俳優として数々の映画やドラマに出演しながら、プロ雀士としてもMリーグの舞台で戦い続ける萩原聖人。日本プロ麻雀連盟に所属し、TEAM RAIDEN/雷電の一員として活動する彼は、なぜこれほどまでに麻雀ファンの注目を集めるのか。
2026年10月現在、萩原聖人の麻雀を評価するうえで欠かせないのが、長年の競技経験と「魅せる麻雀」と呼ばれる攻撃的なスタイル、そしてMリーグで積み重ねてきた成績だ。過去には麻雀大会でタイトルを獲得している一方、Mリーグのレギュラーシーズンでは苦しい成績が続いている。俳優としての知名度だけでは説明できない、プロ雀士としての実像に迫る。
【2026年最新】萩原聖人は今も俳優とプロ雀士の二刀流

萩原聖人は1971年8月21日生まれ、神奈川県茅ヶ崎市出身。2026年10月時点で55歳になる。俳優、声優、ナレーターとして活動する一方、麻雀では日本プロ麻雀連盟所属のプロ雀士であり、MリーグのTEAM RAIDEN/雷電に所属する選手でもある。
所属事務所アルファエージェンシーの公式プロフィールによると、萩原は1987年にテレビドラマ『あぶない刑事』でテレビ初出演を果たした。1990年の『はいすくーる落書2』で注目を集め、映画『学校』『月はどっちに出ている』『教祖誕生』などでも存在感を発揮。映画『マークスの山』や『CURE』では、日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞している。
俳優としてのキャリアは長く、麻雀は単なる芸能活動の一環ではない。中学2年生のころに友人に誘われて麻雀を始め、俳優として活動するようになってからも打ち続けてきた。テレビ対局番組『THEわれめDEポン』などへの出演を通じて、芸能界屈指の実力派雀士として広く知られるようになった。
2026年も俳優業は続いている。所属事務所の出演スケジュールには、10月7日スタートのテレビ東京系ドラマ『私があなたといる理由2~グアムを訪れた8人の男女の10日間~』などが掲載されている。麻雀だけに活動を絞ったわけではなく、俳優とプロ雀士の二つの仕事を並行している点が、萩原聖人という人物の大きな特徴だ。
現在の活動を理解するには、俳優としての知名度と、競技者としての実績を分けて考える必要がある。俳優としての表現力や知名度が麻雀中継の注目度を高めていることは確かだが、プロ雀士としての評価は、実際の対局内容やシーズン成績によって判断される。
【プロ雀士の経歴】萩原聖人はなぜ2018年にプロ入りしたのか
萩原聖人の麻雀人生を語るうえで重要なのが、長年アマチュアとして競技麻雀やテレビ対局に参加してきた後、2018年に正式なプロ雀士となった経緯だ。
麻雀専門メディア「麻雀ウォッチ」の人物特集では、萩原がプロ入り前から複数の麻雀大会で優勝していたことが紹介されている。1995年の第6回麻雀最強戦各界雀豪大会、1999年のNew Wave Cup、2004年の第5回モンド21杯などは、プロ団体に所属する以前から実力を示していた実績だ。
転機となったのは、2018年に発足したMリーグだった。Mリーグは企業がチームを保有し、選手がチームの一員として競い合うプロ麻雀リーグである。萩原は同年7月、Mリーグへの参戦を目指して日本プロ麻雀連盟に入会することを表明した。日本プロ麻雀連盟の公式告知では、7月25日に理事会で正式承認されたことが記録されている。
2018年8月のMリーグ初年度ドラフトでは、TEAM RAIDEN/雷電から1巡目指名を受けた。こうして、長年培ってきた麻雀経験をプロリーグで生かす道が開かれたのである。
ここで押さえておきたいのは、萩原のプロ入りが俳優業からの引退や、単純な転職を意味するものではなかったことだ。本人は俳優としての仕事を続けながら、競技者としても本格的に勝負する道を選んだ。つまり、芸能人が趣味として麻雀を打つ立場から、プロリーグで結果を求められる選手へと役割を広げたのである。
| 時期 | 出来事・実績 | 意味・注目ポイント |
|---|---|---|
| 1987年 | 『あぶない刑事』でテレビ初出演 | 俳優としてのキャリアが始まる。 |
| 1995年 | 第6回麻雀最強戦各界雀豪大会で優勝 | プロ入り前から麻雀大会で実績を残す。 |
| 1999年 | New Wave Cupで優勝 | 競技麻雀の実績を積み重ねる。 |
| 2004年 | 第5回モンド21杯で優勝 | テレビ麻雀でも存在感を示す。 |
