欅坂46が櫻坂46へ改名したのは、2020年10月14日です。改名が最初に発表されたのは同年7月16日の配信ライブで、新グループ名が明らかになったのは9月。約3か月をかけて、欅坂46としての活動に区切りをつけ、新たなグループとして再始動しました。
しかし、なぜ人気グループだった欅坂46は名前を変える必要があったのでしょうか。センターとしてグループの象徴だった平手友梨奈の脱退が関係しているのか、それともグループの方向性そのものを変えるためだったのか。公式発表では、改名の背景にあるすべての事情が明かされたわけではありません。
【結論】欅坂46が櫻坂46へ改名した理由は「再出発」にあった

欅坂46の改名について、最も重要なのは、単なる名称変更ではなく、グループとしての活動に区切りをつけ、新しい名前で歩み始めるという決断だった点です。
2020年7月16日、欅坂46は初の無観客配信ライブ「KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!」を開催しました。その公演内で、10月に予定するラストライブをもって欅坂46としての活動を休止し、新グループ名で再出発することを発表しています。
このとき、キャプテンの菅井友香は、改名について「グループとしてもっともっと強くなるための決断」という趣旨を説明しました。CINRAなどの音楽メディアも、当日の発表と菅井のコメントを報じています。
つまり、公式に示された中心的なメッセージは、過去を否定することではなく、これまでの経験を踏まえて新しい段階へ進むことでした。
欅坂46は、2015年8月に結成され、2016年4月に「サイレントマジョリティー」でCDデビューしました。社会への反抗や自分らしさを強く打ち出した楽曲、独自性の高いパフォーマンスによって、坂道シリーズの中でも際立った存在感を確立していました。
その一方、グループの象徴だった平手友梨奈は2020年1月に脱退を発表しています。中心人物の離脱と改名発表が同じ年に起きたことから、両者を関連づけて考える見方が広がりました。
ただし、平手の脱退が改名の直接的な原因だったと断定できる公式発表はありません。公式に確認できるのは、グループ全体の再出発を目的とした決断だったという点です。
【時系列】2020年7月16日の改名発表から10月14日の再始動まで
欅坂46から櫻坂46への移行は、ある日突然名前だけが変わったわけではありません。最初の発表、新名称の公開、ラストライブ、活動開始という段階を踏んで進められました。
特に注意したいのは、改名を発表した日と、「櫻坂46」という名前が発表された日、実際に新名称で活動を始めた日がそれぞれ異なることです。
| 日付 | 出来事 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2015年8月 | 欅坂46結成 | 乃木坂46に続く坂道シリーズのグループとして誕生。 |
| 2016年4月6日 | CDデビュー | 「サイレントマジョリティー」をリリース。 |
| 2020年1月 | 平手友梨奈が脱退を発表 | 改名発表に先立つ大きな転換点となった。 |
| 2020年7月16日 | 改名を公式発表 | 配信ライブで欅坂46としての活動休止と新グループへの移行を告知。 |
| 2020年8月21日 | 欅坂46として最後の楽曲を配信 | 「誰がその鐘を鳴らすのか?」をリリース。 |
| 2020年9月20日 | 新グループ名を公開 | 渋谷駅前の街頭ビジョンで「櫻坂46」をサプライズ発表。 |
| 2020年9月21日 | 公式サイトで名称を告知 | 10月14日から櫻坂46として活動することを正式に案内。 |
| 2020年10月12・13日 | 欅坂46ラストライブ | 欅坂46としての5年間の活動に幕を下ろした。 |
| 2020年10月14日 | 櫻坂46として活動開始 | グループ名と公式ファンクラブなどの名称が切り替わった。 |
| 2020年12月9日 | 新グループの1stシングル発売 | 「Nobody's fault」をリリース。 |
この時系列は、欅坂46および櫻坂46の公式サイト、ORICON NEWS、Billboard JAPAN、テレビ朝日ニュースなどの発表・報道に基づくものです。
7月16日の段階では、次のグループ名はまだ発表されていませんでした。新名称が公になったのは9月20日夜で、公式サイトでは翌21日に、10月14日から櫻坂46として活動することが告知されています。
