2026年10月現在、RIZINのファイトマネーは、トップ選手になると1試合で億単位に達するケースが本人の発言から明らかになっています。一方、すべての選手に共通する報酬基準や、全選手の契約金額を網羅した公式一覧は公表されておらず、選手ごとの収入格差を正確に把握するのは簡単ではありません。
2026年6月には朝倉未来選手が自身の過去最高額について1億円を超える水準だと認めたと報じられ、同年4月にはジョリー選手が1,000万円と発言したことも話題になりました。加えて、2021年のバンタム級JAPAN GPでは優勝賞金1,000万円が設定され、2026年8月には伊藤裕樹選手への特別ボーナスも発表されています。こうした公開情報を整理すると、RIZINの報酬体系と、ファイトマネーの数字だけでは見えない実態が浮かび上がります。
【RIZINのファイトマネーはいくら?2026年最新の結論】

最初に押さえておきたいのは、RIZIN FIGHTING FEDERATIONが全選手のファイトマネーを公式の一覧として公開しているわけではない、という点です。契約額を一律に比較できるデータがないため、「RIZINの選手は1試合で必ず何万円もらえる」といった断定はできません。
ただし、選手本人の発言や大会主催者の発表、スポーツメディアの報道を照合すれば、具体的な金額が判明している事例はあります。2026年に注目されたのが、朝倉未来選手の過去最高額に関する発言です。
朝倉未来の過去最高額は1億円超ENCOUNTが2026年6月24日に報じたところによると、朝倉未来選手はYouTuberのヒカル氏らとの対談で、キャリア最高額のファイトマネーについて質問を受け、「億は行ってますよね?」という問いに肯定的な回答をしました。実際の金額は動画内で伏せられており、正確な契約額までは明らかになっていません。
同記事では、朝倉選手がファイトマネーの上昇についてメイウェザー戦以降だと説明したことや、パンツスポンサーからの収入について別途、年間ではなく対象となる収入額として「多分1億円くらい」と話したことも伝えられています。ここで重要なのは、ファイトマネーとスポンサー収入が別の収入項目として扱われていることです。
この発言は、朝倉選手の過去最高額が1億円を超える水準だったことを示す材料です。ただし、RIZINの一般的な契約額が1億円という意味でも、毎試合その金額が支払われるという意味でもありません。人気、対戦カードの注目度、興行規模などが異なる選手に、そのまま当てはめることはできません。
ジョリーの1,000万円発言はどう見るべきか2026年4月2日、ENCOUNTはジョリー選手が自身のYouTubeチャンネルでファイトマネーを「4桁ですね。1000万」と説明したと報じました。ジョリー選手は、試合での強さだけでなく、知名度やチケット販売、プロモーションへの貢献も選手の価値に関係するという趣旨の話をしています。
一方、記事では発言が広まった際に、金額の真偽を疑う反応もあったことが紹介されています。投稿時期が4月1日前後だったこともあり、発言だけで契約上の支払額が確定したと扱うのは慎重であるべきです。本人の発言としては重要な情報ですが、契約書や主催者による確認が示された数字とは区別する必要があります。
メイウェザーの報酬は一般選手の相場とは別枠RIZINの報酬を調べる際には、フロイド・メイウェザー氏のような世界的スターの報酬も話題になります。2018年の那須川天心戦では、メイウェザー氏が自身のSNSで900万ドルを示唆したと報じられ、2019年ではなく2018年末の興行で大きな注目を集めました。
さらに2022年9月の朝倉未来戦について、スポニチは榊原信行CEOがドル建ての契約で前回を上回り、PPVボーナスもあると説明したことを報じています。具体的な契約額は公表されていませんが、報道では10億円台規模の金額が取り上げられました。
ただし、メイウェザー氏のような世界的知名度を持つ選手のエキシビション契約は、通常の総合格闘技の試合とは条件が異なります。世界的な集客力、配信販売、スポンサー価値などが絡むため、一般的なRIZINファイターの報酬相場を考える際の標準例にはなりません。
【選手別に検証】RIZINファイトマネーの公開金額と賞金一覧