| 2018年7月 | 日本プロ麻雀連盟への入会が正式承認される | プロ雀士として競技活動を本格化。 |
| 2018年8月 | TEAM RAIDEN/雷電からドラフト1巡目指名 | Mリーグ初年度から参戦する。 |
| 2025-26シーズン | レギュラーシーズン30試合でマイナス147.4ポイント | 個人成績では苦戦した一方、チームは最終的に3位となった。 |
| 2026年10月 | Mリーグ2026-27シーズンに参戦中 | 公式プロフィール上の序盤成績はマイナス376.9ポイント、7半荘。 |
こうした経歴を見ると、萩原は単に知名度を買われてプロになった選手ではない。プロ入り以前から大会優勝を経験し、テレビ麻雀を通じて実力を知られていたことが、ドラフト指名につながる背景にあった。
ただし、過去の優勝実績と、長期間にわたって高い成績を維持することは別の課題だ。Mリーグでは試合数が積み重なるほど、勝負どころの判断や失点を抑える能力も評価の対象になる。萩原のプロとしての歩みは、実績のある打ち手が、より厳しい長期戦でどこまで結果を残せるかという挑戦でもある。
【Mリーグ成績】2025-26の結果と2026年現在の立ち位置
萩原聖人の麻雀の実力を判断するなら、印象的なトップ獲得や高打点のアガリだけでなく、シーズンを通した成績を確認する必要がある。
Mリーグ公式のTEAM RAIDEN/雷電選手ページによると、萩原の2025-26レギュラーシーズンの個人スコアはマイナス147.4ポイント。出場は30半荘で、平均打点は6,708点だった。公開成績集計では、平均順位は2.60着、トップ9回、2着2回、3着11回、4着8回となっている。
この数字から読み取れるのは、トップを獲得する力がある一方で、安定して上位に入り続けることには課題が残っているという点だ。30試合でトップ率は30%だったが、4着も8回記録している。麻雀は運の要素を含む競技であり、1シーズンの成績だけで実力のすべてを断定することはできない。それでも、プロリーグでの評価には、好調時の爆発力だけでなく、苦しい展開で失点を抑えられるかどうかも影響する。
一方、TEAM RAIDEN/雷電というチーム全体の成績を見ると、別の側面が浮かび上がる。Mリーグ公式の2025-26シーズン結果では、雷電はレギュラーシーズンをマイナス213.7ポイントで終えたものの、セミファイナルを経てファイナルに進出し、最終順位は3位、通算122.1ポイントだった。
萩原個人のレギュラーシーズン成績と、チームの最終結果は一致していない。これは、チーム戦では4人の選手が異なる局面でポイントを積み上げるためだ。個人の不調があっても、チームメートの活躍やポストシーズンでの巻き返しによって、チーム全体の順位は変わる。萩原の評価を考える際にも、個人成績とチーム成績を混同しないことが大切だ。
では、2026年10月現在はどうなのか。Mリーグ公式のチームページに掲載された2026-27シーズンの序盤成績では、萩原の個人スコアはマイナス376.9ポイント、出場7半荘となっている。シーズン序盤としては厳しい数字であり、現状を好調と評価するのは難しい。
ただし、7半荘という試合数は、長いレギュラーシーズン全体から見れば限られたサンプルだ。麻雀は短期的な結果の振れ幅が大きく、数試合の不調がそのままシーズン終了時の成績を決めるわけではない。今後の登板でトップを増やせるか、失点を抑えられるかが注目点になる。
2026-27シーズンのチームメートと比べても、公式ページの掲載時点では瀬戸熊直樹がプラス429.5ポイント、本田朋広がプラス82.9ポイント、黒沢咲がマイナス36.8ポイントとなっている。出場数はそれぞれ8、11、8半荘で異なるものの、序盤のポイント面では萩原がチーム内で苦しい状況にあることが分かる。
この比較は、萩原の能力全体を否定する材料ではない。しかし、同じルール、同じチームの選手と比べて現在の成績がどうなのかを把握するうえでは重要な情報だ。2026年最新の評価では、長年の知名度や過去のタイトルだけでなく、今シーズンの数字を正面から見る必要がある。
【麻雀の実力・打ち方】萩原聖人が強いと言われる理由
萩原聖人の麻雀を語る際によく使われる表現が「魅せる麻雀」だ。麻雀ウォッチの人物特集では、萩原の雀風を攻撃型と紹介し、高い手を作りにいく傾向や、勝負どころで強気に押す打ち方が取り上げられている。
