俳優やタレントとして幅広く知られる武田真治さんですが、音楽活動に目を向けると、30年以上にわたってサックスを吹き続けてきた演奏家としての顔が見えてきます。サックスを始めたきっかけは、少年時代に夢中になったチェッカーズと、メンバーの藤井尚之さんへの憧れでした。2020年にはデビュー30周年記念アルバム『BREATH OF LIFE』を発表し、2026年10月にも音楽フェスやライブイベントへの出演が確認されています。
では、武田真治さんのサックスはどれほどの実力なのでしょうか。愛用楽器として知られるセルマー・マークVIやヤナギサワ A-9937の特徴、代表曲『SHU-HA-RI』『BREATH OF LIFE』の聴きどころ、ブルーノート東京でのライブ、そして現在の活動まで、本人インタビューやレコード会社、音楽イベントの公開情報をもとに整理します。
【始めた理由】武田真治とチェッカーズ・藤井尚之を結んだ意外なきっかけ

武田真治さんがサックスに興味を持ったのは、小学生の頃です。きっかけは、1980年代に人気を集めたバンド、チェッカーズでした。とりわけサックスを担当していた藤井尚之さんの姿が、武田さんの人生を大きく変えます。
2018年のヤマハの音楽情報メディア「Yamaha Music Connect」のインタビューや、Billboard JAPANの対談では、姉の影響が詳しく語られています。武田さんの姉はチェッカーズのファンで、藤井さんのサックス演奏に夢中になっていました。姉が大好きだった武田さんは、自分もサックスを吹けば姉の関心を引けるのではないかと考えたそうです。
本人が振り返る始まりは、音楽理論やジャズへの専門的な関心からではなく、家族への親しみと少年らしい対抗心が入り交じったものでした。しかし、その感情が長年にわたる音楽活動の出発点になったのです。
サックスを手に入れるまでには時間がかかったサックスを吹きたいと思っても、すぐに楽器を手に入れられたわけではありません。武田さんはインタビューで、当時のサックスは高価で、親に購入を頼んでも簡単には認めてもらえなかったと話しています。お年玉を貯めて購入資金を用意しようとしたものの、別の趣味に使ってしまったこともあったそうです。
その後、中学3年生の頃、15歳で自分のサックスを手に入れます。2022年に文化放送の番組へ出演した際にも、小学5年生頃にチェッカーズに夢中になり、中学3年生でマイサックスを手に入れた経緯を語っています。
演奏は基本的に独学で身につけていきました。高校では部活動に所属するよりも、BOØWYやZIGGYなどのコピーを演奏するバンド活動に打ち込みます。サックスが入っていない曲でも、ギターのフレーズを吹いたり、ほかの楽器と重ならないメロディーを考えたりしていたと、本人は過去のインタビューで振り返っています。
憧れから「自分の音楽」へ武田さんの音楽的な関心は、チェッカーズだけにとどまりません。中学生の頃には、T-SQUAREにつながるフュージョン音楽や、クラレンス・クレモンズ、デイヴィッド・サンボーン、ケニー・Gといったサックス奏者にも影響を受けました。
特に、THE SQUARE(現T-SQUARE)の『TWILIGHT IN UPPER WEST』を聴いた経験は、サックスで感情を表現することや、演奏を仕事にする将来を意識するきっかけになったと語られています。
つまり、武田さんのサックスは、チェッカーズの模倣から始まったものの、ロック、フュージョン、ファンクなどを吸収することで独自のスタイルへ発展していきました。少年時代の憧れを出発点にしながら、長年の試行錯誤で自分の音をつくってきた点が、演奏家としての経歴を理解するうえで重要です。
【経歴・年表】武田真治のサックス活動はどのように広がったのか
武田真治さんは1989年に第2回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞し、1990年に俳優デビューしました。俳優として知名度を高める一方、サックスの練習と音楽活動を継続し、1995年にはミュージシャンとしてのデビューシングルを発表しています。
ワーナーミュージック・ジャパンの公式プロフィールやディスコグラフィー、文化放送の本人インタビューなどをたどると、音楽活動は一時的な芸能活動の延長ではなく、キャリアの初期から現在まで続いていることが分かります。
| 時期 | 主な出来事 | 音楽活動上の意味 |
|---|---|---|
| 小学生時代 | チェッカーズの藤井尚之さんに憧れる | サックスを志す原点 |
| 中学3年生頃 | 15歳で自分のサックスを手に入れる | 独学での練習が本格化 |
| 1989年 | ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリ受賞 | 芸能界入りの契機 |
