2026年6月、格闘家の朝倉未来がYouTuberのヒカルのチャンネルに出演し、ファイトマネーの過去最高額について「億は行ってますよね?」という質問に「もちろん」と回答した。加えて、パンツスポンサーからの収入についても、ファイトマネーとは別に「多分1億円くらいです」と明かし、共演したヒカルや実業家の桑田龍征氏らを驚かせた。
朝倉未来のファイトマネーは、2026年現在、いくらなのか。過去最高額の具体的な数字は公表されているのか。2022年のフロイド・メイウェザー戦を境に報酬が増えた理由や、RIZINの選手別ファイトマネー、スポンサー収入、賞金・ボーナス制度まで、本人の発言と報道を基に整理する。
【2026年最新】朝倉未来のファイトマネーはいくら?1億円超の告白を検証

2026年6月24日、ENCOUNTは朝倉未来がヒカルのYouTubeチャンネルで過去最高のファイトマネーを明かしたと報じた。6月29日にはスポニチも関連する動画内の発言を伝えている。
話題となったのは、ヒカルと桑田龍征氏らが朝倉に「1番高かったファイトマネー」を尋ねた場面だ。朝倉はRIZIN側が金額の公表を認めない可能性に触れながら、質問に応じた。
ヒカルらが数億円規模の可能性を口にするなか、「億は行ってますよね?」との問いに、朝倉は「もちろん」と回答。続いて金額を伝える場面では、ピー音で具体的な数字が伏せられた。
ここで押さえたいのは、1億円を超えているという本人の回答は確認できる一方、正確な金額は公表されていないという点だ。2億円、3億円、5億円といった数字は、共演者が予想として口にしたものであり、朝倉の実際の報酬額として確定した情報ではない。
また、今回話題になったのは過去最高額だ。朝倉は、昨年末の実際のファイトマネーについても金額を明かしたと報じられているが、具体額は伏せられている。したがって、2026年の告白から「現在の全試合で必ず1億円以上を受け取っている」と断定することもできない。
今回の発言で分かったのは、朝倉のキャリアにおける最高額が億円を超える水準に達していること、そして本人が報酬の増加をメイウェザー戦以降の変化として説明していることだ。金額そのものだけでなく、報酬が上がった背景を考えることが、実態を理解する手がかりになる。
【歴代ファイトマネー】デビューからメイウェザー戦、2026年までの推移
朝倉未来のファイトマネーは、格闘家としてのキャリアの進展とともに変化してきた。本人は過去のYouTube出演やインタビューで、アマチュア時代からRIZINのトップ選手になるまでの報酬について語っている。
2022年2月のスポニチやReal Soundの報道によると、DEEPでのデビュー戦のファイトマネーは約2万円だったという。その後、知名度を高め、スポンサー収入を得られるようになったことで、試合を通じて受け取る金額は大きく変化した。
| 時期 | 出来事・本人の発言 | 金額・確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2012年9月 | DEEPでプロデビュー | 本人によるとファイトマネーは約2万円 |
| THE OUTSIDER参戦期 | アマチュア主体の大会で経験を積む | 通常のファイトマネーはなく、勝利者賞や各種賞金が中心 |
| 2018年 | DEEP出場、RIZIN初参戦 | DEEPではパンツスポンサー収入を含め100万円以上を受け取った試合もあったと説明 |
| 2022年2月 | RIZINでの報酬について発言 | ファイトマネーだけで地方の家を1軒買える程度、スポンサー収入も同程度と説明 |
| 2022年9月 | フロイド・メイウェザーと対戦 | 朝倉自身の正確な報酬額は非公表。この試合以降、ファイトマネーが上がったと後に説明 |
| 2022年11月 | 自身の1試合当たりの報酬について発言 | ファイトマネーなどを含め、全部で1億円を超えると説明 |
| 2026年6月 | ヒカルのYouTube企画で過去最高額を告白 | 過去最高のファイトマネーが1億円超であることを認める。正確な数字は非公開 |
表から見えてくるのは、単に試合を重ねるごとに報酬が増えたという話ではない。知名度が上がり、スポンサーを獲得し、興行の集客に貢献できるようになったことで、報酬の構造そのものが変化している。
