格闘家RENA(レーナ)は、シュートボクシングで数々のタイトルを獲得し、総合格闘技(MMA)の舞台でも活躍してきた女子格闘技界の代表的な選手です。2026年10月25日現在、35歳。2026年9月10日に開催された「超RIZIN.5」では、柔道の五輪メダリストであるナターシャ・クジュティナと対戦し、2ラウンド3分14秒、フロントチョークによる一本負けを喫しました。
RENAの歩みを理解するには、シュートボクシングで築いた圧倒的な実績と、RIZINで挑み続けてきたMMAの戦歴を分けて見る必要があります。本名や年齢、身長といったプロフィールから、Girls S-cupの歴代優勝実績、伊澤星花との女子スーパーアトム級タイトルマッチ、そしてナターシャ・クジュティナ戦まで、公式プロフィールと大会結果をもとに整理します。
【RENAの現在】2026年最新戦績とナターシャ・クジュティナ戦の結果

2026年のRENAを語るうえで外せないのが、9月10日に大阪・京セラドーム大阪で開催された「超RIZIN.5 浪速の超復活祭り」だ。RENAは第2試合でロシア出身のナターシャ・クジュティナと対戦したが、2ラウンド3分14秒、フロントチョークによる一本負けとなった。大会公式の試合結果では、RENAが敗者、クジュティナが勝者と記録されている。
試合は序盤から、RENAの得意とする打撃だけでは勝負を決めにくい展開となった。大会公式レポートによると、RENAはジャブやローキックで距離をつくろうとした一方、クジュティナはクリンチからの攻撃やテイクダウンを仕掛け、グラウンドで主導権を握った。1ラウンド終了時にはRENAの右目周辺が大きく腫れ、2ラウンドも組みつきからポジションを奪われ、最後はチョークでタップを余儀なくされた。
クジュティナは、2016年リオデジャネイロ五輪の柔道女子52kg級銅メダリストで、MMA転向後はLFA女子ストロー級の暫定王座も獲得した選手だ。RIZIN公式プロフィールでは、長年の柔道経験を背景にした組み技と寝技の強さが紹介されている。RENAにとっては、打撃技術だけでなく、相手に組みつかれた後の防御やポジション回復が勝敗を左右する一戦だった。
2026年10月25日時点で、RENAの直近の試合として確認できるのは、このクジュティナ戦だ。次戦については、今回確認できた公式記録からは開催日や対戦相手を特定できない。したがって、現状を把握する際は、復帰戦の予定や対戦カードに関する予想と、正式に発表された試合情報を区別することが大切になる。
【RENAのプロフィール】本名・年齢・身長と基本情報
RENAの本名は久保田玲奈(くぼた・れな)。1991年6月29日生まれで、大阪府大阪市出身、身長160cmの格闘家だ。所属はシーザージムで、シュートボクシングを主戦場としてキャリアを積み、2015年末からはMMAにも挑戦している。RIZINの選手プロフィールには、身長160cm、リーチ156cm、試合時の体重49.0kgと掲載されている。
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| リングネーム | RENA(レーナ) | シュートボクシング、RIZINなどで活動 |
| 本名 | 久保田玲奈 | 公式プロフィールなどに掲載 |
| 生年月日 | 1991年6月29日 | 2026年10月25日時点で35歳 |
| 出身地 | 大阪府大阪市 | シュートボクシング公式プロフィール |
| 身長 | 160cm | RIZIN公式プロフィールでも同じ数値 |
| リーチ | 156cm | RIZIN公式プロフィール掲載値 |
| 所属 | シーザージム | シュートボクシング所属選手として登録 |
| 主なタイトル | 初代RISE QUEEN、初代SB世界女子フライ級王座 | Girls S-cupでも4度優勝 |
体重については、プロフィールの掲載先によって49.0kgと55.0kgという違いがある。RIZINの49.0kgは同団体の女子スーパーアトム級で戦う際の体重として掲載され、シュートボクシングのプロフィールには55.0kgと記載されている。階級や登録情報が異なるため、体重の数字だけを比較して、どちらかが誤りだと判断するのは適切ではない。
RENAは、打撃を主体とする競技でトップクラスの実績を残した後、MMAへと活動領域を広げた選手だ。シュートボクシングで培ったパンチやキックを武器に、打撃だけでは勝負が決まらないMMAにも挑戦し続けてきた点に、彼女のキャリアの特徴がある。
【シュートボクシング戦績】Girls S-cup4度優勝と初代RISE QUEENの実績
