新日本プロレスのYOH(ヨウ)は、SHOとのタッグチーム「Roppongi 3K」でジュニアタッグ戦線を席巻し、2026年にはシングルプレーヤーとしても大きな飛躍を遂げたプロレスラーです。2017年の凱旋帰国とIWGPジュニアタッグ王座初戴冠から、2021年のSHOとの決別、そして『BEST OF THE SUPER Jr.』初優勝とIWGPジュニアヘビー級王座初戴冠まで、そのキャリアは大きな転換点の連続でした。
2026年10月12日の「KING OF PRO-WRESTLING 2026」では、ロビー・イーグルスとのタイトルマッチを制して4度目の防衛に成功。さらに10月26日の『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2026』でも、豹とのタッグで勝利を収めています。現在のYOHは何が強いのか、SHOとの関係はどう変わったのか、これまでの戦績と主要タイトルを整理しながら、その実像に迫ります。
【YOHのプロフィール】本名・年齢・身長とデビューまでの経歴

YOHは、新日本プロレスのジュニアヘビー級戦線で活躍するプロレスラーです。リングネームは「YOH」と大文字で表記され、本名は小松洋平(こまつ・ようへい)。公式プロフィールでは、身長171.5cm、体重85kgと公表されています。
1988年6月25日生まれで、2026年10月時点では38歳。出身地は宮城県栗原市です。2012年11月19日にデビューし、若手時代からジュニアヘビー級の選手として経験を積みました。
新日本プロレス公式プロフィールによると、YOHのキャリアを語るうえで欠かせないのが、ジュニアタッグ戦線での実績です。SHOとのRoppongi 3KではIWGPジュニアタッグ王座を5度獲得し、『SUPER Jr. TAG LEAGUE』でも3度の優勝を経験しました。
一方、2026年にはシングル戦線で自身初のIWGPジュニアヘビー級王座を獲得。タッグの名手という評価にとどまらず、ジュニアヘビー級の頂点を争う王者へと立場を変えています。
プロフィールを確認する際は、過去のタッグ実績と現在のシングル王者としての実績を分けて捉えることが大切です。YOHはSHOとのコンビで知られる選手であると同時に、2026年には個人としてもタイトル戦線の中心に立っています。
【2017年の凱旋帰国】SHOとのRoppongi 3KとIWGPジュニアタッグ初戴冠
YOHの知名度を大きく押し上げた出来事が、2017年10月9日の両国国技館大会での凱旋帰国です。この大会でYOHはSHOとともに新タッグチーム「ROPPONGI 3K」の一員として登場。海外遠征を経て、新日本プロレスのリングに新たなキャラクターとチームスタイルを持ち込みました。
凱旋帰国初戦で挑んだのは、当時のIWGPジュニアタッグ王者である田口隆祐&リコシェ組です。新日本プロレスの大会情報によると、YOHとSHOは合体技「3K」でリコシェから勝利を奪い、IWGPジュニアタッグ王座を初戴冠しました。
凱旋帰国と同時にタイトルを獲得したことで、Roppongi 3Kは新日本のジュニアタッグ戦線に鮮烈な印象を残します。単に海外遠征から戻ってきた若手という位置づけではなく、帰国直後から王座を争う実力者として認知されたのです。
その後も2人は連携を磨き、IWGPジュニアタッグ王座を通算5度獲得。『SUPER Jr. TAG LEAGUE』でも3度の優勝を記録しました。タッグリーグでの優勝は、個々の技術だけでなく、長期戦で勝ち点を積み重ねる安定感や連係の成熟度を示す実績でもあります。
ただし、YOHのキャリアはタッグの成功だけで完結しません。2021年にはSHOとの関係が決裂し、Roppongi 3Kは転換点を迎えます。長年のパートナーを失ったことは、YOHがシングルプレーヤーとして自分の存在価値を示す必要に迫られる契機になりました。
【YOHの経歴年表】2012年のデビューから2026年の王者まで
YOHのキャリアを時系列で整理すると、若手時代の経験、タッグでの成功、パートナーとの決別、そしてシングル王座獲得という流れが見えてきます。特に2017年と2021年、2026年は、本人の立ち位置が大きく変わった節目です。
| 時期 | 主な出来事 | キャリア上の意味 |
|---|---|---|
| 2012年11月19日 | プロレスラーデビュー | 新日本プロレスでのキャリアが始まる |
| 2014年1月4日 | 東京ドーム大会に初出場 | 第0試合ながら大舞台を経験 |
