2026年10月現在、朝倉海の通算戦績は23勝6敗、引き分けなし。2026年5月30日にキャメロン・スモザーマンをKOで下すと、8月29日にはアオリ・チロンにもKO/TKO勝ちを収め、UFCで2連勝を記録した。UFC公式の選手データでも、通算成績と直近2試合の勝利が確認できる。
RIZIN時代にはバンタム級王座を2度獲得し、堀口恭司やフアン・アーチュレッタら強豪との試合でも存在感を示した。一方、UFCデビュー戦のアレッシャンドリ・パントージャ戦、続くティム・エリオット戦では、いずれも一本負けを喫している。2026年の連勝は、こうした苦戦を経て階級をバンタム級に移した後の結果だ。通算成績だけでなく、対戦相手、決着方法、階級の違いを整理すると、現在の実力と今後の課題が見えてくる。
【2026年最新】朝倉海の通算戦績は23勝6敗!直近2試合で連続KO勝ち

朝倉海の2026年最新戦績を確認するうえで、まず押さえたいのは、通算29試合で23勝6敗という数字だ。UFC公式選手ページに掲載されている勝利の決着方法は、KO/TKOが15勝、サブミッションによる一本が3勝、判定が5勝となっている。
2026年は、5月30日のキャメロン・スモザーマン戦で第1ラウンド1分50秒、KO勝ち。続く8月29日のアオリ・チロン戦では、第2ラウンド34秒にKO/TKOで勝利した。いずれも打撃によるフィニッシュであり、朝倉の持ち味である瞬発力と攻撃の決定力が結果に表れた2試合だった。
特に注目したいのは、2025年8月のティム・エリオット戦からの変化だ。エリオット戦ではギロチンチョークによる一本負けを喫したが、2026年は2試合続けてフィニッシュ勝利を収めている。敗戦からの再起という意味で、2026年はキャリアの重要な転換期になった。
ただし、2連勝という結果だけでUFCのタイトル挑戦が近いと断定することはできない。対戦相手の実績やランキング、試合内容、組み技への対応などを含めて評価する必要がある。現段階では、バンタム級で連続フィニッシュを記録し、再び存在感を示したことが最も確かな評価材料だ。
【試合結果一覧】朝倉海の全29試合を時系列で振り返る
以下は、公開されているプロMMAの試合記録をもとに整理した29試合の一覧だ。UFCだけでなく、RIZINやRoad FCなどでの試合も含めている。大会によって階級やルール、対戦相手の特徴が異なるため、単純な勝敗だけでなく決着方法も確認したい。
| 試合日 | 対戦相手 | 結果・決着方法 | 大会・団体 |
|---|---|---|---|
| 2026年8月29日 | アオリ・チロン | 勝ち・2R 0:34 KO/TKO | UFC |
| 2026年5月30日 | キャメロン・スモザーマン | 勝ち・1R 1:50 KO | UFC |
| 2025年8月16日 | ティム・エリオット | 負け・2R 4:39 ギロチンチョーク | UFC 319 |
| 2024年12月7日 | アレッシャンドリ・パントージャ | 負け・2R 2:05 リアネイキッドチョーク | UFC 310 |
| 2023年12月31日 | フアン・アーチュレッタ | 勝ち・2R 3:20 TKO | RIZIN.45 |
| 2023年5月6日 | 元谷友貴 | 勝ち・3R 2:25 KO | RIZIN.42 |
| 2021年12月31日 | 扇久保博正 | 負け・判定 | RIZIN.33 |
| 2021年12月31日 | 瀧澤謙太 | 勝ち・判定 | RIZIN.33 |
| 2021年9月19日 | アラン・ヒロ・ヤマニハ | 勝ち・判定 | RIZIN.30 |
| 2021年6月13日 | 渡部修斗 | 勝ち・1R 3:22 TKO | RIZIN.28 |
| 2020年12月31日 | 堀口恭司 | 負け・1R 2:48 KO | RIZIN.26 |
| 2020年9月27日 | 昇侍 | 勝ち・1R 2:37 TKO | RIZIN.24 |
| 2020年8月10日 | 扇久保博正 | 勝ち・1R 4:31 TKO | RIZIN.23 |
| 2019年12月31日 | マネル・ケイプ | 負け・2R 0:38 TKO | RIZIN.20 |
| 2019年10月12日 | 佐々木憂流迦 | 勝ち・1R 0:54 TKO | RIZIN.19 |
| 2019年8月18日 | 堀口恭司 | 勝ち・1R 1:08 KO | RIZIN.18 |
| 2018年12月31日 | ムン・ジェフン | 勝ち・判定 | RIZIN 平成最後のやれんのか! |
| 2018年9月30日 | トップノイ・タイガームエタイ | 勝ち・判定 | RIZIN.13 |
| 2018年5月6日 | マネル・ケイプ | 勝ち・判定 | RIZIN.10 |
