2026年現在、ABCテレビ制作の長寿番組『新婚さんいらっしゃい!』で司会を務めているのは、タレントの藤井隆さんと井上咲楽さんです。1971年1月31日に始まった番組は、2026年に放送55周年を迎えました。2022年3月まで約51年間司会を務めた桂文枝さんと、約25年間アシスタントを務めた山瀬まみさんの卒業を経て、新しい体制が定着しています。
歴代司会者の顔ぶれを振り返ると、番組の歴史だけでなく、夫婦の出会いや結婚生活を語るテレビ番組が、時代に合わせてどう変化してきたかも見えてきます。現在の放送時間、司会交代の経緯、歴代パートナーの一覧、新婚夫婦の応募条件まで、2026年の最新番組情報と報道をもとに整理します。
【2026年最新】新婚さんいらっしゃいの司会は藤井隆・井上咲楽

現在の『新婚さんいらっしゃい!』を支えているのは、藤井隆さんと井上咲楽さんのコンビです。2026年10月25日のテレビ朝日の番組表でも、2人がMCとして記載されており、番組は従来の日曜昼の時間帯で放送されています。
放送時間は毎週日曜日の12時55分〜13時25分。制作を担うのは朝日放送テレビ(ABCテレビ)で、テレビ朝日系列などを通じて全国の視聴者に届けられています。放送後は、TVerやABEMAで見逃し配信が案内される回もあります。
藤井隆はどんな司会者?藤井隆さんは、お笑いタレントとして培ってきた瞬発力と柔軟なトークが持ち味です。新婚夫婦の個性的な発言を拾い、笑いに変えながら、話し手を傷つけないように場を整える進行力が特徴です。
2022年の新体制スタート時、オリコンニュースの初収録報道では、藤井さんが「主役は新婚さん」という考え方で聞き手に徹する姿勢が紹介されました。自分の芸を前面に押し出すだけではなく、出演夫婦のエピソードを引き立てることが、司会者としての重要な役割になっています。
井上咲楽はアシスタントからMCへ井上咲楽さんは2022年4月3日放送回から新体制に加わりました。当初の報道ではアシスタントとして紹介されることもありましたが、現在のABCテレビ公式番組ページでは藤井さんとともにMCとして掲載されています。
井上さんの強みは、若い世代の目線から率直な疑問を投げかけられることです。恋愛や結婚に対する素朴な質問を通じて、夫婦の出会いや交際中の出来事、結婚後の暮らしについて、視聴者が気になる部分を掘り下げます。
2022年の制作側インタビューを掲載したMANTANWEBでは、藤井さんの瞬発力や柔軟な対応力に加え、井上さんが率直な質問で夫婦の本音を引き出していく姿勢が評価されていました。ベテランの進行技術と若い世代の視点を組み合わせることが、現在の司会体制の特徴です。
【歴代司会者一覧】桂文枝・山瀬まみ以前から現在までの変遷
『新婚さんいらっしゃい!』は、1971年の放送開始から司会者や女性パートナーの交代を重ねてきました。長年の番組イメージを決定づけたのは桂三枝さん(現・桂文枝さん)と山瀬まみさんのコンビですが、山瀬さん以前にも多彩なタレントが番組を支えていました。
番組の初期には複数の司会者が出演していましたが、月亭可朝さんの降板後は桂三枝さんがメインを担う形になりました。その後、女性パートナーを迎えるスタイルが長く続き、2022年の交代で藤井隆さんと井上咲楽さんの2人がMCを務める体制に移行しています。
| 時期 | 司会・女性パートナー | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 1971年1月〜同年春 | 月亭可朝・桂三枝・江美早苗 | 番組開始当初の体制。月亭可朝さんの降板後、桂三枝さんがメインを担う。 |
| 1971年〜1978年 | 桂三枝・梓みちよ | 初期の番組スタイルを確立した時代。 |
| 1978年〜1981年 | 桂三枝・ジョーン・シェパード | 女性パートナーの交代を通じて番組を継続。 |
| 1981年〜1992年 | 桂三枝・片平なぎさ | 約10年半にわたる長期のコンビ。 |
| 1992年〜1996年 | 桂三枝・岡本夏生 | 明るく個性的なトークで番組を盛り上げた。 |
| 1996年〜1997年 | 桂三枝・渡辺美奈代 | 山瀬まみさん就任前のパートナー。 |
| 1997年〜2022年3月 | 桂三枝・桂文枝/山瀬まみ | 山瀬さんが約25年間出演。文枝さんは通算約51年にわたり司会を担当。 |
| 2022年4月〜2026年現在 | 藤井隆・井上咲楽 | 新体制に移行。2人がMCとして夫婦のエピソードを引き出す。 |
歴代パートナーの就任時期は、文春オンラインの番組史解説や当時の番組関連報道などをもとに整理しています。桂三枝さんは2012年に六代目桂文枝を襲名しており、襲名前後で司会者が別人に交代したわけではありません。
歴代司会者を比べると何が違う?桂文枝さんと山瀬まみさんのコンビは、長年にわたって番組の象徴的な存在でした。文枝さんの落語家としての話術と、夫婦の発言に対する大きなリアクション、山瀬さんの明るい受け答えが組み合わさり、出演者の緊張をほぐす雰囲気をつくってきました。
一方、藤井さんと井上さんの体制では、夫婦の話を引き出す質問や、個性的なエピソードを視聴者に伝わる形に整える進行が目立ちます。過去のスタイルをそのまま再現するのではなく、現代の恋愛観や出会い方を扱うために、聞き手の役割を更新している点が違いです。
【司会交代の理由】桂文枝の卒業と山瀬まみの勇退はなぜ?
