2026年現在、元第68代横綱・朝青龍ことドルゴルスレン・ダグワドルジ氏は、モンゴルを拠点に実業家として活動する一方、SNSで社会問題や政治に関する発信を続けている。直近では、2026年10月にモンゴル東部で発生した大規模な草原火災をめぐり、X(旧Twitter)で報道のあり方や責任の所在に疑問を呈し、日本の首相官邸を訪問する意向も示した。
現役時代は幕内優勝25回を記録し、圧倒的な強さと奔放な言動で大相撲の歴史に名を残した朝青龍。2010年の引退から16年が経過した現在、どのような仕事をしているのか。甥の豊昇龍との関係、妻オギーさんとの再婚生活、年収や資産の実態、そして現在の評判まで、2026年10月時点の報道と日本相撲協会の公式記録をもとに整理する。
【2026年最新】朝青龍の現在は?モンゴルでの仕事とXの最新投稿

朝青龍の現在を知るうえで欠かせないのが、モンゴルでの実業家としての活動と、本人が運用するSNSでの発信だ。
2022年12月にフジテレビ系の番組「爆買いスター恩返し」に出演した際、朝青龍は自身の仕事について、銀行を経営し、観光ビジネスも手掛けていると説明した。また、甥の豊昇龍は2023年のテレビ番組で、朝青龍が所有するリゾート施設「アサーランド」で過ごした経験を語っている。土俵を離れた後、事業活動を生活の中心に据えてきたことがうかがえる。
ただし、個々の企業の最新の役職、売上高、利益、保有株式などが一括して公開されているわけではない。銀行や観光関連事業を手掛けているという本人の説明と、事業全体の規模や経営実績は分けて考える必要がある。
2026年10月のX投稿で注目された草原火災問題2026年10月、朝青龍の発信が大きな注目を集めたのが、モンゴル東部ドルノド県のヌムルグ自然保護区で発生した大規模な草原火災をめぐる問題だ。
日刊スポーツやJ-CASTニュースなどの報道によると、火災は10月8日に発生。報道では、被災範囲は約5,288平方キロに及び、自然保護区の約8割が被災したと伝えられた。通信大手KDDIの子会社であるモンゴルの通信事業者モビコムの活動との関連も報じられ、モンゴル政府が損害賠償請求を検討しているとされた。
朝青龍は10月21日、Xで現地の国会議員の関与にも説明が必要ではないかという趣旨の投稿を行った。23日には報道への疑問を示し、「報道の圧力って。」と発信。26日には、モンゴル側と日本側の双方で問題を風化させようとする動きがあると主張し、内容を精査したうえで近いうちに内閣総理大臣官邸を訪れる意向を示した。
これらは朝青龍本人が表明した見解であり、火災の原因や責任の所在を確定するものではない。企業活動との関係、現地関係者の対応、被害の実態については、それぞれの事実関係を区別して見る必要がある。2026年10月時点の朝青龍は、相撲界の著名人という枠を超え、母国の問題について公に意見を述べる人物としても注目されている。
【プロフィール・年表】第68代横綱・朝青龍の経歴と優勝25回の実績
朝青龍明徳は1980年9月27日、モンゴルのウランバートルで生まれた。本名はドルゴルスレン・ダグワドルジ。日本相撲協会の公式プロフィールによると、1999年1月場所で初土俵を踏み、2003年3月に第68代横綱へ昇進した。
幕内最高優勝は25回。生涯戦歴は669勝173敗76休で、横綱在位は2003年3月から2010年1月までとなっている。184センチの体格を生かし、右四つ、寄り、突っ張りを武器に、スピードと攻撃力を兼ね備えた相撲で一時代を築いた。
朝青龍の歩みを、引退後の活動も含めて振り返ると次のようになる。
| 時期 | 出来事 | 主なポイント |
|---|---|---|
| 1980年9月 | モンゴル・ウランバートルで誕生 | 本名はドルゴルスレン・ダグワドルジ |
| 1999年1月 | 初土俵 | 若松部屋に入門し、のちに高砂部屋へ |
| 2003年3月 | 第68代横綱に昇進 | モンゴル出身力士として初の横綱 |
| 2010年1月場所 | 現役最後の場所 | 幕内優勝25回目を達成 |
| 2010年2月4日 | 引退を表明 | 暴行問題をめぐり、日本相撲協会が引退勧告 |
| 2022年12月 | テレビ番組で近況を紹介 | 銀行経営や観光ビジネスについて説明 |
| 2025年1月 | 甥の豊昇龍が横綱昇進 | 昇進前に電話で激励の言葉を交わす |
| 2026年10月 | 草原火災をめぐるX投稿 | 報道や責任の論じ方について意見を表明 |
出典は日本相撲協会の公式プロフィール、日刊スポーツの引退当時の報道、フジテレビ系番組の放送内容など。競技成績については、本人の知名度や話題性とは別に、公式記録で確認できる数字が評価の基礎となる。
特に幕内優勝25回という実績は、朝青龍のキャリアを語るうえで外せない。引退直前の2010年1月場所でも優勝しており、競技力が衰えて成績を残せなくなったことだけを理由に引退したわけではない点も重要だ。
