作『犯罪都市 PUNISHMENT』のキム・ムヨルなど、歴代キャストには韓国・日本の実力派俳優が名を連ねています。
さらに2026年5月29日には、日本オリジナルストーリーの『TOKYO BURST-犯罪都市-』が公開されました。水上恒司、ユンホ(東方神起)、福士蒼汰、オム・ギジュンらが出演し、マ・ドンソクもアソシエイトプロデューサーとして参加しています。この記事では、韓国版4作品と日本版のキャスト一覧、俳優名と役名、歴代の敵役、両シリーズの違いを2026年10月時点の公式作品情報をもとに整理します。
【まずは全体像】犯罪都市シリーズの歴代作品とキャストの基本

『犯罪都市』は、警察と犯罪組織の抗争を軸にした韓国のクライムアクションシリーズです。作品ごとに舞台や犯罪の種類、敵役が変わる一方、マ・ソクトの圧倒的な腕力と型破りな捜査スタイルがシリーズの核になっています。
韓国での公開年を基準にすると、シリーズ本編は2017年の第1作、2022年の『THE ROUNDUP』、2023年の『NO WAY OUT』、2024年の『PUNISHMENT』の4作品です。日本では各作品の劇場公開時期が韓国と異なるため、鑑賞順を調べる際はタイトルと公開年の両方を確認すると混乱を防げます。
なお、2026年の『TOKYO BURST-犯罪都市-』は、韓国版の物語をそのまま引き継ぐ第5作ではありません。シリーズの世界観とつながる日本オリジナルストーリーとして制作された作品です。
【犯罪都市キャスト一覧】歴代4作品の俳優名・役名・敵役を比較
まずは、各作品の中心人物と敵役を一覧で確認しましょう。以下は日本で流通している作品名に合わせた主要キャストの比較です。
| 作品 | 主人公・主要人物 | 主な敵役 | 物語の軸 |
|---|---|---|---|
| 犯罪都市(2017年) | マ・ソクト:マ・ドンソク チョン・イルマン:チェ・グィファ チャン・イス:パク・ジファン |
チャン・チェン:ユン・ゲサン | ソウルの犯罪組織と中国系犯罪集団の抗争 |
| 犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年) | マ・ソクト:マ・ドンソク チョン・イルマン:チェ・グィファ チャン・イス:パク・ジファン |
カン・ヘサン:ソン・ソック | ベトナムを舞台にした凶悪犯の追跡 |
| 犯罪都市 NO WAY OUT(2023年) | マ・ソクト:マ・ドンソク チャン・テス:イ・ボムス |
チュ・ソンチョル:イ・ジュニョク リキ:青木崇高 一条:國村隼 |
新種合成麻薬、日本のヤクザ、汚職刑事をめぐる抗争 |
| 犯罪都市 PUNISHMENT(2024年) | マ・ソクト:マ・ドンソク チャン・イス:パク・ジファン |
ペク・チャンギ:キム・ムヨル チャン・ドンチョル:イ・ドンフィ |
国際IT犯罪組織と違法オンラインカジノをめぐる捜査 |
この一覧から分かるのは、マ・ドンソクを中心に据えながら、敵役の人物像と犯罪の構造を毎回大きく変えている点です。第1作は縄張り争い、第2作は冷酷な凶悪犯との死闘、第3作は複数勢力の対立、第4作はITを悪用した犯罪へと展開しています。
配給会社や各作品の公式サイトが紹介するキャスト情報を見比べると、敵役の俳優だけでなく、チョン・イルマンやチャン・イスといったシリーズを支える人物にも注目すると、作品間のつながりが理解しやすくなります。
【第1作・犯罪都市】マ・ドンソクとユン・ゲサンが激突
2017年製作の第1作『犯罪都市』は、ソウル南部の衿川警察を舞台に、警察と韓国のヤクザ、中国系犯罪集団の三つどもえの抗争を描きます。日本では2018年4月28日に劇場公開されました。
主人公マ・ソクトを演じるのはマ・ドンソク。屈強な体格と圧倒的な腕力を武器に、犯罪者にも物おじせず立ち向かう刑事です。豪快なアクションだけでなく、周囲の人間を巻き込みながら事件を解決する人間味も、このキャラクターの魅力になっています。
