2026年のFIFAワールドカップは、日本時間の6月12日に開幕し、7月20日の決勝をもって大会日程を終えました。NHKは大会前、日本代表戦の全試合を地上波とBSで生中継し、NHK BSプレミアム4K(BSP4K)では全104試合を生中継または録画で放送すると発表。地上波の中継試合は計34試合で、NHK ONEによる同時配信・見逃し配信も実施されました。
この記事では、NHK総合・BS・BSP4Kの放送範囲、日本代表戦の中継予定、NHK ONEと旧NHKプラスの違い、DAZNや民放との比較を整理します。大会前に発表された放送日程と、2026年10月26日時点で押さえておきたい配信サービスの変更点を分けて解説します。
【まず結論】NHKのワールドカップ放送は2026年大会でどうなった?

2026年大会におけるNHKの放送体制は、地上波で主要試合を届け、BSで一部の試合を補完し、BSP4Kで全104試合をカバーする構成でした。加えて、地上波の中継とハイライト番組をインターネットでも視聴できるようにしていました。
NHKが2026年6月8日に公表した公式発表によると、1次リーグでは地上波19試合、決勝トーナメントでは15試合を生中継。合計34試合が地上波の中継対象となり、決勝戦も含まれていました。BSP4Kでは、全104試合を生中継と録画放送の組み合わせで編成する計画でした。
ここで押さえておきたいのは、「NHKが全104試合を放送する」という情報と、「NHK総合で全104試合を生中継する」という情報は、まったく異なるという点です。全104試合をNHKで追うにはBSP4Kの放送枠が重要で、地上波やNHK ONEだけでは全試合を網羅できません。
なお、2026年10月26日時点では大会はすでに終了しています。以下の放送日程は大会前に発表された予定を振り返るものであり、現在のライブ中継予定を示すものではありません。
【日本代表戦】NHK総合・BSの放送日程はどう組まれた?
NHKは大会前、日本代表の全試合を地上波とBSで生中継する方針を発表しました。1次リーグでは3試合のうち2試合を総合テレビ、1試合をBSで放送する編成でした。
大会前に公表された日本代表の1次リーグ中継予定は、次のとおりです。キックオフ時間はいずれも日本時間です。
- 6月15日(月)午前5時:日本対オランダ/NHK総合
- 6月21日(日)午後1時:日本対チュニジア/NHK BS
- 6月26日(金)午前8時:日本対スウェーデン/NHK総合
この編成から分かるのは、日本代表戦であっても必ずNHK総合で放送されるわけではない、ということです。NHKの放送予定を調べる際は、番組名だけでなく、総合テレビとBSのどちらに割り当てられているかも確認する必要があります。
決勝トーナメントについても、NHKは日本代表の全試合を生中継する方針を示していました。大会前の案内では、1回戦をBSで放送し、2回戦以降に日本代表が進出した場合は地上波で生中継する予定でした。地上波では決勝を含む計15試合が対象となっていました。
このため、日本代表の試合を見逃したくない場合は「NHKで放送するか」だけで判断するのではなく、放送チャンネルと試合ごとの中継予定を確認することが大切です。
【放送局一覧を比較】NHK総合・BS・BSP4K・NHK ONE・DAZNの違い
ワールドカップ2026の視聴方法は、テレビ放送とインターネット配信で対象範囲が異なりました。NHKの各サービスに加えて、民放やDAZNも含めて比較すると、どこで何を見られるのかが分かりやすくなります。
| 放送局・サービス | 大会中の主な対象 | 視聴方法・注意点 |
|---|---|---|
| NHK総合などの地上波 | 計34試合を生中継 | 1次リーグ19試合、決勝トーナメント15試合。決勝も対象。 |
| NHK BS | 日本代表戦の一部など | 日本対チュニジアや決勝トーナメント1回戦の日本戦などを生中継する編成。 |
| NHK BSプレミアム4K(BSP4K) | 全104試合 | 生中継と録画放送を組み合わせて放送。地上波の34試合は同時生中継の対象。 |
| NHK ONE | 地上波の計34試合と大会関連ハイライト | 対象番組の同時配信・見逃し配信。BSP4Kの全104試合が配信対象になるわけではない。 |
| 日本テレビ系 | 計15試合 | 地上波で大会の一部を生中継。 |
| フジテレビ系 | 計10試合 | 地上波で大会の一部を生中継。 |
| DAZN | 全104試合 | インターネット配信。視聴できる範囲は契約プランなどの条件による。 |
NHKの公式発表では、地上波の34試合とBSP4Kの全104試合という放送範囲が明示されていました。日本テレビ系15試合、フジテレビ系10試合という民放の中継規模については、放送予定をまとめた報道でも案内されています。DAZNは全104試合の配信を案内していました。
