『火垂るの墓』は、次にいつ金曜ロードショーで放送されるのでしょうか。2025年8月15日、終戦から80年を迎えた日に7年ぶりの地上波放送が実現し、改めて多くの視聴者の関心を集めました。一方、2018年の高畑勲監督追悼放送から長い空白が生じたことで、「なぜ放送されないのか」「放送禁止になったのではないか」と疑問を持つ人も少なくありません。
2026年10月26日時点で、日本テレビの「金曜ロードショー」公式サイトに掲載されている今後の放送予定を確認すると、『火垂るの墓』の次回放送日は発表されていません。この記事では、2025年8月15日の放送実績、歴代14回の放送日、7年間の空白が生じた背景、日本テレビ側の公式説明を整理し、次回放送を判断するために押さえておきたいポイントを解説します。
【2026年最新】火垂るの墓の金曜ロードショー次回放送日はいつ?

2026年10月26日時点では、『火垂るの墓』の次回放送日は決まっていません。日本テレビの公式番組サイト「金曜ロードシネマクラブ」に掲載されている放送ラインナップでは、10月30日に『ゴジラ-1.0』、11月6日に『ライオン・キング:ムファサ』、11月13日に『モアナと伝説の海2』が予定されていますが、『火垂るの墓』は含まれていません。
ただし、これは公開されている番組表に次回放送の告知がないという意味であり、2026年中の放送が完全になくなったと断定できるわけではありません。今後の編成変更や新たな番組発表によって状況が変わる可能性はあります。
特に注目したいのは、2025年の放送が8月15日の終戦記念日と重なっていた点です。前回は単なる夏休みの定番企画ではなく、終戦80年という歴史的な節目に合わせて編成されました。そのため、次回の放送時期を考えるうえでは、夏の戦争関連番組や節目の年に関する公式発表が判断材料になります。ただし、毎年8月15日に放送されると決まっているわけではありません。
放送予定を調べる際は、検索結果に表示される過去の番組情報と、今後の放送を知らせる公式告知を区別することが大切です。過去の放送日を掲載した記事が検索結果に表示されても、それだけで次回放送が決まったことにはなりません。
現段階での答えは明確です。2026年の次回放送日は未発表であり、放送日を特定できる公式情報はありません。 今後は日本テレビの番組公式サイトで、新しい放送ラインナップやニュースが掲載されるかを確認するのが確実です。
【7年ぶりの地上波】2025年8月15日の放送はなぜ特別だったのか
『火垂るの墓』は2025年8月15日午後9時から10時54分まで、日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送されました。地上波での放送は2018年4月13日以来、約7年ぶりです。作品全体をカットせずに放送するノーカット形式が採用されました。
日本テレビの番組公式発表では、2025年8月15日の放送を終戦80年の節目と結び付け、平和の大切さを考える機会として紹介しています。スタジオジブリも同年7月25日に3週連続のジブリ作品放送を発表し、初回に『火垂るの墓』、翌週に『崖の上のポニョ』、3週目に『もののけ姫』を編成しました。
『火垂るの墓』
2025年8月15日・午後9時~10時54分
終戦80年の初回作品。野坂昭如の小説を原作とする高畑勲監督のアニメーション映画で、戦争によって生活を奪われた兄妹の姿を描きます。
『崖の上のポニョ』
2025年8月22日
宮﨑駿監督によるファンタジー作品。夏休みの家族視聴を意識した3週連続企画の2作目です。
『もののけ姫』
2025年8月29日
宮﨑駿監督による長編アニメーション。3週連続の夏のジブリ企画を締めくくりました。
8月15日は、1945年に昭和天皇による終戦の詔書がラジオで放送された日です。戦後80年の節目に本作を編成したことで、作品の物語と現実の歴史を重ねて考える機会が生まれました。
日本テレビの番組紹介によると、物語の中心となるのは14歳の清太と4歳の節子です。野坂昭如が自身の戦争体験を基に執筆した小説を原作に、空襲によって母を失った兄妹が、戦争末期から終戦後の混乱期を生き抜こうとする姿を描いています。
2025年の放送が注目されたのは、単に久しぶりにテレビで見られたからだけではありません。戦争の記憶を次の世代にどう伝えるかという問題が、放送日そのものによって改めて浮かび上がった点にも意味があります。
【歴代放送日一覧】火垂るの墓は金曜ロードショーで何回放送された?