ただし、攻撃型という言葉を、何でも押し続ける無謀な麻雀と同じ意味で捉えるのは正確ではない。萩原の対局では、危険牌を止めて相手への放銃を回避した後に高打点のアガリを決める展開も見られる。守るべき局面と勝負に出る局面を見極めながら、アガリを目指す姿勢が、観戦者に強い印象を残してきた。
萩原の打ち方には、主に次のような特徴がある。
- 高打点を狙う攻撃性:大きな手を作り、トップを目指す展開で存在感を発揮する。
- 勝負どころでの押し:相手のリーチに対しても、手牌や局面を踏まえて勝負に出る場面がある。
- 守備を伴う判断:危険牌を止めて失点を避けるなど、攻撃一辺倒ではない選択も見せてきた。
- 観戦者に伝わりやすい対局:勝負に出る理由やアガリまでの道筋が、テレビ対局の見どころになりやすい。
このスタイルが支持される理由の一つは、麻雀の勝敗だけでなく、勝負に至る過程そのものを楽しめることにある。大きな手を狙う場面だけが「魅せる麻雀」ではない。低い打点でもアガリに向かう手順や、危険牌を止める判断が対局の緊張感を高める。萩原の麻雀は、そうした一局ごとの選択が視聴者の記憶に残りやすい。
では、萩原聖人の麻雀は本当に強いのか。この問いには、何をもって強さと定義するかを分けて答える必要がある。大会で優勝する勝負強さ、手牌を進める技術、相手の手を読む判断力、長いシーズンでポイントを積み上げる安定性は、それぞれ異なる評価軸だからだ。
萩原には、プロ入り前からの大会優勝歴や、Mリーグでトップを獲得してきた実績がある。その意味で、麻雀の技術や勝負経験を持つ打ち手であることは明らかだ。一方、レギュラーシーズンのポイントが長年マイナスにとどまっている点も、競技者としての評価では無視できない。
強さの一面だけを切り取るのではなく、攻撃力、守備力、成績の安定性をまとめて見ること。それが、萩原聖人の麻雀実力を判断するための基本になる。
【評判と他のプロとの比較】萩原聖人の麻雀は何が評価され、何が課題なのか
萩原聖人の麻雀に対する評判は、主に二つの視点に分かれる。一つは、俳優としての表現力も重なった、印象的な対局や勝負への姿勢を評価する見方。もう一つは、Mリーグの長期成績を根拠に、安定性やポイント獲得力に厳しい目を向ける見方だ。
好意的な評価では、高打点のアガリや勝負に出る姿勢が見どころとして挙げられる。『THEわれめDEポン』などのテレビ対局を通じて知名度を高め、Mリーグでも注目を集めてきた萩原は、麻雀を知らない視聴者に競技の面白さを伝える存在でもある。俳優として培ってきた表現力と、勝負の緊張感が重なっていることも、独自の魅力につながっている。
一方、成績を重視する立場からは、レギュラーシーズンでマイナスポイントが続いていることが課題として挙げられる。Mリーグ公式のチームページに掲載された2018-19シーズンから2025-26シーズンまでのレギュラーシーズン成績では、萩原の個人スコアはいずれもマイナスだった。長期にわたるこの傾向は、単に一時的な不調だけでは説明しきれない、競技成績上の課題として受け止める必要がある。
他のプロ雀士と比較する場合も、単純にトップ回数だけで優劣を決めるのは適切ではない。平均順位、4着回避率、試合数、シーズンごとのポイント推移、ポストシーズンでの結果などを合わせて見るべきだ。攻撃力のある選手でも、4着を減らしてポイントを残せるかどうかで、年間成績は大きく変わる。
萩原の場合、過去のタイトル獲得や印象的な対局は、勝負強さと技術を評価する材料になる。一方、Mリーグのレギュラーシーズンで長期的にプラスを残せていない事実は、安定性を評価するうえで不利な材料だ。どちらか一方を無視するのではなく、実績と課題を並べて判断するのが妥当だろう。
また、俳優としての知名度があることと、麻雀の成績が優れていることは別の話だ。知名度が高い選手ほど対局が注目されやすく、印象的な勝利も敗戦も話題になりやすい。萩原に対する評価の幅が大きい背景には、競技者としての数字に加えて、エンターテインメントの世界で長年活躍してきた人物ならではの注目度もある。
萩原聖人の麻雀の評判を正確に理解するには、ファンの好みや対局の印象だけでなく、公開されている成績を確認することが欠かせない。強い局面を見せることと、シーズンを通じて勝ち越すことは両立しなければならないが、前者の魅力が後者の結果を保証するわけではないからだ。
【プロの結論】萩原聖人の麻雀実力を判断する3つの視点
萩原聖人の麻雀を評価する際には、少なくとも三つの視点を持つと実像を捉えやすい。