| 1995年 | シングル『Blow Up』を発表 | サックス奏者としてCDデビュー |
| 2000~2001年 | 忌野清志郎さんのツアーに参加 | ミュージシャンとの共演経験を重ねる |
| 2015年 | 芸能生活25周年記念ツアーを開催 | 長年の音楽活動をライブで展開 |
| 2018年 | アルバム『SHU-HA-RI』を発表 | 疾走感のあるサウンドを追求 |
| 2020年9月9日 | 『BREATH OF LIFE』をリリース | デビュー30周年記念アルバムを発表 |
| 2022年7月22日 | ブルーノート東京で初ライブ | 憧れのライブ会場で演奏を披露 |
| 2025年 | DEPAPEPEの『Snow Flake feat.武田真治』に参加 | 他アーティストの楽曲でも演奏を展開 |
| 2026年 | すみだストリートジャズフェスティバルなどに出演 | ライブを通じて演奏活動を継続 |
特筆すべきは、俳優業が忙しくなった時期にもサックスを手放さなかったことです。2018年にはNHKの『みんなで筋肉体操』で再び大きな注目を集め、同年と2019年にはNHK紅白歌合戦にもサックス奏者として出演しました。一般視聴者にとっては俳優やタレントの印象が強くても、音楽の現場では以前から継続して活動してきた人物です。
文化放送の音楽番組『楽器楽園~ガキパラ~ for all music-lovers』などを通じて楽器や演奏の魅力を伝えてきたことも、武田さんの音楽活動を支える重要な要素です。演奏するだけでなく、音楽に触れる機会を広げる役割も担ってきました。
【代表曲・アルバム】『SHU-HA-RI』と『BREATH OF LIFE』の聴きどころ
武田真治さんのサックスを知るなら、代表的なアルバムを聴き比べるのがおすすめです。とくに2018年の『SHU-HA-RI』と、2020年9月9日に発売された『BREATH OF LIFE』は、演奏家としての個性とキャリアを把握するうえで重要な作品です。
『SHU-HA-RI』は疾走感と攻めの演奏が特徴2018年にヤマハの音楽情報メディアで公開されたインタビューでは、アルバム『SHU-HA-RI』について、高揚感や疾走感を重視したサウンドと、武田さんならではのアグレッシブな演奏スタイルが紹介されています。
武田さんは、音が裏返るような瞬間も含めて自分の表現だと捉え、高音域を使った演奏にも積極的に取り組んできました。整った音色だけを追求するのではなく、演奏する瞬間の勢いや感情を音に反映させる姿勢が、聴き手に強い印象を残します。
また、サックスが本来入っていないロックの楽曲に、自分で考えたフレーズを加えてきた少年時代の経験も、こうした演奏スタイルにつながっています。楽譜を再現するだけでなく、楽曲の中に自分の居場所をつくる発想が、現在の表現にも通じています。
『BREATH OF LIFE』は30周年の節目を飾ったアルバム『BREATH OF LIFE』は、ワーナーミュージック・ジャパンから2020年9月9日にリリースされたデビュー30周年記念アルバムです。レコード会社の公式ディスコグラフィーに掲載されている作品で、本人のインタビューでは、前作のソロアルバムから約24年ぶりとなる作品として紹介されました。
アルバム名の「BREATH」には、息を吹き込んで音を出すサックスという楽器の特性が重ねられています。武田さんは文化放送のインタビューで、25周年のコンサートツアーを『BREATHLESS』と名付け、その翌年から地元・北海道で『BREATH OF LIFE』と同名のコンサートを開催してきた経緯も説明しています。
収録曲のなかでも、次の楽曲は音楽活動を知るうえで注目したい作品です。
- 『Fight for Love』:トレーニング動画用の楽曲制作から発展した作品。軽快でクラシックディスコを思わせるサウンドが特徴です。
- 『The Hitman』:2009年公開の武田さん主演映画『今日からヒットマン』のメインテーマとして制作された楽曲。アルバムでは新たな音源として収録されました。
- 『Steppin' Wolf』:サックスを始めるきっかけとなった藤井尚之さんを迎えた楽曲。少年時代の憧れと現在の音楽活動が結びついた作品です。
- 『Wonderland Tonight』:ジャズボーカリストのShihoさんが参加した楽曲。サックスとボーカルの共演を楽しめます。
楽天ブックスのアルバムインタビューでも、武田さんは『Fight for Love』を特に気に入っている楽曲として紹介しています。また、制作期間が延びたことで『The Hitman』のアレンジを発展させ、ビッグバンドジャズを思わせるスケール感のあるサウンドに仕上げたと説明しています。