司会交代の大きな節目となったのは、2022年3月27日の放送です。この回をもって桂文枝さんと山瀬まみさんがそろって卒業し、翌週の4月3日放送回から藤井隆さんと井上咲楽さんの新体制が始まりました。
桂文枝が51年の司会に区切りをつけた背景桂文枝さんは1971年の第1回放送から司会を務め、桂三枝時代を含めて約51年間、番組の中心に立ち続けました。2015年には「同一司会者によるトーク番組の最長放送」としてギネス世界記録に認定されたことも、長期出演を象徴する実績です。
2022年1月の会見を報じたスポニチアネックスによると、文枝さんは自身から勇退を申し出ました。78歳を迎え、若い夫婦の話を聞き続けることへの難しさを感じていたことや、番組を立ち上げたプロデューサーの澤田隆治さんが亡くなったことなどが、節目を意識する背景として伝えられています。
文春オンラインが掲載した卒業前のインタビューでは、マッチングアプリなど、結婚に至る出会い方が変化してきたことにも触れられています。長年の経験を持つ司会者であっても、若い世代の恋愛事情や価値観が変わるなかで、番組との向き合い方を見直す必要があったことがうかがえます。
また、文枝さんは卒業後、落語家としての活動に軸足を戻したいという考えも示していました。単純に番組の人気が落ちたから交代したのではなく、本人が長年の出演に区切りをつけ、次の活動へ進む判断をしたことが大きな理由です。
山瀬まみも同時に卒業した理由山瀬まみさんは1997年7月6日から2022年3月27日まで、約25年間にわたってアシスタントを担当しました。これは歴代女性パートナーのなかでも特に長い出演期間です。
山瀬さんも文枝さんと同じ最終回で卒業しました。ただし、文枝さんの勇退理由が本人の会見やインタビューで具体的に語られたのに対し、山瀬さん個人の卒業理由については、同じ程度に詳しい説明が公表されているわけではありません。
そのため、山瀬さんの卒業を年齢や不仲などの特定の事情と結びつけるのは適切ではありません。番組の節目に、長年のコンビを終えて新しい司会体制へ移行したという経緯を押さえることが重要です。
2022年4月に藤井隆・井上咲楽体制へ新司会者として藤井さんが起用され、井上さんが新たなパートナーとして加わったことは、2022年初頭の番組改編関連報道で明らかになりました。4月3日の放送から新体制が始まり、50年以上続いた番組の進行スタイルに変化が生まれました。
交代は、歴代司会者の功績を否定するものではありません。長寿番組を続けるには、視聴者に親しまれてきた形式を守る一方で、出演者や社会の変化に合わせて進行役も更新する必要があります。今回の交代は、その転換点として位置づけられます。
【現在の司会者の評判】藤井隆と井上咲楽が支持される理由
新体制の評価を考える際に重要なのは、司会者自身が目立つことだけでなく、新婚夫婦の個性をどう伝えるかという視点です。『新婚さんいらっしゃい!』では、夫婦によって出会い方も結婚観も異なるため、台本どおりに進めるだけでは魅力を引き出せません。
藤井隆の強みは、笑いと配慮の両立2024年のスポニチアネックスの報道では、井上さんが藤井さんについて、個性的な夫婦の話が一方的に悪く受け取られないよう、場を整える気遣いを評価したことが紹介されました。
番組には、日常生活ではなかなか聞かないようなエピソードや、夫婦間の率直な不満が登場することがあります。そこで司会者が強い言葉だけを切り取ってしまうと、出演者への誤解を招きかねません。藤井さんのように、笑いを生みながら夫婦の関係性も伝える進行は、視聴者参加型番組にとって重要な技術です。
井上咲楽の強みは、率直な質問と新しい視点井上さんは、出演夫婦に対して率直な疑問を投げかけることで、長年の夫婦トークに新鮮な視点を加えています。恋愛経験や結婚生活の価値観が異なる出演者に対し、視聴者が抱きそうな疑問を言葉にすることが、話を深めるきっかけになります。
