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【担当の違い】中川翔子はセリフ、小此木まりは歌唱を担当

新井 円 新井 円 • 更新: • 公開: • 読了約 15 分
目次

『塔の上のラプンツェル』の日本語吹き替えで、まず押さえておきたいのが声の出演と歌唱の分業だ。ディズニー公式の作品情報でも、ラプンツェル役は「中川翔子(歌:小此木麻里)」と記載されている。



中川翔子|ラプンツェルのセリフ

タレント・歌手・声優として活動する中川翔子が、主人公の日本語吹き替えを担当。好奇心旺盛で、初めて見る世界に心を躍らせる少女のセリフや感情表現を演じている。




小此木まり|ラプンツェルの歌唱

ミュージカルを中心に活動する俳優・歌手。劇中歌「自由への扉」や「輝く未来」など、日本語版でラプンツェルが歌うパートを担当している。



この分業は、単にセリフと歌を別の人が担当したというだけではない。映画では、日常の会話からミュージカルナンバーへ自然につながることが求められる。演技と歌唱をそれぞれの専門性で支えることで、キャラクターの感情を一貫して伝える仕組みになっている。

「輝く未来」は誰が歌っている?

ラプンツェルとフリン・ライダーが夜空に浮かぶ灯りを見つめながら歌う「輝く未来(I See the Light)」は、物語を代表するデュエット曲だ。

日本語版の歌唱担当は、ラプンツェル役の小此木まりと、フリン・ライダー役の畠中洋。中川翔子はラプンツェルのセリフを担当しており、この曲の日本語歌唱クレジットには含まれていない。ユニバーサル ミュージック ジャパンのサウンドトラック情報でも、日本語歌唱版の担当者を確認できる。

この違いを知ってから聴くと、映画本編で中川が表現するラプンツェルの感情と、小此木の歌声が表現する音楽的な高揚感を、それぞれの役割から味わえる。

【起用の経緯】中川翔子はなぜラプンツェル役に選ばれたのか

ラプンツェル中川翔子

中川がラプンツェル役を担当したのは、日本公開された2011年の『塔の上のラプンツェル』がきっかけだ。ディズニー長編アニメーション第50作という節目の作品であり、当時の中川にとっても大きな転機になった。

MANTANWEBやシネマトゥデイのインタビューによると、中川は役への起用を知らされた際、非常に驚いたと振り返っている。加えて、ボイスサンプルは本人が知らない間に送られていたという。役への抜擢は、本人がラプンツェルを熱望して応募したという単純な経緯ではなかった。

起用後に取り組んだ役作り

中川はもともとアニメや漫画、ディズニー作品への関心が深く、声優としての仕事にも取り組んでいた。一方、知名度のあるタレントが大作アニメの吹き替えを担当することには、本人も責任を感じていたという。

当時のインタビューでは、オリジナル版でラプンツェルを演じたマンディ・ムーアの声を繰り返し聴き、役の感情をつかもうと練習したことを語っている。また、髪を金色に染めたり、ラプンツェルの親友であるカメレオンのパスカルを意識したりと、さまざまな形で役への理解を深めた。

収録へのこだわりも特徴的だ。MANTANWEBの取材では、パスカルとの関係性を自然に表現するため、収録の途中で録り直しを求めたエピソードが紹介されている。2021年のテレビ出演について報じたRBB TODAYでも、最初のシーンの緊張感が気になり、OKテイクが出た後に全編の再収録を申し出たと紹介された。

こうした経緯から見えてくるのは、キャスティング時の話題性だけで役が完成するわけではないということだ。選ばれた後にキャラクターの感情をどう理解し、声に落とし込むか。その積み重ねが、ラプンツェルという役を長く演じ続ける土台になった。

【出演歴・歴代キャスト比較】映画から続編、クロスオーバーまで

中川翔子のラプンツェルは、2011年の映画だけで終わった役ではない。短編作品やテレビシリーズ、ディズニーキャラクターが集結するクロスオーバー作品にも登場している。

主要作品と担当者の比較

作品・区分 ラプンツェルの担当 押さえたいポイント 『塔の上のラプンツェル』(2011年日本公開) セリフ:中川翔子
歌唱:小此木まり
日本語版の基本となる配役
『ラプンツェルのウエディング』 中川翔子 映画の後日談を描く短編 『ラプンツェル あたらしい冒険』 中川翔子 テレビシリーズにつながる新たな物語 『ラプンツェル ザ・シリーズ』(2017~2020年) 中川翔子 映画後のラプンツェルの冒険を継続して描く 『シュガー・ラッシュ:オンライン』(2018年) 中川翔子 ディズニープリンセスたちが登場するクロスオーバー作品 実写版『塔の上のラプンツェル』(公開予定) ラプンツェル:ティーガン・クロフト アニメ版とは異なる実写映画のキャスティング


