寺脇康文とテレビ朝日系ドラマ『相棒』の関係が、2026年秋、大きな転換点を迎えた。2026年10月13日、番組公式サイトは『相棒 season25』の放送期間中に、寺脇康文が演じる亀山薫から、及川光博が演じる神戸尊へ「相棒」のバトンタッチを行うと発表した。10月21日にスタートした記念すべき25作目で、歴代相棒をめぐる新たな展開が動き始めている。
亀山薫といえば、2000年のシリーズ誕生から杉下右京(水谷豊)を支えてきた初代相棒だ。2008年のseason7で特命係を離れ、2022年のseason21で約14年ぶりに復帰。そして2026年、今度は神戸尊へバトンを渡すことになった。なぜ亀山薫は再び特命係を離れるのか。寺脇康文本人の降板なのか、それとも物語上の新たな展開なのか。公式発表と過去の経緯を整理し、2026年10月26日時点の最新状況を解説する。
【2026年最新】寺脇康文は『相棒 season25』でどうなる?神戸尊への交代が正式発表

2026年10月13日、テレビ朝日の『相棒 season25』公式サイトと、寺脇康文が所属する演劇ユニット「地球ゴージャス」の公式サイトは、season25の放送期間中に亀山薫から神戸尊へ相棒が交代することを告知した。
神戸尊を演じるのは、2代目相棒を務めた及川光博だ。2012年に特命係を離れた神戸が、十数年を経て再び杉下右京とタッグを組む。亀山が約14年ぶりに復帰した2022年のseason21に続き、今度は神戸が6代目相棒として登場するという、シリーズの歴史を踏まえた異例の展開となった。
公式発表では、season25のどこでバトンタッチが実現するのか、亀山がどのような経緯で特命係を離れるのかについて、具体的な内容は明かされていない。発表の段階で確定しているのは、あくまでシーズン中に交代が行われるという点だ。
寺脇自身も公式コメントで、杉下右京を演じる水谷豊が「相棒は、常に“その瞬間”、つまり“今”を描いてきた」と話していることに触れ、今回のバトンタッチについて新鮮な展開への期待を示した。加えて、交代の日まで誠心誠意、魂を込めて演じる意向を語り、亀山が特命係を離れる過程にも注目してほしいと呼びかけている。
このコメントから読み取れるのは、今回の交代が単なる出演者の入れ替えではなく、亀山の物語と神戸の再登場を結びつけた、シリーズ全体の大きな仕掛けとして発表されていることだ。
また、アミューズの公式プロフィールには、寺脇の『相棒 season25』レギュラー出演が掲載されている。したがって、現時点で「寺脇康文がseason25に出演しない」という理解は誤りだ。交代が予定されていることと、シーズン開始時から出演していることは、分けて捉える必要がある。
【season7】亀山薫が特命係を離れた本当の理由とは?寺脇康文の卒業を整理
亀山薫の最初の卒業を理解するには、劇中の理由と、俳優・寺脇康文が出演を終えることになった当時の背景を区別する必要がある。
劇中では旧友の遺志を継ぎ、サルウィンへ旅立った亀山薫が特命係を離れたのは、2008年放送のseason7第9話「レベル4~後篇・薫最後の事件」だ。2000年の『pre season』から杉下右京の相棒を務めてきた亀山は、このエピソードを区切りに日本を離れることを決断した。
テレビ朝日の公式情報によると、亀山は旧友の遺志を継ぎ、子どもたちに「正義」を教えるため、南アジアの小国サルウィンへ渡ることを選んだ。妻の亀山美和子も、彼の決断に関わる重要な存在だ。
つまり、劇中の亀山は、右京との関係が破綻したから特命係を去ったのではない。警察官として事件を解決することとは異なる形で、正義を実現する道を選んだのである。現場で犯人を追う刑事から、次の世代に正義の意味を伝える立場へと役割が変わったことが、物語上の大きな転換点だった。
寺脇康文本人は卒業をどう受け止めていたのか2008年8月の卒業発表を伝えた日刊スポーツの記事では、当時のチーフプロデューサーが、映画の成功などを経てシリーズが好調だった時期に、亀山の人生を「第1ピリオド」として考える必要があったという趣旨の説明をしている。
同記事によると、水谷豊は亀山について、新たな世界を目指す節目を迎えたとの見方を示した。また、寺脇も当時、「気持ちよく卒業させていただくことにしました」とコメントしている。
これらの発言から分かるのは、当時の卒業が、少なくとも公に説明された範囲では、長年続いた物語に区切りを設けるための決断だったということだ。一方、俳優が出演を終えることになった制作上の事情について、発言の一部だけから特定の人物との不仲や対立を断定することはできない。