また、井上さんが番組に参加した当初は、独身の立場から新婚夫婦にどこまで踏み込んで質問すべきか、戸惑いもあったと報道されています。その後、出演経験を重ねながら、自分らしい質問の仕方を身につけてきたことが伝えられています。
評判を見るときは、SNSの賛否だけで判断しない司会者の評価は、視聴者それぞれの好みや、過去の番組への思い入れによっても変わります。文枝・山瀬時代のテンポやリアクションを好む人もいれば、藤井・井上体制の質問の仕方や柔軟な進行を評価する人もいるでしょう。
ただし、具体的な調査データがないまま「視聴者の大半が支持している」「交代後に人気が落ちた」といった評価を断定することはできません。制作側のインタビューや実際の番組内容を確認し、司会者がどのように出演者の話を引き出しているかという基準で見ると、評価の違いを理解しやすくなります。
【1971年から55周年】新婚さんいらっしゃいの歴史と番組の特徴
『新婚さんいらっしゃい!』の第1回が放送されたのは、1971年1月31日です。ABCテレビの前身である朝日放送が制作した番組で、当初は短期間の企画として始まったものの、視聴者参加型のトーク番組として長く続いてきました。
文春オンラインの番組史解説によると、企画段階では、一般の新婚夫婦をスタジオに招き、出会いや結婚生活について話してもらう形式が考えられました。放送開始当初は出演希望者がなかなか集まらず、スタッフが募集活動を行ったこともあったといいます。
新婚夫婦が主役になる番組構造番組の特徴は、芸能人や専門家ではなく、一般の夫婦が自分たちの経験を語ることにあります。出会いのきっかけ、交際中の出来事、結婚を決めた理由、暮らし始めてから気づいたことなど、夫婦ごとに異なる物語が番組の中心です。
1971年から2022年6月までの長い期間には、1回の放送で2組の夫婦を別々に取り上げる形式が続いていました。番組の進行や企画は時期によって変わりますが、出演夫婦の実体験を軸にする点は、番組を特徴づける要素です。
ABCテレビが2026年2月に公表した55周年記念の記事では、これまでに迎えた新婚夫婦は5,000組を超えると紹介されています。昭和、平成、令和と社会が変わるなかで、恋愛や結婚の形が多様化してきたことを、出演者のエピソードを通して映し出してきました。
放送局と制作体制は?番組の制作局は朝日放送テレビ(ABCテレビ)です。テレビ朝日系列などで放送され、関西の放送局が制作する全国向けの長寿番組として知られています。最新の放送予定や出演者、観覧募集などは、ABCテレビの公式番組ページで案内されています。
2020年には新型コロナウイルス感染拡大の影響で通常の公開収録が中止され、司会者や出演者が別々の場所から参加するリモート形式の放送も行われました。番組の核となる夫婦トークを維持しながら、収録方法を状況に合わせて変更してきたことも、長寿番組を継続するうえでの特徴です。
2026年の55周年は、過去の司会者や出演夫婦の功績を振り返るだけの節目ではありません。これからも新しい世代の夫婦の出会いや価値観を紹介し続けるために、番組の伝統をどのように引き継ぐかが問われるタイミングでもあります。
【新婚夫婦の出演条件】応募資格・選考の流れ・注意点
『新婚さんいらっしゃい!』では、番組に出演する新婚夫婦を全国から募集しています。基本的な応募対象は、入籍から3年以内の夫婦です。再婚も含めて夫婦の実体験を紹介する番組であり、必ずしも特別な経歴や珍しいエピソードが必要なわけではありません。
応募は自薦・他薦のどちらでも可能ABCテレビの公式応募フォームでは、自分たち夫婦が応募する「自薦」に加え、知人などが夫婦を推薦する「他薦」も受け付けています。応募時には入籍日や夫婦それぞれの基本情報、自己紹介、エピソードなどを記入します。
番組公式サイトでは、応募した夫婦にアンケート用紙を郵送すると案内しています。過去の制作側インタビューでは、応募後に予選を行い、夫婦の人柄や話したいという意欲などを確かめる選考過程も紹介されていました。
