2026年10月現在、元UFC二階級同時王者のコナー・マクレガーは、右膝の手術を終え、競技復帰に向けたリハビリを続けている。5年ぶりの復帰戦となった2026年7月11日の「UFC 329」では、マックス・ホロウェイとの再戦に臨んだものの、試合開始からわずか1分9秒で負傷によるTKO負けを喫した。
マクレガー本人は2027年夏の復帰を目標に掲げているが、UFCから次戦の日程や対戦相手が正式発表されたわけではない。手術後の回復状況、契約に残された試合、引退説の真相に加え、戦績や推定資産、妻ディー・デヴリンとの家族生活、Instagramの最新動向まで、2026年10月25日時点の情報を整理する。
【2026年10月最新】コナー・マクレガーの現在は手術後のリハビリ中

コナー・マクレガーは1988年7月14日生まれのアイルランド人総合格闘家で、2026年10月時点では38歳。フェザー級とライト級のUFC王座を獲得し、両階級のベルトを同時に保持した史上初の選手として知られる。
2021年7月のダスティン・ポワリエ戦で左脚を骨折して以来、長期間にわたってオクタゴンから遠ざかっていたが、2026年7月に復帰。しかし、復帰戦で右膝に深刻な負傷を負い、再び長期離脱を余儀なくされた。
2026年10月22日付のMMA Fightingは、長年の友人で練習パートナーでもあるディロン・ダニスの証言を報道した。それによると、マクレガーは膝の再建手術後、ロサンゼルスで療養しながらリハビリ運動に取り組んでいるという。ダニスは、負傷直後には精神的に落ち込んでいたものの、現在は回復と競技復帰に集中していると説明している。
一方、10月11日には、マクレガーがInstagramストーリーズでスパーリングを思わせる画像を公開したと複数の格闘技メディアが報じた。回復が進んでいる可能性を示す材料ではあるが、画像だけで膝の機能が完全に戻ったことや、実戦形式の練習が医学的に許可されたことまでは判断できない。
10月19日付の公開投稿では、挑戦を続ける姿勢をうかがわせるメッセージも発信している。現在のマクレガーを理解するうえでは、本人の前向きな発信と、医療・競技面で実際に復帰できるかという問題を分けて見る必要がある。
【UFC 329試合結果】マックス・ホロウェイに1分9秒でTKO負け
2026年7月11日、米ラスベガスのT-Mobileアリーナで開催されたUFC 329のメインイベントは、マクレガーとマックス・ホロウェイによる約13年ぶりの再戦だった。UFC公式サイトの試合結果では、ホロウェイが1ラウンド1分9秒、負傷によるTKOで勝利したと記録されている。
試合開始直後、マクレガーは跳び蹴りを繰り出そうとした際に右脚を痛めた。その後も戦闘を続けようとしたものの、足元が不安定になり、再びキャンバスに倒れる場面があった。最終的にレフェリーが試合を止め、マクレガーの復帰戦はわずか69秒で終わった。
この結果を、単純にホロウェイが打撃で圧倒した試合と理解するのは正確ではない。公式結果はTKO負けだが、決着の直接的な要因はマクレガーの膝の負傷だった。もっとも、試合が早期終了したため、5年間のブランクを経たマクレガーが現在どこまで競技力を取り戻していたのかは、十分に検証できなかった。
両者の初対戦は2013年8月。フェザー級で戦ったマクレガーが判定勝ちを収めた一戦だった。この試合でもマクレガーは膝を負傷しており、2026年の再戦では反対側の脚に同様の問題を抱えることになった。因縁の再戦が、再び膝の負傷によって終わった点は、今回の復帰戦を象徴する出来事となった。
なお、2026年7月19日付のロイター通信は、マクレガー本人が右膝の前十字靱帯と半月板の損傷を明らかにしたと報道している。試合結果と負傷内容は、UFCの公式記録と本人の説明を合わせて確認できる。
【怪我・手術後の回復状況】前十字靱帯と半月板の損傷はどこまで回復した?
