2004年放送のドラマ『オレンジデイズ』。妻夫木聡演じる結城櫂と、柴咲コウ演じる萩尾沙絵を中心に、大学生たちの恋愛や友情、将来への葛藤を描いた青春ドラマは、放送から20年以上が経過した2026年も、印象的な場面とともにロケ地が語り継がれています。
実際の撮影場所として知られるのが、明青学院大学のキャンパスを演じた東洋英和女学院大学横浜キャンパス、沙絵が夕日を眺めた西郷山公園、5人が出かけたPICA富士西湖、そしてオレンジの会のメンバーが集う代々木公園の織田フィールドです。全国ロケ地ガイド(Ash)の作品別情報や各施設の公式案内を照らし合わせると、当時の撮影場所をたどる手掛かりと、現在訪問する際に知っておきたい事情が見えてきます。
【まず押さえる】オレンジデイズのロケ地が今も愛される理由

『オレンジデイズ』は、2004年4月から6月にかけてTBSの日曜劇場枠で放送された全11話のドラマです。脚本は北川悦吏子。結城櫂と萩尾沙絵をはじめとする5人の大学生が、恋愛や友情、障害との向き合い方、卒業後の進路などを通して成長していく姿が描かれました。
ロケ地巡りが今も楽しめる理由は、物語の舞台が架空の大学や街だけで完結せず、実在するキャンパス、公園、駅、飲食店、キャンプ場などに分散していることです。実際の街並みを歩くことで、ドラマの中でつながっていた登場人物たちの日常を、現実の地理に沿って追体験できます。
全国ロケ地ガイド(Ash)の作品別一覧には、東洋英和女学院大学やPICA富士西湖をはじめ、各話の撮影協力先とシーンに対応する場所が掲載されています。別のロケ地情報サイト「ロケどこ?」でも、エピソード別に複数の撮影場所が整理されています。こうした記録を組み合わせると、単に有名な場所を訪れるだけでなく、物語の進行に沿った巡礼ルートを考えやすくなります。
ただし、ドラマに登場した場所がすべて現在も同じ姿で残っているわけではありません。施設の運営状況、建物の建て替え、店舗の入れ替わり、大学の運営体制などによって、2004年当時と2026年の景観が異なる場合があります。訪問先を選ぶ際には、撮影場所としての記録と、現在の施設情報を分けて考えることが大切です。
【オレンジデイズのロケ地一覧】名シーンの撮影場所を比較
まずは、聖地巡礼の中心となるスポットを一覧で確認しましょう。所在地とシーンの対応は、全国ロケ地ガイド(Ash)や「ロケどこ?」などの作品別ロケ地情報を参考に整理しています。
| ロケ地 | ドラマでの主な役割 | 所在地・エリア | 訪問時のポイント |
|---|---|---|---|
| 東洋英和女学院大学 横浜キャンパス | 架空の明青学院大学のキャンパス | 神奈川県横浜市緑区三保町 | 大学の最新の見学条件を確認 |
| 西郷山公園 | 沙絵が夕日を眺める場面など | 東京都目黒区青葉台 | 展望台や園路からの景色に注目 |
| PICA富士西湖 | オレンジの会のメンバーが出かけたキャンプ場 | 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖 | 宿泊・施設利用条件を事前確認 |
| 代々木公園・織田フィールド | 手話での会話や、仲間たちが未来を誓う場面 | 東京都渋谷区神南 | 2026年の競技場利用停止期間に注意 |
| 横浜国立大学 常盤台キャンパス | 大学関連の撮影協力先の一つ | 神奈川県横浜市保土ケ谷区 | 撮影シーンと立ち入り条件を確認 |
| 魚萬 新宿西口大ガード店 | 第10話の飲食店関連シーンの撮影協力先 | 東京都新宿区西新宿エリア | 現在の店舗名・営業状況は別途確認 |
この一覧で押さえておきたいのは、ロケ地の性格がそれぞれ異なる点です。大学は作品全体の生活基盤、公園は登場人物の心情が表れる場所、キャンプ場は仲間同士の距離が縮まる場所として機能しています。飲食店や駅などの日常的な場所も、ドラマの現実感を支える重要な要素でした。
