2026年10月現在、紅白歌合戦の歌手別視聴率を調べるうえで、最新の実績として確認できるのは、2025年12月31日に放送された第76回NHK紅白歌合戦のランキングです。2025年の歌手別視聴率では、特別企画で出演した松田聖子が39.9%で1位を獲得。2位のMrs. GREEN APPLEは39.4%、3位のAKB48は37.1%でした。
一方、歴代の歌手別視聴率に目を向けると、1998年の安室奈美恵が記録した64.9%が最高記録として知られています。2025年のトップ歌手と歴代最高記録にはどれほどの差があるのか。加えて、平均視聴率35.2%、瞬間最高視聴率40.7%、世帯視聴率と個人視聴率はそれぞれ何を意味するのか。ビデオリサーチの公表データと歌手別ランキングを照らし合わせながら、数字の読み方を整理します。
【2026年最新】2025年紅白歌合戦の歌手別視聴率ランキングTOP10

2025年の紅白歌合戦で最も高い歌手別視聴率を記録したのは、特別企画で登場した松田聖子でした。歌手別ランキングの集計では39.9%となり、白組の大トリを務めたMrs. GREEN APPLEの39.4%を0.5ポイント上回っています。
以下は、ビデオリサーチ調べ・関東地区の数値として掲載されている2025年の歌手別ランキングです。同率順位があるため、順位と掲載人数は分けて確認してください。
| 順位 | 歌手・出演者 | 視聴率 |
|---|---|---|
| 1位 | 松田聖子 | 39.9% |
| 2位 | Mrs. GREEN APPLE | 39.4% |
| 3位 | AKB48 | 37.1% |
| 4位 | MISIA | 36.7% |
| 5位 | TUBE | 36.4% |
| 6位 | 岩崎宏美 | 36.3% |
| 7位 | 矢沢永吉 | 36.0% |
| 7位 | 米津玄師 | 36.0% |
| 9位 | 玉置浩二 | 35.7% |
| 9位 | 福山雅治 | 35.7% |
出典:2025年紅白歌手別視聴率の掲載データ。数値は関東地区。同率順位を含みます。
なお、歌手別ランキングを転載した一部のウェブページには、Mrs. GREEN APPLEの数値を39.8%とする記載も見られます。ランキングを引用する際は、同じ集計表に基づく数値を使用することが大切です。本記事では、39.4%と掲載されているランキングデータを基準にしています。
【2025年の注目ポイント】松田聖子・ミセス・AKB48が上位に入った理由
2025年のランキングを読み解くうえで注目したいのは、異なる世代の視聴者に訴求するアーティストが上位に並んだことです。松田聖子、Mrs. GREEN APPLE、AKB48は、それぞれ出演の位置づけや視聴者が注目するポイントが異なります。
1位・松田聖子:39.9%松田聖子は特別企画で出演し、「青い珊瑚礁 ~Blue Lagoon~」を披露しました。歌手別ランキングで39.9%を記録し、2025年の首位となっています。長年にわたって知られる楽曲と、紅白という年末の大型音楽番組での特別な出演が、今回の結果を考えるうえでの注目点です。
ただし、視聴率だけで「松田聖子のファンが最も多い」と結論づけることはできません。放送時間帯、前後の企画、出演順、歌唱時間、番組全体の進行なども視聴率に影響するためです。今回の結果が示しているのは、あくまで当該時間帯のテレビ視聴動向です。
2位・Mrs. GREEN APPLE:39.4%Mrs. GREEN APPLEは2025年の紅白で大トリを務め、39.4%を記録しました。首位の松田聖子との差は0.5ポイントです。番組の終盤を担ったアーティストが高い数字を記録したことは、2025年の歌手別ランキングを特徴づける結果となりました。
一方、歌手別ランキングの順位だけで、アーティストの人気全体や楽曲の評価を比較することはできません。配信サービスの再生数、ライブ動員、音楽チャート、SNS上の反響などは、それぞれ別の対象を測る指標です。テレビの歌手別視聴率は、その一つとして捉える必要があります。