第一に、過去の競技実績を見ること。萩原はプロ入り以前から麻雀大会で優勝し、2018年に日本プロ麻雀連盟へ入会してMリーグに参戦した。単に俳優として知名度があるからプロに選ばれたのではなく、麻雀の経験と実績を積み重ねてきた背景がある。
第二に、長期成績と短期成績を分けて考えること。2025-26シーズンはレギュラーシーズンでマイナス147.4ポイントとなり、2026-27シーズンも10月時点の公式掲載値はマイナス376.9ポイントだった。現在の数字は厳しいが、序盤の数試合だけでシーズン全体の結果を断定することもできない。今後はポイントの回復だけでなく、4着を減らして安定した成績を残せるかが評価の焦点となる。
第三に、麻雀の魅力と競技成績を混同しないこと。萩原の攻撃的な打ち方や印象に残る対局は、Mリーグの魅力を広げる要素になっている。しかし、競技者としての最終的な評価には、勝負の見せ場に加え、長期戦でポイントを積み上げる結果も求められる。
萩原聖人の麻雀は、強いか弱いかという二択だけでは整理できない。過去の大会実績や攻撃力、観戦者を引き込む勝負姿勢には評価すべき点がある一方、Mリーグで長期的にプラスを残せていない点は明確な課題だ。魅力ある打ち手であることと、成績面で課題を抱えていることは、同時に成立する。
2026-27シーズンで注目したいのは、持ち味である攻撃力を維持しながら、どれだけ失点を抑えられるかだ。高打点を狙う姿勢だけでなく、押し引きの判断や苦しい局面での立て直しが数字に表れれば、評価も変わってくる。長年プロリーグで戦い続けてきた萩原にとって、現在の成績からどう巻き返すかが、今後の麻雀人生を占う要点になる。
【萩原聖人麻雀】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:萩原聖人は本当にプロ雀士なのですか?
A1:はい。2018年7月に日本プロ麻雀連盟への入会が正式承認され、同年のMリーグ初年度ドラフトでTEAM RAIDEN/雷電から1巡目指名を受けました。現在も俳優業と並行してプロ雀士として活動しています。
Q2:萩原聖人の麻雀の実力は強いのでしょうか?
A2:大会優勝歴があり、高打点を狙う攻撃力や勝負どころでの判断が持ち味です。一方、Mリーグのレギュラーシーズンではマイナスポイントが続いており、長期的な成績の安定性には課題があります。技術や過去の実績と、シーズン成績を分けて評価することが大切です。
Q3:萩原聖人のMリーグでの現在の成績は?
A3:Mリーグ公式のTEAM RAIDEN/雷電選手ページでは、2025-26レギュラーシーズンは30半荘でマイナス147.4ポイント。2026-27シーズンは2026年10月時点の掲載値で7半荘、マイナス376.9ポイントです。今シーズンは序盤から厳しい数字となっていますが、シーズン終了時の成績は今後の対局によって変わります。
Q4:萩原聖人はなぜ「魅せる麻雀」と呼ばれるのですか?
A4:高打点を狙う攻撃的な打ち方や、勝負どころで強気に押す姿勢が、対局を印象的なものにしているためです。ただし、魅せる麻雀は派手なアガリだけを意味するものではありません。危険牌を止める守備や、アガリまでの手順も見どころになります。
Q5:萩原聖人は2026年現在、俳優活動も続けていますか?
A5:はい。所属事務所アルファエージェンシーの公式スケジュールには、2026年のテレビドラマや映画、ナレーションなどの仕事が掲載されています。プロ雀士としてMリーグに参戦しながら、俳優としての活動も継続しています。
萩原聖人は、俳優としての長いキャリアに加え、プロ入り前から麻雀大会で実績を残し、2018年からMリーグのTEAM RAIDEN/雷電で戦ってきたプロ雀士だ。高打点を狙う攻撃的なスタイルと、対局を印象的なものにする勝負姿勢は、長年にわたり注目を集めてきた理由の一つである。
ただし、麻雀の実力を評価する際には、過去のタイトルや知名度だけでなく、長期的な成績にも目を向ける必要がある。2025-26シーズンの個人スコアはマイナス147.4ポイントで、2026-27シーズンも10月時点では苦戦が続いている。安定してポイントを積み上げることが、現在の大きな課題だ。
2026年以降の萩原聖人に注目するなら、勝負強さや高打点のアガリだけでなく、苦しい局面での失点回避、シーズンを通じた成績の推移、チームへの貢献度を合わせて見たい。俳優とプロ雀士という二つの顔を持つ萩原の麻雀人生は、これまでの実績と現在の課題、そして今後の巻き返しを含めて評価することで、その本当の姿が見えてくる。