今回の負傷で問題となったのは、右膝の前十字靱帯(ACL)と半月板だ。前十字靱帯は膝関節の安定性を支える組織で、急な方向転換や着地を繰り返す格闘技では重要な役割を果たす。半月板も膝にかかる衝撃を分散させるため、両方に損傷がある場合、競技復帰には慎重なリハビリが求められる。
マクレガーは7月の負傷後に手術を受ける意向を表明し、8月初旬には手術が成功したとSNSで報告した。MMA Fightingの8月7日付報道では、本人が手術後の映像とともに回復への意欲を示したことが紹介されている。
ただし、手術の成功は、格闘技の試合に復帰できる状態まで回復したことと同義ではない。歩行や筋力トレーニングが可能になっても、蹴りの着地、急停止、相手との接触、瞬間的な方向転換など、MMA特有の動作に耐えられるかは別の問題だ。
2026年9月には、松葉づえを使用しているマクレガーの姿が報じられた。一方、10月には練習を思わせる画像が話題になり、10月22日にはダニスがリハビリ運動を続けていると説明している。これらは回復過程の断片を示すものだが、本人の医療チームが公表した詳細な検査結果や、競技復帰の許可が出たという発表は確認されていない。
過去の回復歴も、今回の見通しを考えるうえで参考になる。マクレガーは2013年のホロウェイ戦で反対側の膝を負傷した後、約9か月で試合に復帰した経験がある。本人は当時の回復経験や医療技術の進歩を踏まえ、2027年夏の復帰に自信を示している。ただし、今回も同じ期間で回復する保証はない。
【2027年復帰時期・次戦】契約最終戦はいつ?対戦相手は決まったのか
マクレガーが掲げる目標は、2027年夏のオクタゴン復帰だ。特に、例年7月に開催されるインターナショナル・ファイト・ウィークが復帰時期の候補として意識されている。しかし、これは本人の希望に基づく目標であり、UFCが正式に発表した復帰日ではない。
UFCのダナ・ホワイトCEOは、2026年7月の負傷後、マクレガーが再び戦うまでには約1年を要するとの見方を示した。本人がリハビリの進展を発信していても、主催者側が早期復帰を確約しているわけではない。
2026年10月22日付のMMA Fightingによると、マクレガーの現行UFC契約には残り1試合があるとされる。ダニスも、マクレガーが2027年のインターナショナル・ファイト・ウィークでの復帰を目指している一方、次戦はまだオファーも正式な予約もされていないと説明した。
次の対戦相手として注目されるのは、今回敗れたホロウェイとの再戦だ。2013年の初対戦ではマクレガーが勝利し、2026年の再戦では負傷によるTKO負けとなったため、両者の対戦をもう一度見たいという関心が生まれるのは自然だろう。しかし、現時点で3度目の対戦が決定したという公式発表はない。
復帰までの流れを整理すると、次のようになる。
- 2026年7月:UFC 329で右膝を負傷し、試合続行不能となる。
- 2026年8月:手術の成功を報告し、リハビリを開始。
- 2026年10月:リハビリを続けていると友人が説明。練習を思わせるSNS投稿も報じられる。
- 2027年夏:本人が復帰を希望している時期。ただし試合日程・対戦相手は未確定。
最終契約戦についても、残り1試合という報道と、本人が契約を全うしたいという意向は確認できるが、契約書の全文や詳細な条件は公開されていない。復帰時期と対戦相手を確定情報として扱うのは早い。
【現在の戦績・歴代タイトル】22勝7敗の記録とキャリアの転換点
UFC公式選手プロフィールに掲載されているマクレガーのプロ総合格闘技戦績は、22勝7敗。打撃の破壊力と距離管理、試合前から相手に圧力をかける自己演出によって、競技成績だけでなく興行面でも大きな影響力を持つ選手となった。
最大の実績は、2015年にジョゼ・アルドを破ってUFCフェザー級王座を獲得し、2016年にはエディ・アルバレスを下してライト級王座を獲得したことだ。マクレガーはUFC史上初めて、2階級の王座を同時に保持した選手となった。