3位・AKB48:37.1%AKB48は37.1%で3位に入りました。松田聖子、Mrs. GREEN APPLEに続く上位となり、2025年のランキングでは36%台のMISIAやTUBEなどを上回っています。世代をまたいで知られるグループの出演が、年末のテレビ視聴のなかでどのような位置を占めるのかを考える材料になります。
上位3組の数字を見ると、首位の39.9%から3位の37.1%までは2.8ポイント差です。順位には差がついたものの、3組とも37%を超えています。歌手別視聴率を比較するときは、順位だけでなく、各アーティスト間の数値差にも注目すると、ランキングの実態をつかみやすくなります。
【歴代最高を比較】安室奈美恵64.9%、DREAMS COME TRUE62.0%、SMAPの記録
2025年の首位である松田聖子の39.9%は高い数字ですが、歴代の歌手別視聴率と比べると、さらに上の記録が存在します。歌手別ランキングの歴代データでは、安室奈美恵が1998年に記録した64.9%が最高です。2位はDREAMS COME TRUEの62.0%で、1990年代には60%を超える記録が複数残されています。
歴代記録を比較する際には、現在の歌手別視聴率と同じく、関東地区の数字を基準にしたランキングであることを確認しておきましょう。
歴代歌手別視聴率の主な記録- 1位・安室奈美恵:64.9%(1998年)。「CAN YOU CELEBRATE?」を披露した際の記録で、歴代最高として掲載されています。
- 2位・DREAMS COME TRUE:62.0%(1992年)。「晴れたらいいね」を歌唱した際の記録です。
- 3位・米米CLUB:60.3%(1995年)。60%を超えた歴代記録の一つです。
- 4位・玉置浩二:59.9%(1996年)。「田園」で記録しました。
- 5位・安室奈美恵:59.1%(1997年)。翌年の歴代最高記録に先立ち、前年も首位級の数字を残しています。
- 7位・SMAP:57.1%(2003年)。「世界に一つだけの花」による記録です。
これらの数値は、紅白の歴代歌手別ランキングに掲載されている主な記録です。
安室奈美恵の64.9%が際立つ理由1998年の安室奈美恵は、前年の紅白を最後に産休に入り、その後のステージ復帰が大きな注目を集めました。復帰への関心と「CAN YOU CELEBRATE?」という代表曲が重なった出演は、歴代最高記録の背景を理解するうえで重要です。単に楽曲の人気だけではなく、その年ならではの話題性も視聴率を考える材料になります。
2025年の松田聖子の39.9%と比べると、安室奈美恵の64.9%は25.0ポイント高い数字です。ただし、この差をそのまま現在と1990年代のアーティスト人気の差とみなすことはできません。テレビの視聴環境、放送を取り巻くメディアの数、番組の視聴習慣など、時代背景が異なるからです。
SMAPは歌手別最高視聴率を何回記録したのかSMAPも紅白の歌手別視聴率を語るうえで欠かせない存在です。歴代ランキングの集計では、SMAPは歌手別の最高視聴率を計8回記録したとされています。2000~2002年、2005~2007年には、それぞれ3年連続でその年のトップとなりました。2003年には「世界に一つだけの花」で57.1%を記録しています。
SMAPの記録が示すのは、一度だけ高い数字を残すことと、複数年にわたって年末の視聴者を引きつけ続けることは別の実績だという点です。歴代最高記録を比較するなら、単年の最高値と、複数年で首位を獲得した回数の両方を見ることで、紅白における存在感をより立体的に把握できます。
【数字の違いを解説】世帯視聴率・個人視聴率・瞬間最高視聴率とは
紅白歌合戦の視聴率を調べる際に混同しやすいのが、世帯視聴率、個人視聴率、瞬間最高視聴率、歌手別視聴率です。これらは似た数字に見えても、測定対象や時間幅が異なります。比較する前に、それぞれの意味を確認しましょう。
世帯視聴率:テレビを見ていた世帯の割合世帯視聴率は、調査対象となる世帯のうち、テレビ番組をリアルタイムで視聴していた世帯の割合を示す指標です。ビデオリサーチが公表している紅白の歴代データも、関東地区など地域ごとの世帯視聴率を掲載しています。