特に2022年2月の本人発言では、ファイトマネーとパンツスポンサー収入を分けて説明していた。同年11月には、1試合で得る報酬の総額が1億円を超えると話している。2026年の発言ではファイトマネー単体の過去最高額が億円を超えることを認めており、以前の「報酬総額」と今回の「ファイトマネー」を区別して読む必要がある。
なお、2022年9月のメイウェザー戦について、朝倉自身の報酬額を裏付ける公表資料はない。試合の規模や相手の報酬額を、そのまま朝倉のファイトマネーに当てはめることはできない。
【メイウェザー戦が転機】朝倉未来のファイトマネーが増額した理由
朝倉未来は2026年6月のヒカルとの対談で、ファイトマネーについて「メイウェザー戦から上がりました」と説明した。本人の言葉から、2022年9月のフロイド・メイウェザー戦が報酬増加の大きな転機だったことが分かる。
ただし、試合に出場したことだけが増額の理由とは限らない。報酬の変化を考えるうえでは、興行の規模、注目度、スポンサー価値という3つの要素が重要になる。
1つ目は、世界的な知名度を持つ選手との対戦による注目度の上昇だ。メイウェザーはボクシングの元5階級制覇王者であり、2022年の「超RIZIN」で実現した対戦は、国内の格闘技ファンだけでなく、幅広い視聴者の関心を集めるカードだった。
スポニチや日刊スポーツの報道によると、RIZINの榊原信行CEOは、メイウェザー側のファイトマネーが2018年の那須川天心戦を上回ることを説明し、2桁億円規模であることやPPVの歩合があることにも言及している。これはメイウェザー側の報酬であり、朝倉の報酬額とは別の話だ。
それでも、こうした大型興行は選手の露出を増やし、イベント自体の商業的な価値を高める。朝倉にとっても、国際的な注目を集める舞台に立ったことが、その後の交渉力や市場価値を高める一因になったと考えられる。
2つ目は、チケットやPPVなどの売上に貢献する集客力だ。朝倉は2022年11月、YouTubeを始めた理由について、格闘技界では選手に還元されるお金が少なかったため、知名度を高めて稼ぐ方法を考えたと説明している。強さだけでなく、どれだけ人を集められるかを重視する姿勢がうかがえる。
3つ目は、スポンサー企業にとっての広告価値だ。試合中に着用するパンツへのロゴ掲出などは、映像や写真を通じて多くの視聴者の目に触れる。試合の注目度が上がれば、スポンサーが得られる露出も増え、契約金額の上昇につながる可能性がある。
つまり、朝倉未来のファイトマネーが増額した背景には、競技実績だけでは説明できない「選手自身が生み出す興行価値」がある。メイウェザー戦は、その価値が大きく広がる契機になったと読み取れる。
【スポンサー収入は別枠】「1億円」の発言を年収と混同しない
2026年6月の告白で、ファイトマネーと並んで注目されたのがスポンサー収入だ。ENCOUNTの報道によると、朝倉はパンツスポンサーからの収入について、ファイトマネーとは別に「多分1億円くらいです」と説明した。
この発言は大きな金額だが、読み違えやすい点もある。報道されたのは、ファイトマネーの過去最高額について話していた場面でのスポンサー収入に関する説明だ。この1億円を、毎年必ず得られるスポンサー収入や年間の総収入と同一視することはできない。
格闘家の収入を考える際は、少なくとも次の項目を区別する必要がある。
- ファイトマネー:試合に出場することに対して支払われる報酬。
- スポンサー収入:パンツへのロゴ掲出など、企業との契約に基づく収入。
- 勝利・大会ボーナス:勝利や大会での特定の成果に対して支払われる追加報酬。
- その他の事業収入:YouTube、アパレル、広告、事業経営など、格闘技の試合以外から得る収入。
朝倉未来は格闘家として活動する一方、YouTuberや実業家としても活動している。そのため、試合で得た報酬と、事業活動を通じて得た収入を分けて考えなければ、本人の経済的な実態は見えにくい。
また、ファイトマネーが1億円を超えたとしても、それがそのまま本人の手取り額になるとは限らない。契約条件やマネジメントに関する費用、税金などが関係するためだ。実際の控除額や手取り額は、契約や会計の詳細が公表されていない以上、外部から正確には算出できない。
朝倉未来の「スポンサー収入1億円」という情報を読むときは、金額の大きさだけでなく、どの収入を指すのか、どの期間に対応するのか、ファイトマネーとは別なのかを確認することが大切だ。
【RIZINファイトマネー相場】選手別の比較と賞金・ボーナス制度
