お笑いコンビ「ミルクボーイ」の駒場孝さんは、2019年のM-1グランプリで漫才史に残る高得点を記録し、全国的な知名度を獲得した芸人です。2026年現在は、漫才やテレビ・ラジオへの出演に加え、2025年のM-1グランプリで初めて決勝審査員を務めたことでも注目を集めています。
駒場さんのプロフィールや経歴を振り返ると、2007年のコンビ結成からM-1優勝までには長い下積み期間がありました。吉本興業への所属、NSCの同期扱い、大阪市天王寺区の住みます芸人としての活動、そして「史上最高得点」をめぐる2025年以降の記録の変化まで、公式プロフィールやM-1グランプリ公式サイト、大阪市の公開情報をもとに整理します。
【駒場孝のプロフィール】2026年現在の年齢・出身・経歴を整理

駒場孝さんは、ミルクボーイのボケを担当する漫才師です。角刈りとダブルのスーツが印象的な相方・内海崇さんに対し、駒場さんは鍛え上げられた体格と、落ち着いた雰囲気を生かした芸風で知られています。
吉本興業の公式プロフィールによると、駒場さんは1986年2月5日生まれで、大阪府出身。2026年10月26日時点では40歳です。趣味はボディビルで、漫才師としての活動と並行して筋力トレーニングにも取り組んできました。
学歴については、大阪芸術大学の放送学科を卒業しています。大学時代に落語研究会へ所属したことが、のちの相方との出会いにつながりました。高校卒業後すぐに芸人養成所へ進むのではなく、大学に進学してから本格的にお笑いの道へ進んだ点も、駒場さんの経歴を理解するうえで押さえておきたいポイントです。
プロフィールの主な項目は次のとおりです。
- 名前:駒場孝(こまば・たかし)
- 生年月日:1986年2月5日
- 2026年の年齢:40歳
- 出身地:大阪府大阪市
- 身長・体重:175cm・72kg(吉本興業の公式プロフィール掲載値)
- 血液型:B型
- 趣味:ボディビル
- 所属事務所:吉本興業
- コンビでの役割:ボケ
- 大学:大阪芸術大学放送学科
駒場さんの特徴は、鍛え上げた肉体という視覚的な個性を持ちながら、漫才では言葉のやり取りと構成によって笑いを生み出していることです。筋肉を前面に押し出すだけのタレント活動にとどまらず、漫才そのものを評価されてM-1王者になった点に、芸人としての強みがあります。
【コンビ結成の経緯】大阪芸術大学の落語研究会から2007年のデビューへ
ミルクボーイの結成につながった出会いは、2004年の大阪芸術大学の落語研究会にさかのぼります。駒場さんと内海崇さんは大学の同級生で、同じサークルで活動するなかで漫才のコンビを組みました。
全国大学生活協同組合連合会のインタビュー記事によると、2人は2004年6月ごろに落語研究会で出会い、同年7月には大学祭の漫才大会で舞台に立っています。さらに2006年には「大学生M-1グランプリ」で優勝するなど、学生時代から漫才の実力を示していました。
正式なコンビ結成は2007年7月です。吉本興業が運営していた若手芸人の拠点「baseよしもと」のオーディションに合格したことを契機に、大学卒業後、本格的にプロとして活動を始めました。
吉本興業のプロフィールでは、2人の出身・入社・入門に関して「一般(NSC大阪校27期生扱い)」と記載されています。ここで注意したいのは、NSC大阪校27期生扱いという表記は、養成所に正式入学して卒業したという意味とは異なることです。NSC東京校10期と同世代の芸人として紹介される場合もありますが、同期扱いと実際の入学歴は区別する必要があります。
結成後、2人は大阪の劇場を拠点に活動を続けました。しかし、コンビ結成からすぐに全国的なスターになったわけではありません。全国大学生協連のインタビューでは、2010年から約5年間の停滞期を経て、漫才への意欲を改めて高めた経緯が紹介されています。
転機の一つとなったのが、2017年に後輩芸人たちと立ち上げた合同ライブイベント「漫才ブーム」です。舞台でネタを磨き続ける環境をつくり、試行錯誤を重ねたことが、2019年のM-1グランプリ優勝へとつながっていきました。
【2004年から2026年まで】ミルクボーイ駒場の経歴・受賞歴年表
駒場さんの経歴を振り返ると、学生時代の実績、プロとしての下積み、M-1優勝、そして審査員への就任という段階を踏んでいることがわかります。主な出来事を時系列で整理します。
| 時期 | 出来事 | 内容・確認できる実績 |
|---|---|---|
| 2004年 | 大学で出会う | 大阪芸術大学の落語研究会で内海崇さんと出会い、漫才活動を始める。 |
| 2006年 | 学生漫才で実績 | 大学生M-1グランプリで優勝。 |
| 2007年7月 | 正式結成 | ミルクボーイとして吉本興業の劇場オーディションに合格し、本格的な活動へ。 |
| 2010年 | 今宮子供えびすマンザイ新人コンクール | 今宮戎神社の歴代受賞者一覧では、第31回の「子供大賞」にミルクボーイの名前がある。 |
| 2017年 | 漫才の再構築 | 後輩芸人との合同ライブ「漫才ブーム」を立ち上げ、ネタを磨く。 |
