演歌歌手・三山ひろしは、2015年の初出場から2025年まで、NHK紅白歌合戦に11年連続11回出場している。伸びやかな歌声で演歌ファンを魅了する一方、けん玉のギネス世界記録に挑むパフォーマンスでも知られ、年末の紅白に欠かせない存在となった。
2025年12月31日に放送された「第76回NHK紅白歌合戦」では、「酒灯り~第9回けん玉世界記録への道~」を披露。司会の有吉弘行や新浜レオンらが参加した129人連続のけん玉チャレンジは、見事に成功した。では、三山はどのような経緯で紅白の常連となり、けん玉企画はなぜここまで大きくなったのか。歴代出場曲、過去の失敗、2026年の最新活動まで整理する。
【紅白三山ひろし】2025年は11回目の出場!129人のけん玉世界記録を達成

2025年12月31日、三山ひろしは「第76回NHK紅白歌合戦」に白組歌手として出演した。披露したのは「酒灯り~第9回けん玉世界記録への道~」。演歌の歌唱と大人数によるけん玉パフォーマンスを組み合わせたステージである。
日刊スポーツやスポニチの当日報道によると、今回の挑戦には129人が参加し、全員が連続してけん玉の玉を皿に乗せることに成功した。これにより、前年に達成した128人の記録を更新。三山が最後の129人目を務め、世界記録の達成を締めくくった。
今回の注目点は、人数の更新だけではない。挑戦者には、紅白司会の有吉弘行、歌手の新浜レオン、ILLITのIROHA、&TEAMのMAKI、DJ KOO、ハリセンボンの箕輪はるから、異なる分野で活動する出演者が参加した。
有吉はリハーサルで失敗しており、本番前には不安材料として報じられていた。しかし、本番では見事に成功。三山を含む参加者全員が記録達成の瞬間を迎えた。
三山にとって2025年は、紅白出場11年連続という節目でもある。2015年に演歌歌手として初出場を果たしてから、歌唱曲を変えながら、けん玉企画を年末の恒例パフォーマンスへと育ててきた。
【歴代出場曲一覧】三山ひろしは紅白で何を歌ってきた?2015~2025年を総整理
三山ひろしの紅白出場曲を振り返ると、演歌歌手としての代表曲と、けん玉企画の歩みが重なっていることがわかる。日本クラウンの公式ディスコグラフィーや紅白の出場記録をもとに、初出場から2025年までの11曲をまとめた。
| 出場年・回 | 歌唱曲 | けん玉企画の位置づけ |
|---|---|---|
| 2015年・第66回 | お岩木山 | 初出場。歌手としての代表曲で紅白デビュー |
| 2016年・第67回 | 四万十川~けん玉大使編~ | けん玉を取り入れた演出が登場 |
| 2017年・第68回 | 男の流儀~けん玉世界記録への道~ | 世界記録への挑戦が本格化 |
| 2018年・第69回 | いごっそ魂~けん玉世界記録への道、再び~ | 2回目の世界記録挑戦企画 |
| 2019年・第70回 | 望郷山河~第3回けん玉世界記録への道~ | 第3回の挑戦 |
| 2020年・第71回 | 北のおんな町~第4回けん玉世界記録への道~ | 第4回の挑戦 |
| 2021年・第72回 | 浮世傘~第5回けん玉世界記録への道~ | 第5回の挑戦 |
| 2022年・第73回 | 夢追い人~第6回けん玉世界記録への道~ | 第6回の挑戦 |
| 2023年・第74回 | どんこ坂~第7回けん玉世界記録への道~ | 判定の訂正を伴う挑戦 |
| 2024年・第75回 | 恋…情念~第8回けん玉世界記録への道~ | 128人連続成功を達成 |
| 2025年・第76回 | 酒灯り~第9回けん玉世界記録への道~ | 129人連続成功を達成 |
初出場の2015年に歌った「お岩木山」は、三山の知名度を大きく押し上げた楽曲だ。2015年の第57回日本レコード大賞では優秀作品賞を受賞し、同年の紅白初出場につながった。
2017年には「男の流儀」にけん玉世界記録への挑戦を組み合わせた演出が登場。以後、曲名の後ろに「けん玉世界記録への道」という副題を付ける構成が定着した。歌唱曲が毎年変わっても、けん玉企画を通じて三山のステージを認識できる仕組みが生まれたのである。
2023年の「どんこ坂」では、挑戦後にいったん成功とされた判定が映像確認によって覆る出来事があった。翌2024年には128人で成功し、2025年はさらに1人増えた129人で成功。記録更新の過程そのものが、企画の歴史を形作っている。
【紅白出場の経緯】三山ひろしはなぜ11年連続で選ばれてきたのか
三山ひろしの紅白出場を理解するうえで、けん玉だけに注目するのは十分ではない。出発点にあったのは、演歌歌手としての実績と、聴き手に親しみやすい歌声である。
三山は1980年9月17日生まれ、高知県南国市出身。本名は恒石正彰。2009年に「人恋酒場」で歌手デビューし、翌2010年には同曲が日本レコード協会のゴールドディスクに認定された。2012年発売の「男のうそ」では、オリコン演歌チャートで初の1位を獲得している。