この比較で重要なのは、「全試合を放送する」「全試合を生中継する」「全試合をネット配信する」は同じ意味ではないという点です。BSP4Kは全104試合を対象としていたものの、生中継と録画放送が混在していました。一方、DAZNは全104試合のライブ配信を案内しており、契約プランによって視聴条件が異なっていました。
なお、民放を含めた地上波の中継は合計59試合と案内されていました。地上波で見られる試合だけを追いたい人と、大会の全試合を見たい人とでは、選ぶべき視聴手段が異なります。
【NHK ONE】同時配信・見逃し配信の対象試合とNHKプラスの違い
NHK ONEは、NHKのテレビ番組をインターネット経由で視聴するためのサービスです。2026年大会では、地上波で生中継する計34試合に加え、大会期間中のデイリーハイライトや2分間のハイライト番組が同時配信・見逃し配信の対象となりました。
スマートフォンやパソコンで試合を見たい人にとって便利な仕組みでしたが、BSP4Kの全104試合をそのまま配信するサービスではありません。NHK BSで放送される試合についても、地上波の対象番組と同じ条件で配信されるとは限らないため、試合単位で対象範囲を確認する必要があります。
また、2026年10月1日には、番組配信アプリ「NHKプラス」の名称が「NHK ONE」に統一されました。NHKは、サービス名とアプリ名の違いを解消するための変更と説明しており、既存アプリは更新によって名称とアイコンが切り替わると案内しています。サービス内容は変更されず、すでに世帯でNHKの受信契約を結んでいる場合は、名称変更による追加契約や追加負担は必要ないとしています。
つまり、「NHKプラスとNHK ONEは別々の配信サービスなのか」という疑問への答えは、2026年10月時点では、旧アプリ名がNHK ONEに統一されたということです。過去の記事や検索結果に「NHKプラス」と書かれていても、最新のアプリ名と区別して読む必要があります。
見逃し配信については、通常のNHK ONEでは総合テレビ・Eテレの番組を放送後7日間視聴できると案内されています。2026年大会の中継は7月に終了しているため、10月時点で当時の試合を通常の見逃し配信として視聴できる期間は過ぎています。特別なアーカイブや関連動画が残っているかどうかは、NHKの番組・特設コンテンツごとに確認する必要があります。
【無料視聴の方法】地上波・NHK ONE・DAZNはどう使い分ける?
大会期間中に無料で視聴する方法を探していた場合、基本となる選択肢は地上波放送と、対象番組のNHK ONE配信でした。日本代表戦や注目カードを地上波で視聴できる一方、地上波の中継対象は大会全104試合の一部に限られていました。
NHK ONEは、地上波の対象試合をスマートフォンやパソコンで視聴するための選択肢でした。ただし、受信契約や利用登録などの条件、対象番組、配信期間を確認する必要があります。無料で使えることと、すべての試合を見られることは別です。
DAZNについては、公式ヘルプページで全104試合の配信が案内され、視聴対象の契約プランや追加オプションについて説明されていました。また、別の視聴方法案内では、日本代表戦を無料で配信するとされています。無料で視聴できる試合と、有料契約などが必要な試合を混同しないよう、利用条件を確認が必要です。
ただし、2026年10月時点では大会は終了しているため、これからライブ中継を無料で見ることはできません。過去の試合映像を探す場合は、DAZNの見逃し配信やハイライトの提供状況、NHKの公式コンテンツの公開状況をそれぞれ確認してください。配信期間や視聴条件は、サービスやコンテンツによって異なります。
なお、NHK ONEは日本国内向けのサービスです。海外からの視聴を予定している場合、国内と同じ利用条件で視聴できるとは限りません。日本国内での利用を前提としたサービスと、海外向けの放送・配信サービスは分けて考える必要があります。
【公式情報の確認方法】放送日程・キックオフ時間・決勝トーナメントの調べ方
ワールドカップの放送予定を調べる際は、検索結果の見出しだけで判断せず、NHKの公式発表や番組表、放送・配信サービスの案内を確認するのが確実です。大会前に公表された日程は、その後の編成変更や試合の進出状況によって更新される場合があります。
NHKは大会の特設サイトを設け、試合日程・放送予定、日本代表の動画まとめ、全試合の2分ハイライト、速報結果、ニュース、出場チーム情報などを案内していました。放送予定と試合結果を同じ場所で確認できる構成で、試合の中継先を探す際の入口になっていました。
決勝トーナメントは、日本代表が勝ち進むかどうかによって、次の試合の対戦相手と放送予定が変わります。NHKも大会中に決勝トーナメントの中継予定を追加発表していました。大会期間中に最新情報を探す場合は、初期の放送予定だけでなく、その後の公式発表も確認する必要がありました。
キックオフ時間についても注意が必要です。2026年大会はカナダ、メキシコ、アメリカで開催され、日本時間では早朝や午前中の試合が複数ありました。放送日程を確認する際は、現地時間と日本時間を取り違えないことが大切です。DAZNの公式案内では、試合日程とキックオフ時間をアプリ内で利用者の現地時間に変換して表示すると説明されています。