| 2019年 | M-1グランプリ優勝 | ファーストラウンド681点、最終決戦で7人中6票を獲得。令和最初の王者となる。 |
| 2020~2022年 | 受賞実績の拡大 | 上方漫才協会大賞や上方漫才大賞など、関西のお笑い界でも評価を得る。 |
| 2025年 | M-1決勝審査員に初就任 | 王者としての経験を持つ駒場さんが、決勝の審査を担当。 |
| 2026年 | 大阪を拠点に活動 | 大阪市天王寺区の公式ページで住みます芸人として紹介されている。 |
受賞歴のうち、今宮子供えびすマンザイ新人コンクールについては、賞名と年次を混同しないことが大切です。今宮戎神社が公開する歴代受賞者一覧では、2010年の第31回において、ミルクボーイは「子供大賞」として記録されています。同年の「香川登枝緒記念敢闘賞」は、別のコンビ「こけらおとし」です。
一方、吉本興業の公式プロフィールには「今宮戎マンザイ新人コンクール 敢闘賞(2011年)」と記載されています。両資料では賞名や年次の表記に違いがあるため、「2010年に香川登枝緒記念敢闘賞を受賞した」と一つの実績に
その後、ミルクボーイは2019年のM-1グランプリ優勝に加え、2021年の第六回上方漫才協会大賞、2022年の第57回上方漫才大賞などでも実績を残しています。M-1の一度きりの話題性だけではなく、関西の漫才界で継続的に評価を積み重ねてきたことがわかります。
【M-1グランプリ2019優勝】681点の快挙と「史上最高得点」の現在
ミルクボーイの名を全国に知らしめたのが、2019年12月22日に開催されたM-1グランプリ2019です。大会には過去最多となる5,040組がエントリーし、ミルクボーイは決勝初進出で優勝を果たしました。
ファーストラウンドで披露したのは、母親が好きな食べ物の名前を思い出せないという設定から展開する「コーンフレーク」の漫才です。内海さんが情報を引き出し、駒場さんが繰り返し否定と肯定を重ねる構成によって、身近な題材が大きな笑いへと変わっていきました。
M-1グランプリ公式サイトの2019年大会結果によると、ミルクボーイの得点は681点。7人の審査員が97点、99点、97点、97点、96点、97点、98点を付け、全員が96点以上という高評価でした。2位のかまいたちは660点、3位のぺこぱは654点で、ミルクボーイは2位に21点差をつけて首位通過しました。
最終決戦では審査員7人中6人の票を獲得。ファーストラウンドの得点だけでなく、最終決戦でも支持を集めて優勝したことが、2019年の結果を理解するうえで重要です。
ただし、2026年に「M-1史上最高得点」を語る際には、現在の採点記録との違いを押さえる必要があります。
- 2018年:霜降り明星が662点を記録して優勝。審査員は7人。
- 2019年:ミルクボーイが681点で優勝。審査員は7人で、当時の歴代最高得点を更新。
- 2025年:エバースが870点を記録。審査員は9人で、ファーストラウンドでは1位だったものの、最終決戦を経て3位となった。
- 2025年の優勝者:たくろう。ファーストラウンドは861点で、最終決戦の投票によって優勝した。
2025年のM-1グランプリ公式結果では、エバースの870点が記録されています。そのため、合計点の数字だけを比べるなら、681点を現在も無条件に「大会史上最高得点」と表現するのは正確ではありません。2019年は7人審査で700点満点、2025年は9人審査で900点満点だったためです。
審査員1人当たりの平均点に換算すると、ミルクボーイは681点÷7人で約97.29点、エバースは870点÷9人で約96.67点です。この比較では、ミルクボーイの評価の高さが際立ちます。2019年の記録の価値は、単に合計点が大きいことではなく、7人全員から極めて高い評価を受けた点にもあります。
また、M-1ではファーストラウンドの順位が最終的な優勝順位を直接決めるわけではありません。2025年に870点を獲得したエバースが優勝を逃し、861点のたくろうが王者になったことは、最終決戦のネタと審査員投票が結果を左右する大会の仕組みを示しています。
【ミルクボーイ駒場の現在】2026年の活動と天王寺区住みます芸人
2026年現在の駒場さんを知るうえで、まず確認できるのが吉本興業への所属と大阪を拠点とした活動です。吉本興業の公式タレントページには、駒場さんのプロフィールとミルクボーイとしてのテレビ・ラジオなどの出演実績が掲載されています。
大阪市天王寺区の公式ページは、2026年2月17日付で「大阪市天王寺区住みます芸人」としてミルクボーイを紹介しています。大阪市は2017年11月22日に吉本興業と包括連携協定を締結し、市内24区と連携した地域活性化の取り組みを進めてきました。その一環として、ミルクボーイは天王寺区の担当芸人に選ばれています。
この「住みます芸人」という名称は、地域との連携や区の活性化に協力する役割を示すものです。肩書きだけで本人の居住地や自宅住所まで特定できるわけではありません。天王寺区の公式紹介から確認できるのは、ミルクボーイが地域に関わる芸人として位置づけられていることです。
