「おでんツンツン男」として知られる豊嶋悠輔氏は、2016年に愛知県常滑市のコンビニで撮影した迷惑動画をきっかけに全国的な批判を浴び、威力業務妨害などの疑いで逮捕された人物です。その後、不起訴処分となり、スケートボード関連の事業やYouTube、講演活動などを通じて活動を続けてきました。
2026年10月には、娘の運動会でタトゥーを隠さずに参加したことをめぐるSNS投稿が再び議論を呼び、翌日には本人が謝罪。約10年前のおでん騒動とは異なるテーマでありながら、過去のイメージが再燃する結果となりました。現在の仕事、事件の経緯、逮捕後の不起訴、ABEMA Primeで語った反省まで、報道内容をもとに整理します。
【おでんツンツン男の現在】豊嶋悠輔は何をしている?

2026年10月現在、豊嶋悠輔氏は、かつての迷惑動画だけで知られる存在ではありません。報道によると、愛知県を拠点にスケートボードショップとパークを運営し、子どもたちへの指導や講演活動などにも取り組んでいます。
ENCOUNTなどの報道では、スケートボードを通じて多くの子どもたちと関わっていることが紹介されています。また、本人のXプロフィールを紹介した2026年の報道では、ショップとパークを2店舗運営し、全国で講演活動を行っているとされています。
このように、現在の活動には事業経営や次世代の育成という側面があります。一方、過去の騒動によって形成された知名度や世間の印象が消えたわけではありません。2025年と2026年の報道でも、本人の発言が過去の事件と結びつけて取り上げられています。
格闘技イベント「BreakingDown」への出場経験もあり、スケートボード事業以外の分野でも話題になってきました。ただし、格闘技への参戦と本業であるスケートボード関連の事業は、分けて捉える必要があります。
なお、現在の仕事や活動実績が報じられていることと、過去の騒動に対する社会的評価が全面的に回復したことは同じではありません。事業を続けている事実、本人が反省を語っていること、世間がどう評価するかは、それぞれ別の観点です。
【事件の経緯】2016年の動画投稿から逮捕・不起訴まで
おでんツンツン事件が起きたのは2016年11月です。豊嶋氏は愛知県常滑市内のコンビニで、店頭のおでんを指でつつく様子を撮影し、SNSに投稿しました。動画が広く知られるようになると、食品を扱う店舗での不衛生な行為として批判が集まりました。
J-CASTニュースの2016年12月15日付報道によると、問題となった行為は同年11月28日午前0時5分ごろに発生。販売中のおでん8個、計730円相当を販売できない状態にし、店舗側におでんの廃棄やケースの洗浄をさせた疑いが持たれました。
当時の報道では、コンビニ側が被害届を提出し、愛知県警が捜査を進めたとされています。豊嶋氏は12月15日、器物損壊と威力業務妨害の疑いで逮捕されました。動画の撮影に関わった女性についても捜査が行われ、後に書類送検されたと報じられています。
一方、撮影当時の状況については、後年のABEMA TIMESのインタビューで、豊嶋氏自身が説明しています。本人によると、撮影したのは閉店後で、廃棄予定のおでんを使い、知り合いの店員や自身のショップに関連した動画を撮ろうと考えていたといいます。
ただし、これは本人が後年に語った撮影の背景です。閉店後だったという説明や、廃棄予定だったという主張だけで、行為の影響や刑事処分の理由まで説明できるわけではありません。店舗側に負担が生じたことと、本人がどのような意図で撮影したかは、区別して理解する必要があります。
逮捕後は不起訴処分に豊嶋氏は逮捕後、最終的に不起訴処分となりました。事件については、2017年2月に本人と撮影者が不起訴になったとする報道もありますが、処分理由の詳細は広く公表されていません。
ここで注意したいのは、「不起訴」と「裁判で無罪判決を受けたこと」は異なるという点です。不起訴は検察官が起訴しないと判断する刑事手続上の処分であり、その理由にはさまざまなものがあります。今回の事件についても、具体的な理由を断定することはできません。
一方、不起訴処分になったからといって、動画への批判や店舗への影響がなかったことになるわけでもありません。刑事手続の結果と、行為に対する社会的評価は別の問題です。この違いを押さえることが、事件を正確に理解するうえで重要です。
【年表で整理】おでんツンツン事件から2026年までの主な出来事