たとえば、2025年の第76回NHK紅白歌合戦は、第1部が30.8%、第2部が35.2%でした。ここでいう35.2%は第2部の番組平均世帯視聴率であり、紅白全編を一つの数字で表した平均ではありません。前半と後半を分けて比較することが大切です。
個人視聴率:視聴していた人の割合個人視聴率は、調査対象となる個人のうち、番組を視聴していた人の割合を示します。世帯視聴率が「テレビを見ていた世帯」を単位にするのに対し、個人視聴率は「人」を単位にする点が違います。
2025年の紅白では、第1部の平均個人視聴率が23.2%、第2部が26.4%でした。世帯視聴率の30.8%、35.2%と数値が異なるのは、集計する単位が違うためです。どちらか一方が正しい、あるいは間違っているという関係ではありません。
瞬間最高視聴率:番組中に最も高くなった場面の数字瞬間最高視聴率は、番組の放送中に最も高い視聴率を記録した時点の数値です。歌手別視聴率がアーティストの出演場面を比較するための数字であるのに対し、瞬間最高視聴率は番組全体のなかで最も高くなった瞬間に着目します。
2025年の紅白では、23時44分に白組の優勝が発表された場面で、瞬間最高視聴率40.7%を記録しました。これは松田聖子の歌手別視聴率39.9%とは異なる数字です。40.7%を松田聖子やMrs. GREEN APPLEの歌手別視聴率として紹介するのは誤りです。
歌手別視聴率:出演場面の数字を比較するランキング歌手別視聴率は、各アーティストの出演場面に対応する視聴率を整理し、比較するための指標です。ただし、ランキングの掲載元によって、歌唱中の最高値を用いるのか、出演時間帯の平均値を用いるのかなど、算出方法の説明が異なる場合があります。数値を引用する際は、同じ集計方法で作られたランキング同士を比較する必要があります。
また、ビデオリサーチの公式公開ページで確認できる紅白の歴代データには、第1部・第2部の番組平均世帯視聴率や個人視聴率が掲載されています。歌手別ランキングは、これらの部別平均とは集計単位が異なるため、両者を同じものとして扱わないようにしましょう。
【視聴率の推移と歴代比較】2020~2025年の紅白はどう変わった?
紅白歌合戦の視聴率は、年によって上下しています。2025年の第2部の平均世帯視聴率は35.2%で、2024年の32.7%から2.5ポイント上昇しました。2023年の31.9%からも回復しており、2025年は直近数年の推移を見るうえで節目となる数字です。
第2部の平均世帯視聴率を年ごとに並べると、次のようになります。
- 2020年:40.3%
- 2021年:34.3%
- 2022年:35.3%
- 2023年:31.9%
- 2024年:32.7%
- 2025年:35.2%
この数値はビデオリサーチの関東地区の公表データに基づく第2部の番組平均世帯視聴率です。2020年から2025年までを比較すると、2020年が40%を超えている一方、2021年以降は30%台で推移しています。2025年は前年から回復しましたが、2020年の水準には届いていません。
2025年の上昇をどう見るべきか2025年の紅白は、平均世帯視聴率が第1部30.8%、第2部35.2%となり、前年を上回りました。個人視聴率も第1部23.2%、第2部26.4%で、2024年の第1部21.1%、第2部23.4%をそれぞれ上回っています。世帯と個人の両方で前年を超えた点は、視聴率の推移を考えるうえで押さえておきたい事実です。
ただし、上昇の理由を一人の歌手や一つの企画だけに結びつけることはできません。紅白は長時間の番組であり、出演者、企画、放送時間、番組進行などが複合的に影響します。歌手別ランキングは番組内の注目場面を見つける手がかりになりますが、番組全体の視聴率が動いた原因を確定するには、さらに多くの情報が必要です。
歴代最高と近年の数字は単純比較できるのか歴代最高の安室奈美恵64.9%と2025年の松田聖子39.9%には、大きな差があります。しかし、この差をもって1990年代の歌手が現在の歌手より人気だったと断定するのは適切ではありません。