このアルバムの魅力は、サックスの技巧を前面に出すだけではなく、耳に残るメロディーとリズムを重視している点です。インストゥルメンタルに詳しくない人でも楽しめる作品を目指したという本人の考えは、幅広いジャンルの音楽に触れてきた武田さんらしいアプローチです。
【愛用楽器・機材比較】セルマー・マークVIとヤナギサワ A-9937の違い
武田真治さんのサックスについて調べると、セルマー・マークVIとヤナギサワ A-9937という2つの楽器が登場します。これらは、サックス専門誌「THE SAX」の2010年のインタビューで本人が使用楽器として紹介したモデルです。
ここで大切なのは、楽器の選択が単純な価格やブランドの優劣だけで決まるわけではないことです。武田さんは、舞台での演奏時間や楽器が温まるまでの時間、求める音の存在感など、実際の演奏環境に応じた使い分けについて説明しています。
セルマー・マークVIは短い演奏場面でも扱いやすい武田さんは当時のインタビューで、舞台ではサックスを吹き続けるわけではないため、演奏の直前に楽器が温まることが重要だと説明しています。その条件に合う楽器として挙げたのが、セルマー・マークVIでした。
演劇やテレビ番組のように、会話やほかの演出の合間に短く演奏する場面では、楽器のコンディションを整えやすいことが実用面での利点になります。これは、武田さんが俳優としての仕事とサックス演奏を両立してきたことにも関係する視点です。
ヤナギサワ A-9937は温まった後の力強さが持ち味もう一つの楽器が、ヤナギサワ A-9937、通称「シルバーソニック」です。A-9937はアルトサックスのモデルで、武田さんはインタビューで、楽器自体が重く、温まるまでに時間がかかる一方、温まってからは大きな威力を発揮すると説明しています。
当時出演していた音楽番組『新堂本兄弟』では、ブラスセクションの役割をサックス1本で担う場面もあったといい、そうした場面では音量や力強い音質を重視していました。トークの時間を使って楽器を温めておき、演奏に備えていたというエピソードからも、実際の現場での使い分けがうかがえます。
2機種の違いを整理すると、次のようになります。
- セルマー・マークVI:短い演奏場面での立ち上がりや、舞台上での取り回しを重視した選択。
- ヤナギサワ A-9937 シルバーソニック:温まるまでの時間を考慮しつつ、音量や力強さが求められる演奏で活用した楽器。
ただし、この比較は2010年の本人インタビューに基づくものです。2026年現在のメイン楽器や使用機材が同じであると断定することはできません。また、音色や吹き心地は、マウスピース、リード、奏者のアンブシュアや息の使い方によっても変わります。機種名だけで演奏の良し悪しを決めるのではなく、武田さんがどのような音を求め、場面に合わせて楽器を選んでいたかに注目するのが適切です。
【演奏は上手い?】武田真治のサックスの評判と独自の魅力
武田真治さんのサックスについては、演奏の迫力や高音域の表現力に注目する人がいる一方、強い音圧や派手なパフォーマンスを好むかどうかで印象が分かれることもあります。評価する際には、テレビの短い演奏シーンだけで判断せず、ライブやアルバムを含めて聴くことが大切です。
フラジオを活用した高音域の表現武田さんの演奏を特徴づける技術の一つが「フラジオ」です。これは通常の運指による音域を超えた高音を出すための奏法で、サックスの表現の幅を広げる技術として知られています。
2020年のReal Soundのインタビューで、武田さんは、フラジオを多くの楽曲に取り入れ、通常の音域を超えた高音や、あえて緊張感のある音程を使うことを自身のスタイルとして語っています。滑らかな音色だけでなく、聴き手に強い刺激を与える音を追求しているのです。
また、ヤマハのインタビューでは、音が裏返るような瞬間も含めて自分の音だと捉え、演奏を一曲ごとに全力で表現する姿勢を説明しています。技術を正確に見せることだけでなく、ライブならではの勢いや感情を前面に出すことを重視している点が、武田さんらしさにつながっています。
「上手い」という評価をどう考えるべきかサックスの演奏力を評価するには、音程やリズムの正確さ、高音域のコントロール、音色、フレージング、アンサンブルへの対応力など、複数の観点が必要です。武田さんについては、長年の演奏歴に加え、ソロアルバムの制作、ミュージシャンとの共演、音楽フェスへの出演といった具体的な活動実績があります。
一方、プロのサックス奏者にも、クラシック、ジャズ、フュージョン、ロックなど、それぞれ得意とするジャンルがあります。静かで繊細な音色を重視する人と、パワフルで躍動感のある演奏を好む人では、同じ演奏を聴いても評価が異なることがあります。