| 2015年6月 | 『BEST OF THE SUPER Jr.』初出場 | ジュニアヘビー級のリーグ戦に参戦 |
| 2017年10月9日 | SHOとRoppongi 3Kとして凱旋帰国 | IWGPジュニアタッグ王座を初戴冠 |
| 2021年 | SHOとの関係が決裂 | タッグ中心のキャリアから新たな段階へ |
| 2022年 | リオ・ラッシュとのタッグで『SUPER Jr. TAG LEAGUE』優勝 | 新たなパートナーとの可能性を示す |
| 2026年6月7日 | 『BEST OF THE SUPER Jr.』初優勝 | ジュニアヘビー級のシングル戦線で飛躍 |
| 2026年6月14日 | DOUKIを破りIWGPジュニアヘビー級王座初戴冠 | 自身初のシングル王座獲得 |
| 2026年10月12日 | ロビー・イーグルスを破り4度目の防衛 | 王者としての実力と対応力を示す |
| 2026年10月26日 | 豹とのタッグでリーグ公式戦に勝利 | シングル王者としてタッグ戦線にも参戦 |
この年表で注目したいのは、YOHがタッグの成功を土台にしながら、シングルでも結果を残してきた点です。SHOとのコンビが解消された後も、リオ・ラッシュやロッキー・ロメロらとのタッグを経験し、戦い方の幅を広げてきました。
また、2026年の実績は単発のタイトル獲得ではありません。『BEST OF THE SUPER Jr.』で優勝し、その後にIWGPジュニアヘビー級王座を獲得。さらに複数の挑戦者を退けて防衛を重ねていることから、現在のYOHを評価するには、優勝実績と王者としての継続的な結果をセットで見る必要があります。
【2026年最新】IWGPジュニアヘビー級王座初戴冠と現在のタイトル実績
2026年のYOHは、キャリアのなかでも特に大きな成果を挙げています。6月7日、『BEST OF THE SUPER Jr.』の優勝決定戦で藤田晃生を破り、同大会で初優勝。その1週間後の6月14日には、大阪城ホールでDOUKIに勝利し、IWGPジュニアヘビー級王座を初戴冠しました。
新日本プロレスの公式大会情報では、YOHは第100代IWGPジュニアヘビー級王者として記録されています。これまでタッグ王座で数々の実績を残してきたYOHにとって、シングルの頂点に立ったことは、キャリアを評価するうえで大きな意味を持ちます。
その後も王座を守り続け、10月12日の「KING OF PRO-WRESTLING 2026」ではロビー・イーグルスを迎撃。試合時間13分02秒、最後はファイブスタークラッチで3カウントを奪い、4度目の防衛に成功しました。
2026年の主なタイトル実績を整理すると、次の3点が重要です。
- 『BEST OF THE SUPER Jr.』初優勝:ジュニアヘビー級のシングル戦線で結果を残した。
- IWGPジュニアヘビー級王座初戴冠:DOUKIを破り、初めて同王座を獲得した。
- 10月12日の4度目の防衛:ロビー・イーグルスの攻略に苦戦しながらも、最後は丸め込みで勝利した。
ここで押さえておきたいのは、IWGPジュニアタッグ王座とIWGPジュニアヘビー級王座は別のタイトルだということです。前者はタッグチームとしての実績を示し、後者はシングルプレーヤーとしての実力を示します。YOHは両方のタイトルを経験しており、2026年は後者で初戴冠を果たした年です。
【ロビー・イーグルス戦を分析】ファイブスタークラッチが生んだ逆転防衛
2026年10月12日のロビー・イーグルス戦は、現在のYOHを理解するうえで重要な一戦でした。新日本プロレス公式大会結果によると、舞台は東京・両国国技館。IWGPジュニアヘビー級王者のYOHが、挑戦者のイーグルスを相手に4度目の防衛戦を行いました。
イーグルスは空中技や関節技を組み合わせ、YOHの動きを封じる展開を作りました。特に左ヒザへの攻撃は、王者の機動力を奪ううえで効果的でした。YOHはアナコンダバイスやファルコンアローなどで反撃したものの、相手の攻勢を完全には止められず、苦しい時間が続きます。
それでも、最後に勝負を決めたのはファイブスタークラッチでした。イーグルスが攻撃を続けるなかで生まれた一瞬の隙を突き、YOHが丸め込みで3カウントを奪取。13分02秒でタイトルを守り抜きました。
試合後、YOHは「ロビー、ロビー、ロビー! ワン・ツー・スリー。俺の勝ちだ、バカ野郎!」と勝利をアピール。印象的なのは、試合の大部分を支配したわけではなくても、勝負を決定づける瞬間を逃さなかったことです。