豊嶋氏をめぐる出来事は、2016年の逮捕だけで終わっていません。動画投稿による炎上、YouTubeでの発信、テレビ・配信番組での振り返り、そして2026年の運動会をめぐる議論へと続いています。主な経緯を時系列で整理します。
| 時期 | 出来事 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2016年11月28日 | おでん動画の撮影 | 愛知県常滑市のコンビニで、おでんを指でつつく行為が発生したと報じられた。 |
| 2016年12月上旬 | 動画が拡散 | 不衛生な迷惑行為として批判が広がり、テレビなどでも取り上げられた。 |
| 2016年12月15日 | 豊嶋氏を逮捕 | 器物損壊と威力業務妨害の疑いで逮捕された。 |
| 2017年 | 不起訴処分 | その後、不起訴となった。具体的な処分理由は明らかになっていない。 |
| 2022年1月 | YouTubeで発信開始 | 「豊嶋ニュース日本」というチャンネル名で動画投稿を始めたとJ-CASTトレンドが報じた。 |
| 2023年9月 | 「しくじり先生」に出演 | 過去の騒動や迷惑動画の問題について振り返り、若者に向けて発信した。 |
| 2025年10月 | ABEMA Primeに出演 | 過去の炎上と現在の向き合い方について語った。 |
| 2026年10月20日 | 運動会でのタトゥー投稿 | 娘の運動会にタトゥーを隠さず参加したことについて、Xで疑問を投げかけた。 |
| 2026年10月21日 | 謝罪と考えの表明 | 配慮不足を謝罪し、場所や状況に応じて周囲に配慮する大切さについて述べた。 |
この年表から読み取れるのは、刑事事件としての処分が終わった後も、豊嶋氏の発信や行動が継続的に報道の対象となっていることです。2016年の事件は、本人の活動歴の一部であると同時に、その後の発言が受け止められる際の重要な背景にもなっています。
【なぜ炎上した?】おでんツンツン男が批判を集めた理由
おでんツンツン男の炎上理由は、単に食品に指で触れたことだけではありません。食品衛生への不安、店舗への迷惑、動画を公開する行為、そして批判が集まった後の発信が重なり、問題が拡大しました。
1.食品を扱う店舗での行為だったコンビニのおでんは、購入する人が口にする食品です。販売用の食品に指を入れる行為は、衛生面への不安を招きます。本人が後に廃棄予定だったと説明したとしても、映像を見た人が商品の安全性や店舗の管理に不安を抱くことは避けられません。
また、当時の報道では、店舗側がおでんを廃棄し、ケースを洗浄する必要が生じたとされています。行為者が面白い動画を撮るつもりだったとしても、店舗や従業員に負担をかけるのであれば、単なる悪ふざけでは済まされません。
2.動画の公開によって影響が店舗の外へ広がった店内だけで完結する行為と、その様子を撮影してSNSで公開する行為では、影響の範囲が異なります。動画が拡散されると、店舗の評判や食品への信頼にも影響し、映像を見た人々の反応がさらに新たな拡散を生みます。
J-CASTニュースなどの当時の報道では、動画がネット上で話題になった後、テレビでも取り上げられ、逮捕へと至った経緯が伝えられています。スマートフォンで撮影した短い映像が、全国規模のニュースになる典型的な事例でした。
3.批判が集まった後の言動も反発を招いた当時のJ-CASTニュースは、豊嶋氏が批判を受けた後にも、ネット上の反応をあおるような動画を投稿していたことを報じています。問題行為そのものに加え、批判を深刻に受け止めていないように見える言動が、反発を強めた一因と考えられます。
一度投稿した動画は、削除しても転載や保存によって残り続ける場合があります。本人の意図とは別に、第三者が映像を再拡散し、過去の出来事を新たな文脈で取り上げることもあります。こうした仕組みが、ネット炎上を長期化させる要因です。
4.個人への批判が過剰な攻撃に変わる問題もあった2025年のABEMA TIMESによるインタビューでは、豊嶋氏が炎上当時、個人情報を特定する動きや誹謗中傷、経営するショップへの嫌がらせ電話などを経験したと振り返っています。
迷惑行為に批判が集まることと、個人情報を拡散したり、本人や周囲に脅迫・嫌がらせをしたりすることは別問題です。行為への責任を問うことは必要ですが、無関係な人まで攻撃対象にする行為が正当化されるわけではありません。