「水谷豊との不仲が原因」という説は本当なのか寺脇康文の卒業をめぐっては、インターネット上で水谷豊との関係を理由とする説が語られることがある。しかし、2008年の卒業報道や、その後の公式発表から、両者の不仲が卒業の原因だったと断定できる根拠は示されていない。
むしろ、2022年の復帰と2026年の公式コメントでは、寺脇が水谷と長年築いてきた作品上の関係に言及している。少なくとも、確認できる公的な発言をもとにするなら、「不仲による降板」を確定した事実として扱うのは適切ではない。
ここで押さえたいのは、亀山薫が物語上で去った理由と、寺脇康文が当時出演を終えることになった事情は、同じものではないという点だ。この区別は、2026年のseason25を読み解くうえでも欠かせない。
【season25交代理由】亀山薫はなぜ再び特命係を離れる?公式発表と最新話の伏線
2026年10月13日の公式発表は、亀山薫から神戸尊への交代を明確に告知した。一方で、亀山がなぜ特命係を離れるのかという核心部分については、発表時点で具体的な説明がなかった。
この点は、2008年のseason7とは状況が異なる。season7では、亀山が特命係を去ることが放送前に発表され、最終的にサルウィンへ渡るという物語上の理由が描かれた。season25では交代そのものが先に告知され、具体的なタイミングと理由は放送を通して明らかにされる構成になっている。
season25第1話で再び登場したサルウィン2026年10月21日に放送されたseason25の初回拡大スペシャル「PMクライシス」では、サルウィン時代の亀山の教え子が日本を訪れ、亀山夫妻に連絡を取るところから物語が動き始めた。
テレビ朝日の公式あらすじでは、サルウィンが再び軍事政権下に置かれ、教え子の母国での生活や家族との連絡にも影響が及んでいることが描かれている。かつて亀山が正義を教えるために旅立った国の現状が、season25の冒頭から物語に組み込まれたわけだ。
この展開は、亀山の過去と現在を結びつける重要な要素である。サルウィンでの経験が、今後の亀山の決断にどう影響するのかは、視聴者が注目するポイントになっている。
ただし、サルウィンの問題がそのまま亀山の卒業理由になると公式に確定したわけではない。第1話で過去のエピソードが再び取り上げられたことと、season25の交代理由が明らかになったことは別の話だ。
神戸尊はなぜ戻ってくるのか神戸尊は、season7最終話で初登場し、season8からseason10まで2代目相棒を務めた人物だ。警察庁のエリート官僚として特命係を調査する立場から始まり、右京と行動をともにする中で、自身の正義感に基づいて動くようになった。
season10最終回で警察庁への異動を余儀なくされた後も、神戸は右京との関係を保ち、必要に応じて事件解決に協力してきた。2026年のseason25では、警察庁の警察長官官房付という立場から、再び右京と組むことが公式発表で明らかになっている。
テレビ朝日の発表では、神戸がなぜ特命係に戻るのかという具体的な経緯も、交代のタイミングと同様に明らかにされていない。したがって、現段階では「亀山の退場理由」と「神戸の復帰理由」の双方が、season25の大きな見どころとなっている。
【歴代相棒を比較】寺脇康文・及川光博・成宮寛貴・反町隆史の違い
『相棒』の歴史を振り返ると、杉下右京の相棒は単に出演者が交代してきたのではなく、それぞれ異なる性格や立場を持つ人物が右京と組み、物語に別の視点を持ち込んできた。
2026年のseason25で特に注目されるのは、初代と5代目を務めた亀山薫、2代目と6代目を務める神戸尊が、それぞれ再び相棒として位置づけられる点だ。これまでの交代の流れを整理すると、今回の展開が持つ意味も見えやすくなる。
| 時期・シーズン | 相棒・俳優 | 主な特徴と転機 |
|---|---|---|
| 2000年〜2008年 pre season〜season7中盤 |
初代・亀山薫 寺脇康文 |
熱血漢で人情味のある刑事。旧友の遺志を継ぎ、サルウィンへ旅立つ。 |
| 2009年〜2012年 season7最終話〜season10 |
2代目・神戸尊 及川光博 |
警察庁のエリート官僚。冷静な判断力と組織内部の視点を持つ。 |
| 2012年〜2015年 season11〜season13 |
3代目・甲斐享 成宮寛貴 |
若さと行動力を備えた刑事。シリーズ後半では右京との関係に大きな変化が生じる。 |
| 2015年〜2022年 season14〜season20 |
4代目・冠城亘 反町隆史 |