第1作の主要キャストは次のとおりです。
- マ・ソクト:マ・ドンソク — 衿川警察の強力班に所属する刑事。
- チャン・チェン:ユン・ゲサン — 韓国に進出した中国系犯罪集団を率いる冷酷な人物。
- チョン・イルマン:チェ・グィファ — マ・ソクトと行動をともにする班長。
- チャン・イス:パク・ジファン — 地元のイス派に関わる人物。
- ファン社長:チョ・ジェユン — 犯罪組織間の対立に関わる人物。
- 毒蛇:ホ・ソンテ — 地元の犯罪組織に関わる人物。
ここで間違えやすいのが「ユン・ゲサン」と「チャン・チェン」の関係です。ユン・ゲサンが俳優名で、チャン・チェンは演じた役名です。台湾の俳優チャン・チェンと混同しないようにしましょう。
第1作は、後のシリーズに登場するマ・ソクトの人物像を知るうえでも重要な作品です。敵役の残虐さだけを強調するのではなく、街の犯罪勢力の力関係や警察の捜査活動を描いているため、シリーズを初めて見る人にもおすすめです。
【第2作・THE ROUNDUP】ソン・ソック演じるカン・ヘサンの存在感
『犯罪都市 THE ROUNDUP』は2022年公開のシリーズ第2作です。マ・ソクトと班長チョン・イルマンが、犯罪者の身柄引き渡しに関係する任務でベトナムへ向かい、そこで凶悪犯カン・ヘサンの犯罪に直面します。
本作の大きな見どころは、マ・ソクトとカン・ヘサンの対決です。カン・ヘサンを演じるソン・ソックは、冷静さと暴力性を併せ持つ敵役を表現。主人公の豪快なアクションに対し、敵側の不気味さや予測しにくい行動が緊張感を生み出します。
主要キャストは以下のとおりです。
- マ・ソクト:マ・ドンソク — 型破りな捜査で犯罪者を追い詰める刑事。
- カン・ヘサン:ソン・ソック — ベトナムで凶悪犯罪に関わる主要な敵役。
- チョン・イルマン:チェ・グィファ — マ・ソクトとともに捜査に臨む班長。
- チャン・イス:パク・ジファン — 第1作から登場する人物。
- オ・ドンギュン:ホ・ドンウォン — 強力班の刑事。
- カン・ホンソク:ハジュン — 強力班の刑事。
- キム・サンフン:チョン・ジェグァン — 強力班の刑事。
ソン・ソックはドラマ『私の解放日誌』などでも知られる俳優です。『THE ROUNDUP』では、単純に腕力で主人公と競うのではなく、敵の行動そのものが周囲に恐怖を与える人物として存在感を発揮しています。
第1作と第2作を続けて見ると、シリーズの魅力がより明確になります。マ・ソクトの基本的な人物像は変わらない一方、敵役の性格や舞台が変化することで、同じアクション路線でも異なる緊張感が生まれているのです。
【第3作・NO WAY OUT/第4作・PUNISHMENT】歴代の強敵と注目キャスト
第3作『犯罪都市 NO WAY OUT』では、新種の合成麻薬事件をきっかけに、日本のヤクザや汚職刑事が関わる複雑な抗争が展開します。第4作『犯罪都市 PUNISHMENT』では、違法オンラインカジノなどに関係する国際IT犯罪組織が捜査の対象となり、敵のタイプがさらに変化します。
それぞれの主要キャストを確認しましょう。
『犯罪都市 NO WAY OUT』の主要キャスト
- マ・ソクト:マ・ドンソク — ソウル広域捜査隊で事件を追う刑事。
- チュ・ソンチョル:イ・ジュニョク — 麻薬事件に関わる汚職刑事。
- リキ:青木崇高 — 日本のヤクザ側から送り込まれる解決屋。
- 一条:國村隼 — 日本のヤクザの親分。
- チャン・テス:イ・ボムス — 捜査に関わる人物。
日本人俳優の青木崇高と國村隼が韓国の人気シリーズに参加したことも、第3作の特徴です。イ・ジュニョク演じるチュ・ソンチョルも物語を動かす重要人物であり、敵が一人だけではない構図が対立を複雑にしています。
『犯罪都市 PUNISHMENT』の主要キャスト
- マ・ソクト:マ・ドンソク — 国際的なIT犯罪組織を追う刑事。
- ペク・チャンギ:キム・ムヨル — 特殊部隊出身の元傭兵で、犯罪組織のリーダー。