【引退理由の真相】2010年に朝青龍はなぜ土俵を去ったのか
朝青龍の引退を直接引き起こしたのは、2010年1月場所中に発覚した一般男性への暴行問題をめぐる騒動だった。
日刊スポーツの当時の報道によると、問題となったのは1月16日未明の出来事だ。当初は個人マネジャーが被害者として名乗り出たと伝えられたが、その後、相手は別の一般男性だったと報じられた。騒動は、横綱としての品格や説明責任を問う問題へと発展した。
引退に至るまでの経緯2010年1月場所で25回目の幕内優勝を果たした朝青龍は、場所終了後も騒動への対応を迫られた。2月4日、日本相撲協会は理事会で事情を聴き、引退を勧告。同日、朝青龍は引退を表明した。
翌5日の日刊スポーツは、本人が現役続行を望んでいたものの、解雇などの事態を避けるために引退勧告を受け入れた経緯を報じている。つまり、本人が競技生活に区切りをつけたいと考えて自主的に引退したという単純な話ではなく、協会の処分方針が決定的な要因となった。
また、引退後の2010年7月には、警視庁が傷害容疑で朝青龍を書類送検したと日刊スポーツが報じた。引退表明と、その後の捜査手続きは別の出来事として整理する必要がある。
強さと品格をめぐる評価が分かれた理由朝青龍は、圧倒的な勝負強さで多くのファンを魅了した一方、現役時代には土俵外での言動も繰り返し報道された。横綱には成績だけでなく、相撲界を代表する立場としての振る舞いも求められる。今回の騒動が深刻化した背景には、この期待と本人の言動をめぐる摩擦があった。
引退理由を「暴行騒動だけ」と短く説明すると、処分に至るまでの経緯が見えにくくなる。一方で、本人の相撲の実績まで騒動によって否定されるわけでもない。競技者としての評価と、引退時の問題に対する評価は、分けて考えることができる。
【豊昇龍との関係】叔父と甥は不仲だった?2025年の横綱昇進で何が起きたのか
朝青龍の甥として知られる豊昇龍は、2025年1月場所で優勝し、同月29日に日本相撲協会から第74代横綱への昇進を承認された。叔父と甥がともに横綱になったことで、2人の関係にも改めて注目が集まった。
ただし、親族だから常に親密な関係にあったというわけではない。2025年1月の報道では、豊昇龍と朝青龍は一時、約1年にわたって連絡を取っていなかったと伝えられている。週刊文春も、2人の関係について、近づいたり距離が生じたりする時期があったと報じた。
横綱昇進前の電話で交わした言葉日刊スポーツによると、豊昇龍は横綱昇進の伝達式を控えた1月28日、叔父に電話で報告した。朝青龍からは「強くなったな」と声をかけられ、加えて、協会の看板力士として自覚を持って行動するよう助言されたという。
この電話は、2人の関係を理解するうえで重要な出来事だ。報道されてきた距離感があった一方、豊昇龍の大きな節目には連絡を取り、横綱としての心構えを伝えるやり取りがあった。
豊昇龍は朝青龍の後継者なのか豊昇龍は叔父に似た風貌や激しい相撲で比較されてきたが、本人は独自の実績を積み上げる力士でもある。朝青龍の存在は相撲を志すきっかけの一つとなったが、横綱昇進は豊昇龍自身が土俵で結果を残したことによるものだ。
したがって、2人の関係を単純に「不仲」あるいは「完全に和解」と決めつけるのは適切ではない。確認できるのは、距離が生じたと報じられた時期がありながら、2025年の横綱昇進を機に電話で言葉を交わしたという事実だ。現在の私的な交流頻度や関係の細部については、本人たちが公表した情報の範囲を超えて断定できない。
【妻・再婚・年収・資産】朝青龍の私生活とお金の実態
朝青龍の現在を調べる人が気にするテーマの一つが、妻との生活や再婚の経緯だ。報道によると、朝青龍は2002年12月にモンゴル人女性と結婚した後、2009年に離婚を発表。その後、オギーさんと再婚した。
現在の妻オギーさんとの近況オギーさんは朝青龍より14歳年下のモンゴル出身女性で、2022年12月にフジテレビ系「爆買いスター恩返し」でテレビに初登場した。朝青龍は番組内で、妻との間に娘が3人いることも明かしている。
2026年8月には、朝青龍がInstagramで妻とのツーショットを公開。オリコンニュースや日刊スポーツは、2人が銀座での外出を楽しむ様子を報じた。少なくとも、2026年夏には夫婦で過ごす近況を本人がSNSを通じて発信していたことが確認できる。
一方、妻の職業や日常生活、家族の詳しい情報については、本人が公開している範囲と報道で紹介された内容に限りがある。家族に関する話題は、公開された写真や本人の発言を基に理解するのが適切だ。
朝青龍の年収はいくら?資産総額は公表されているのか朝青龍の年収や総資産について、信頼できる公的資料から現在の金額を確定することはできない。銀行経営や観光事業に携わっていることは本人の過去の発言から確認できるが、事業の売上高、利益、個人資産の総額は別の情報だ。