テレビでの露出だけに注目すると、東京の大型番組への出演頻度が話題になることもあります。しかし、駒場さんの活動を評価するには、漫才の舞台、ラジオ、関西のテレビ番組、地域連携といった複数の仕事を合わせて見る必要があります。
2025年12月には、駒場さんがM-1グランプリ決勝の審査員に初めて就任しました。2019年に優勝した芸人が、今度は若手漫才師を評価する側に立ったことは、キャリア上の大きな節目です。2026年の駒場さんを語る際には、王者としての実績に加えて、漫才を審査する立場へ役割を広げたことも押さえておきたいポイントです。
【駒場孝の評判】筋肉派芸人にとどまらない漫才の評価
駒場さんの評判を考えるとき、わかりやすい個性と、漫才の構成力を分けて見ると理解しやすくなります。鍛え上げた肉体はテレビで印象に残りやすい特徴ですが、M-1で高得点を獲得した理由は、身体的な個性だけでは説明できません。
2019年大会の審査結果では、駒場さんと内海さんによる漫才に、7人全員が96点以上を付けました。ナイツの塙宣之さんは99点、上沼恵美子さんは98点を付けており、審査員の間で広く高い評価を得たことが数字から読み取れます。
ミルクボーイの漫才は、誰もが知っている身近な題材を使い、同じ形式を繰り返しながら、言葉の組み合わせや矛盾によって笑いを積み上げる構造が特徴です。設定そのものは複雑ではありませんが、観客が展開を理解しやすく、次のやり取りを期待しながら笑えるように組み立てられています。
2025年に駒場さんがM-1審査員を務めた際には、そのコメントにも関心が集まりました。関西の情報メディアLmaga.jpは、初審査での真摯なコメントや視点が反響を呼んだと報じています。優勝経験者として舞台に立つだけでなく、他の漫才師の表現を評価する役割でも注目されたことになります。
もっとも、個々のネタの好みは視聴者によって異なります。駒場さんやミルクボーイの評判を判断するときは、SNSの一時的な話題だけでなく、M-1の公式採点、継続的な受賞実績、テレビ・ラジオでの活動、審査員としての仕事など、異なる種類の実績を合わせて見るのが適切です。
【ミルクボーイ駒場】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ミルクボーイ駒場は2026年現在何歳ですか?
A1:1986年2月5日生まれのため、2026年10月現在は40歳です。吉本興業の公式プロフィールでは、大阪府出身、身長175cm、体重72kg、血液型B型と掲載されています。
Q2:ミルクボーイはいつ結成されましたか?
A2:正式なコンビ結成は2007年7月です。駒場孝さんと内海崇さんは大阪芸術大学の落語研究会で出会い、学生時代から漫才を披露していました。
Q3:ミルクボーイのM-1グランプリ2019の得点は何点ですか?
A3:ファーストラウンドで681点を獲得しました。7人の審査員による採点で、当時の大会史上最高得点を記録し、最終決戦でも7人中6票を得て優勝しました。
Q4:ミルクボーイはNSC大阪校27期ですか?
A4:吉本興業の公式プロフィールには「一般(NSC大阪校27期生扱い)」と記載されています。同期扱いを示す表記であり、NSCに正式入学して卒業したことと同じ意味ではありません。
Q5:ミルクボーイ駒場は現在も大阪を拠点に活動していますか?
A5:吉本興業の公式プロフィールや大阪市天王寺区の公式紹介から、大阪を拠点とする活動を確認できます。天王寺区の住みます芸人としても紹介されています。
Q6:M-1グランプリ史上最高得点は今もミルクボーイですか?
A6:合計点をそのまま比較すると、2025年にエバースが870点を記録しており、681点が現在も無条件に最高点というわけではありません。ただし、2019年は7人審査、2025年は9人審査のため、満点が異なります。審査員1人当たりの平均点で比べると、ミルクボーイの約97.29点はエバースの約96.67点を上回ります。
ミルクボーイ駒場孝さんは、2004年の大学時代の出会いから漫才を始め、2007年7月に正式結成。長い活動期間と試行錯誤を経て、2019年のM-1グランプリで681点を記録し、全国区の漫才師となりました。
2026年現在の活動を理解するうえでは、吉本興業所属の芸人としてのテレビ・ラジオ出演、大阪市天王寺区の住みます芸人としての地域活動、そして2025年のM-1決勝審査員への就任が主な手がかりになります。
また、2019年の681点は歴史的な高評価を示す記録ですが、2025年にはエバースが870点を記録しています。大会の採点方式が変わるなかで過去の王者を比較するなら、合計点だけでなく、審査員の人数、満点、平均点、最終決戦の結果まで見ることが欠かせません。
駒場さんの魅力は、筋肉派芸人としてのわかりやすい個性だけではなく、長年にわたって漫才を磨き、王者としての経験を審査する側の仕事にも生かしている点にあります。今後の活動を追う際も、単発の話題だけではなく、漫才師としての実績と大阪での継続的な活動を合わせて見ることが、現在の姿を理解する近道です。