選手別の金額を比較する場合は、本人が明かしたファイトマネー、購入した商品の価格から推測される収入、主催者が発表した大会賞金、特別ボーナスを混同しないことが大切です。以下は、2026年10月までに報じられた代表的な事例を整理したものです。
| 選手・事例 | 公表・報道された金額 | 時期・内容 | 金額を読む際の注意点 |
|---|---|---|---|
| 朝倉未来 | 過去最高額は1億円超 | 2026年6月の対談で本人が言及 | 正確な額は伏せられており、全試合の報酬を示すものではない |
| ジョリー | 1,000万円と本人が発言 | 2026年4月に報道 | 契約上の支払額を独立に確認した数字とは区別が必要 |
| 秋元強真 | 約1,000万円のレクサスを購入 | 2026年2月に納車を報告 | 車両価格は本人の1試合分のファイトマネーを証明するものではない |
| 扇久保博正 | 優勝賞金1,000万円 | 2021年バンタム級JAPAN GP | 通常の試合報酬とは別枠のトーナメント賞金 |
| 朝倉海 | 準優勝賞金500万円 | 2021年バンタム級JAPAN GP | ベストKO賞100万円も獲得 |
| 伊藤裕樹 | 三桁万円の特別ボーナス | 2026年8月、RIZIN.54後に発表 | 榊原代表からのボーナスであり、基本報酬とは別 |
| 徳留一樹 | ファイトマネー・スポンサー料を受け取らず | 2024年、RIZIN.47出場時 | 公務員としての立場に伴う特殊な事例 |
| フロイド・メイウェザー | 10億円台規模との報道 | 2022年、朝倉未来戦 | 契約額は非公表。PPVボーナスなどを含む特殊な大型契約 |
賞金額については、RIZIN公式サイトの情報が具体的な根拠になります。2021年のバンタム級JAPAN GPでは、優勝賞金1,000万円、準優勝賞金500万円に加え、ベストバウト賞やベストKO賞などの各賞に100万円が設定されました。大会全体の賞金総額は2,000万円と発表されています。
2022年1月に発表された受賞結果では、扇久保博正選手が優勝賞金1,000万円とベストバウト賞100万円を獲得し、朝倉海選手は準優勝賞金500万円とベストKO賞100万円を獲得しました。井上直樹選手も最速勝利賞などの対象となっています。
こうした賞金は、契約に基づいて支払われる通常の試合報酬とは区別すべきものです。選手が大会を通じて得た総額を知りたい場合は、基本報酬だけでなく、トーナメント賞金や特別賞を別に確認する必要があります。
秋元強真の1,000万円の車は報酬額の証明になるのか2026年2月には、秋元強真選手が約1,000万円のレクサスを購入したことがENCOUNTやオリコンニュースで報じられました。本人のYouTube動画では「ファイトマネーで購入した」という趣旨が示されています。
ただし、購入した車の価格から、特定の1試合で同額の報酬を得たと断定することはできません。複数試合分の収入やスポンサー収入などが購入資金に含まれている可能性があるためです。これは、選手の生活ぶりや高額な買い物を、ファイトマネーの確定資料として扱うことの危うさを示す事例でもあります。
【RIZINファイトマネーの仕組み】基本報酬・勝利ボーナス・スポンサー収入
ファイトマネーの実態を理解するには、試合に出場したことへの報酬と、勝利や興行への貢献に応じた追加収入を分けて考える必要があります。契約条件は選手によって異なり、すべての選手に同じ報酬構成が適用されるわけではありません。
1. 試合に対する基本報酬基本報酬は、契約に基づいて試合への出場に対して支払われる報酬です。一般的な格闘技契約では、試合結果にかかわらず支払われる保証額を設ける形式がありますが、具体的な金額や支払い条件は契約次第です。
朝倉未来選手は2022年2月のReal Soundのインタビューで、RIZINのファイトマネーは契約上の理由から詳細を話せないとしながら、トップ選手になってからの金額が過去の参戦団体と比べて大きく変わったことを説明しています。同じ選手でも、キャリアの段階や人気によって報酬が変わり得ることを示す証言です。