転機となったのが、2015年発売の「お岩木山」だ。同曲は日本レコード大賞の優秀作品賞などを受賞し、三山は第66回NHK紅白歌合戦への初出場を果たした。デビューから数年をかけて実績を積み上げ、ヒット曲を足がかりに大舞台へ進んだ経緯がある。
歌手としての基盤を支えてきたのは、演歌の情感を伝える歌唱力だ。所属レーベルの日本クラウンは、三山の声を「ビタミン・ボイス」として紹介している。温かみのある声質と、言葉を丁寧に届ける歌い方は、演歌ファンだけでなく幅広い視聴者に親しまれてきた。
そこに加わったのが、けん玉という意外性のある特技だった。歌唱だけで完結するのではなく、観客や出演者が一緒に挑戦を見守る構成によって、三山のステージは音楽番組の枠を超えた参加型の企画へと発展した。
つまり、紅白への継続出場は、ヒット曲や演歌歌手としてのキャリアを土台に、毎年異なる曲と企画で視聴者に新しい見どころを届けてきたことと結びついている。
【けん玉企画の真相】四段の実力と129人連続成功までの道のり
三山ひろしのけん玉企画は、最初から紅白で世界記録に挑むことを目的として始まったわけではない。2026年2月に放送されたテレビ朝日系「徹子の部屋」に関する報道では、三山はデビュー後、ファンと一緒に昔ながらの遊びであるけん玉を楽しみ、イベントを盛り上げたいと考えたことがきっかけだったと説明している。
趣味として始めたけん玉が、次第に本格的な技術へと発展。三山は2013年にけん玉検定初段、2014年に二段、2015年に三段を取得し、2017年には四段に到達した。所属レーベルのプロフィールでも、けん玉四段が特技として紹介されている。
紅白での挑戦は2017年に始まり、2018年以降は毎年の恒例企画となった。参加人数を増やしながら連続成功を目指す方式は、1人の技術だけでなく、参加者全員の集中力とタイミングが求められる点に特徴がある。
2025年の挑戦で三山が最後の129人目を担当したのも、企画の中心人物として全体を締めくくる役割を担っているためだ。参加者が1人ずつ成功をつなぎ、最後の三山が決める構成は、歌唱とパフォーマンスをひとつにまとめる演出になっている。
なお、129人連続成功という記録は、129人がそれぞれ独立して技を披露する形式とは異なる。前の参加者が成功しても、次の参加者が失敗すれば連続成功は途切れる。人数が増えるほど、1人のミスが全体に与える影響も大きくなる。
【けん玉の失敗理由と成功率】有吉弘行のリハーサル失敗、2023年の判定訂正を検証
三山ひろしの紅白けん玉企画は、成功した年だけでなく、失敗や判定をめぐる出来事でも話題になってきた。日刊スポーツなどの報道によると、2025年までの9回の挑戦では、成功が6回、失敗が3回となっている。単純計算では、企画単位の成功率は約66.7%だ。
ただし、この数字は参加者1人ひとりの成功率ではない。毎年の挑戦全体を成功・失敗に分けた割合であり、個々の技の成功確率を表すものではない点に注意したい。
- 2017年:紅白での世界記録挑戦が始まった年。記録達成には至らなかった。
- 2018年:124人連続成功で記録を達成。
- 2019年:125人で挑戦したものの、記録達成には至らなかった。
- 2020年:125人連続成功で記録を達成。
- 2021年:126人連続成功で記録を達成。
- 2022年:127人連続成功で記録を達成。
- 2023年:128人で挑戦。放送中はいったん成功と発表されたが、映像確認の結果、失敗へ訂正された。
- 2024年:128人連続成功で記録を達成。
- 2025年:129人連続成功で記録を更新。
特に記憶に残るのが、2023年の判定訂正だ。スポニチの当時の報道によると、16人目の参加者が玉を落としたように見える場面があり、当初は成功とされたものの、その後の映像確認を経て失敗と発表された。これは、挑戦者の技術だけでなく、連続成功の判定と確認がいかに重要かを示した出来事だった。
2025年には、司会の有吉弘行がリハーサルで失敗したことも注目を集めた。日刊スポーツの報道では、三山はこの出来事に動揺したと語り、成功の基本として膝を使って玉を上げ、膝を使って受ける動作を挙げていた。
けん玉は、玉を上げる高さや体の姿勢、受ける瞬間の安定性が成功に関わる。参加人数が増えるほど、途中の誰かが失敗するリスクも高まる。紅白の舞台では、緊張やカメラを意識した動作も加わるため、練習でできる技を本番でも同じように再現できるかが重要になる。
2025年の本番では、有吉がリハーサルの失敗を乗り越えて成功し、三山らとともに129人の記録達成を実現した。失敗を恐れながらも本番で成功をつなぐ展開が、企画の緊張感を生み出している。