この事件が現在も語られる理由には、迷惑動画を投稿する側の責任だけでなく、炎上した人物に対してネット上の批判がどこまで許されるのかという問題もあります。
【2026年最新】運動会のタトゥー投稿と謝罪、再炎上の経緯
2026年10月、豊嶋氏は娘の運動会に参加した際、タトゥーを隠さずにいたことについてXに投稿しました。これが新たな議論の発端となり、過去に「おでんツンツン男」として知られた人物の発言として、再び大きな注目を集めました。
10月20日、タトゥーを隠す必要があるのかと疑問を投稿ENCOUNTの2026年10月22日付報道によると、豊嶋氏は10月20日、娘の運動会に半袖・半ズボンで参加したところ、タトゥーが見えていたことについて、Instagramのダイレクトメッセージで多くの指摘が届いたと説明しました。
本人は、娘の運動会を見に行っただけなのに、タトゥーがある親は子どもの運動会でも隠さなければならないのか、という疑問を投げかけました。
この投稿には、タトゥーは個人の自由であり、一律に隠す必要はないという考え方がある一方、学校行事では子どもや周囲への配慮を優先すべきだという意見も寄せられました。議論の中心は、タトゥーそのものの是非だけでなく、子どもが主役となる学校行事で保護者に何が求められるかという点にありました。
10月21日、配慮不足を認めて謝罪翌21日、豊嶋氏は再びXを更新し、不快に感じた人や配慮が足りないと受け止めた人に謝罪しました。ENCOUNTが伝えた本人の説明によると、運動会を楽しみにしていたため、周囲から自分がどう見られるかまで深く考えていなかったと振り返っています。
加えて、場所や状況に応じて周囲への配慮をすることも大切だと述べました。タトゥー自体を否定する意図はないとしながらも、自分らしさを尊重することと、周囲の価値観を尊重することを両立させたいという考えを示しています。
本人は、スケートボードを通じて多くの子どもたちと関わる立場にあることにも触れ、自分の振る舞いが原因で、関わっている子どもたちが偏見の目で見られることは避けたいと説明しました。
今回の騒動は、2016年のおでん事件と何が違うのか2016年の事件は、食品を扱う店舗での迷惑行為と、その動画投稿が問題の中心でした。一方、2026年の議論は、タトゥーを見せることへの社会的な受け止め方や、学校行事での配慮をめぐる意見の対立です。両者を同じ種類の問題として扱うことは適切ではありません。
ただし、今回の投稿が過去の事件と切り離されて受け止められなかった点は重要です。過去の騒動で形成された人物像が残っていると、その後の発言も厳しい目で見られやすくなります。今回の再炎上には、タトゥーに対する価値観の違いに加え、約10年前の出来事によって生じた社会的なイメージも影響したと考えられます。
また、タトゥーを入れること自体と、学校行事でどのような服装を選ぶかは別の論点です。タトゥーのある保護者に一律の法的な隠蔽義務があると、この報道から判断することはできません。実際の参加にあたっては、学校や会場のルール、行事の性質、周囲への影響を個別に考える必要があります。
【YouTube・ABEMA Prime】本人が語った反省と社会的影響
豊嶋氏は、過去の騒動について沈黙を続けてきたわけではありません。YouTubeやテレビ・配信番組などを通じて、自らの経験を語り、迷惑動画やネット炎上の問題について発信してきました。
2022年にYouTubeチャンネルを開設J-CASTトレンドの2022年1月21日付報道によると、豊嶋氏は同年1月11日、「豊嶋ニュース日本」というチャンネル名でYouTubeへの動画投稿を始めました。初期の動画では、おでん騒動や自身の過去について語っていたとされています。
本人が自分の言葉で過去を説明することには、ニュースの断片だけでは伝わりにくい背景を補足できる面があります。ただし、本人の説明はあくまで当事者による振り返りです。報道で確認できる出来事や刑事手続の結果と照らし合わせて理解することが大切です。
2023年には「しくじり先生」に出演2023年9月には、テレビ朝日系の番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」でも過去の騒動を振り返りました。デイリースポーツなどの報道では、迷惑動画を投稿した背景や炎上後の苦悩について語り、若者に向けて動画を投稿する前に考えてほしいという趣旨のメッセージを発信したことが伝えられています。
