俳優・榮倉奈々の芸能活動の原点は、2002年にファッション誌『Seventeen(セブンティーン)』の専属モデルとしてデビューしたことにある。14歳でモデルの世界に入り、約7年間にわたって同誌で活動。2009年8月には専属モデルを卒業し、その後はドラマや映画で活躍の幅を広げてきた。
セブンティーン時代の榮倉奈々を振り返るうえで見逃せないのは、モデルとしての人気だけではない。誌面で過ごした青春への思い、女優として注目されるようになった転機、そして鈴木えみとの友情など、当時の経験は現在の活動にもつながっている。2026年にはテレビ朝日系ドラマ『あにいもうと』で主演を務め、俳優業に加えてファッションブランドの運営にも携わっている。
【2002年デビュー】14歳の榮倉奈々がセブンティーン専属モデルになった経緯

榮倉奈々は1988年2月12日生まれ、鹿児島県出身。所属事務所・研音の公式プロフィールでは、身長170センチ、血液型A型と紹介されている。芸能活動の出発点となったのが、2002年のファッション誌『Seventeen』専属モデルデビューだった。
当時の榮倉奈々は14歳。10代の読者に向けてファッションや美容、学校生活などを発信する雑誌で経験を積み、モデルとしてのキャリアを築いていった。映画情報サイト「映画ナタリー」や「KINENOTE」の人物紹介でも、2002年から2009年まで同誌の専属モデルを務めた経歴が確認できる。
セブンティーンは、若い世代のファッションアイコンを育てる媒体であると同時に、将来の俳優やタレントが読者との接点を築く場所でもあった。モデルは衣装を着こなすだけでなく、誌面の企画や写真を通じて、その時代の読者が憧れる人物像を表現する役割を担う。
榮倉奈々のキャリアを考えると、10代前半から多様なスタイリングや撮影に触れ、カメラの前で表現する経験を重ねたことは、後の映像作品での活動を理解するうえでも興味深い。もちろん、モデル経験だけが演技力を生んだと断定することはできない。それでも、俳優デビューより先に雑誌の現場で長く活動していた事実は、彼女のキャリアを特徴づける要素の一つだ。
また、榮倉奈々は2004年にテレビドラマで俳優デビューしている。つまり、モデルと俳優の仕事は完全に切り離された時期に存在したのではなく、キャリアの初期から並行していた。セブンティーン時代は、女優になる前の準備期間というより、二つの表現活動を経験しながら進んだ時期だった。
【年表で整理】榮倉奈々のセブンティーン時代から2026年まで
榮倉奈々の歩みを理解するには、モデル活動と俳優業の年表を重ねて見ると分かりやすい。2002年のモデルデビューから2009年の卒業までには、ドラマへの出演、連続ドラマの主演、NHK連続テレビ小説への起用、映画での主演と、活動の幅が段階的に広がっていった。
| 時期 | 出来事 | キャリア上のポイント |
|---|---|---|
| 2002年 | 『Seventeen』専属モデルとしてデビュー | 14歳で芸能活動を開始 |
| 2004年 | NHKドラマ『ジイジ〜孫といた夏〜』に出演 | テレビドラマで俳優デビュー |
| 2006年 | ドラマ『ダンドリ。〜DanceDrill〜』で主演 | 連続ドラマの主演を経験 |
| 2008年 | NHK連続テレビ小説『瞳』でヒロインを務める | 全国的な知名度を高める転機 |
| 2009年 | 映画『余命1ヶ月の花嫁』で主演。同年8月にセブンティーンを卒業 | モデル活動の一区切りと俳優業の広がり |
| 2023年 | ファッションブランド「NEWNOW」を始動 | 俳優業以外の事業にも活動を広げる |
| 2026年 | テレビ朝日系ドラマ『あにいもうと』でW主演 | 俳優として現在も活動を継続 |
年表で注目したいのは、女優としての大きな仕事が、セブンティーンの卒業を待たずに始まっている点だ。2004年にドラマへ出演し、2006年には『ダンドリ。〜DanceDrill〜』で連続ドラマの主演を経験。2008年にはNHK連続テレビ小説『瞳』のヒロインに起用された。