なお、横浜国立大学は作品の撮影協力先として記録されていますが、それだけで明青学院大学のモデル校だったと断定することはできません。実在する施設が撮影に使われた事実と、物語上のモデルとなった学校がどこかという問題は、分けて考える必要があります。
【名シーンの撮影場所】東洋英和・西郷山公園・PICA富士西湖を深掘り
東洋英和女学院大学 横浜キャンパス|明青学院大学の舞台『オレンジデイズ』の大学生活を象徴する場所が、神奈川県横浜市緑区三保町にある東洋英和女学院大学横浜キャンパスです。全国ロケ地ガイド(Ash)の作品情報では、ドラマに登場する明青学院大学のキャンパスとして紹介されています。キャンパスでの会話や学生生活の場面を思い浮かべながら作品を振り返るなら、最初に押さえたい場所です。
一方、「明青学院大学」という名称の学校が実在し、そのままロケ地になったわけではありません。ドラマの舞台として設定された大学名と、実際に撮影に使われた大学名を混同しないようにしましょう。東洋英和女学院大学に加えて横浜国立大学なども撮影協力先に挙がっているため、大学に関係するすべての場面が一つのキャンパスだけで撮影されたと考えるのも正確ではありません。
2026年度には、東洋英和女学院大学で人間社会学部の新設に伴う学部再編が行われ、従来の人間科学部と国際社会学部は新入生の募集を停止しました。これは大学の公式発表に記載された教育組織の変更です。大学そのものがなくなったという意味ではありません。現在のキャンパスへの立ち入りや見学については、大学が公表する最新の案内に従ってください。
西郷山公園|沙絵が夕日を眺めた場所東京都目黒区青葉台にある西郷山公園は、第2話で萩尾沙絵が夕日を眺める場面などの撮影場所として知られています。ロケ地情報では、第4話の櫂と沙絵が話をする場面も同公園に対応づけられています。
目黒区の公式施設案内によると、公園の所在地は目黒区青葉台二丁目10番28号。東急東横線の代官山駅から徒歩約15分です。斜面を利用した園路や展望台、落差約20メートルの人工滝があり、冬の晴れた日には富士山を望めることもあります。
この公園の魅力は、ドラマのシーンを思い出しながら、現在の街の景色や公園の地形を実際に体験できることです。訪れるなら、撮影場所の一点だけを探すのではなく、展望台からの眺めや園路の高低差にも注目すると、場面の雰囲気をより立体的に感じられます。
PICA富士西湖|オレンジの会のキャンプ場第5話でオレンジの会のメンバーが出かけたキャンプ場として記録されているのが、山梨県南都留郡富士河口湖町西湖にあるPICA富士西湖です。大学や都心の街並みとは異なり、仲間たちが日常から離れて過ごす場面を振り返れる、遠出向きの聖地です。
施設の公式案内によると、所在地は山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068-1。車では中央自動車道の河口湖インターチェンジから約15~20分です。公共交通機関を利用する場合は、河口湖駅から西湖民宿行きの路線バスなどで西湖民宿バス停まで向かい、そこから徒歩約1分が案内されています。
現在のPICA富士西湖は、コテージ、テントサイト、トレーラーなどを備えたキャンプ施設です。ドラマの撮影場所であることと、施設内を自由に見学できることは別の話です。宿泊や施設利用を前提に訪問計画を立て、場内のルールや予約条件を事前に確認してください。
【織田フィールドの真相】オレンジの会が未来を誓った場所と2026年の現状