一方、戦績を現在の視点で見る際には、過去の栄光と直近の競技結果を分ける必要がある。UFC 246でドナルド・セラーニにTKO勝ちした2020年1月以降、2021年のポワリエ戦2試合と2026年のホロウェイ戦では勝利を挙げていない。2021年の骨折と今回の膝の負傷もあり、復帰後にどこまで実力を取り戻せるかが焦点となる。
| 時期 | 出来事・実績 | 現在から見た意味 |
|---|---|---|
| 2013年8月 | マックス・ホロウェイとの初対戦で判定勝ち | 後の再戦につながる最初の対戦 |
| 2015年12月 | ジョゼ・アルドを破り、UFCフェザー級王座を獲得 | 世界的スターへと飛躍した転換点 |
| 2016年11月 | エディ・アルバレスを破り、ライト級王座を獲得 | UFC史上初の二階級同時王者に |
| 2020年1月 | ドナルド・セラーニにTKO勝ち | 現時点での最後の勝利 |
| 2021年7月 | ダスティン・ポワリエ戦で左脚を骨折 | 約5年間の長期離脱につながる |
| 2026年7月11日 | UFC 329でホロウェイに1R1分9秒、負傷TKO負け | 右膝の前十字靱帯・半月板を損傷 |
| 2026年8月以降 | 手術を経てリハビリを継続 | 2027年夏の復帰を目指す段階 |
マクレガーの価値は、単純な勝敗数だけでは測れない。二階級制覇という実績に加え、試合を世界的なイベントへと押し上げる知名度を築いたことが、現在も復帰への関心が続く理由の一つだ。ただし、興行上の人気と、王座を争える競技力が現在も維持されているかどうかは、別々に評価する必要がある。
【年収・総資産・妻ディー・デヴリン】家族とInstagramの現在
マクレガーは格闘家としてのファイトマネーに加え、事業活動でも資産を築いてきた。本人の公式プロフィールでは、アイリッシュウイスキーブランドのプロパー・ナン・トゥエルブへの関与、ダブリンのパブ「ザ・ブラック・フォージ・イン」など、複数の事業が紹介されている。
総資産については、Celebrity Net Worthが2026年7月時点で約2億米ドルと推定している。ただし、これは監査済みの財務諸表や本人が公表した確定額ではなく、報道や公開情報などをもとにした推計だ。年収も試合数、契約、事業収益、投資などによって変わるため、毎年一定の金額を稼いでいると考えるのは適切ではない。
特に大きな収入源として知られるのが、2017年のフロイド・メイウェザーとのボクシング戦と、ウイスキーブランド事業だ。UFCの試合報酬だけに依存しない収入構造を築いたことが、長期離脱中もマクレガーがスポーツ界で高い注目度を維持している背景にある。
家族については、長年のパートナーであるディー・デヴリンとの間に4人の子供がいる。Biography.comでは、コナー・ジュニア、クロイア、リアン、マックの4人が紹介されている。また、同媒体はディーを2025年からの配偶者として掲載しており、報道では2025年に結婚したとされる。
Instagramでは、本人の公式アカウント「@thenotoriousmma」が主な発信の場となっている。2026年10月には、挑戦や自己信念をテーマにした投稿が報じられ、10月11日にはスパーリングを思わせる画像も話題になった。ただし、SNSは本人が伝えたい内容を発信する場であり、医療機関による回復評価やUFCの試合発表の代わりにはならない。
家族や事業、SNSを含めた現在のマクレガーは、単に次の試合を待つ格闘家というだけではない。競技復帰を目指す一方で、すでに築いた事業基盤と世界的な知名度を維持する立場にもある。だからこそ、次戦が実現するかどうかは、本人の競技人生だけでなく、スポーツビジネス上の動向としても注目されている。
【引退説の真相】マクレガーは本当に引退するのか