さらに2009年には映画『余命1ヶ月の花嫁』で主演を務め、第33回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。こうした実績を見ると、セブンティーン卒業は芸能活動の終わりではなく、すでに広がっていた俳優としてのキャリアと並行して迎えた節目だったことが分かる。
なお、年表の出来事は映画情報サイトや所属事務所の公式プロフィールなどに掲載された経歴をもとに整理したものだ。モデル活動の終了時期と女優としての転機を同じ時間軸で見ることで、単に「昔はモデルだった」という説明では捉えきれないキャリアの連続性が見えてくる。
【当時の写真・表紙】セブンティーン時代の榮倉奈々の魅力と評判
榮倉奈々のセブンティーン時代を調べる読者が気になるのは、当時の写真や表紙、現在とは異なる雰囲気、そしてモデルとしてどのような存在だったのかという点だろう。
2002年から2009年までという活動期間は約7年間に及ぶ。14歳から21歳までの時期にあたり、本人の成長とともにファッションやヘアメイク、写真の見せ方も変化していった時代だ。現在の俳優としてのイメージを知っている読者にとって、10代の榮倉奈々の誌面は、キャリアの出発点を知る手掛かりになる。
当時の写真を確認する場合は、雑誌のバックナンバー、出版社や所属事務所が公開する公式資料、卒業イベントを報じた新聞社・ニュース媒体の写真記事などが有力な手掛かりとなる。特に、表紙の画像と誌面の掲載写真、イベントの報道写真は別物だ。画像だけが転載されたまとめ記事では、撮影時期や掲載号が分からない場合もあるため、号数や掲載年月が明示された資料を基準にすると探しやすい。
セブンティーンの表紙についても、特定の号を確認する際は、実際の表紙画像と発売年月を照合することが大切だ。モデルとして長く活動したことと、表紙を飾った回数は別の情報であり、両者を混同しないことが、当時の活動を正しく理解するポイントになる。
モデル時代の評判については、具体的な人気順位や読者投票の数値だけで評価するより、活動期間、誌面での仕事、同時期に進んだ俳優業、そして卒業時に行われたイベント報道を組み合わせて見るのが適切だ。少なくとも、約7年間にわたって専属モデルを務め、卒業イベントが大手ニュース媒体でも報じられたことは、同誌での活動がキャリア上の大きな節目だったことを示している。
現在の落ち着いた俳優としての姿と、10代のファッション誌で活動していた頃の姿を比較すると、単純な外見の変化だけではなく、長いキャリアの中で表現の場が変わってきたことに気づく。モデル時代の写真は、懐かしさを楽しむ資料であると同時に、俳優・榮倉奈々の原点をたどる記録でもある。
【2009年8月卒業】榮倉奈々がセブンティーンを離れた経緯
榮倉奈々の専属モデル卒業が公になったのは、2009年8月18日。東京都内で開催された読者招待イベント「Seventeen 夏の学園祭2009」が、約7年間のモデル活動を締めくくる場となった。
ORICON NEWSは当日の卒業について報じ、榮倉奈々がセブンティーンを「全ての始まり」と振り返ったことを伝えている。マイナビニュースも卒業イベントの様子を報道し、本人がモデルとして過ごした青春と、読者への感謝を語ったことを紹介した。母親からの手紙が朗読され、本人が目を潤ませる場面もあったという。
これらの報道から伝わるのは、卒業が単なる契約や活動区分の変更ではなく、本人にとって10代の時間と深く結びついた節目だったということだ。長く続けてきた仕事を離れる寂しさがありながら、イベントでは笑顔を見せ、読者に感謝を伝えていた。
では、卒業の理由は何だったのか。