武田さんの魅力は、楽器の演奏技術とステージ上での身体表現を組み合わせ、サックスを視覚的にも楽しめるパフォーマンスへと発展させていることです。俳優やタレントとして培ってきた表現力も、ライブで観客を引きつける要素の一つと考えられます。
忌野清志郎との共演が与えた影響武田さんは2000年から2001年にかけて忌野清志郎さんのツアーに参加しました。2020年のReal Soundのインタビューでは、清志郎さんの楽曲が持つエネルギーや、通常の歌唱では難しい高い音域への挑戦が、自身のサックスの表現にも影響したと語っています。
この経験は、武田さんの演奏を単に「俳優が趣味で吹いているサックス」と捉える見方では説明しきれない部分です。音楽の現場でほかの演奏家と共演し、自分の音を磨き続けてきた経歴があるからこそ、ロックやダンスミュージックのようなエネルギッシュな演奏にも独自の説得力が生まれています。
上手さを確かめたい人には、テレビでの短い演奏だけでなく、『BREATH OF LIFE』のようなアルバムや、ライブでの共演映像を聴き比べる方法がおすすめです。楽曲の中でサックスがどのようにメロディーをつくり、ほかの楽器と関わり、曲全体を盛り上げているかを意識すると、演奏の特徴がより分かりやすくなります。
【ライブ・2026年最新】ブルーノート東京から現在の音楽活動まで
武田真治さんの音楽活動を語るうえで外せない舞台の一つが、ブルーノート東京です。2022年7月22日、武田さんは同会場で初めてライブを行いました。スポニチアネックスや文化放送の当時の報道・番組情報でも、この初出演が紹介されています。
ブルーノート東京は、ジャズや多様なジャンルのライブを楽しめる会場です。武田さんにとっては、サックスを吹く少年だった頃から積み重ねてきた音楽活動が、一つの節目を迎えたステージだったといえます。
2025年は他アーティストの作品にも参加2025年1月31日には、ギターデュオDEPAPEPEの楽曲『Snow Flake feat.武田真治』が配信リリースされました。音楽ニュース媒体のJOYSOUND音楽ニュースによると、武田さんはサックス演奏で参加し、冬をイメージした透明感のあるサウンドを構成する一員となっています。
同年11月には、歌手・本田美奈子.さんを追悼するイベント「2025 LIVE FOR LIFE 音楽彩」にサプライズ出演。デイリースポーツの報道では、田中あいみさんが歌う楽曲『NAZO with 木梨憲武・所ジョージ』に合わせてサックスを演奏したことが伝えられました。
加えて、2025年11月に発表されたLOSALIOSのツアー情報では、翌2026年1月の名古屋、大阪、東京公演へのゲスト参加が案内されました。バンドとの過去の共演を踏まえた参加であり、ソロ作品だけでなく、さまざまな音楽家の現場で演奏する活動も続いています。
2026年10月もライブ出演が続く2026年の活動を確認するうえで注目したいのが、10月17日・18日に開催された「すみだストリートジャズフェスティバル2026」です。公式イベント情報によると、武田さんはジャズボーカリストのShihoさんが率いる「Shiho with Friends」のスペシャルゲストとして、10月17日に錦糸公園のやおきんステージへ出演しました。
また、10月24日には北海道の「IWAMIZAWA DISCO NIGHT 2026」に出演。ローソンチケットの公演情報では、BLACK JAXXのステージにサックスの武田真治さんとDJ DRAGONさんが参加する構成が案内されていました。
これらの出演から見えてくるのは、武田さんの活動が、ジャズボーカルとの共演からDJを交えたダンスミュージックまで幅広いことです。特定のジャンルだけにとどまらず、演奏する場所や共演者に合わせてサックスの役割を変えながら、ライブの場で音楽を届けています。
2026年時点で押さえておきたいこと2026年10月26日時点で確認できる公開情報からは、武田さんがサックス演奏を継続していることが分かります。一方で、2020年の『BREATH OF LIFE』以降に同規模のソロアルバムを発表したという情報や、セルマー・マークVI、ヤナギサワ A-9937を現在も主力として使用しているという最新の公式発表は、今回確認した資料には見当たりません。
そのため、現在の活動を理解する際は、過去のアルバムや機材情報と、2025~2026年のライブ・共演情報を分けて考える必要があります。過去の作品を聴くことは演奏スタイルを知る手がかりになりますが、最新の演奏予定や使用機材については、本人の公式発信や主催者の公演情報を確認するのが確実です。
【武田真治サックス】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:武田真治さんがサックスを始めた理由は何ですか?