2. 勝利ボーナス・大会賞金・特別ボーナス通常の報酬とは別に、勝利や試合内容、トーナメントの成績などに応じた追加報酬が設定される場合があります。ただし、勝利ボーナスの有無や金額が全選手共通のルールとして公開されているわけではありません。
2026年8月の伊藤裕樹選手の事例は、その違いを理解するうえで参考になります。eFightの報道によると、RIZIN.54でアリベク・ガジャマトフ選手にTKO勝利した伊藤選手に対し、榊原信行代表が特別ボーナスを贈ることが発表されました。報道では三桁万円のボーナスとされていますが、具体的な金額は明らかにされていません。
つまり、選手の収入を比較するときは「1試合のファイトマネー」と「試合後に受け取る賞金・ボーナス」を別の項目として整理する必要があります。
3. スポンサー収入とチケット販売による収入プロ格闘家の収入には、スポンサー契約、広告出演、動画配信、イベント出演などが加わる場合があります。選手によっては、ファイトマネー以上にスポンサー収入が大きくなることも考えられます。
朝倉未来選手は、2022年のReal Soundの報道で、パンツスポンサーの収入がファイトマネーと同程度だったと説明しています。2026年6月のENCOUNTの報道でも、スポンサー収入について別途言及していました。知名度や発信力が収入に結び付くことを示す、具体的な公開事例です。
また、ジョリー選手は2026年4月の発言で、チケット販売やプロモーションへの貢献にも言及しました。ただし、チケット販売に応じた報酬が個々の選手にどのような条件で支払われるかは、公開情報だけでは一律に説明できません。
4. 額面と手取りは同じではない報道されたファイトマネーが、そのまま選手の自由に使える金額になるとは限りません。所得税などの税負担に加え、契約内容によってはマネジメント費用、所属先への分配、遠征や練習にかかる費用なども考慮する必要があります。
ただし、これらの費用がRIZINの全選手に一律で差し引かれると示す公的資料はありません。所属ジムとの契約や個人の事業形態などによって条件は異なります。年収を推計する場合も、単純に「1試合の報酬×年間試合数」で計算するだけでは実態を捉えきれません。
【榊原信行氏とPRIDEの歴史】RIZINの報酬はどう変わったのか
RIZINの報酬を歴史的に考えるには、PRIDEとのつながりを理解しておく必要があります。RIZIN FIGHTING FEDERATIONは、PRIDEを主催していたドリームステージエンターテインメントの元代表、榊原信行氏によって2015年10月に設立されました。
2015年10月8日の設立発表については、日刊スポーツが当時の会見を報道しています。年末の12月29日と31日には大会が予定され、PRIDE時代から続く格闘技ファンの期待を背負う形で新たな興行がスタートしました。団体の垣根を越えたマッチメイクを志向する点も、RIZINの特徴です。
PRIDE時代のファイトマネーと比較できるのかPRIDEは1999年から2007年まで開催された格闘技イベントで、海外のスター選手を招く大型興行として知られました。榊原氏はPRIDEの運営に関わり、2007年の団体売却後も格闘技界での活動を続け、2015年にRIZINを立ち上げています。
2018年11月の日刊スポーツの報道では、榊原氏がメイウェザー氏の招聘について、PRIDEをUFCに売却した際の資金の一部を使ったと説明したことが紹介されました。これは、過去の大型興行で築いた資金や経験、人脈が、後年の国際的なマッチメイクにもつながっていたことを示すエピソードです。
一方、PRIDE時代の選手別報酬について、すべての契約を同一基準で比較できる公式データは広く公開されていません。著名選手の報酬に関する報道や証言があっても、契約時期、為替、スポンサー契約、勝利ボーナスなどの条件がそろっていなければ、RIZINとの単純比較は困難です。
海外スターの招聘と興行ビジネス2022年のメイウェザー戦について、スポニチは榊原CEOが高額なドル建て契約とPPVボーナスに言及したと報じています。これは、RIZINの報酬が国内の競技成績だけで決まるのではなく、海外スターの知名度や配信市場の規模を含む興行全体の設計と結び付く場合があることを示しています。