代々木公園内にある織田フィールドは、『オレンジデイズ』の中でも仲間たちのつながりを象徴するロケ地です。全国ロケ地ガイド(Ash)の作品別情報では、第6話の櫂と沙絵が手話で話す場面、第10話で仲間たちが未来を誓う場面などに対応する場所として紹介されています。第10話では、オレンジの会のメンバーが集まる場所としても記録されています。
撮影場所としての織田フィールドは、東京都渋谷区神南二丁目にある代々木公園陸上競技場です。ドラマを見返してから訪れるなら、競技場周辺の位置関係や代々木公園の広がりを確認すると、場面の背景を理解しやすくなります。
ただし、2026年10月25日現在、現地訪問で特に注意したいのが競技場の利用停止です。東京都公園協会が2026年9月15日に更新した公式案内によると、第三種公認陸上競技場の公認更新工事に伴い、織田フィールドは2026年7月1日から11月30日まで利用停止予定となっています。一般利用は12月から再開する予定ですが、工事や検定日程によって条件が変わる可能性があります。貸切利用の再開は2027年1月からの予定です。
ここで区別したいのは、競技場の利用停止と代々木公園全体の閉園は同じではないということです。競技場内に入れない期間でも、公園の利用条件に従って周辺を散策できる場合があります。ただし、工事区域や立入禁止区画には入らず、撮影場所を確認するために施設の柵を越えたり、競技場の利用者や工事関係者の妨げになったりしないようにしましょう。
また、作中の名シーンが織田フィールドのどの位置から撮影されたかを確認する場合、ロケ地情報に記載された場所と、現地で自由に立ち入れる範囲を混同しないことが大切です。2026年中に訪れるなら、施設の外周や公園内の一般開放エリアを中心に計画し、競技場の最新情報を確認してから出かけるのが現実的です。
【Googleマップ・ストリートビュー活用術】効率よく聖地巡礼する方法
複数のロケ地を訪れるなら、出発前の地図確認が欠かせません。全国ロケ地ガイド(Ash)は、作品ごとのロケ地一覧に加え、各地点の詳細画面からGoogleマップで位置を確認できる機能を案内しています。サイト上部のロケ地マップを使えば、作品に関連する撮影場所を地図上でまとめて把握できます。
ストリートビューは、現地に行く前に周辺の道路や建物の配置を確認するのに便利です。ただし、表示される画像は撮影時期によって古い場合があり、2026年の現地の姿をそのまま示しているとは限りません。建物が現存するか、店舗が営業しているか、入口が移動していないかといった情報は、最新の施設案内などと照らし合わせて判断しましょう。
効率よく巡るなら、東京の公園・街並みエリアと、横浜の大学エリア、山梨のキャンプ場エリアを分けて計画するのがおすすめです。都内の複数地点を一度に回る場合でも、施設の利用可能時間や徒歩移動の距離によって所要時間が変わります。山梨のPICA富士西湖は都心から離れているため、東京のスポットと同じ日に無理に組み込最初に、宿泊や周辺観光と合わせて計画すると余裕が生まれます。
- 大学を訪れる場合:所在地を確認したうえで、一般見学の可否や事前申請の必要性を大学の公式案内で確認する。
- 公園を訪れる場合:撮影場所の目印だけでなく、駅からの経路、園内の高低差、工事や通行規制も確認する。
- キャンプ場を訪れる場合:宿泊予約や施設利用条件を確認し、利用者向けエリアに無断で立ち入らない。
- 店舗を訪れる場合:ドラマ放送当時の店名だけで検索せず、現在の営業状況や所在地を別途調べる。
【2026年の聖地巡礼ガイド】アクセスと現地で守りたい注意点
『オレンジデイズ』のロケ地を訪れる際は、撮影当時の記録と現在の施設運営状況を分けて確認が必要です。特に大学、キャンプ場、飲食店のように、日常的に利用する人がいる場所では、作品のファンであっても自由に撮影したり、建物内に入ったりできるとは限りません。
