関根“シュレック”秀樹(せきね・シュレック・ひでき)は、元静岡県警のマル暴刑事という異色の経歴を持つ総合格闘家・プロレスラー・柔術家です。1973年8月13日生まれ、静岡県磐田市出身。ボンサイ柔術をバックボーンに、ブラジリアン柔術の国内外の大会で優勝実績を残し、総合格闘技ではRIZINにも参戦してきました。
2026年10月現在、関根は53歳。RIZINでの戦績は5戦2勝3敗ですが、競技歴はそれだけにとどまりません。2026年3月には格闘技イベント「ROMAN 4」で小路晃にTKO勝ちを収め、11月14日開催予定の「ROMAN 6」への参戦も発表されています。警察官から格闘家へ転身した経緯、柔術で培った実力、プロレスでの活動まで、公式プロフィールや試合記録、インタビューをもとに整理します。
【関根シュレック秀樹とは?プロフィール・年齢・所属を整理】

関根シュレック秀樹は、総合格闘技(MMA)、ブラジリアン柔術、プロレスという複数の競技で活動してきた選手です。大柄な体格と特徴的な風貌に加え、警察官時代の経験を持つことから、格闘技ファン以外からも関心を集めています。
RIZIN公式サイトや柳ケ瀬プロレスの選手紹介に掲載されているプロフィールを整理すると、基本情報は次のとおりです。
- 本名・リングネーム:関根“シュレック”秀樹
- 生年月日:1973年8月13日
- 年齢:53歳(2026年10月26日現在)
- 出身地:静岡県磐田市
- 身長:175cm
- 体重:115kg
- リーチ:180cm
- 格闘技のバックボーン:柔道、ブラジリアン柔術
- 格闘技の所属:ボンサイブルテリア
- 主な活動:総合格闘技、柔術、プロレス
身長や体重は掲載媒体によって多少異なる場合がありますが、RIZIN公式プロフィールでは身長175cm、体重115kgとされています。
「シュレック」という呼び名と、警察官から格闘家へ転身した経歴は、関根を特徴づける要素です。ただし、人物像を外見や過去の職業だけで判断するのは適切ではありません。競技者としての実力を知るには、柔術の大会成績やMMAの試合内容、プロレスでの活動もあわせて見る必要があります。
【元静岡県警マル暴刑事から格闘家へ】異色の経歴と転身の理由
関根の経歴で特に注目されるのが、静岡県警で刑事として働いていた過去です。格闘技専門メディア「Dropkick」や「SPICE」などのインタビューでは、大学卒業後に警察官となり、機動隊を経て刑事の仕事に携わった経緯が紹介されています。
関根自身のインタビューによると、1997年に警察へ入り、1999年には機動隊へ異動。その後、刑事としての経験を積み、暴力団関連の犯罪を担当する、いわゆる「マル暴」の部署でも勤務しました。警察には約20年間在籍したとされています。
マル暴刑事とはどのような仕事なのかマル暴とは、一般に暴力団などの組織犯罪を担当する刑事や部門を指す通称です。関根はインタビューで、暴力団が関与する事件には暴行・傷害、詐欺、薬物犯罪など幅広い種類があると説明しています。
こうした捜査では、相手の行動や人間関係を把握する力だけでなく、証拠の収集、関係者からの聞き取り、法律や事件に応じた知識も必要です。関根の警察官としての経験は、単なる肩書きではなく、長年にわたる実務経験だったことがうかがえます。
警察官時代に出会ったボンサイ柔術格闘家への転身につながった重要な接点が、ブラジリアン柔術の道場「ボンサイ柔術」でした。関根は、刑事として外国人が関係する犯罪を扱っていた時期に、捜査協力などの目的でボンサイ柔術と接点を持った経緯をインタビューで語っています。
そこで柔術の技術や道場の人々に触れ、競技としての魅力にも引き込まれていきました。幼少期から大学まで柔道に取り組んでいた関根にとって、柔術は、それまでの組技経験を生かしながら新たな技術を身につけられる競技でもありました。
警察官としての安定した生活を続けるのか、それとも格闘技に本格的に挑戦するのか。関根は家族や将来の生活も考えながら葛藤したことを、格闘技専門メディア「Number」のインタビュー記事で振り返っています。その後、警察官を退職し、40代で格闘技の道へと本格的に進みました。