RENAのキャリアを評価する際、まず押さえておきたいのがシュートボクシングでの実績だ。シュートボクシング公式プロフィールによると、RENAは2007年にプロデビュー。2009年のGirls S-cup日本トーナメントで優勝し、2010年、2012年、2014年には同大会の世界トーナメントを制した。合計4度のGirls S-cup優勝は、彼女を女子シュートボクシングの象徴的な存在へ押し上げた実績である。
もう一つの大きな節目が、2011年11月の初代RISE QUEEN獲得だ。RENAは神村エリカを破って初代RISE QUEENとなり、2015年7月には初代SB世界女子フライ級王座も獲得した。トーナメントでの優勝だけでなく、団体の初代王者として名前を刻んだことが、彼女の実績を語るうえで要点になる。
シュートボクシングはパンチやキックに加え、投げ技や立ち関節技なども認められる競技で、純粋な打撃格闘技とは異なる攻防がある。RENAはそうした競技環境でキャリアを築いてきた。打撃を軸にしながら相手の動きを見極める技術は、後にMMAへ転向した際にも彼女の強みとなった。
シュートボクシング公式プロフィールの2026年9月11日更新分では、同競技の戦歴は41戦35勝(11KO)5敗1分と記載されている。また、同じプロフィールにはMMA戦績として23戦15勝8敗と掲載されている。競技別の記録を混同せずに見ることが、RENAの実績を正確に理解する第一歩だ。
【RIZINのMMA戦歴】浅倉カンナ戦から伊澤星花戦まで
RENAがMMAデビューを飾ったのは2015年12月31日。RIZINの大会でイリアーナ・ヴァレンティーノと対戦し、アームバーによる一本勝ちを収めた。シュートボクシングで磨いた打撃を持ち込むだけでなく、関節技で勝利を手にしたデビュー戦は、MMAでも戦えることを示すスタートとなった。
その後、RENAは勝利を重ね、2017年大晦日のRIZIN女子スーパーアトム級トーナメントでは決勝まで進出した。決勝の相手は浅倉カンナ。RENAはチョークスリーパーで一本負けを喫し、初代女王の座を逃した。2018年7月には浅倉との再戦にも臨んだが、判定で敗れている。女子格闘技の人気を牽引する存在として注目を集める一方、MMAで頂点を目指す難しさも経験してきた。
2019年にはリンジー・ヴァンザントとの対戦で一本負けを喫したものの、同年大晦日の再戦ではグラウンドパンチによるTKO勝ちで雪辱を果たした。その後も、山本美憂へのTKO勝ち、アナスタシア・スヴェッキスカへの判定勝ちなど、打撃を生かした勝利を積み重ねている。一方、2023年のクレア・ロペス戦では膝十字固めで一本負けを喫するなど、寝技への対応が勝敗を分ける場面もあった。
2024年はシン・ユリに判定勝ちし、ケイト・ロータスにはスタンドパンチによるTKO勝ちを収めた。2025年大晦日には、女子スーパーアトム級王者の伊澤星花に挑戦する機会を得た。伊澤とのタイトルマッチでは、1ラウンドにダウンを奪ったものの、2ラウンド1分58秒、フロントチョークでタップアウト。王座獲得はならなかった。
なお、RENAのMMA通算戦績は、シュートボクシング公式プロフィールの2026年9月11日更新値では23戦15勝8敗となっている。一方、RIZINの選手プロフィールには21戦14勝5敗という表示も残っており、個別試合一覧の掲載内容と戦績集計が一致していない。RIZIN内の戦績とMMA全体の通算戦績は対象範囲が異なるため、数字を引用する場合は、集計元と更新日を併記するのが適切だ。
【伊澤星花戦後の歩み】ナターシャ・クジュティナ戦で問われた課題
伊澤星花とのタイトルマッチで敗れたRENAは、2026年9月10日、ナターシャ・クジュティナとの試合に臨んだ。クジュティナは柔道で五輪銅メダルを獲得し、MMA転向後も海外団体で実績を重ねてきた選手だ。RIZINの公式紹介によれば、2026年4月には浜崎朱加をアームバーで下しており、RENA戦でも組み技と寝技の強さを発揮した。
この2試合を並べると、RENAが直面している課題が見えてくる。伊澤戦では序盤にダウンを奪う場面があったが、最後はフロントチョークで敗れた。クジュティナ戦でも、打撃で距離をつくろうとしたものの、組みつかれてからテイクダウンを許し、グラウンドで劣勢に立たされた。いずれも、打撃の優位性を勝利に結びつける前に、寝技で試合を終わらされた点が共通している。
ただし、この2試合だけでRENAの能力全体を判断することはできない。彼女は長年にわたって打撃競技で結果を残し、MMAでもKOや判定による勝利を重ねてきた。重要なのは、過去の成功を否定することではなく、MMA特有の組みつき、テイクダウン防御、ポジション争い、チョークへの対応が、現在の勝敗を左右する要素になっていると理解することだ。