インターネット上には、朝青龍の資産を数十億円、あるいはそれ以上とする推定が見られる。しかし、資産の内訳、企業の持ち分、不動産の評価額、負債などが明らかでなければ、推定額の正確性を検証することは難しい。年収と資産総額も同じ意味ではない。
引退時の金銭については、2010年2月の日刊スポーツが、関係者の情報として特別功労金約1億2,000万円、力士養老金と勤続加算金を合わせて約3,700万円と報じた。ただし、日本相撲協会は特別功労金の具体額を公式には公表しないと説明している。これらは引退時に関する報道であり、2026年現在の資産額を示す数字ではない。
朝青龍の経済的な成功を評価する場合は、実業家としての活動が確認できることと、具体的な年収・資産額が確認できることを分けて考える必要がある。事業を営んでいるという事実だけで、ネット上の高額な資産推定が裏付けられるわけではない。
【プロの結論】朝青龍の現在の評判と、情報を見極める3つの視点
朝青龍の現在の評判は、一つの言葉では説明しにくい。相撲界では幕内優勝25回という突出した実績が残る一方、引退時の騒動も広く記憶されている。引退後は実業家として活動し、家族との日常を公開する一方で、社会問題について率直な意見を発信する人物としても注目されてきた。
2026年10月の草原火災をめぐる投稿も、その特徴が表れた出来事だ。朝青龍は日本人だけに責任を求めるような論調や報道のあり方に疑問を示した。しかし、著名人の発言が大きく拡散されることと、その発言内容が事実として確定することは同じではない。今回の問題についても、本人の主張、報道機関が伝えた事実、調査や責任追及の進展を区別して追う必要がある。
1.相撲の実績は公式記録で確認する優勝回数、横綱在位期間、生涯戦歴などは、日本相撲協会の公式プロフィールで確認できる。こうした数字は、人物の印象やSNS上の評判に左右されない客観的な評価材料だ。朝青龍を知るうえでは、土俵上の功績を正確に押さえることが出発点になる。
2.本人のSNS投稿と報道内容を区別する本人のXやInstagramは、現在の関心事や生活の一端を知るための一次情報になる。ただし、本人の意見は、そのまま第三者や企業の責任を証明する資料にはならない。特に今回の草原火災のように複数の関係者が存在する問題では、報道された事実や公式発表と照らし合わせることが欠かせない。
3.家族情報や資産額は公開範囲を基準にする妻との写真や本人が語った家族の情報は確認できる一方、私生活の詳細や現在の資産総額には公表されていない部分がある。具体的な数字や家族構成を断定する記事を見かけた場合は、本人の発言、信頼できる報道、公的な記録のどれに基づいているのかを確認したい。
朝青龍の現在を理解する鍵は、現役時代の伝説だけで人物像を固定せず、引退後の事業活動、家族との近況、SNSでの社会的発信をそれぞれ追うことにある。実績は公式記録で、近況は本人の公開情報と報道で、未公開の数字は推測と事実を分けて見る。この視点があれば、話題性の高いニュースにも振り回されず、現在の姿をより正確に把握できる。
【朝青龍現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:朝青龍は2026年現在、何をしている?
A1:モンゴルを拠点に実業家として活動している。過去のテレビ出演では銀行経営や観光ビジネスについて本人が説明している。2026年10月には、草原火災をめぐる問題についてXで意見を発信した。
Q2:朝青龍のXでの最新投稿は何?
A2:2026年10月26日に報じられた投稿では、モンゴルの大規模草原火災について、問題を風化させようとする動きがあると主張し、内容を精査したうえで首相官邸を訪れる意向を示した。これは本人の主張であり、火災の原因や責任の確定とは区別する必要がある。
Q3:朝青龍は現在の妻と再婚している?
A3:再婚している。現在の妻はオギーさんで、2022年にテレビ番組で紹介されたほか、2026年8月にも夫婦のツーショットが公開された。家族に関する情報は、本人が公開した内容を中心に確認できる。
Q4:朝青龍の年収や資産はいくら?
A4:2026年現在の年収や総資産を確定できる公表資料はない。銀行経営や観光事業への関与は本人の説明で知られているが、ネット上の資産推定額を確定した数字として扱うことはできない。
2026年の朝青龍は、第68代横綱としての輝かしい実績を持ちながら、モンゴルでの事業活動やSNSでの発信を通じて存在感を保っている。妻オギーさんとの近況が公開され、甥の豊昇龍も横綱へと昇進するなど、土俵の外でも話題は尽きない。
一方、2010年の引退は暴行問題をめぐる騒動と協会の引退勧告が直接の契機だった。年収や資産の具体額についても、確かな公表情報がない以上、推定を事実として受け取ることはできない。
今後の注目点は、モンゴルでの事業活動に関する新たな公表情報、豊昇龍との交流、そして2026年10月の草原火災をめぐる本人の発信と問題の進展だ。現役時代の強さ、引退の経緯、現在の活動を切り分けて見れば、朝青龍という人物の歩みをより立体的に理解できる。