こうした番組出演は、本人が過去の失敗を公の場で語る機会になりました。一方、過去の事件を振り返ること自体が、そのまま社会的な信頼の回復を意味するわけではありません。発信内容に加えて、その後の行動がどう受け止められるかも問われます。
2025年のABEMA Primeでは「一生向き合っていく課題」と発言2025年10月2日付のABEMA TIMESは、ABEMA Primeで豊嶋氏が過去の炎上について語った内容を報じています。番組では、炎上をテーマにした体験型イベント「炎上展」をめぐる議論の中で、本人が自身の行為への反省と現在の考えを説明しました。
記事の見出しには、豊嶋氏の「終わったなんてさらさら思ってない。一生向き合っていく課題」という言葉が掲げられています。過去の事件を単に過ぎ去った出来事とするのではなく、長期的に向き合う問題として捉えていることがうかがえます。
同記事では、炎上当時に個人情報の特定や誹謗中傷、ショップへの嫌がらせ電話などが相次いだことも紹介されています。ネット上の投稿は、発信した本人だけでなく、店舗や家族、周囲の人々にも影響を及ぼす可能性があります。
ここから見えてくるのは、迷惑動画による被害と、炎上後の過剰な攻撃という二つの問題です。行為への責任を曖昧にしないことと、誹謗中傷や嫌がらせを許容しないことは、両立させなければなりません。
2026年の謝罪で問われた「反省の継続」2026年の運動会をめぐる謝罪では、豊嶋氏は周囲への配慮と、自分が関わる子どもたちへの影響を意識した説明を行いました。2016年のおでん騒動について語る際にも、本人の反省だけでなく、具体的な行動がどう変わったかが注目されます。
一度の謝罪で社会的評価が決まるわけではありません。逆に、過去に炎上した人物の行動をすべて過去の事件だけで判断することも、適切とは限りません。本人の発言、実際の行動、周囲に生じた影響を分けて検討する姿勢が必要です。
【おでんツンツン男】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:おでんツンツン男こと豊嶋悠輔氏は、2026年現在何をしている? A1:報道によると、愛知県でスケートボードショップやパークを運営し、子どもたちへの指導や講演活動などに携わっています。BreakingDownへの出場経験もあります。
Q2:おでんツンツン事件では逮捕後に有罪になった? A2:豊嶋氏は2016年12月15日に器物損壊と威力業務妨害の疑いで逮捕されましたが、その後は不起訴処分となりました。不起訴は裁判での無罪判決とは異なり、処分理由の詳細は広く公表されていません。
Q3:2026年に豊嶋悠輔氏が謝罪した理由は? A3:娘の運動会にタトゥーを隠さず参加したことについてXで疑問を投げかけたところ、周囲への配慮を求める意見などが寄せられました。翌21日、本人は配慮不足を謝罪し、場所や状況に応じて周囲への配慮をすることの大切さを述べました。
おでんツンツン男こと豊嶋悠輔氏は、2016年の迷惑動画投稿によって広く知られるようになり、逮捕後は不起訴処分となりました。その後はスケートボード関連の事業や講演活動、YouTube、番組出演などを通じて、自身の経験を語ってきました。
2026年10月の運動会でのタトゥー投稿と謝罪は、過去の事件とは異なるテーマで起きた議論です。それでも、以前の炎上によって形成された人物像が、現在の発言の受け止められ方に影響したことは見逃せません。
プロの結論として押さえたいのは、刑事処分、本人の反省、現在の社会的評価を混同しないことです。 不起訴になった事実は正確に理解する必要がありますが、それだけで過去の行為に対する批判が消えるわけではありません。同時に、過去の失敗を理由に、現在の行動をすべて一律に否定することも適切ではありません。
ネット上の情報を判断するときは、少なくとも次の3点を確認することが大切です。第一に、逮捕や不起訴などの法的事実と、SNS上の評価を分けること。第二に、本人の発言と、報道によって確認できる出来事を区別すること。第三に、謝罪の言葉だけでなく、その後の行動や周囲への影響にも目を向けることです。
豊嶋氏の現在を評価するうえでも、過去の事件だけを見るのではなく、現在の事業や発信、周囲への配慮、そして実際の行動を継続的に見ていく必要があります。SNS時代の炎上が残す影響と、失敗後に信頼を築き直す難しさを考えるうえで、この一連の経緯は重要な事例といえます。