異色の経歴として語られがちな警察官時代と格闘家としての現在ですが、両者の間には柔道と柔術という組技の経験がつながっています。まったく別の人生に見えても、競技者としての土台は以前から培われていたのです。
【ボンサイ柔術で磨いた実力】全日本選手権・ワールドプロ柔術の優勝実績
関根の実力を評価するうえで見逃せないのが、ブラジリアン柔術の大会で残した成績です。RIZIN公式プロフィールや柔術関連の選手紹介では、全日本ブラジリアン柔術選手権、IBJJFアジア選手権、ADCCアジアトライアルなどの実績が紹介されています。
柔術ナビに掲載された本人のコラムでは、ワールドプロ柔術について、アダルト青帯と紫帯で優勝した経験を振り返っています。全日本選手権などの黒帯での実績と、ワールドプロでの帯別の優勝実績は、それぞれ分けて理解すると経歴を正確に把握できます。
主な柔術実績- 全日本ブラジリアン柔術選手権:優勝経験あり
- IBJJFアジア選手権:優勝経験あり
- ADCCアジアトライアル:優勝経験あり
- ワールドプロ柔術:アダルト青帯・紫帯で優勝経験あり
これらは、単に体格や腕力だけで勝負してきた選手ではないことを示す実績です。ブラジリアン柔術では、相手の重心を崩す技術、ポジションを確保する判断、関節技や絞め技につなげる組み立てが重要になります。
関根は柔道を土台に柔術の技術を身につけ、競技会で経験を重ねてきました。とりわけ寝技を軸に相手を制する能力は、MMAやプロレスでの試合にもつながる要素です。
柔術の強さはMMAやプロレスでも生きるのか柔術、MMA、プロレスはいずれも組み合う場面がありますが、同じ競技ではありません。柔術では競技規則に沿ったポジション争いや一本勝ちが中心になる一方、MMAでは打撃への対応、テイクダウン、立ち上がり、打撃と寝技の切り替えが必要です。
プロレスでは、相手との攻防に加えて試合全体の流れや技の見せ方も求められます。関根が異なるリングで活動できる背景には、柔術の技術だけでなく、競技ごとの要求に対応する経験を重ねてきたことがあります。
なお、ワールドプロ柔術での優勝は、あらゆる帯や階級を制したことを意味するものではありません。大会名に加え、帯、年齢区分、階級を確認することで、実績の内容をより正確に理解できます。
【関根シュレック秀樹のRIZIN戦績】5戦2勝3敗の全試合を振り返る
関根は2020年2月22日の「RIZIN.21」でRIZINデビューを果たしました。RIZIN公式サイトに掲載されている戦績は、5戦2勝3敗です。勝利した試合ではTKOで決着をつけている一方、敗戦もすべてTKOによるもので、ヘビー級らしい打撃の応酬が記録に表れています。
以下は、RIZIN公式プロフィールに掲載された5試合の概要です。
| 開催日・大会 | 対戦相手 | 結果・決着 |
|---|---|---|
| 2020年2月22日 RIZIN.21 |
ロッキー・マルティネス | 敗北 1R 4分04秒、TKO |
| 2021年12月31日 RIZIN.33 |
シビサイ頌真 | 勝利 2R 2分09秒、TKO |
| 2022年4月16日 RIZIN TRIGGER 3rd |
貴賢神 | 勝利 2R 3分49秒、TKO |
| 2022年7月31日 RIZIN.37 |
スダリオ剛 | 敗北 1R 53秒、TKO |
| 2023年6月24日 RIZIN.43 |
上田幹雄 | 敗北 1R 22秒、TKO |
RIZINデビュー戦ではロッキー・マルティネスにTKO負けを喫しましたが、2021年大みそかのRIZIN.33でシビサイ頌真を破り、RIZIN初勝利を挙げました。
続く2022年4月のRIZIN TRIGGER 3rdでは貴賢神にTKO勝ち。2連勝を記録し、RIZINで存在感を示しました。しかし、同年7月のRIZIN.37ではスダリオ剛に敗れ、2023年6月のRIZIN.43では上田幹雄にも敗れています。
RIZINの戦績とMMA通算成績は別物関根の戦績を調べる際に注意したいのは、RIZINでの成績と、ほかの大会を含めたMMA通算成績を混同しないことです。