東洋英和女学院大学横浜キャンパスでは、在学生や教職員の教育研究活動が行われています。一般見学の条件は大学の案内を確認し、許可されていない建物や敷地には入らないようにしてください。西郷山公園では、一般の公園利用者の通行を妨げず、三脚や撮影機材を使う場合も現地のルールに従うことが基本です。
PICA富士西湖では、キャンプ場の利用者が静かに過ごせる環境を守る必要があります。宿泊者専用エリアや各サイトに無断で立ち入ることは避け、施設が定める利用条件を確認しましょう。織田フィールドでは、2026年11月末までの利用停止予定と工事区域に注意し、現地の掲示や東京都公園協会の最新案内を優先してください。
飲食店のロケ地として記録されている魚萬 新宿西口大ガード店についても、2004年当時の撮影協力先という記録だけでは、2026年現在の店名、営業状況、店舗の外観まで確認できたことにはなりません。全国ロケ地ガイド(Ash)の作品情報には第10話の撮影協力先として記載されていますが、実際に訪問する場合は、現在の店舗情報を改めて確認する必要があります。
また、ロケ地での写真撮影は、一般の通行人や施設利用者が写り込まないよう配慮しましょう。大学や店舗の敷地内で撮影したい場合は、施設管理者の許可が必要かを確認してください。住宅や集合住宅など、個人の生活空間に関わる場所は、外観の確認にとどめ、住民のプライバシーを尊重することが欠かせません。
聖地巡礼は、作品の思い出を現実の街と結びつける楽しみがある一方、ロケ地が現在も誰かの生活や仕事の場であることを忘れない姿勢が大切です。場所を訪れること自体を目的にするのではなく、施設や地域への配慮を含めて計画することが、長く愛される作品のロケ地を守ることにもつながります。
【オレンジデイズロケ地】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:明青学院大学のモデルは実在する大学ですか?
A1:明青学院大学はドラマ内の大学名です。撮影場所として知られるのは東洋英和女学院大学横浜キャンパスで、横浜国立大学なども撮影協力先に記録されています。ただし、撮影に使われたことと、物語上のモデル校であることは同じではありません。
Q2:2026年現在、織田フィールドのロケ地を訪問できますか?
A2:東京都公園協会の2026年9月15日更新の案内では、競技場は7月1日から11月30日まで利用停止予定です。代々木公園全体の利用と競技場内への立ち入りは区別し、工事区域を避けてください。一般利用は12月から再開予定ですが、訪問直前に最新の公式案内を確認しましょう。
Q3:オレンジデイズのロケ地をGoogleマップやストリートビューで調べられますか?
A3:全国ロケ地ガイド(Ash)の作品別ページでは、ロケ地マップやGoogleマップを使って撮影場所を確認できます。ストリートビューも周辺の道路や建物を調べるのに便利ですが、画像の撮影時期によっては現在の景観と異なるため、施設の公式情報も併用してください。
『オレンジデイズ』のロケ地巡りでは、明青学院大学の舞台となった東洋英和女学院大学横浜キャンパス、沙絵が夕日を眺めた西郷山公園、オレンジの会が出かけたPICA富士西湖、仲間たちの誓いの場となった代々木公園の織田フィールドが、特に押さえておきたいスポットです。
2026年は、大学の学部再編や織田フィールドの利用停止期間など、撮影当時にはなかった事情もあります。全国ロケ地ガイドの一覧やGoogleマップで場所を把握し、大学・施設・公園の最新案内を確認してから訪問すれば、移動の無駄や現地での行き違いを減らせます。
大切なのは、ドラマの中の風景をそのまま探すだけでなく、実在する街や施設が20年以上の時間を経てどう変わったのかにも目を向けることです。作品の名シーンを思い返しながら、現在の景色と丁寧に向き合う。それが『オレンジデイズ』の聖地巡礼を、より深く味わうための方法です。