- チャン・ドンチョル:イ・ドンフィ — IT分野に精通した犯罪組織のオーナー。
- チャン・イス:パク・ジファン — 捜査に協力する人物。
- チャン・テス:イ・ボムス — 関連する捜査に登場する人物。
配給元ハピネットファントム・スタジオの作品紹介によると、第4作の犯罪組織は、アプリを悪用した麻薬密売や違法オンラインカジノなどに関わっています。ペク・チャンギの戦闘能力に加え、チャン・ドンチョルが担うIT犯罪の側面が、従来の肉弾戦中心の作品とは違った要素になっています。
キム・ムヨルとイ・ドンフィは、異なる方向からマ・ソクトを追い詰める敵役です。肉体的な脅威と知能的な犯罪を組み合わせることで、シリーズの基本路線を維持しながら現代的な犯罪テーマを取り入れています。
【2026年最新】TOKYO BURST-犯罪都市-のキャスト一覧と役名
2026年5月29日に公開された『TOKYO BURST-犯罪都市-』は、韓国版の世界観とつながる日本オリジナルストーリーです。監督は内田英治、脚本は三嶋龍朗と内田英治。マ・ドンソクはアソシエイトプロデューサーとして参加しています。
物語の舞台は新宿・歌舞伎町。新宿中央署の新人刑事・相葉四郎と、来日した韓国警察庁の刑事チェ・シウが即席のバディを組み、ヤクザやホストグループ、国際犯罪集団が絡む事件に挑みます。
主要キャストと役名
- 水上恒司:相葉四郎 — 新宿中央署の組織犯罪対策課に所属する新人刑事。
- ユンホ(東方神起):チェ・シウ — 韓国ソウル特別市警察庁の刑事。
- 福士蒼汰:村田蓮司 — 国際手配中の犯罪集団のボス。
- オム・ギジュン:キム・フン — 国際手配中の犯罪集団のメンバー。
- 上田竜也:海斗 — 新宿最大のホストグループの総帥。
- ピエール瀧:岩城良平 — 岩城組の組長。
- 渋川清彦:小林清一 — 新宿中央署の組織犯罪対策課の係長。
- 青柳翔:西嶋拓也 — 新宿中央署の組織犯罪対策課の刑事。
- ヒコロヒー:吉井みゆき — 新宿中央署の組織犯罪対策課の刑事。
- 菅原大吉 — 新宿中央署の署長。
- 鶴見辰吾 — 民和党の幹事長。
- パク・ジファン:チャン・イス — 韓国ヤクザの人物として登場。
そのほか、長谷川慎、井内悠陽、木下暖日、とにかく明るい安村、霧島れいか、後藤剛範、ソンハクらも出演しています。役名の詳細については、映画公式サイトのキャスト・キャラクター紹介が確認の基準になります。
注目したいのは、韓国版シリーズでチャン・イスを演じてきたパク・ジファンが、日本版にも同じ役名で登場する点です。韓国版とのつながりを示す人物の一人であり、作品が単なる日本版リメイクではなく、シリーズの世界観を共有する企画であることを感じさせます。
また、水上恒司とユンホの刑事バディ、福士蒼汰とオム・ギジュンの犯罪集団という対立構造もポイントです。韓国版でマ・ソクトが担ってきた圧倒的な主人公像をそのまま別の俳優に置き換えるのではなく、日本の街と刑事たちを中心に新たな物語を組み立てています。
【韓国版と日本版の違い】キャストから分かるシリーズの魅力と選び方
韓国版と日本版を比べる際は、出演者の国籍だけでなく、主人公の配置、敵役の構成、物語の舞台に注目すると違いが見えてきます。
1.主人公の描き方が異なる
韓国版4作品は、マ・ドンソク演じるマ・ソクト刑事が一貫して物語の中心です。体格と腕力を生かしたアクション、豪快な捜査、コミカルなやり取りが作品を貫く特徴になっています。一方、日本版では水上恒司演じる相葉四郎と、ユンホ演じるチェ・シウのバディが物語を引っ張ります。
2.敵役は作品ごとに方向性が違う
ユン・ゲサンのチャン・チェン、ソン・ソックのカン・ヘサン、イ・ジュニョクや青木崇高が関わる第3作の対立構造、キム・ムヨルとイ・ドンフィの第4作の犯罪組織は、それぞれ異なる脅威を持っています。敵役の個性を比較して見ると、シリーズの変化をより楽しめます。