格闘技情報サイト「Mニュース」の公開戦績集計では、2026年9月20日の更新時点でプロMMA通算14勝8敗とされています。こちらはRIZIN以外の大会も含む集計であり、RIZIN公式の5戦2勝3敗とは対象範囲が異なります。
また、RIZINでの勝ち越しを達成しているわけではないため、RIZINの戦績だけを見れば、圧倒的な勝率を残した選手とは評価できません。一方で、柔術大会での実績や他団体での試合、プロレスでの活動まで含めれば、競技者としてのキャリアはRIZINの数字だけでは捉えきれない広がりを持っています。
【2026年現在】ROMAN参戦・柳ケ瀬プロレス・YouTubeでの活動
2026年の関根は、RIZINだけに活動の場を限定せず、総合格闘技やプロレスのリングで活動を続けています。最新動向を把握するうえで重要なのが、3月のROMAN参戦と、11月に予定されている次戦です。
2026年3月、ROMAN 4で小路晃にTKO勝ち2026年3月15日に東京・GENスポーツパレスで開催された「ROMAN 4」では、関根が小路晃と対戦しました。格闘技専門メディア「ゴング格闘技」や「BOUTREVIEW」などの試合報道によると、関根はグラウンドでの肘打ちを連打し、9分11秒でTKO勝ちを収めています。
この試合は、時間無制限のバーリトゥードルールによる無差別級の一戦でした。RIZINで最後に確認できる試合は2023年6月の上田幹雄戦ですが、その後も別の大会でMMA系の試合に出場し、2026年に勝利を挙げています。
11月14日のROMAN 6でウー・ドンシンと対戦予定2026年10月時点の注目材料は、11月14日に東京・大田区産業プラザPiOで開催予定の「ROMAN 6」です。10月12日付の格闘技メディア「イーファイト」の報道では、関根と台湾のウー・ドンシンの対戦が発表されています。
報道で紹介されたカードは、バーリトゥードルールの無差別級30分の試合です。RIZINの試合ではありませんが、柔術やMMAを土台とする関根が、異なるルールの舞台でどのような攻防を見せるかという点で注目されます。
なお、2026年10月26日時点では、この試合は今後開催される予定のカードです。試合結果と予定されている対戦カードは区別して把握する必要があります。
プロレスでは柳ケ瀬プロレスなどに参戦関根は2018年7月7日、ハードヒットの大会でプロレスデビューしました。その後、ZERO1、全日本プロレス、大日本プロレス、GLEAT、ストロングスタイルプロレスなど、複数の団体に参戦しています。
柳ケ瀬プロレスの公式選手紹介によると、関根は2024年12月に同団体に現れ、久保田ブラザーズに対戦を要求。2025年1月から本格参戦を開始しました。また、自らプロデュースする「マッスルボルテージ」の興行も手掛けています。
2026年もプロレス活動は続いており、8月にはストロングスタイルプロレスや「闘宝伝承38」などのリングに登場しています。MMAだけでなくプロレスでも試合を重ねていることは、現在の関根の活動を理解するうえで欠かせないポイントです。
「シュレック関根 リングの魂」YouTubeチャンネル関根は「シュレック関根 リングの魂」というYouTubeチャンネルでも知られています。RIZIN公式プロフィールには同チャンネルが掲載されており、チャンネルの紹介では、プロレスや格闘技の試合映像、グルメ情報、警察官時代のエピソードなどを扱うと説明されています。
試合だけでは伝わりにくい人物像や、長年の経験に基づく話題に触れられる点は、動画発信ならではの特徴です。選手としての成績を調べる場合は公式プロフィールや試合記録を、本人の考え方や日常的な活動を知りたい場合は本人の発信を確認すると、情報を整理しやすくなります。
【プロの結論】関根シュレック秀樹の評判を判断する3つの視点
関根の評判を考える際には、元マル暴刑事という経歴の話題性と、格闘家としての実績を分けて評価することが大切です。異色の職歴だけが注目されがちですが、柔術大会での優勝経験、RIZINへの参戦、プロレスでの継続的な活動という複数の側面があります。