| 2017年12月29日 | 才賀紀左衛門 | 勝ち・2R 2:39 TKO | RIZIN.8 |
| 2017年6月10日 | ムン・ジェフン | 負け・3R 2:39 KO | Road FC 39 |
| 2017年3月11日 | アラテン・ヘイリ | 勝ち・1R 0:29 KO/TKO | Road FC 37 |
| 2016年9月4日 | 大井洋一 | 勝ち・1R 4:52 TKO | THE OUTSIDER 42 |
| 2016年7月2日 | リウ・シャオヤン | 勝ち・1R 1:53 リアネイキッドチョーク | Road FC 32 |
| 2015年12月13日 | クァク・ジョンヒョン | 勝ち・1R 4:04 KO | THE OUTSIDER 38 |
| 2015年9月6日 | チェ・ジョンビン | 勝ち・1R 2:21 ブラボーチョーク | THE OUTSIDER 37 |
| 2015年7月19日 | 高山敬伍 | 勝ち・1R 0:40 TKO | THE OUTSIDER 36 |
| 2015年5月17日 | 伊達聡 | 勝ち・2R 3:36 KO | THE OUTSIDER 35 |
| 2012年9月16日 | 鈴木智也 | 勝ち・1R 2:34 アームバー | DEEP Cage Impact 2012 |
この一覧から読み取れるのは、朝倉がキャリア初期からフィニッシュ能力を発揮してきたことだ。2017年のアラテン・ヘイリ戦は第1ラウンド29秒で決着。2019年の佐々木憂流迦戦も第1ラウンド54秒で勝利している。2026年の連続KO勝ちも、こうした早い段階で試合を終わらせる能力の延長線上にある。
一方、長期的なキャリアを見れば、判定まで戦い抜いた試合もあり、すべてを一撃の強さだけで説明することはできない。対戦相手や試合展開によって勝ち方が変わる点も、戦績を読み解くうえで押さえておきたい。
【UFC戦績】パントージャ戦・エリオット戦の敗北から何を変えたのか
朝倉海のUFCデビューは2024年12月7日のUFC 310。相手は当時のUFCフライ級王者アレッシャンドリ・パントージャで、フライ級タイトルマッチという大舞台だった。朝倉は第2ラウンド2分5秒、リアネイキッドチョークで一本負け。UFC初戦で王座獲得を狙ったものの、タイトルには届かなかった。
次戦は2025年8月16日のUFC 319、ティム・エリオット戦だった。この試合でも第2ラウンド4分39秒にギロチンチョークで一本負けを喫した。UFC参戦後、2試合連続でサブミッションによる敗戦となり、打撃を強みとする朝倉にとって、組み技の攻防が大きな課題として浮かび上がった。
その後、朝倉は2026年にバンタム級で戦い、スモザーマン戦とアオリ・チロン戦に連勝した。2試合とも打撃で決着をつけており、勝利の形だけを見れば、持ち味を生かした立て直しに成功したと評価できる。
ただし、UFC全体の戦績は現在2勝2敗だ。2026年の2連勝は重要な前進だが、パントージャやエリオットに敗れた事実が消えるわけではない。次の段階では、打撃戦で優位を築くだけでなく、相手に組みつかれた場面や下になった場面で、どこまで危険を回避できるかが問われる。
UFC戦績を評価するときは、勝ち負けの数に加え、対戦相手の実績と階級を分けて考えることが大切だ。フライ級王者への挑戦と、バンタム級での連勝は、それぞれ異なる条件で行われた試合である。
【RIZIN戦績】バンタム級王座を2度獲得した実績と強豪との激闘
朝倉海のキャリアを語るうえで、RIZIN時代の実績は欠かせない。RIZIN公式選手ページによると、RIZINでの戦績は16戦13勝3敗。加えて、第3代と第6代のRIZINバンタム級王者として記録されており、同階級で2度の王座獲得を果たしている。
大きな転機となったのが、2019年8月18日の堀口恭司戦だ。朝倉は第1ラウンド1分8秒、パンチによるKO勝ちを収めた。その後、2019年12月のマネル・ケイプ戦では敗れたものの、2020年には扇久保博正らを下して王座を獲得。2020年12月には堀口との再戦に敗れるなど、勝利と敗北の両方を経験しながら実績を積み重ねた。
2023年には、元谷友貴を膝蹴りで下し、さらに12月31日のRIZIN.45でフアン・アーチュレッタに勝利。アーチュレッタ戦では第2ラウンド3分20秒にボディーへの膝蹴りと打撃でTKO勝ちを収め、バンタム級王座を再び獲得した。
RIZINでの戦績は13勝3敗と高い勝率を残しているが、その価値は数字だけでは測れない。堀口、ケイプ、アーチュレッタといった実力者との対戦経験は、朝倉が国内の舞台でトップクラスの競争を経験してきたことを示す。特に、勝利した相手に再戦で敗れる経験も含め、試合ごとの対応力が試されてきた。