3.日本版は新宿の街と多国籍な犯罪を前面に出す
『TOKYO BURST-犯罪都市-』では、歌舞伎町のヤクザやホストグループ、国際犯罪集団、国家権力が絡む事件が描かれます。日本の俳優陣を中心にしながら、ユンホやオム・ギジュン、パク・ジファンら韓国の俳優が加わることで、日韓のキャストが交錯する構成になっています。
どの作品から見るべきか
- シリーズの背景から理解したい人:第1作『犯罪都市』から公開順に見るのがおすすめです。
- 強烈な悪役を楽しみたい人:ソン・ソックの演技が印象的な『THE ROUNDUP』が候補になります。
- 日本人俳優の活躍を見たい人:青木崇高や國村隼が参加する『NO WAY OUT』、または日本オリジナルストーリーの『TOKYO BURST-犯罪都市-』が向いています。
- IT犯罪を題材にしたアクションが気になる人:『PUNISHMENT』が候補です。
反対に、犯罪組織との暴力的な抗争や激しい格闘描写が苦手な人には、シリーズの作風が合わない可能性があります。恋愛や日常ドラマを中心に楽しみたい場合は、視聴前に予告編や作品紹介でアクションの強度を確認すると選びやすくなります。
【犯罪都市キャスト】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:犯罪都市の主人公マ・ソクトを演じている俳優は誰ですか?
A1:韓国版の第1作から第4作まで、マ・ソクトを演じているのはマ・ドンソクです。2026年公開の日本版『TOKYO BURST-犯罪都市-』では、アソシエイトプロデューサーとして参加しています。
Q2:第1作のチャン・チェンを演じているのは誰ですか?
A2:ユン・ゲサンです。チャン・チェンは役名で、ユン・ゲサンが演じる中国系犯罪集団の主要人物です。
Q3:犯罪都市 THE ROUNDUPの敵役は誰ですか?
A3:主要な敵役カン・ヘサンを演じるのはソン・ソックです。ベトナムを舞台にした凶悪犯との対決が、シリーズ第2作の中心となります。
Q4:犯罪都市 NO WAY OUTとPUNISHMENTの敵役は誰ですか?
A4:『NO WAY OUT』ではイ・ジュニョク演じるチュ・ソンチョル、青木崇高演じるリキ、國村隼演じる一条が重要人物です。『PUNISHMENT』ではキム・ムヨル演じるペク・チャンギと、イ・ドンフィ演じるチャン・ドンチョルが主要な敵役として登場します。
Q5:2026年の日本版TOKYO BURST-犯罪都市-の主演は誰ですか?
A5:主演は水上恒司です。新宿中央署の新人刑事・相葉四郎を演じ、ユンホ演じる韓国の刑事チェ・シウとバディを組みます。福士蒼汰とオム・ギジュンも犯罪集団側の主要人物を演じています。
Q6:TOKYO BURST-犯罪都市-は韓国版シリーズの続編ですか?
A6:韓国版の物語をそのまま引き継ぐ本編の第5作ではなく、シリーズの世界観とつながる日本オリジナルストーリーです。新宿・歌舞伎町を舞台に、日本の刑事と韓国の刑事が事件を追います。
『犯罪都市』シリーズの魅力は、マ・ドンソク演じるマ・ソクトの一貫したキャラクターと、作品ごとに変わる敵役の個性にあります。ユン・ゲサン、ソン・ソック、イ・ジュニョク、青木崇高、キム・ムヨル、イ・ドンフィといった俳優の演技を比較すると、同じシリーズでも作品ごとに異なる緊張感があることが分かります。
韓国版を初めて見るなら、第1作から順に鑑賞することで登場人物の関係性やシリーズの変化を理解しやすくなります。一方、日本版『TOKYO BURST-犯罪都市-』は、水上恒司とユンホの刑事バディを中心に、歌舞伎町を舞台とした新しい物語を楽しめる作品です。
キャストを調べる際は、俳優名と役名を区別し、韓国版の4作品と日本版の出演者を分けて確認するのがポイントです。特にチャン・チェンとユン・ゲサンの関係、ソン・ソック演じるカン・ヘサン、パク・ジファン演じるチャン・イスなど、シリーズを通じて印象に残る人物を押さえると、作品同士のつながりをより深く楽しめます。