『火垂るの墓』は1988年に公開され、翌1989年から金曜ロードショーで放送されてきました。公開されている放送記録を整理すると、2025年8月15日の放送を含めて計14回です。
以下は、各年の放送記録をまとめた一覧です。2018年の放送は高畑勲監督の追悼企画として実施され、2025年の放送まで約7年4か月の間隔が空きました。
| 回 | 放送日 | 放送時期・背景 |
|---|---|---|
| 1 | 1989年8月11日 | 公開翌年の夏 |
| 2 | 1990年8月17日 | 夏の放送 |
| 3 | 1993年8月13日 | 夏の放送 |
| 4 | 1997年8月8日 | 夏の放送 |
| 5 | 1999年8月6日 | 夏の放送 |
| 6 | 2001年8月10日 | 夏の放送 |
| 7 | 2003年8月22日 | 夏の放送 |
| 8 | 2005年8月5日 | 夏の放送 |
| 9 | 2007年9月21日 | 夏から秋にかけての時期 |
| 10 | 2009年8月14日 | 終戦記念日前日の放送 |
| 11 | 2013年11月22日 | 秋の放送 |
| 12 | 2015年8月14日 | 終戦記念日前日の放送 |
| 13 | 2018年4月13日 | 高畑勲監督の追悼放送 |
| 14 | 2025年8月15日 | 終戦80年・7年ぶりの地上波放送 |
この一覧から分かるのは、かつては夏を中心に比較的定期的な放送が行われていたものの、2009年以降は放送間隔が長くなったという変化です。2013年には11月、2018年には4月と、必ずしも夏に限定されていたわけではありません。
また、2018年4月13日の放送は、高畑勲監督が同月5日に亡くなったことを受けた追悼企画でした。スタジオジブリの公式告知では、作品をノーカットで放送するとともに、監督をしのぶ5分間の特別映像も予定されていると発表されました。
2025年の放送によって、2018年から続いていた空白は終わりました。ただし、放送回数が14回に達したことや、以前は夏に繰り返し放送されていたことだけを根拠に、今後も一定周期で再放送されると予測することはできません。
【放送されない理由】日本テレビの公式説明と7年間の空白
『火垂るの墓』が2018年から2025年まで地上波で放送されなかった理由については、2025年5月26日の日本テレビ社長定例会見で説明がありました。朝日新聞デジタルの報道によると、福田博之社長は、ほかにも放送していないジブリ作品があり、特別な理由があるわけではなく、さまざまな状況を踏まえて編成を判断しているという趣旨の説明をしています。
つまり、日本テレビ側は「作品が放送禁止になった」「特定の理由によって永久に放送できなくなった」と説明したわけではありません。公式説明の中心は、番組編成上の判断です。
では、なぜほかのジブリ作品と比べて放送間隔が長くなったのでしょうか。背景を考える際には、少なくとも次の3つの観点を分けて考える必要があります。
1.作品の内容と放送時期の関係
本作は、空襲による被害、食料不足、幼い子どもが置かれた過酷な環境を描いています。視聴者に強い感情的負担を与える作品であることは、一般的な娯楽映画とは異なる特徴です。夏の戦争関連番組として放送する意義がある一方、幅広い視聴者を対象とする映画枠で、いつ編成するかは判断の難しい作品でもあります。
ただし、作品の悲惨さが放送休止の公式理由だったと日本テレビが発表した事実はありません。作品内容の重さは背景を考えるうえでの一つの観点であり、公式に確認された原因と混同すべきではありません。
2.ジブリ作品でも権利関係は一律ではない
『火垂るの墓』の権利関係も重要な論点です。スタジオジブリが制作した作品ですが、公式作品クレジットには「野坂昭如/新潮社」と記されています。朝日新聞デジタルも、原作の出版元である新潮社が著作権を持つ点を報じています。
多くのジブリ作品と同じように扱えるとは限らないため、放送や配信をめぐる権利の調整は、作品を取り巻く事情として考慮する必要があります。ただし、日本テレビは7年間の空白について、権利関係が直接の原因だったと公式に説明しているわけではありません。
3.テレビ局の編成判断は作品の評価だけで決まらない