『ラプンツェルのウエディング』と『ラプンツェル ザ・シリーズ』

『ラプンツェルのウエディング』は、ラプンツェルとフリンの結婚式をめぐる短編作品。長編映画で描かれた2人の物語の、その先を楽しめる関連作だ。ディズニー公式の作品情報でも、ラプンツェル関連作品の一つとして紹介されている。

一方、『ラプンツェル ザ・シリーズ』は、映画の後の世界を舞台に、ラプンツェルが新たな冒険に踏み出すテレビシリーズだ。テレビ東京の公式番組情報でも、日本語版のラプンツェル役は中川翔子、ユージーン役は畠中洋とされている。

中川は2017年のインタビューで、映画から約6年を経て再びラプンツェルを演じる喜びを語った。映画では塔を出ることが大きな転機だったが、シリーズでは自由を手にした後の成長や冒険を長い時間をかけて演じられる。その違いが、キャラクターとの関係を深める機会になったと考えられる。

『シュガー・ラッシュ:オンライン』でのラプンツェル

2018年公開の『シュガー・ラッシュ:オンライン』では、ラプンツェルをはじめとするディズニープリンセスたちが登場する。ディズニー公式の吹き替えキャスト情報でも、中川翔子がラプンツェル役として記載されている。

ここで注意したいのは、同じ映画に歌唱担当の小此木まりも関わっている点だ。小此木は本作でアリエルの吹き替えを担当している。つまり、同じ作品内でも、中川はラプンツェル、小此木はアリエルという別のキャラクターを演じている。『塔の上のラプンツェル』での歌唱分業と混同しないことが、キャスト情報を正確に理解するポイントになる。

【評判をどう見るか】中川翔子の演技は何が評価されているのか

中川翔子のラプンツェルについて評価を考える際、単純に「タレントが声優を務めた」という話題性だけで判断するのは十分ではない。注目すべきなのは、本人の知名度とキャラクターの存在感をどう両立させたかという点だ。

2011年のシネマトゥデイのインタビューでは、聞き手が中川の吹き替えについて、普段の本人の印象とは違う声に驚いたと伝えている。中川自身も、オリジナル版を意識しながら、単なる模倣ではなくラプンツェルとしての表現を探る難しさを語っていた。

また、2017年のMANTANWEBの取材では、声優として自分の顔が浮かんでしまうことへの懸念や、起用された意味をどう受け止めるかという葛藤も紹介された。こうした発言からは、本人が役への責任を強く意識していたことがうかがえる。

評価を整理すると、次の3点が重要になる。

- キャラクターとの親和性: 好奇心旺盛で感情表現が豊かなラプンツェルを、どのように声で表現しているか。
- 作品への向き合い方: オリジナル版の声やキャラクターの背景を研究し、収録にも工夫を重ねた点。
- 役を継続して演じた実績: 映画だけでなく、短編やテレビシリーズでも同じ役を演じ続けてきた点。

もちろん、演技の好みには個人差がある。中川の声に魅力を感じるかどうかは視聴者によって異なるが、起用後の役作りや長期的な出演歴を確認すれば、単発の話題性だけでは説明できない仕事の積み重ねが見えてくる。

【公式アートの展開】RAPUNZEL ART COLLECTION BY SHOKO NAKAGAWAとは

中川翔子とラプンツェルの関係は、声の出演だけにとどまらない。2024年には、中川が描き下ろしたラプンツェルのイラストを使った商品コレクション「RAPUNZEL ART COLLECTION BY SHOKO NAKAGAWA」が発表された。

ディズニー公式の告知によると、商品は2024年5月1日に発売開始。ファッション、アクセサリー、インテリア、ホーム雑貨、おもちゃ、文具、化粧雑貨、食品など、幅広いカテゴリーで展開された。ディズニーの監修のもと、中川が独自の感性で描いたラプンツェルのアートを商品化した企画だ。

この企画が興味深いのは、吹き替えを担当した人物が、今度はイラストレーターとして作品の世界観を表現している点にある。映画の声を演じることと、絵を描いてキャラクターの魅力を表現することは別の仕事だが、どちらにもラプンツェルへの理解が反映される。

公式発表では、中川は幼い頃から絵を描くことが好きだったと紹介され、今回のアートの商品化を喜んでいた。長年演じてきたキャラクターを、声以外の表現方法でもファンに届ける取り組みといえる。

2026年に関連商品を探す場合は、公式のディズニーショッピング情報で現在の掲載商品や販売状況を確認するのが確実だ。2024年の発売告知と、2026年時点で実際に購入できる商品は必ずしも同じではないため、過去のラインアップがすべて販売中とは限らない。