朝倉未来の報酬が際立っているのは、RIZINの選手全員が同じような金額を受け取っているわけではないからだ。ただし、RIZINは全選手のファイトマネーを一覧で公表していない。選手本人の発言や報道で明らかになった事例を比較する際も、契約条件や試合の位置づけが異なることを踏まえる必要がある。
2026年4月には、BreakingDownにも出場するジョリーが、自身のファイトマネーについて「4桁ですね。1000万」と語ったとENCOUNTが報じた。ただし、これは本人の発言に基づく情報であり、RIZINが公式に発表した全選手共通の基準額ではない。
また、2023年に朝倉と対戦したヴガール・ケラモフについては、ファイトマネーが1万5000ドルで、勝利ボーナスが1万ドルだったとする本人発言の紹介記事がある。仮にこの条件であれば、出場報酬と勝利時の追加報酬が分かれた契約例と考えられる。ただし、これも特定の選手・試合に関する事例であり、RIZIN全体の標準契約を示すものではない。
このように、朝倉未来の1億円超という報酬と、ほかの選手の数百万円・1000万円規模とされる報酬を比較するときには、同じ条件で比較できるかを確認する必要がある。ファイトマネーのみなのか、スポンサー収入やボーナスを含むのかによって、数字の意味は変わる。
RIZINの賞金・ボーナス制度は、通常のファイトマネーとは別に考えるべき仕組みだ。その具体例として、RIZIN公式サイトは2021年のバンタム級JAPAN GPについて、優勝賞金1000万円、準優勝賞金500万円、ベストバウト賞やベストKO賞など各種賞金を発表している。最速勝利賞も設けられ、同トーナメントの賞金総額は2000万円とされた。
ここで重要なのは、トーナメントの優勝賞金やベストKO賞は、通常の試合報酬と同じものではないという点だ。賞金は特定の大会や成果に対して支給されるものであり、毎試合のファイトマネーを直接示す数字ではない。
加えて、2026年9月のスポニチ報道では、朝倉がBreakingDownの出場者について、知名度の高い選手にはスポンサー収入が1試合1500万円規模に達する例があると説明した。一方で、RIZINのタイトルマッチに出場する選手でも、ファイトマネーが300万〜400万円程度のケースがあると話している。
この発言も個々の契約を網羅した統計ではないが、格闘技の報酬が勝敗や競技レベルだけで決まるわけではないことを示している。知名度、広告価値、興行への貢献度、スポンサーの需要などが、報酬を左右する要因になっている。
【ファイトマネーの真相】朝倉未来の現在の実態を見極める3つのポイント
朝倉未来のファイトマネーをめぐる情報には、本人の直接発言、報道による要約、推測に基づく金額が混在している。実態を正しく理解するためには、情報の種類を分けて読むことが欠かせない。
ポイント1:本人が認めた金額と、周囲が予想した金額を分ける。
2026年6月の動画では、過去最高のファイトマネーが1億円を超えることは本人が認めている。一方、2億円、3億円、5億円などの数字は、共演者が予想として挙げたものだ。ピー音で伏せられた具体額を、周囲の予想だけから特定することはできない。
ポイント2:ファイトマネーとスポンサー収入、年間収入を混同しない。
1試合のファイトマネー、スポンサー契約から得る収入、年間の事業収益は、それぞれ異なる指標だ。朝倉未来のように複数の収入源を持つ人物の場合、試合の報酬が高額であっても、それだけで年間の総収入や純利益が分かるわけではない。
ポイント3:選手別の金額は、契約条件と情報の確度を確認して比較する。
ある選手が公表した金額が、基本のファイトマネーなのか、勝利ボーナス込みなのか、スポンサー収入を含んでいるのかによって、比較結果は変わる。特定の選手の発言をRIZIN全体の相場に置き換えるのではなく、複数の事例を同じ基準で見比べることが重要だ。
朝倉未来のケースで注目すべきなのは、報酬の高さだけではない。格闘技の実績に加え、YouTubeでの発信、試合への注目度、スポンサー企業にとっての価値などを組み合わせ、選手としての市場価値を高めてきた点にある。
ファイトマネーは、格闘家としての強さをそのまま金額に換算したものではない。競技の成果と、興行を成立させる力の両方が関係する。朝倉未来の報酬の変化は、格闘技と動画メディア、広告ビジネスが結びついた現在の興行構造を考えるうえでも興味深い事例だ。
【朝倉未来ファイトマネー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:朝倉未来のファイトマネーは2026年現在、いくらですか?