法務省から警視庁へ移った経歴を持つ。知性と機転を生かし、右京と長期間コンビを組む。 |
| 2022年〜season25の交代まで | 5代目・亀山薫 寺脇康文 |
約14年ぶりに復帰。season21から右京と再び組み、特命係での活躍を続ける。 |
| season25のシーズン中 | 6代目・神戸尊 及川光博 |
公式発表で復帰が決定。亀山からバトンを受け取り、右京と再タッグを組む予定。 |
この年表で分かるように、相棒の代数は出演俳優の人数と一致しない。亀山薫と神戸尊がそれぞれ再登場するため、相棒を務める人物としては4人でも、役割の区分としては6代目まで数えられる。
亀山薫と神戸尊は何が違うのか亀山薫の魅力は、事件に対する強い感情移入と現場での行動力にある。理詰めで真相を追う右京に対し、亀山は被害者や関係者の感情をくみ取りながら捜査を進める。その違いが、事件の背景にある人間関係や社会的な問題を描くうえで重要な役割を果たしてきた。
一方、神戸尊は、警察組織の内部事情に通じたエリート官僚という立場が特徴だ。右京の捜査手法を外側から観察する役割を担っていたこともあり、組織の論理と個人の正義が衝突する場面で、亀山とは異なる視点を提供する。
今回の交代は、こうした人物像の違いを改めて物語に持ち込む機会でもある。亀山の人情味と神戸の知性を比較することで、右京という主人公の性格や捜査哲学も、より鮮明に見えてくるはずだ。
なお、甲斐享や冠城亘を含む歴代相棒の存在は、シリーズの長い歴史を形作る重要な要素だが、season25で新たな相棒として復帰することが今回の公式発表で確定したのは神戸尊である。ほかの人物について、公式発表にない復帰予定を確定事項として扱うことはできない。
【寺脇康文の現在】2026年の出演情報と地球ゴージャスでの活動
2026年10月現在、寺脇康文は俳優として活動を続けている。アミューズの公式プロフィールでは、1962年2月25日生まれ、大阪府出身の俳優・タレントとして紹介され、『相棒 season25』へのレギュラー出演も案内されている。
2026年10月26日時点での主な活動情報としては、テレビ朝日系の『相棒 season25』に加え、NHK BS・BSP4Kで2026年9月6日に放送が始まった時代劇『大岡越前9』への出演が、所属事務所の公式プロフィールに掲載されている。
このことからも、今回の『相棒』内での交代を、寺脇康文自身の俳優活動全体からの引退や、芸能界からの引退と混同するのは正しくない。公表されている情報が示しているのは、あくまでseason25における亀山薫と神戸尊の役割交代だ。
寺脇康文のキャリアを支える「地球ゴージャス」寺脇康文の俳優人生を語るうえで欠かせないのが、岸谷五朗とともに結成した演劇ユニット「地球ゴージャス」だ。アミューズの公式プロフィールによると、寺脇は1984年に三宅裕司が主宰する劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)へ入団し、1994年に岸谷とともに退団して地球ゴージャスを結成した。
加えて、1996年からTBS系『王様のブランチ』の総合司会を10年間務めたほか、2008年には第16回橋田賞の俳優部門、2009年には第32回日本アカデミー賞の優秀助演男優賞を受賞している。テレビドラマだけでなく、舞台や情報番組でもキャリアを築いてきた俳優だ。
こうした経歴を踏まえると、寺脇康文の活動は『相棒』だけに限定されない。亀山薫という代表的な役柄を長く演じながら、舞台を含む幅広い分野で活動してきたことが、俳優としてのキャリアの土台になっている。
寺脇康文の評判は?亀山薫が長く支持される理由亀山薫の人物像は、右京の冷静な推理と対照的な、熱血漢でお人好しという性格にある。事件の論理だけでなく、被害者や関係者が抱える思いにも目を向ける姿勢が、右京とのコンビを特徴づけてきた。
また、season7での卒業後、約14年を経てseason21で復帰したことは、亀山という人物の過去と現在をつなぐ大きな出来事だった。長い空白期間を挟んでも、右京との関係性や亀山らしい行動力が物語の中で再び描かれた点は、シリーズを振り返るうえで重要だ。
寺脇康文の演技を評価する際には、熱血漢としての勢いだけでなく、コミカルな場面から人間ドラマまでを担う幅広さにも注目したい。右京の推理を際立たせながら、物語に感情的な入口を作る亀山の役割は、『相棒』の人物配置を理解するうえで欠かせない。
ただし、作品への評価と俳優本人に対する評価は別のものだ。亀山薫が長くシリーズを支えてきた事実と、今回の交代をめぐる個人的な事情についての推測を混同せず、作品内の人物像と公表された情報を分けて見ることが大切だ。