もっとも、こうした国際的な大型契約を、国内選手の標準的なファイトマネーと同じ尺度で比較するのは適切ではありません。対戦相手の知名度、放送・配信の契約、スポンサーの規模、興行を成立させるための条件が異なるからです。
PRIDEとRIZINの比較で見えてくるのは、どちらが常に高額だったかという単純な結論よりも、スター選手を軸にした興行では、競技報酬とビジネス上の価値が密接に結び付くという構造です。
【ファイトマネーの相場と真相】公開情報を見分ける5つの基準
RIZINのファイトマネーを検索すると、選手別の金額一覧や「新人は何万円」「トップ選手は何千万円」といった相場情報が見つかります。しかし、具体的な金額が書かれていても、その根拠が本人の発言なのか、報道なのか、第三者の推測なのかによって信頼性は大きく変わります。
基準1:本人の発言か、第三者の推測か最も確認したいのは、選手本人が金額を明言しているかどうかです。本人が動画やインタビューで話した金額は、匿名の投稿や推測よりも直接的な情報になります。ただし、冗談や誇張、企画上の演出が入り得るため、発言の前後の文脈も確認する必要があります。
基準2:ファイトマネーと賞金を区別しているかトーナメントの優勝賞金、KO賞、特別ボーナスなどは、通常の試合報酬と別の項目です。記事の見出しに「報酬1,000万円」と書かれていても、その金額が出場契約の報酬なのか、優勝賞金なのか、複数の収入を合計した額なのかを確認しなければ正しく比較できません。
基準3:金額の対象期間が明らかか「1億円稼いだ」という表現は、1試合の報酬、複数試合の合計、スポンサー収入を含む年間収入など、さまざまな意味で使われます。対象期間が曖昧なままでは、選手同士の比較に使えません。朝倉未来選手の2026年の発言も、過去最高の1試合分とスポンサー収入の話を分けて読むことが重要です。
基準4:商品購入や生活ぶりを報酬の証拠にしていないか高級車や高額な時計の購入は、選手が一定の資金力を持っていることを示す場合があります。しかし、購入価格だけでは、その資金がどの試合の報酬から生まれたのか、スポンサー収入や事業収入が含まれるのかまでは分かりません。秋元強真選手の車の購入報道は、ファイトマネーの規模を考える参考にはなりますが、契約額の確定資料ではありません。
基準5:公式発表と報道の内容が一致しているか大会賞金についてはRIZIN公式サイト、選手の発言については本人の動画や一次インタビュー、報道内容についてはENCOUNT、日刊スポーツ、スポニチ、Real Soundなど、情報の出どころをたどることが有効です。
特にSNSや匿名掲示板で流通する「○○選手は1試合で数千万円」「新人選手は全員100万円以上」といった数字は、根拠が示されているかを確かめる必要があります。公開情報が乏しい選手については、具体的な金額を推測するより、確認できる範囲と分からない範囲を分ける方が正確です。
【2026年現在の実態】選手の報酬とRIZINの経営をどう見るか
2026年の公開情報から見えてくるのは、RIZINのファイトマネーには大きな幅があり、知名度や興行への貢献が収入に影響するという構造です。ただし、トップ選手の高額報酬が話題になる一方で、すべての選手が同じ水準の収入を得ているわけではありません。
総合格闘技全体を見ても、選手別の契約金額を横断的に集計した信頼できる公開データは限られています。RIZIN、DEEP、修斗、海外団体などを比較する場合も、出場報酬だけでなく、スポンサー契約、勝利ボーナス、試合数、遠征費、マネジメント条件などをそろえなければ、公平な比較にはなりません。
榊原CEOが語ったファイトマネーの支払い状況2026年8月29日の日刊スポーツは、榊原信行CEOがRIZINの経営状況について説明したことを報じました。同記事によると、榊原CEOはチケット販売やPPV視聴などに触れたうえで、コロナ禍には経営が厳しかったものの、選手のファイトマネーは一度も支払いが遅れたことがないと説明しています。
これは主催者本人による説明であり、個別の契約条件や全選手の支払記録を第三者が監査した結果とは異なります。それでも、選手の報酬が興行運営における重要な要素であり、チケットや配信の売上と密接に結び付いていることを理解する材料になります。