選考で大切なのは、派手なエピソードだけではない2023年のENCOUNTによる制作側取材では、選考において、夫婦の愛情や出演したいという思い、人前で明るく話せるかといった点を見ていることが紹介されています。個性的な話があることは番組の魅力につながりますが、珍しい経験をしていなければ応募できないというわけではありません。
たとえば、友人の紹介で出会った夫婦、職場で知り合った夫婦、趣味を通じて仲良くなった夫婦など、身近な出会いにも、その2人ならではの物語があります。番組の趣旨に合うのは、出会いや結婚生活について、自分たちの言葉で話せる夫婦です。
応募前に確認したいプライバシーと出演条件公式応募フォームでは、応募者の個人情報を適切に管理すると案内しています。一方、実際に出演する場合には、収録映像や写真などがテレビ放送、インターネット配信、DVDなどの媒体で利用されることへの許諾が必要です。
そのため、応募前には、夫婦双方が出演に同意していること、公開される可能性のあるエピソードについて認識が一致していることを確認しておくと安心です。親族や職場など第三者に関わる話をする場合も、どこまで話すかを夫婦で相談しておくとよいでしょう。
なお、自治体の公開収録などでは、通常の募集に加えて地域に関する条件が設定されることがあります。2026年には長野県阿智村での出張収録に向け、地域とのゆかりを応募条件に含めた募集も報道されました。応募する際は、通常募集か地域限定募集かを確認することが大切です。
【新婚さんいらっしゃい司会】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在の『新婚さんいらっしゃい!』の司会は誰ですか? A1:藤井隆さんと井上咲楽さんです。ABCテレビの公式番組ページでは、2人がMCとして紹介されています。
Q2:桂文枝さんはなぜ司会を卒業したのですか? A2:2022年1月の会見で、自ら勇退を申し出たことが報じられています。78歳を迎え、若い夫婦の話を聞き続けることへの難しさを感じていたことや、番組の節目を迎えたことなどが背景にありました。
Q3:山瀬まみさんはいつまで出演していましたか? A3:1997年7月から2022年3月27日まで、約25年間アシスタントを務めました。桂文枝さんと同じ最終回で卒業しています。
Q4:番組はいつ始まり、何曜日に放送されていますか? A4:1971年1月31日に放送を開始しました。2026年現在は毎週日曜日の12時55分〜13時25分に放送されています。
Q5:新婚夫婦が番組に出演するには、どうすればよいですか? A5:基本的には入籍から3年以内の夫婦が対象で、ABCテレビの公式応募フォームから自薦・他薦で申し込めます。応募後にはアンケートなどを通じた選考があり、地域限定の公開収録では追加条件が設けられる場合があります。
Q6:出演するために、特別に面白いエピソードが必要ですか? A6:必ずしも珍しい経験が必要なわけではありません。制作側の取材では、夫婦の愛情や出演への意欲、人前で自分たちの話をできることなども重視されると紹介されています。
2026年現在、『新婚さんいらっしゃい!』の司会は藤井隆さんと井上咲楽さんです。1971年1月31日の放送開始から55年を迎えた番組は、桂三枝・文枝さんと歴代女性パートナーが築いてきた伝統を受け継ぎながら、新しい司会体制で夫婦の物語を紹介しています。
2022年の交代は、桂文枝さん自身の勇退の申し出を大きな契機として実現しました。山瀬まみさんも同じ最終回で卒業し、藤井さんと井上さんが新たなコンビとして番組を引き継ぎました。歴代司会者の功績を振り返る際には、出演期間だけでなく、夫婦の話をどう引き出し、視聴者に届けてきたかという役割にも目を向ける必要があります。
また、番組の主役はあくまでも新婚夫婦です。出会い方や結婚観が多様化する時代に、司会者には、笑いを生みながら出演者の人柄や関係性を丁寧に伝える力が大切です。55周年を迎えた現在の『新婚さんいらっしゃい!』を楽しむなら、歴代司会者の違いとともに、夫婦ごとに異なる「2人の物語」に注目してみてください。