金曜ロードショーは、映画の芸術的評価だけでなく、放送時期、視聴者層、番組全体の構成などを考慮してラインナップを組みます。ほかのジブリ作品が繰り返し放送されていても、すべての作品が同じ頻度で放送されるわけではありません。
2025年の放送は、終戦80年という明確な節目に合わせた編成でした。7年間の空白を経て放送が実現した事実は、放送が永久に不可能になっていたわけではないことを示しています。一方、今後も同じような節目に必ず放送されるとまではいえません。
【放送禁止説の真相】火垂るの墓はテレビで流せなくなったのか
結論からいえば、『火垂るの墓』が放送禁止になったとする公式発表は確認されていません。2018年4月13日には高畑勲監督の追悼企画として放送され、2025年8月15日にも全国ネットの金曜ロードショーでノーカット放送が実施されています。
7年間も地上波放送がなかったことから、インターネット上では「悲惨すぎるから放送されないのではないか」「何らかの事情で放送できなくなったのではないか」といった疑問が生まれました。朝日新聞デジタルも、放送が途絶えた背景への関心や、放送禁止説が広がった状況を報じています。
しかし、放送が長期間行われなかったことと、放送そのものが禁止されていることは別の問題です。日本テレビ社長の説明は、特別な理由ではなく、さまざまな事情を踏まえた編成判断というものでした。
また、作品が持つ戦争描写の重さを理由に、テレビ局が放送を避け続けていたと断定することもできません。2025年には終戦80年という節目に放送されており、作品の内容を社会的・歴史的な文脈で伝える選択が行われたことが分かります。
ここで大切なのは、次の3つを区別することです。
- 放送禁止:放送を禁止する制度的・法的な措置が存在すること。
- 放送休止:番組編成の都合などにより、一定期間放送されないこと。
- 放送予定の未発表:次回の放送日が公式に告知されていないこと。
『火垂るの墓』について、2026年10月26日時点で確認できるのは、次回放送日が未発表であるという状況です。長期間放送されなかったことだけを根拠に、放送禁止や永久的な放送停止と解釈するのは適切ではありません。
【作品の背景】野坂昭如の原作と高畑勲監督が描いた戦争の現実
『火垂るの墓』を理解するうえで欠かせないのが、原作を執筆した野坂昭如と、脚本・監督を担当した高畑勲の存在です。1988年公開のアニメーション映画は、野坂昭如の小説を原作とし、戦争末期から終戦後の混乱期に生きた兄妹の姿を描いています。
野坂昭如の原作小説は、自身の戦争体験を基に執筆され、第58回直木賞を受賞しました。日本テレビの番組紹介でも、神戸の空襲や当時の生活環境を背景に、14歳の清太と4歳の節子が生きようとする姿が紹介されています。
高畑勲監督の演出で特徴的なのは、戦争を大きな歴史的事件としてのみ描くのではなく、日々の食事や暮らし、人間関係の変化を通して、戦争が個人の生活をどのように変えていくかを描いている点です。食料が不足し、周囲の大人との関係が変わり、兄妹が生活の場を失っていく過程は、戦争の被害が戦場だけにとどまらないことを伝えます。
この作品の重みは、単に悲しい結末にあるのではありません。子どもたちの生活が少しずつ追い詰められていく過程を通して、社会全体が戦争によってどのような状態に置かれるのかを考えさせる点にあります。
だからこそ、2025年8月15日の放送には、単なる懐かしい名作の再放送を超えた意味がありました。終戦80年という節目に、戦争を直接経験していない世代が作品を通して歴史を考える機会になったのです。
一方で、視聴者にとって作品を受け止める方法は一つではありません。戦争の歴史を学ぶきっかけとして見る人もいれば、内容の重さから視聴に慎重になる人もいます。作品の価値を考えることと、視聴するかどうかを自分で判断することは両立します。
【プロの結論】2026年以降の放送を見逃さないための判断基準
『火垂るの墓』の次回放送を知りたい人にとって、最も重要なのは、過去の傾向と今後の確定情報を分けて考えることです。歴代放送日を見ると、夏の放送が多い一方、2013年11月や2018年4月にも放送されており、放送時期が固定されているわけではありません。
また、金曜ロードショーでは『となりのトトロ』や『もののけ姫』などのジブリ作品が夏に編成されることがあります。2025年も3週連続のジブリ企画が実施されましたが、その一例をもって『火垂るの墓』が毎年放送されると予想することはできません。