キャリアの流れをたどると、卒業前から女優業は着実に広がっていた。2006年の連続ドラマ主演、2008年の朝ドラ『瞳』、2009年の映画『余命1ヶ月の花嫁』と、出演作の規模や役柄の幅が広がっている。こうした仕事の展開は、モデル活動に区切りをつけた時期を理解するうえで重要な背景だ。
ただし、卒業イベントで報じられた本人の言葉から読み取れるのは、セブンティーンへの感謝と別れへの複雑な思いであり、卒業理由を一つに限定する説明ではない。女優業の拡大と時期が重なっていたことは事実だが、それだけを唯一の理由として扱うべきではない。
また、2009年の卒業は、芸能界からの引退でも、モデルとしての経験を否定するものでもない。専属モデルとしての活動を終えた後も、榮倉奈々は映画やドラマに出演し続けている。卒業を「人気が落ちたから」「編集部とのトラブルがあったから」といった憶測に結びつけるのではなく、当日の報道と、その前後の仕事を照らし合わせることが大切だ。
【女優デビューから現在へ】モデル経験は榮倉奈々のキャリアにどうつながったのか
榮倉奈々が俳優として初めてテレビドラマに出演したのは2004年の『ジイジ〜孫といた夏〜』。NHKで放送されたホームドラマで、映画情報サイト「KINENOTE」などの略歴にも俳優デビュー作として記載されている。同年には映画『スペースポリス』にも出演し、スクリーンでの活動も始めた。
その後の歩みは、モデルから俳優への転身というより、活動領域を段階的に広げた過程として見ることができる。2006年の『ダンドリ。〜DanceDrill〜』、2008年の『瞳』、2009年の『余命1ヶ月の花嫁』と、テレビドラマと映画の双方で経験を重ねていった。
特に『余命1ヶ月の花嫁』での主演は、映画俳優としての評価を高める節目となった。第33回日本アカデミー賞新人俳優賞の受賞も、モデルとしての知名度とは異なる形で、演技の仕事が評価されたことを示す実績だ。
モデルと俳優には、もちろん異なる技術が求められる。ファッション誌では、衣装や構図、表情を通して企画の意図を伝える。一方、ドラマや映画では、台詞、人物の背景、相手役との関係、物語の流れを踏まえて人物を表現しなければならない。
そのうえで、撮影現場でカメラに向き合う経験や、見せ方を意識する感覚が、異なる仕事の土台になる可能性はある。榮倉奈々の場合、14歳でモデル活動を始め、10代のうちに映像作品へ進出した経歴そのものが、複数の表現領域を経験してきたことを物語っている。
本人のキャリア観を知る手掛かりとしては、2022年のマイナビニュースのインタビューも参考になる。2002年のデビューから20年を迎えた時期の取材で、榮倉奈々は人生の転機や仕事との向き合い方について語っている。過去の経験を振り返りながら、仕事との距離感を見直してきたことがうかがえる内容だ。
セブンティーン時代を知ることは、単に若い頃の姿を懐かしむことにとどまらない。モデル活動と俳優業が重なっていた初期の経歴を知ることで、その後の出演作や仕事の選び方を、より長い時間軸で理解できるようになる。
【鈴木えみとの「えみなな」】セブンティーン時代から続く友情と2026年の活動
榮倉奈々のセブンティーン時代を語るうえで、鈴木えみとの関係も見逃せない。二人は同誌のモデルとして活動した時期があり、モデル時代から親交が続いていることで知られる。
二人の関係を象徴する呼び名が「えみなな」だ。2026年4月には、鈴木えみが自身のInstagramで榮倉奈々とのツーショットを公開したことをスポニチアネックスが報道。投稿では「いつかのえみなな」と表現され、おそろいの指輪に関するエピソードも紹介された。
この話題が興味深いのは、セブンティーン時代の関係が、雑誌の仕事だけで終わっていないことだ。二人はそれぞれ異なるキャリアを歩んできたが、長い時間を経ても交流が続いている。10代の仕事仲間が、大人になってからも親しい友人であり続けていることは、当時を知る読者にとっても印象的なエピソードだろう。