検索するときは、次の3点を確認すると情報を整理しやすくなります。
- 放送先:NHK総合、NHK BS、BSP4K、NHK ONEのどれが対象か。
- 放送形態:生中継なのか、録画放送なのか、見逃し配信なのか。
- 情報の更新日:大会前の予定なのか、試合直前・大会中に更新された情報なのか。
特に、記事タイトルに「全104試合」と書かれていても、地上波での放送、衛星放送での録画、ネットでのライブ配信が一括して扱われている場合があります。視聴方法を決める際は、対象試合数だけでなく、どの形式で視聴できるのかまで確認が必要です。
【プロの結論】NHKのワールドカップ放送で知っておきたい判断基準
2026年大会の放送体制から見えてくるのは、テレビ放送とインターネット配信が、それぞれ異なる役割を担っていたことです。NHK総合などの地上波は主要試合を広く届け、BSは一部の試合を補完し、BSP4Kは全104試合をカバー。NHK ONEは地上波の中継とハイライトをインターネット経由で視聴できる仕組みでした。
視聴方法を選ぶ際の基準は、次のように整理できます。
- 地上波で主要試合を見たい人:NHK総合などの番組表を確認する。
- NHKで大会の全試合を追いたい人:BSP4Kの対象試合と生中継・録画の区別を確認する。
- スマートフォンやパソコンで見たい人:NHK ONEの対象番組と配信期間を確認する。
- 全104試合のライブ配信を重視する人:DAZNの配信対象と契約条件を確認する。
- 試合後に映像を見たい人:見逃し配信の期間と、ハイライト・アーカイブの公開状況を確認する。
一方、NHK ONEだけで全104試合を見られると考えている人や、BSP4Kの全試合がすべて生中継されると思っている人は、サービスの対象範囲を見直す必要があります。放送局や配信サービスの名前だけで判断せず、試合数と放送形態を組み合わせて確認することが、視聴方法を選ぶうえでの基本です。
【NHKワールドカップ放送】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:NHKではワールドカップ2026の全104試合を放送しましたか?
A1:NHKはBSP4Kで全104試合を生中継と録画放送で扱う計画を発表しました。ただし、地上波の生中継は計34試合で、NHK ONEの配信対象も地上波の中継試合と大会関連ハイライトが中心でした。
Q2:日本代表戦はNHK総合で全試合放送されましたか?
A2:日本代表の全試合をNHKの地上波とBSで生中継する方針でしたが、すべてが総合テレビというわけではありません。1次リーグでは日本対オランダと日本対スウェーデンが総合テレビ、日本対チュニジアがBSで放送される予定でした。決勝トーナメントの放送先もラウンドによって異なる編成でした。
Q3:NHK ONEでワールドカップの全104試合を見逃し視聴できますか?
A3:NHK ONEは全104試合を一括配信するサービスではありません。大会中は地上波の計34試合とハイライト番組が同時・見逃し配信の対象でした。さらに通常の見逃し配信は放送後7日間が基本のため、2026年10月時点では大会当時の通常配信期間は過ぎています。
Q4:NHKプラスとNHK ONEは何が違いますか?
A4:2026年10月1日から、番組配信アプリの名称がNHKプラスからNHK ONEに統一されました。NHKの発表では、名称変更によるサービス内容の変更はなく、既存アプリは更新によって新しい名称とアイコンに切り替わると案内されています。
Q5:ワールドカップ2026を無料で視聴する方法はありましたか?
A5:大会期間中は、NHKの地上波放送やNHK ONEの対象番組が選択肢となりました。また、DAZNは日本代表戦の無料配信を案内していました。ただし、対象試合や利用条件はサービスごとに異なり、2026年10月時点では大会のライブ中継は終了しています。
2026年のFIFAワールドカップについて、NHKは地上波で計34試合を生中継し、BSP4Kでは全104試合を生中継・録画放送する方針を示しました。日本代表戦はNHKの地上波とBSで全試合を生中継する計画で、NHK ONEでは地上波の中継試合と大会関連ハイライトを同時・見逃し配信していました。
ただし、2026年10月26日時点では大会はすでに終了しています。今から当時の映像を探す場合は、NHK ONEの通常の見逃し配信期間が過ぎていることを踏まえ、公式の関連動画やアーカイブ、DAZNの配信状況を確認する必要があります。
ワールドカップの放送情報を正しく理解するために大切なのは、「NHKで放送するか」だけではなく、「どのチャンネルで、何試合を、どの形式で視聴できるか」を区別することです。今後の国際大会でも、公式の放送予定と配信対象を照らし合わせることが、見たい試合を逃さないための最も確実な方法です。