今後の展望を考えるうえでも、次戦の有無だけでなく、どのような相手と対戦し、どの局面で改善を示せるかが判断材料になる。打撃で主導権を握る展開をつくりながら、相手の組み技に対応できるか。そこが、RENAが再びMMAで上位を目指すうえで注目されるポイントだ。
【プロの結論】RENAの強さと実績を正しく評価する視点
RENAのキャリアを評価するとき、シュートボクシングの実績とMMAの結果を一つの数字にまとめてしまうのは適切ではない。Girls S-cupで4度優勝し、初代RISE QUEEN、初代SB世界女子フライ級王者となった実績は、打撃を中心とする競技で積み上げた確かな成果だ。一方、MMAでは打撃に加えて組み技や寝技への対応が求められ、同じ選手であっても勝敗を左右する条件が大きく変わる。
RENAの戦績を見る際は、次の3点を押さえておきたい。
- 競技を区別する:シュートボクシングの41戦35勝という記録と、MMAの23戦15勝8敗という記録は別々に評価する。
- 勝敗だけでなく決着方法を見る:打撃によるKO・TKO勝ちと、寝技による一本負けを分けることで、得意な展開と苦戦しやすい局面が見えやすくなる。
- 最新の公式結果を優先する:2026年9月のクジュティナ戦のような直近の試合結果と、更新時期が異なる選手プロフィールの通算数字を混同しない。
また、RIZIN女子スーパーアトム級の王座に挑戦したことと、同級の王者になったことも別の事実だ。RENAは伊澤星花に挑戦したものの、2025年大晦日のタイトルマッチでは敗れている。過去の知名度やタイトル歴だけで現在の立ち位置を判断せず、直近の対戦相手や試合内容まで確認することが、選手の実力を理解するうえで有効だ。
2026年のRENAは、シュートボクシングで築いた輝かしい実績を背景にしながら、MMAで改めて課題と向き合う局面にいる。今後の評価を左右するのは、過去のタイトルの数だけではなく、最新の試合で何を示し、次の試合でどのような変化を見せるかだ。
【格闘家 rena】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:RENAの本名・年齢・身長は?
A1:本名は久保田玲奈。1991年6月29日生まれで、2026年10月25日時点では35歳。身長は160cmで、RIZIN公式プロフィールではリーチ156cmと掲載されている。
Q2:RENAの2026年最新試合結果は?
A2:2026年9月10日の「超RIZIN.5」でナターシャ・クジュティナと対戦し、2ラウンド3分14秒、フロントチョークによる一本負けを喫した。2026年10月25日時点で、今回確認できた公式記録上の最新試合はこの一戦だ。
Q3:RENAはGirls S-cupで何回優勝している?
A3:2009年、2010年、2012年、2014年の計4回。2009年は日本トーナメント、2010年・2012年・2014年は世界トーナメントで優勝している。初代RISE QUEENと初代SB世界女子フライ級王座も獲得した。
Q4:RENAと伊澤星花の試合結果は?
A4:2025年12月31日のRIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチで対戦し、伊澤星花が2ラウンド1分58秒、フロントチョークで一本勝ちした。RENAは1ラウンドにダウンを奪ったものの、王座獲得には至らなかった。
Q5:RENAの総合格闘技の通算戦績は?
A5:シュートボクシング公式プロフィールの2026年9月11日更新値では、MMA23戦15勝8敗。RIZIN公式選手ページには更新時期の異なる戦績表示もあるため、通算成績を確認するときは、競技の範囲とデータの更新日をあわせて見る必要がある。
RENAは、Girls S-cup4度優勝、初代RISE QUEEN、初代SB世界女子フライ級王者という実績を持つ、日本女子格闘技界を代表する選手の一人だ。MMAでもRIZINを中心に数々の試合を経験し、打撃を武器に勝利を積み重ねてきた。
一方、2025年大晦日の伊澤星花戦、2026年9月のナターシャ・クジュティナ戦では、いずれも寝技による一本負けを喫している。2026年10月25日現在のRENAを知るには、過去のタイトルや知名度だけでなく、直近の試合結果と内容を確認することが欠かせない。
今後の注目点は、次戦の正式発表に加え、打撃を生かした展開づくりと、組み技・寝技への対応にどのような変化が表れるかだ。シュートボクシングで築いた実績を持つRENAが、MMAでどのような戦いを見せるのか。次の公式発表と試合内容が、その現在地を判断する重要な材料になる。