視聴率は、その時代のテレビ視聴環境や番組の位置づけとも関係します。過去の記録を評価するときは、最高値そのものに加えて、同じ年の番組平均、出演場面の話題性、当時の視聴環境も合わせて考える必要があります。歴代ランキングは記録の比較には有用ですが、アーティストの人気を一つの数字だけで測るものではありません。
【プロの結論】歌手別視聴率を正しく読む3つの基準紅白歌合戦の歌手別視聴率を比較するときは、次の3点を基準にすると、数字の意味を取り違えにくくなります。
- 基準1:集計対象をそろえる。 関東地区と他地域、世帯視聴率と個人視聴率、番組平均と歌手別の数値を混在させないこと。
- 基準2:同じ年の順位と歴代記録を分ける。 2025年の首位39.9%と、1998年の歴代最高64.9%は、異なる時代の記録です。順位を比較する際は、集計条件も確認しましょう。
- 基準3:視聴率と人気全体を区別する。 歌手別視聴率はテレビの視聴動向を示す指標であり、楽曲の配信数、ファンの人数、ライブの動員数を直接表すものではありません。
特に注意したいのは、歌手別視聴率、瞬間最高視聴率、番組平均視聴率を同じランキングの数字として並べないことです。それぞれの指標が答える問いは異なります。数字を正しく読み分ければ、2025年の松田聖子の首位や、安室奈美恵・DREAMS COME TRUE・SMAPの歴代記録を、より公平に比較できます。
【紅白歌合戦歌手別視聴率】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2025年の紅白歌合戦で歌手別視聴率1位になったのは誰ですか?
A1:松田聖子です。2025年の歌手別ランキングでは39.9%を記録し、2位のMrs. GREEN APPLEの39.4%、3位のAKB48の37.1%を上回りました。
Q2:紅白歌合戦の歌手別視聴率で歴代最高を記録した歌手は誰ですか?
A2:歴代ランキングでは、安室奈美恵が1998年に記録した64.9%が最高です。2位はDREAMS COME TRUEの62.0%で、1992年の記録とされています。
Q3:2025年の紅白歌合戦の平均視聴率は35.2%ですか?
A3:35.2%は第2部の平均世帯視聴率です。第1部は30.8%でした。個人視聴率は第1部23.2%、第2部26.4%であり、世帯と個人でも数字が異なります。
Q4:2025年の瞬間最高視聴率は何%でしたか?
A4:40.7%です。23時44分、白組の優勝が発表された場面で記録されました。歌手別1位の松田聖子の39.9%とは別の指標です。
Q5:歌手別視聴率と個人視聴率は同じものですか?
A5:同じものではありません。個人視聴率は、調査対象の個人のうち番組を視聴していた人の割合です。歌手別視聴率は出演場面を単位に比較するランキングであり、集計方法を確認して読む必要があります。
Q6:2026年の紅白歌合戦の歌手別視聴率ランキングは発表されていますか?
A6:2026年10月25日現在、2026年の紅白歌合戦はまだ放送されていません。そのため、2026年の歌手別視聴率ランキングは確定しておらず、最新の実績として参照できるのは2025年のランキングです。
2026年10月現在、紅白歌合戦の歌手別視聴率について最新の実績を確認するなら、2025年のランキングが出発点になります。1位は松田聖子の39.9%、2位はMrs. GREEN APPLEの39.4%、3位はAKB48の37.1%でした。番組全体では、第2部の平均世帯視聴率が35.2%、瞬間最高視聴率が40.7%となっています。
歴代記録では、1998年の安室奈美恵による64.9%が最高として知られ、DREAMS COME TRUEの62.0%やSMAPの複数年にわたる首位獲得も、紅白の視聴率史を振り返るうえで重要です。ただし、これらの数字は異なる時代の記録であり、現在のアーティストの人気を単純に順位づけるものではありません。
今後、2026年の紅白歌合戦の歌手別視聴率を比較するときも、まずはビデオリサーチの関東地区の公表値を確認し、世帯・個人・番組平均・瞬間最高・歌手別の違いを整理することが大切です。数字の意味を正しく押さえることが、紅白の歴代ランキングを公平に読み解くための最も確実な方法です。