2026年10月時点で、マクレガーが現役引退を正式に表明したという発表は確認されていない。本人は手術後も復帰への意欲を示し、2027年夏を目標としている。現行契約に残る1試合を戦いたいという意向も報じられており、本人の発信からは競技生活を終える意思よりも、復帰を目指す姿勢が読み取れる。
ただし、「本人が復帰を望んでいる」ことと、「実際に試合が組まれる」ことは同じではない。膝の機能回復、競技練習への復帰、試合に耐えられるコンディション、対戦相手との交渉、UFC側の判断など、クリアすべき条件は複数ある。
また、2026年7月のホロウェイ戦は約5年ぶりの復帰戦だったにもかかわらず、負傷によって69秒で終わった。マクレガーが再び試合に出場できたとしても、過去のように王座を争えるのか、それとも契約を全うすることが主な目標になるのかは、現段階では分からない。
引退説を判断する際は、本人の強気な発言やSNSのトレーニング画像だけで結論を出さず、UFCの公式発表、医療面の回復状況、具体的な試合契約の3点を確認するのが確実だ。現時点での最も妥当な見方は、引退が決まったわけではないものの、復帰もまだ確定していないというものだ。
【コナー・マクレガーの現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:コナー・マクレガーは現在、何をしている?
A1:2026年7月のUFC 329で負傷した右膝の手術を受け、リハビリを続けている。10月の報道では、友人のディロン・ダニスが、マクレガーはロサンゼルスで療養しながら回復に集中していると説明した。
Q2:コナー・マクレガーの復帰は2027年で決まった?
A2:本人は2027年夏の復帰を目標にしているが、正式決定ではない。UFCによる次戦の日程や対戦相手の発表はなく、膝の回復と競技復帰の進み具合が今後の判断材料となる。
Q3:マックス・ホロウェイとの再戦はある?
A3:2026年7月のUFC 329で両者は再戦し、ホロウェイが負傷によるTKOで勝利した。3度目の対戦が話題になる可能性はあるものの、現時点で次の再戦は正式発表されていない。
Q4:マクレガーはUFCを引退した?
A4:引退を正式表明したという発表は確認されていない。復帰を目指す意向を示しており、現契約に残る1試合についても報じられているが、復帰日程は未確定だ。
Q5:コナー・マクレガーの総資産はいくら?
A5:Celebrity Net Worthは2026年7月時点で約2億米ドルと推定している。ただし、これは公式に確定した資産額ではない。格闘技の報酬に加え、ウイスキーブランドなどの事業収益が資産形成に寄与してきた。
2026年10月25日時点のコナー・マクレガーは、右膝の前十字靱帯・半月板損傷に対する手術を終え、リハビリを進めている段階だ。UFC 329ではマックス・ホロウェイに1ラウンド1分9秒で負傷TKO負けを喫したが、本人は引退を表明しておらず、2027年夏の復帰を目指している。
一方で、復帰時期や次戦の相手は決定していない。ホロウェイとの再戦も、現時点では確定した計画ではない。今後の動向を追うなら、本人のInstagramで発信される回復報告に加え、UFC公式の試合発表や、医療・競技復帰に関する具体的な情報を確認することが重要だ。
二階級同時王者として歴史を築き、格闘技界屈指の知名度と事業基盤を手にしたマクレガー。次に問われるのは、復帰を宣言することそのものではなく、負傷を乗り越えて再び試合に出場できる状態を取り戻せるかどうかだ。2027年の復帰目標が現実になるかは、今後のリハビリと正式な試合発表にかかっている。
主な参照先:UFC公式サイトのUFC 329試合結果・選手プロフィール、ロイター通信の負傷報道、MMA Fightingの2026年7月・8月・10月の復帰関連報道、Biography.comの人物・家族情報、Celebrity Net Worthの資産推計。
参考資料