今後の放送情報を確認するなら、次の判断基準が役立ちます。
- 公式番組サイトに日付が掲載されているか:次回放送を確定できる最も直接的な情報です。
- 日本テレビの公式ニュースで発表されているか:特別編成や夏のジブリ企画の告知を確認します。
- 記事の日付が新しいか:過去の放送情報を紹介する記事と、最新の放送予定を知らせる記事を区別します。
- 放送実績と予測が分けられているか:「8月に放送される可能性がある」という予測は、正式な放送決定とは異なります。
また、2025年7月15日には、国内で『火垂るの墓』のNetflix配信が始まりました。朝日新聞デジタルは、日本国内での配信開始を報じています。地上波の次回放送を待つことだけが作品に触れる方法ではなくなった点も、以前との大きな違いです。配信状況はサービス側の最新作品情報で確認する必要があります。
テレビ放送には、同じ時間に多くの人が同じ作品を見て、感想や記憶を共有できるという独自の役割があります。一方、配信は視聴する時間を選びやすいという利点があります。どちらを選ぶかは、リアルタイムで視聴したいか、自分のペースで作品を見たいかによって変わります。
次回放送の情報を探している人にとって、最も確かな判断基準は、過去の放送周期やネット上の予想ではなく、公式に発表された放送日があるかどうかです。
【火垂るの墓金曜ロードショー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:火垂るの墓の金曜ロードショーは2026年に放送されますか?
A1:2026年10月26日時点では、次回放送日は発表されていません。公式サイトに掲載されている今後のラインナップにも作品名はありません。年内の放送がないと確定したわけではないため、最新の番組情報を確認してください。
Q2:火垂るの墓が最後に放送されたのはいつですか?
A2:直近の地上波放送は2025年8月15日です。その前は2018年4月13日で、高畑勲監督の追悼企画として放送されました。2025年の放送は約7年ぶりでした。
Q3:火垂るの墓の金曜ロードショーでの放送回数は何回ですか?
A3:1989年8月11日の初回から2025年8月15日まで、歴代14回です。2025年の放送を含めた回数であり、今後の再放送によって増える可能性があります。
Q4:火垂るの墓が放送禁止になったという噂は本当ですか?
A4:放送禁止になったとする公式発表は確認されていません。日本テレビ社長は、放送されなかった理由について、特別な理由があるわけではなく、さまざまな状況を踏まえた編成判断だと説明しています。2025年にもノーカットで地上波放送されました。
Q5:火垂るの墓は毎年8月15日に放送されるのですか?
A5:毎年8月15日に放送するという公式ルールはありません。歴代放送日は夏が中心ですが、2013年11月22日や2018年4月13日にも放送されています。2025年は終戦80年という節目に合わせて編成されました。
Q6:火垂るの墓はテレビ放送以外でも見られますか?
A6:2025年7月15日から、日本国内でもNetflixで配信が始まりました。現在の配信状況や視聴条件は変更される可能性があるため、利用しているサービスの作品ページで確認してください。
『火垂るの墓』は、2025年8月15日に終戦80年の節目を迎えて7年ぶりに地上波放送されました。歴代放送回数は計14回で、2018年4月13日の高畑勲監督追悼放送から長い空白が続いたことも、作品への関心が高まった理由の一つです。
一方、2026年10月26日時点で次回放送日は未発表です。日本テレビ側は、長期間放送されなかった理由について、特別な事情ではなく編成上の判断だと説明しています。放送禁止説を裏付ける公式発表もありません。
今後の放送時期を考えるうえでは、夏のジブリ企画や終戦記念日などの節目が参考になります。ただし、過去の傾向だけで放送日を確定することはできません。日本テレビの公式番組サイトに新しい放送日が掲載されているかを確認することが、見逃しを防ぐ最も確実な方法です。
戦争によって日常を奪われた兄妹の姿を描く『火垂るの墓』は、放送されるたびに、戦争の記憶をどのように次の世代へ伝えていくかという問いを投げかけます。次回の放送が決まった際にも、単なる再放送情報としてだけでなく、作品が描く歴史と現在を結び付けて受け止めたいところです。