A1:小学生の頃、姉がファンだったチェッカーズをテレビで見て、サックスを吹く藤井尚之さんに憧れたことがきっかけです。姉の関心を引きたいという少年らしい気持ちも、サックスを志す動機になったと本人がインタビューで語っています。
Q2:武田真治さんはサックスが上手いのでしょうか?
A2:長年の演奏歴があり、1995年に『Blow Up』で音楽活動を本格化させて以降、アルバム制作や著名ミュージシャンとの共演、ライブ出演を続けています。フラジオを使った高音域の表現や、力強い音色、ライブでのパフォーマンスが特徴です。評価する際は、演奏するジャンルや好みも踏まえ、アルバムとライブの両方を聴いてみるとよいでしょう。
Q3:武田真治さんの愛用サックスは何ですか?
A3:2010年のサックス専門誌「THE SAX」のインタビューでは、セルマー・マークVIとヤナギサワ A-9937(シルバーソニック)が使用楽器として紹介されています。本人は、楽器が温まるまでの時間や、音量・音質の違いを踏まえて使い分けていました。ただし、これらは当時の情報であり、2026年現在の主力機材を示す最新情報ではありません。
Q4:武田真治さんのサックスを聴くなら、どの作品がおすすめですか?
A4:まずは2020年のアルバム『BREATH OF LIFE』がおすすめです。『Fight for Love』の軽快なサウンド、『The Hitman』のスケール感、藤井尚之さんが参加した『Steppin' Wolf』などを聴くと、武田さんの演奏スタイルや音楽的なルーツを知ることができます。2018年の『SHU-HA-RI』も、疾走感のある演奏を楽しみたい人に向いています。
Q5:武田真治さんは2026年もサックスを演奏していますか?
A5:はい。公開されているイベント情報では、2026年10月17日のすみだストリートジャズフェスティバル2026、10月24日のIWAMIZAWA DISCO NIGHT 2026への出演が確認できます。2026年も、共演者やイベントの趣旨に合わせた演奏活動を続けています。
武田真治さんがサックスを始めた理由は、チェッカーズの藤井尚之さんへの憧れと、姉への親しみから生まれた少年時代の思いでした。中学3年生で自分の楽器を手に入れ、独学で練習を重ね、1995年の『Blow Up』を経て、俳優業と並行して音楽活動を続けてきました。
2018年の『SHU-HA-RI』、2020年の『BREATH OF LIFE』には、高音域を使った大胆な表現や、メロディーとリズムを重視する姿勢が表れています。セルマー・マークVIやヤナギサワ A-9937を使い分けていた過去のエピソードからは、楽器の特性を現場の条件に合わせる演奏家としての一面も見えてきます。
また、2022年のブルーノート東京での初ライブ、2025年のDEPAPEPEとの共演、2026年のジャズフェスティバルやダンスイベントへの出演は、武田さんが今も多様な音楽の現場で活動していることを示しています。
【プロの結論】 武田真治さんのサックスを評価するうえで重要なのは、演奏の技術だけでなく、どのような音を目指し、どのような場所で、誰と音楽をつくってきたかという視点です。高音域の迫力やステージ上の存在感を楽しみたい人にはもちろん、少年時代の憧れを長年の活動につなげた音楽家の歩みに関心がある人にも、聴く価値のある演奏と作品があります。
2026年以降の活動を追う際は、新しいアルバムの発表だけに注目するのではなく、ライブへの出演や他アーティストとの共演にも目を向けてみてください。武田真治さんのサックスの魅力は、完成した作品だけでなく、さまざまな音楽の現場で演奏し続ける姿にも表れています。