また、RIZINとUFCは大会ごとのルール、対戦相手の構成、競争環境が異なる。RIZINで王座を獲得した実績は確かな強みだが、そのままUFCでのタイトル獲得を保証するものではない。RIZIN時代の成功を土台に、UFCのトップ選手に通用する総合力を示せるかが、今後の焦点となる。
【勝率・KO率を分析】朝倉海の強みと弱点、2026年以降の展望
通算23勝6敗という数字を割合に直すと、プロMMA全29試合での勝率は約79.3%となる。勝利23試合の内訳はKO/TKOが15勝、一本が3勝、判定が5勝。勝利のうちKO/TKOが占める割合は約65.2%で、打撃による決定力の高さが数字にも表れている。
ここで注意したいのが、「KO率」という言葉の定義だ。勝利した試合のうちKO/TKOが占める割合は15勝÷23勝で約65.2%。一方、全29試合に対するKO/TKO勝利の割合は15÷29で約51.7%となる。計算の分母が違うため、数値を比較するときは同じ基準にそろえる必要がある。
敗戦の決着方法にも、実力を評価するうえで重要な情報がある。公開されている試合記録を集計すると、敗戦6試合の内訳はKO/TKOが3敗、一本が2敗、判定が1敗だ。特にUFCでは、パントージャ戦とエリオット戦の2試合が一本負けだった。これをもってグラップリング全般に弱いと断定することはできないが、組み技の強い相手に対する防御力は、今後も注視したいポイントだ。
2026年の連勝は、朝倉が打撃で相手を仕留める力を維持していることを示している。一方、UFCでさらに上を目指すには、相手の組みつきをどう防ぐか、テイクダウンを許した後にどう立て直すか、長いラウンドでも攻撃の精度を保てるかといった点が重要になる。
【プロの結論】朝倉海は、KO能力と試合を早い段階で終わらせる力を持ち、RIZINで王座を2度獲得した実績もある。2026年のUFC2連勝は、再び勝ち星を積み上げるうえで大きな成果だ。ただし、現時点での評価は「UFCで再浮上を果たした段階」と捉えるのが妥当だろう。次の試合で組み技への対応を示し、実力のある相手にも勝利を重ねられれば、タイトル戦線への距離を縮める可能性がある。
今後の試合を見る際は、単にKO勝ちかどうかだけでなく、相手の実績、組み技の攻防、被弾の程度、ラウンドを通じた試合運びを確認したい。これらを総合して判断することで、朝倉の現在地をより正確に把握できる。
【朝倉海戦績】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:朝倉海の通算戦績は2026年現在、何勝何敗ですか?
A1:2026年8月29日のアオリ・チロン戦終了時点で、プロMMA通算23勝6敗、引き分けなしです。2026年はキャメロン・スモザーマン戦とアオリ・チロン戦に連勝しています。
Q2:朝倉海のUFC戦績は何勝何敗ですか?
A2:2026年8月29日の試合終了時点でUFC戦績は2勝2敗です。アレッシャンドリ・パントージャとティム・エリオットに一本負けした後、2026年にキャメロン・スモザーマンとアオリ・チロンをKO/TKOで下しました。
Q3:朝倉海のRIZIN戦績と獲得タイトルは?
A3:RIZIN公式選手ページでは16戦13勝3敗と記録されています。第3代および第6代RIZINバンタム級王者として、同階級の王座を2度獲得しました。
Q4:朝倉海の勝利はKOと一本のどちらが多いですか?
A4:勝利23試合のうち、KO/TKOが15勝、一本が3勝、判定が5勝です。KO/TKOによる勝利が最も多く、勝利全体の約65.2%を占めています。
Q5:朝倉海は今後UFCのタイトルを獲得できる可能性がありますか?
A5:2026年の連続フィニッシュ勝利は前向きな材料です。ただし、タイトル獲得を予測するには、今後の対戦相手の実績やランキング、組み技への対応力などを見極める必要があります。現時点では、バンタム級で勝利を重ねられるかが重要です。
2026年10月現在、朝倉海の通算戦績は23勝6敗。勝利のうち15勝がKO/TKOで、打撃の決定力はキャリアを通じた大きな武器となっている。RIZINではバンタム級王座を2度獲得し、国内トップクラスの選手との対戦経験を積んだ。
UFCではパントージャ戦、エリオット戦で連敗したものの、2026年はスモザーマン戦とアオリ・チロン戦で連続KO/TKO勝ちを記録。階級をバンタム級に移して再起を果たした点は、現在のキャリアを評価するうえで重要だ。
今後の焦点は、連勝をどこまで伸ばせるか、そして打撃だけでなく組み技の攻防でもUFCの上位選手に対応できるかという2点にある。通算勝率やKO率は選手の特徴を把握する手掛かりになるが、それだけで将来の結果は決まらない。対戦相手のレベルと試合内容を合わせて確認することが、朝倉海の実力と今後の展望を見極める最も確かな方法だ。