1. 柔術の実績は具体的な大会記録で評価する関根には全日本ブラジリアン柔術選手権、IBJJFアジア選手権、ADCCアジアトライアルなどの優勝実績があります。ワールドプロ柔術でも帯別の優勝経験を持ち、組技の競技者として積み重ねてきた実績が確認できます。
ただし、柔術での実績が、そのままMMAでの勝率やプロレスでの評価を決めるわけではありません。競技ごとにルールと求められる能力が違うため、何の大会で、どのルールのもとで結果を残したのかを確認するのが適切です。
2. RIZIN戦績は数字と試合内容を分けて見るRIZINの公式記録は2勝3敗です。勝ち越しではないことは事実ですが、5試合はいずれもTKO決着で、打撃を含む激しい攻防が繰り広げられました。
また、2026年3月にはROMANで小路晃にTKO勝ちしています。RIZINでの結果と、それ以外の大会での試合結果を分けて整理すれば、特定の団体での成績だけで競技人生全体を判断することを避けられます。
3. 元刑事という肩書きは背景であり、実力の代わりではない警察官として約20年間勤務した経験は、関根の経歴を語るうえで重要です。ただし、職歴だけを根拠に格闘技の強さや人格を評価するのではなく、実際の大会成績や試合内容、本人が語った経験をもとに判断する必要があります。
総合的に見ると、関根は「元刑事」という話題性だけで活動している選手ではありません。柔術での競技実績を持ち、MMAでRIZINに参戦し、プロレスでも複数の団体で試合を続けてきました。2026年も試合予定があることから、現在進行形で活動する格闘家として評価するのが妥当です。
【関根シュレック秀樹】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:関根シュレック秀樹は2026年現在何歳ですか?
A1:1973年8月13日生まれの53歳です。2026年8月13日に53歳の誕生日を迎えました。
Q2:関根シュレック秀樹のRIZIN戦績は何勝何敗ですか?
A2:RIZIN公式プロフィールによると、5戦2勝3敗です。2021年のシビサイ頌真戦、2022年の貴賢神戦で勝利し、ロッキー・マルティネス、スダリオ剛、上田幹雄には敗れています。
Q3:関根シュレック秀樹は本当に元刑事なのですか?
A3:はい。本人のインタビューや格闘技関連の公式プロフィールで、静岡県警に勤務し、機動隊や刑事、マル暴の仕事を経験したことが紹介されています。警察には約20年間在籍したとされています。
Q4:関根シュレック秀樹は柔術の大会で優勝したことがありますか?
A4:あります。全日本ブラジリアン柔術選手権、IBJJFアジア選手権、ADCCアジアトライアルなどで優勝経験があります。また、本人のコラムでは、ワールドプロ柔術のアダルト青帯・紫帯で優勝したことも紹介されています。
Q5:関根シュレック秀樹は2026年現在も試合をしていますか?
A5:はい。2026年3月15日のROMAN 4では小路晃にTKO勝ちしました。加えて、2026年11月14日に開催予定のROMAN 6でウー・ドンシンと対戦するカードも発表されています。プロレスにも継続して参戦しています。
関根シュレック秀樹は、静岡県警のマル暴刑事として約20年間勤務した後、柔術を土台に総合格闘技とプロレスの世界で活動してきた異色の格闘家です。1973年8月13日生まれで、2026年10月現在53歳。ボンサイ柔術をバックボーンに、全日本ブラジリアン柔術選手権やワールドプロ柔術などで優勝実績を残しています。
RIZIN戦績は5戦2勝3敗ですが、それが競技歴のすべてではありません。2026年3月にはROMAN 4で小路晃にTKO勝ちし、11月14日のROMAN 6ではウー・ドンシンとの対戦が予定されています。柳ケ瀬プロレスをはじめとするプロレス活動や、YouTubeチャンネル「シュレック関根 リングの魂」での発信も続いています。
関根を理解するうえで押さえたいのは、元刑事という肩書き、柔術で培った技術、そして異なるルールのリングで挑戦を続ける姿勢の3点です。過去の職歴だけで人物像を決めつけず、公式プロフィールや大会結果を確認しながら競技ごとの実績を見ていくことが、関根シュレック秀樹の本当の姿を理解する近道です。