【2026年最新】実写版キャストは誰?ティーガン・クロフトとマイロ・マンハイム

2026年の大きな動きが、ディズニーによる実写版『塔の上のラプンツェル』のキャスト発表だ。ディズニー公式は2026年1月8日にメインキャストを発表。その後、8月のD23で全米公開日が2028年3月31日に決定したと報じられた。



ティーガン・クロフト|ラプンツェル役

オーストラリア出身の俳優。DCドラマシリーズ『Titans/タイタンズ』などで知られ、実写版では魔法の長い髪を持つ主人公ラプンツェルを演じる。




マイロ・マンハイム|フリン・ライダー役

ディズニー・チャンネルの『ゾンビーズ』シリーズなどで知られる俳優。実写版では、ラプンツェルとともに旅をするフリン・ライダーを演じる。




キャスリン・ハーン|ゴーテル役

『ワンダヴィジョン』『アガサ・オール・アロング』などで知られる俳優。ラプンツェルを塔に閉じ込めるゴーテル役として出演することが報じられている。



監督は『グレイテスト・ショーマン』などを手がけたマイケル・グレイシー。2026年8月にはD23で初映像も披露されたと報じられ、企画はキャスト発表だけの段階から、映像を伴う具体的な制作進行へと動いている。

ただし、実写版とアニメ版では、同じキャラクターでも演じる俳優が異なる。アニメ版のラプンツェルは、オリジナル英語版ではマンディ・ムーア、日本語吹き替え版では中川翔子がセリフを担当した。実写版ではティーガン・クロフトがラプンツェルを演じるため、アニメ版の吹き替えキャストと混同しないようにしたい。

また、2026年10月時点で、今回確認した公式発表では日本語吹き替え版のキャストや、日本での公開日は明らかになっていない。中川翔子が実写版でもラプンツェルの吹き替えを続投するという発表も確認できないため、現段階ではアニメ版の実績と実写版の配役を分けて捉える必要がある。

【ラプンツェル中川翔子】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:中川翔子と小此木まりは、どちらがラプンツェルの声優ですか?

A1:日本語吹き替え版でラプンツェルのセリフを担当しているのは中川翔子です。小此木まりは劇中歌の歌唱を担当しており、2人は異なる役割を担っています。

Q2:「輝く未来」の日本語版は誰が歌っていますか?

A2:ラプンツェル役の小此木まりと、フリン・ライダー役の畠中洋によるデュエットです。中川翔子が歌唱を担当しているわけではありません。

Q3:中川翔子は『ラプンツェル ザ・シリーズ』や『シュガー・ラッシュ:オンライン』にも出演していますか?

A3:はい。『ラプンツェル ザ・シリーズ』ではラプンツェル役を続投し、『シュガー・ラッシュ:オンライン』でも同役の日本語吹き替えを担当しています。

Q4:実写版のラプンツェルは中川翔子が演じるのですか?

A4:実写版でラプンツェルを演じる俳優はティーガン・クロフトです。中川翔子はアニメ版の日本語吹き替え担当であり、実写版の日本語吹き替えキャストは2026年10月時点で公式発表を確認できません。

Q5:「RAPUNZEL ART COLLECTION BY SHOKO NAKAGAWA」はいつ発売されましたか?

A5:中川翔子の描き下ろしアートを使った商品コレクションは、2024年5月1日に発売が開始されました。2026年時点で購入できる商品については、ディズニー公式ショッピング情報で最新の掲載状況を確認してください。

中川翔子とラプンツェルの関係を正確に理解するには、次の3点を押さえておきたい。

第一に、中川翔子は日本語吹き替え版のセリフ担当、小此木まりは歌唱担当という役割の違いだ。「輝く未来」をはじめとする劇中歌では、小此木と畠中洋の歌声が物語を支えている。

第二に、中川のラプンツェルは映画だけの仕事ではない。短編『ラプンツェルのウエディング』、テレビシリーズ、クロスオーバー作品へと出演が広がり、さらに描き下ろしアートの商品化によって、声優以外の表現活動にもつながっている。

第三に、2026年の実写版は、アニメ版とは別のキャスティングで進んでいる。ティーガン・クロフト、マイロ・マンハイムらの配役と2028年3月31日の全米公開日が発表された一方、日本語吹き替え版の詳細は今後の公式発表が待たれる。

作品を楽しむときは、声優名だけでなく、セリフと歌唱のクレジット、作品ごとの配役、そして公式発表の時点を分けて確認すると、情報の取り違えを防げる。中川翔子のラプンツェルを深く味わう鍵は、キャラクターへの思いと、演技・歌唱・アートという異なる表現の広がりにある。

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新井 円

美容と健康の記事を9年担当。成分表記と公的機関の資料を確認し、効果を断定しない書き方を守っています。

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