【プロの結論】亀山薫の卒業と復帰から読み解く『相棒』の変化
『相棒』が長期間にわたって続いてきた背景には、杉下右京という中心人物を維持しながら、相棒となる人物の個性や立場を変え、事件の見せ方を更新してきた構造がある。
亀山薫は、右京の相棒として最初に長い時間を過ごした人物だ。2008年の卒業では、警察の外で正義を実現する道を選び、2022年の復帰では、再び特命係で右京と組むことになった。今回のseason25では、その亀山が神戸尊へバトンを渡す展開が決まっている。
この流れは、同じ人物が戻ってくること自体を懐かしさだけで終わらせず、過去の選択が現在にどうつながるのかを描くシリーズの特徴を示している。亀山のサルウィンでの経験がseason25の冒頭で再び取り上げられたことも、過去のエピソードを現在の物語に接続する仕掛けとして注目される。
一方、神戸尊の復帰によって、警察組織の内側から右京を見る視点が再び加わる。人情や現場感覚を重視する亀山から、組織の論理にも精通した神戸へと相棒が変わることで、同じ杉下右京でも、事件への向き合い方や周囲との関係が違って見える可能性がある。
今回の発表を読む際の判断基準は、次の3点に整理できる。
- 公式に決まったこと:season25の放送期間中に、亀山薫から神戸尊へ相棒が交代する。
- 物語上の注目点:サルウィンでの経験を含む亀山の過去が、今回の交代にどう結びつくのか。
- まだ明らかになっていないこと:亀山が特命係を離れる具体的な理由、交代が行われる放送回、神戸が復帰する詳しい経緯。
この3点を分けておけば、公式発表と予想記事、視聴者の考察を混同しにくくなる。特に「寺脇康文が相棒を降板する」という見出しだけで、俳優本人がシリーズから完全に離れると受け取らないことが重要だ。
【寺脇康文相棒】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:寺脇康文が『相棒』を卒業した理由は何ですか?
A1:2008年のseason7では、劇中の亀山薫は旧友の遺志を継ぎ、子どもたちに正義を教えるためサルウィンへ旅立ちました。一方、俳優本人が当時出演を終えた制作上の事情については、公表された発言だけで特定の理由や不仲説を断定することはできません。
Q2:寺脇康文は2026年の『相棒 season25』に出演していますか?
A2:出演しています。アミューズの公式プロフィールではseason25へのレギュラー出演が案内されており、2026年10月21日に放送がスタートしました。公式発表では、シーズン中に亀山薫から神戸尊へバトンタッチすることが決まっています。
Q3:亀山薫が特命係を離れるのは何話ですか?
A3:2026年10月26日時点では、交代が行われる具体的な放送回は公式発表で明らかにされていません。season25の放送期間中に交代することは発表されていますが、時期や詳細は今後のストーリーに注目する必要があります。
Q4:神戸尊を演じる及川光博は、なぜ復帰するのですか?
A4:2026年10月13日の公式発表で、season25のシーズン中に神戸尊が6代目相棒として復帰することが明らかになりました。ただし、神戸が特命係に戻る具体的な経緯は発表時点では明かされていません。
Q5:寺脇康文は俳優を引退するのですか?
A5:そのような発表はありません。寺脇は2026年も俳優として活動しており、『相棒 season25』やNHK BS・BSP4Kの『大岡越前9』への出演が所属事務所の公式プロフィールに掲載されています。今回の交代は、ドラマ内の相棒の引き継ぎに関するものです。
寺脇康文は、2000年の『相棒』誕生から亀山薫を演じ、2008年のseason7で一度卒業した後、2022年のseason21で約14年ぶりに復帰した。そして2026年のseason25では、及川光博が演じる神戸尊へバトンを渡すことが公式に発表されている。
今回の交代は、単なるキャスト変更ではなく、長いシリーズの歴史を踏まえた大きな展開だ。亀山が再び特命係を離れる理由や神戸が戻ってくる経緯については、公式発表で明らかになっている内容と、今後の物語で描かれる内容を分けて捉えたい。
2026年10月26日時点では、season25のシーズン中に交代することが確定している一方、具体的な放送回や詳細な理由は未公表だ。亀山薫の最後の活躍と、神戸尊が右京と再び組む瞬間。その両方が、25周年を迎えた『相棒』の今後を見届けるうえで大きな見どころとなる。 (出典: 寺脇康文相棒(Yahoo!ニュース))