総合格闘技の報酬比較で見落としやすい点RIZINと他団体の報酬を比較するとき、単純な金額だけでなく、契約の内容や収入源を分けて考えることが重要です。例えば、海外のトップ選手を招聘する契約では、渡航費や宿泊費などを含めて条件が設計される場合があります。榊原CEOも、Bellatorとの選手招聘に関する契約について、渡航や宿泊、ファイトマネーなどを含む契約形態に言及しています。
一方、国内の若手選手やキャリアの浅い選手については、公開された具体的な報酬例が限られています。試合数が少なければファイトマネーの総額も変わり、スポンサーの獲得状況や他の仕事の有無によって生活基盤も異なります。トップ選手の事例だけを見て「格闘技は試合に出れば大金を稼げる」と判断するのは現実的ではありません。
また、ファイトマネーの比較で重視すべきなのは、単に高いか安いかだけではありません。選手が継続的に試合に出られる環境があるか、競技活動に必要な費用を確保できるか、スポンサーや配信などの収入を組み合わせられるかといった点も、長期的なキャリアを考えるうえで欠かせません。
【rizin ファイトマネー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:RIZINのファイトマネーは最低いくらですか? A1:全選手に適用される最低額や、全体の平均額を確認できる公式資料は公表されていません。選手本人の発言や個別の報道はありますが、それだけで新人選手や前座選手の標準額を断定することはできません。
Q2:朝倉未来のファイトマネーは2026年現在いくらですか? A2:2026年6月の対談に関する報道では、本人が過去最高額について1億円を超える水準だと認めています。ただし、具体的な金額は伏せられており、毎試合の報酬が同じ額だと確認されたわけではありません。
Q3:RIZINでは負けてもファイトマネーをもらえますか? A3:契約内容によって異なります。出場に対する保証額が設定されている契約であれば、勝敗にかかわらず基本報酬が支払われる場合があります。一方、勝利ボーナスなどは別の条件です。RIZINの全選手に共通する契約内容は公開されていません。
Q4:PRIDE時代と比べてRIZINのファイトマネーは高いですか? A4:選手別の契約額を同じ基準で比較できる包括的な公開データがないため、一律に高い・低いとは判断できません。海外スターの招聘や大型興行の報酬は、通常の国内選手の契約とは分けて考える必要があります。
Q5:RIZINのファイトマネーはいつ支払われますか? A5:朝倉未来選手は2022年のインタビューで、試合報酬が翌月末に振り込まれるケースについて説明しています。ただし、これは本人が語った事例であり、すべての選手や契約に共通する支払日だと確認されたものではありません。
RIZINのファイトマネーは、2026年現在も全選手の金額が公開されているわけではありません。それでも、朝倉未来選手の1億円超という過去最高額に関する発言、ジョリー選手の1,000万円発言、2021年のバンタム級JAPAN GPの賞金、2026年の特別ボーナスなど、報酬の実態を考えるための材料は増えています。
これらの情報から分かるのは、選手の収入を左右する要素が、競技成績だけではないということです。知名度、チケット販売への貢献、スポンサー契約、配信市場、特別賞金などが収入に関係する一方、トップ選手の高額報酬を全選手の相場として扱うことはできません。
PRIDE時代から続く榊原信行氏の興行運営の経験や、海外スターを招聘する大型契約は、RIZINが競技とビジネスを結び付けてきた歴史を示しています。しかし、歴史的な大型報酬と現在の一般的な選手報酬は別の問題です。過去の報道や著名選手の発言を参照する場合も、契約の時期や条件を区別して読む必要があります。
ファイトマネーの数字を見極める際には、本人の発言、主催者の公式発表、信頼できる報道を優先し、賞金やスポンサー収入、購入した商品の価格から推測される金額とは分けて考えることが大切です。公開された数字の背景まで理解すれば、RIZINの報酬相場だけでなく、総合格闘技という競技の経済構造や、選手がプロとして活動を続けるための条件も、より立体的に見えてきます。