ファイブスタークラッチは、単なるフィニッシュ技としてだけでなく、YOHの試合運びを象徴する技として注目できます。相手が優勢に立っていても、決着がつくまで勝敗は確定しません。最後の一瞬で相手の体勢や意識の隙を突く能力が、王座防衛という結果につながりました。
また、イーグルスはYOHにとって簡単な相手ではありません。新日本プロレスの大会記事では、イーグルスが『BEST OF THE SUPER Jr.』で2023年、2025年、2026年とYOHに勝利してきたことも紹介されています。過去の対戦成績で苦戦していた相手をタイトルマッチで退けた点も、今回の防衛の価値を高めています。
【YOHの必殺技・得意技】DIRECT DRIVEとファイブスタークラッチの違い
YOHの技を調べる読者にとって、注目したいのはフィニッシュホールドの多様性です。新日本プロレスの公式プロフィールには、DIRECT DRIVE、DNV(Drop the Needle on the Vinyl)、OOP(Out of Print)、ファイブスタークラッチがフィニッシュホールドとして掲載されています。
DIRECT DRIVEは、YOHを代表するフィニッシュ技のひとつです。2026年10月7日のロビー・エックス戦では、終盤の攻防からDIRECT DRIVEにつなぎ、王座防衛を果たしました。相手を追い込んだうえで決める攻撃技として、タイトルマッチでも存在感を示しています。
ファイブスタークラッチは、今回のロビー・イーグルス戦で勝敗を決めた丸め込み技です。相手を大技で完全に動けなくするのではなく、攻防の流れのなかで一瞬の隙を突いてフォールを奪う点に特徴があります。
加えて、試合ではアナコンダバイスやファルコンアロー、牛殺しなども使用しています。こうした技の組み合わせによって、YOHは相手に応じて攻撃の組み立てを変えられます。単に大技を連発するのではなく、相手の攻めを受けながら決定機を探る戦い方が、2026年の防衛戦でも見られました。
技を覚える際は、技名だけでなく、どのような場面で使われるかにも注目すると試合を楽しみやすくなります。DIRECT DRIVEのような攻撃技で流れを引き寄せる試合と、ファイブスタークラッチのように一瞬の隙を勝利に変える試合では、YOHの異なる持ち味が表れます。
【2026年10月26日の最新試合結果】YOH&豹がリーグ戦2勝目
2026年10月26日、東京・後楽園ホールで開催された『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2026』のBブロック公式戦で、YOHはDRAGONGATEの豹と組み、フランシスコ・アキラ&ジェイコブ・オースティン・ヤング組と対戦しました。
スポーツ報道および新日本プロレスの大会結果によると、YOH&豹組は10分34秒、YOHがヤングを首固めで押さえ込んで勝利。これにより、同チームはリーグ戦の成績を2勝1敗、勝ち点4としました。
このタッグは、長年の固定パートナーと組む形ではなく、個性の強い2人による新たな組み合わせです。豹は機動力と独自のキャラクターで注目され、YOHも自由な発想を取り入れた戦いを見せています。10月26日の勝利は、王者YOHがシングル戦線だけでなく、タッグリーグでも結果を残していることを示しました。
2026年10月26日時点のYOHを整理すると、IWGPジュニアヘビー級王者として4度の防衛に成功し、タッグリーグでは豹とのコンビで2勝目を挙げた状況です。次の注目点は、シングル王座の防衛を続けられるかに加え、豹とのタッグでリーグ戦を勝ち進めるかどうかです。
『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2026』は11月3日の広島大会で優勝決定戦が予定されています。リーグ戦の結果によっては、シングル王者としてのYOHがタッグでも優勝を狙う展開が見られる可能性があります。もっとも、優勝決定戦への進出は今後の公式戦の結果次第です。
【プロの結論】YOHの本当の強みはタッグの実績とシングルでの勝負勘
YOHのキャリアを振り返ると、強みはひとつの型に限定されません。SHOとのRoppongi 3Kでは合体技とチームワークでタイトルを獲得し、パートナーとの決別後は新たなタッグやシングル戦で自分の立ち位置を築いてきました。そして2026年には、『BEST OF THE SUPER Jr.』優勝とIWGPジュニアヘビー級王座初戴冠を実現しています。