一方、2026年の榮倉奈々は、俳優業以外にも活動を広げている。所属事務所・研音の公式情報によると、2026年10月期のテレビ朝日系ドラマ『あにいもうと』で春木奈緒役を務め、赤楚衛二とW主演を担っている。同作は10月17日にスタートし、毎週土曜午後10時から放送されている。
加えて、研音の公式プロフィールには、2026年9月のセイコー ルキアの新アンバサダー就任発表会や、味の素AGF「ブレンディ」スティックブラックの新CM発表会なども掲載されている。雑誌の仕事も続いており、2026年9月発売の『サンキュ!』11月号では表紙を飾った。
ファッション分野では、2023年にファッションブランド「NEWNOW」を立ち上げたことも大きな動きだ。WWDJAPANの2025年のインタビュー記事では、榮倉奈々が自身の会社ランドエヌケーのCEOを務め、スタイリストの上杉美雪とともにブランドを展開していることが紹介された。俳優としての活動に加え、服を通じて自立した女性像やブランドの世界観を発信する立場にもなっている。
2026年の現在をセブンティーン時代と比べると、最も大きな違いは、表現する場が増えていることだ。10代の頃は雑誌の誌面が主要な活動の一つだったが、現在はドラマ、映画、広告、ファッション事業と、複数の領域で活動している。もちろん、これはモデル時代を卒業したから自動的に実現したという単純な話ではない。長年にわたる俳優業の積み重ねと、新しい分野へ挑戦する姿勢の両方が、現在のキャリアを形づくっている。
【榮倉奈々セブンティーン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:榮倉奈々がセブンティーンの専属モデルになったのは何年ですか?
A1:2002年です。当時14歳で、約7年間にわたって専属モデルを務めました。
Q2:榮倉奈々がセブンティーンを卒業したのはいつですか?
A2:2009年8月18日です。「Seventeen 夏の学園祭2009」で卒業を迎えました。卒業時には同誌を自身の原点として振り返り、読者への感謝を伝えています。
Q3:榮倉奈々と鈴木えみの「えみなな」とは何ですか?
A3:セブンティーンのモデルとして活動した二人の親しい関係を表す呼び名です。2026年4月にも鈴木えみが榮倉奈々とのツーショットを公開し、交流が続いていることが話題になりました。
Q4:2026年の榮倉奈々は何をしていますか?
A4:テレビ朝日系ドラマ『あにいもうと』で赤楚衛二とW主演を務めています。また、広告や雑誌への出演に加え、ファッションブランド「NEWNOW」の事業にも携わっています。
榮倉奈々のセブンティーン時代は、2002年の専属モデルデビューから2009年8月の卒業まで、約7年間にわたる。14歳で芸能活動を始め、モデルとして誌面に立つ一方、2004年には俳優デビュー。2008年のNHK連続テレビ小説『瞳』や2009年の映画『余命1ヶ月の花嫁』などを経て、俳優としてのキャリアを着実に広げてきた。
卒業イベントで語られたセブンティーンへの感謝や、鈴木えみとの「えみなな」として続く友情は、当時の活動が仕事の経歴だけではなく、人とのつながりや青春の記憶にも結びついていることを伝えている。
2026年にはドラマ『あにいもうと』で主演を務め、ファッションブランド「NEWNOW」の運営にも取り組む榮倉奈々。セブンティーン時代と現在を比較する際には、外見の変化や昔の写真だけでなく、出演作、本人の発言、公式プロフィール、当時の卒業報道を組み合わせて見ると、より立体的にその歩みを理解できる。
昔の表紙や写真を探すなら掲載号と年月を、卒業の経緯を知りたいなら当日の報道と本人の発言を、現在の活動を知りたいなら所属事務所の最新情報を確認する。この三つを基準にすれば、懐かしさを楽しみながらも、事実に沿って榮倉奈々のキャリアをたどることができる。10代のモデルから、俳優、そしてファッション事業にも携わる表現者へ。その変化こそが、セブンティーン時代を振り返る最大の見どころだ。