【2026年最新】三山ひろしの現在は?新曲と演歌活動、けん玉の評判
2026年の三山ひろしは、紅白のけん玉企画だけにとどまらず、演歌歌手として新作の発表を続けている。日本クラウンの公式ディスコグラフィーによると、2026年1月7日にはシングル「花とサムライ」を発売。勇ましさや日本男児の心意気を打ち出した楽曲として紹介されている。
加えて、6月24日には新曲「鳴門海流」を発売。男のロマンや心意気を描く港町演歌として展開され、三山の持ち味である王道演歌の路線を引き継いでいる。
9月23日には、股旅演歌の名曲20曲を集めたアルバム「お聴きください!三山ひろしが歌う股旅演歌二十選!」も発売された。こうした作品展開からは、紅白で知られるけん玉パフォーマンスと並行して、演歌のレパートリーを広げる活動が続いていることがわかる。
2026年10月26日時点では、2025年の紅白で披露した「酒灯り」も、三山の近年の代表的な歌唱曲のひとつとして位置づけられる。2026年の紅白出場については、出場者発表などの正式な番組情報を確認する必要があり、前年の連続出場だけを根拠に出演を確定することはできない。
けん玉企画の評判を考えるうえでは、歌唱とパフォーマンスを分けて見る視点も大切だ。三山の演歌を聴きたい視聴者にとっては、けん玉演出が歌の印象を強める場合もあれば、歌唱そのものに集中したいと感じる場合もある。一方、けん玉を知らない視聴者にとっても、参加者全員が成功をつなぐ緊張感は、番組を最後まで見届ける動機になりやすい。
有吉弘行や新浜レオンら、歌手・タレント・アイドルが一緒に挑戦する形式も、企画の間口を広げる要素だ。演歌のファンだけでなく、参加者それぞれのファンも注目できるため、音楽とバラエティーの両方の魅力を持つステージになっている。
【プロの結論】三山ひろしの紅白は「歌」と「挑戦」の二本柱で理解する
三山ひろしの紅白出場歴を整理すると、中心にあるのは演歌歌手として積み重ねてきた実績であり、けん玉はその魅力を広げる独自の表現手段だとわかる。2015年の「お岩木山」で初出場を果たし、2025年には11年連続11回の出場と129人連続成功を達成した。どちらか一方だけでは、三山の紅白での歩みを十分に説明できない。
けん玉企画の評価では、記録の人数だけを追うのではなく、挑戦の経緯、参加者の構成、失敗からの立て直し、そして歌唱との組み合わせを見ると理解が深まる。2023年の判定訂正や2025年の有吉のリハーサル失敗は、成功が当たり前ではないことを示す出来事だった。
また、紅白出場回数は、その年までの実績を表す数字であって、翌年の出演を保証するものではない。2026年の三山を追うなら、新曲やアルバムの発売、コンサートなどの音楽活動と、NHKから発表される紅白の正式情報を分けて確認することが大切だ。
【紅白三山ひろし】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:三山ひろしの紅白出場回数は何回ですか? A1:2025年の第76回NHK紅白歌合戦まで、2015年の初出場から11年連続11回です。
Q2:2025年の紅白で歌った曲は何ですか? A2:「酒灯り~第9回けん玉世界記録への道~」です。歌唱とともに129人連続のけん玉チャレンジに挑み、世界記録を達成しました。
Q3:三山ひろしのけん玉は何段ですか? A3:けん玉検定四段です。日本クラウンの公式プロフィールにも、特技としてけん玉四段が掲載されています。
Q4:紅白のけん玉企画は何回成功していますか? A4:2017年から2025年までの9回の挑戦のうち、成功は6回、失敗は3回です。企画単位で計算した成功率は約66.7%となります。
Q5:有吉弘行は2025年の紅白けん玉で失敗したのですか? A5:リハーサルでは失敗しましたが、本番では成功しています。三山らとともに129人連続成功の記録達成に貢献しました。
Q6:2026年の三山ひろしの最新曲は何ですか? A6:2026年6月24日に発売された「鳴門海流」です。同年1月には「花とサムライ」も発売され、9月には股旅演歌のアルバムもリリースされています。
三山ひろしは、2015年の「お岩木山」で紅白に初出場し、2025年まで11年連続11回の出場を果たした。歴代出場曲には演歌歌手としての歩みが刻まれ、2017年から続くけん玉企画は、2025年の129人連続成功という節目を迎えた。
けん玉企画の魅力は、単に世界記録の人数を増やすことではない。三山の技術、参加者全員の集中力、失敗が許されない緊張感、そして成功した瞬間の一体感が組み合わさっている点にある。
2026年も「花とサムライ」「鳴門海流」などの新作を通じて演歌歌手としての活動を続ける三山ひろし。今後の紅白出場については正式発表を待つ必要があるが、歌とけん玉という二つの持ち味が、これからのステージでどのように発展していくかに注目したい。