ロビー・イーグルス戦で見せたファイブスタークラッチは、YOHの勝負勘を象徴する場面でした。相手に攻め込まれても、最後の決定機を逃さず勝利につなげる。プロレスでは攻撃の迫力だけでなく、試合の流れを読み、勝敗を決する瞬間を見極める能力も重要です。YOHの2026年の戦績は、その能力が結果に結びついていることを示しています。
YOHの試合をこれから見始めるなら、次の3つの視点がおすすめです。
- タッグ戦を見る:SHOとのRoppongi 3K時代を知ることで、連係技やパートナーとの関係性が試合に与える影響を理解しやすくなります。
- シングル戦を見る:DIRECT DRIVEやファイブスタークラッチを含むフィニッシュまでの組み立てに注目すると、YOHの勝負勘が分かります。
- 最新の公式結果を追う:防衛回数だけでなく、誰と対戦し、どのような決着で勝利したかを確認すると、王者としての成長を追いやすくなります。
一方で、YOHをSHOとのコンビのイメージだけで評価すると、現在の実績を十分に捉えられません。Roppongi 3Kは彼のキャリアを代表する重要な存在ですが、2026年のYOHはすでにシングル王者として4度の防衛を果たしています。過去のタッグ実績と現在の個人実績を両方見ることが、選手としての変化を理解する近道です。
【新日本プロレスのYOH】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:YOHの本名と年齢は?
A1:本名は小松洋平(こまつ・ようへい)です。1988年6月25日生まれで、2026年10月時点では38歳です。身長171.5cm、体重85kgと新日本プロレスの公式プロフィールに掲載されています。
Q2:YOHとSHOは現在もRoppongi 3Kとして活動している?
A2:いいえ。SHOとのRoppongi 3Kは過去のタッグチームで、2021年に関係が決裂しました。YOHはその後、新たなパートナーとのタッグやシングル戦線で活動し、2026年にはIWGPジュニアヘビー級王座を初戴冠しています。
Q3:YOHはIWGPジュニアヘビー級王座を何回防衛した?
A3:2026年10月12日のロビー・イーグルス戦で4度目の防衛に成功しました。試合時間は13分02秒で、決着技はファイブスタークラッチです。
Q4:YOHの代表的な必殺技は?
A4:新日本プロレスの公式プロフィールには、DIRECT DRIVE、DNV、OOP、ファイブスタークラッチがフィニッシュホールドとして掲載されています。特にファイブスタークラッチは、2026年10月12日のIWGPジュニアヘビー級王座防衛戦で勝利を決めた技です。
Q5:YOHの2026年10月26日の試合結果は?
A5:『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2026』Bブロック公式戦で、豹とのタッグがフランシスコ・アキラ&ジェイコブ・オースティン・ヤング組に勝利しました。YOHが10分34秒、首固めでヤングを押さえ込み、チームは2勝1敗、勝ち点4となりました。
新日本プロレスのYOHは、2012年のデビューから経験を積み、2017年にはSHOとのRoppongi 3Kで凱旋帰国とIWGPジュニアタッグ王座初戴冠を果たしました。その後、パートナーとの決別という転換点を経て、シングルプレーヤーとしても着実に実績を重ねています。
2026年は『BEST OF THE SUPER Jr.』初優勝、IWGPジュニアヘビー級王座初戴冠、そしてロビー・イーグルスを相手にした4度目の防衛と、キャリアを代表する成果が続きました。10月26日には豹とのタッグでも勝利し、シングルとタッグの両方で存在感を示しています。
YOHを知るうえで大切なのは、Roppongi 3K時代の実績だけでなく、現在の試合内容やタイトル防衛の積み重ねにも目を向けることです。ファイブスタークラッチに象徴される勝負勘、相手に応じて組み立てを変える柔軟性、そしてタッグで培った経験。これらがどのように今後の防衛戦やリーグ戦につながるのかが、2026年後半のYOHを追う最大の見どころです。
主な確認資料:新日本プロレス公式プロフィール、2017年10月9日の大会情報、2026年の『BEST OF THE SUPER Jr.』大会結果、『KING OF PRO-WRESTLING 2026』公式結果、10月26日の『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2026』公式結果および当日報道。