A1:2026年6月、ヒカルのYouTube企画で、朝倉未来は過去最高のファイトマネーが1億円を超えることを認めました。ただし、具体的な金額はピー音で伏せられており、正確な額は公表されていません。過去最高額と、すべての試合で受け取る金額は区別する必要があります。
Q2:朝倉未来のファイトマネーが最も高かったのはメイウェザー戦ですか?
A2:本人は「メイウェザー戦から上がりました」と話していますが、メイウェザー戦そのものの朝倉の報酬額や、その試合がキャリア最高額だったかどうかは公表されていません。2026年の報道では、過去最高額として昨年末の試合の報酬が話題になっています。
Q3:朝倉未来のスポンサー収入1億円は年収ですか?
A3:2026年6月の報道では、パンツスポンサー収入について、ファイトマネーとは別に「多分1億円くらい」と説明しています。この発言だけでは年間のスポンサー収入なのか、特定の試合に関連する収入なのかを確定できません。年収や年間の純利益と同一視するのは適切ではありません。
Q4:RIZINのファイトマネーは選手全員が同じ金額ですか?
A4:全選手一律の金額が公式に公表されているわけではありません。本人発言や報道からは、選手の知名度、集客力、試合の注目度、契約条件などによって差が生じることがうかがえます。個別の報酬例を全選手に当てはめることはできません。
Q5:RIZINの優勝賞金やボーナスはファイトマネーに含まれますか?
A5:通常のファイトマネーとは区別して考える必要があります。例えば、2021年のバンタム級JAPAN GPでは優勝賞金1000万円、準優勝賞金500万円に加え、ベストバウト賞やベストKO賞などが設けられました。こうした賞金は大会や特定の成果に対して支給されるもので、通常の出場報酬とは別の収入項目です。
2026年10月現在、朝倉未来のファイトマネーをめぐる最大の注目材料は、同年6月のヒカルのYouTube企画で、過去最高額が1億円を超えることを本人が認めた点だ。具体的な金額は非公開だが、本人はメイウェザー戦以降に報酬が増えたと説明している。
パンツスポンサー収入についても、ファイトマネーとは別に約1億円と語ったことが報じられた。ただし、この数字を年間収入や総資産と混同してはならない。ファイトマネー、スポンサー収入、賞金・ボーナス、YouTubeや事業による収入は、それぞれ異なるものだからだ。
また、RIZINの選手別ファイトマネーは一律に公開されておらず、他選手との比較には本人発言や報道の条件をそろえる必要がある。朝倉未来の報酬が高額になった背景には、競技者としての活動だけでなく、集客力やメディア露出、スポンサーに対する広告価値が関係している。
今後、新たな試合の報酬や契約条件が本人から明かされれば、過去最高額の推移やRIZINの報酬構造について、さらに具体的な比較が可能になる。現時点では、「過去最高のファイトマネーは1億円超」「正確な金額は非公開」「スポンサー収入は別枠」という3点を押さえることが、朝倉未来のファイトマネーの実態を理解するうえで最も確かな見方となる。