また、欅坂46の最後の楽曲となった「誰がその鐘を鳴らすのか?」は8月21日に配信されました。ラストライブは10月12日と13日の2日間にわたって開催され、最終日のエンディングでは櫻坂46としての新曲「Nobody's fault」も披露されています。
このため、「欅坂46の改名発表日はいつ?」という質問への答えは7月16日、「櫻坂46への改名日はいつ?」という質問への答えは10月14日です。新名称の発表日については、9月20日と、公式サイトで告知された9月21日を区別すると理解しやすくなります。
【改名の真相】平手友梨奈の脱退やグループの方向転換は関係したのか
改名の理由をめぐって、特に多く語られてきたのが、平手友梨奈のイメージから脱却するためだったのではないか、という説です。
この見方が生まれた背景には、欅坂46の作品と平手の存在感があります。「サイレントマジョリティー」「不協和音」「黒い羊」など、グループの代表的な楽曲では、強いメッセージ性や緊張感のある表現が印象を残しました。平手はその表現を担う中心的な存在として広く認識されていました。
2019年までに発売されたシングルでは平手が多くの表題曲でセンターを務め、彼女のパフォーマンスと欅坂46のブランドイメージは密接に結びついていました。その平手が2020年1月に脱退を発表し、同年7月に改名が告知されたため、「新しい名前でイメージを刷新する必要があったのではないか」と考える人がいたのは自然な流れです。
しかし、時系列上の近さだけで、平手の脱退と改名の因果関係を確定することはできません。改名の理由を平手一人に結びつけると、グループ全体で行われた決断を過度に単純化してしまいます。
公式発表では、平手のイメージを消すために改名したとは説明されていません。発表で前面に出されたのは、欅坂46としての活動に区切りをつけ、グループとしてさらに強くなるための再出発という考え方でした。
もう一つ考えられるのは、グループの運営上、名称そのものを変えることで、新しい方向性を内外に示しやすくなるという点です。長く活動してきたグループの場合、名称は過去の作品やメンバー構成、ファンの記憶と強く結びつきます。名前を変えることは、従来の歴史を残しながら、次の段階へ進む意思を明確にする手段にもなります。
ただし、これも改名の構造を読み解くための考察であり、運営側が公表した唯一の理由ではありません。確認できる事実と考察を分けるなら、公式理由は再出発、平手友梨奈のイメージ脱却説は背景を説明する仮説として整理するのが妥当です。
【名前の由来】なぜ「桜坂46」ではなく「櫻坂46」なのか
「櫻坂46」という名前には、実在する地名と、欅坂46から受け継がれた要素が反映されています。
ORICON NEWSやBillboard JAPANなどの報道によると、名称の由来となったのは東京都港区・六本木に実在する「さくら坂」です。この坂は、欅坂46の名前の由来として知られる「けやき坂」に隣接しています。
つまり、欅坂46と櫻坂46の名前は、地理的にもつながりがあります。まったく異なる名前を採用するのではなく、前身グループとの縁を残した名称が選ばれました。
また、表記には一般的な「桜」ではなく、旧字体の「櫻」が採用されています。読み方は「さくらざかフォーティーシックス」です。
新名称の発表に際して、菅井友香は、日本を代表する花の名前をグループ名として名乗れることへの喜びと、その名前にふさわしい誇り高いグループを目指す思いを語りました。このコメントからは、単なる名称変更にとどまらず、新しい名前に対するメンバーの決意がうかがえます。
グループカラーも、欅坂46時代の緑から白へと変更されました。報道では、白は何にも染まっていない色として紹介されています。新たなスタートを視覚的にも表現する変更だったと考えられます。
ここで押さえておきたいのは、「櫻」という文字に公式が特定の裏の意味を与えたと断定できる情報はないことです。地名とのつながり、花のイメージ、旧字体の採用、グループカラーの変更という公表された要素を組み合わせて理解するのが適切です。
【徹底比較】欅坂46と櫻坂46の違いは何か?メンバーはどうなった?
欅坂46と櫻坂46の最も大きな違いは、名称だけではありません。グループカラーや作品の打ち出し方、新たな活動方針など、再出発を示す複数の要素が組み合わさっています。
ただし、改名によって過去の活動が切り離されたわけではありません。欅坂46として培ったパフォーマンスや経験を引き継ぎながら、新しい名前で活動を続ける形が取られました。
主な違いを整理すると、次のようになります。
- グループ名:欅坂46から櫻坂46へ変更。
- グループカラー:緑から白へ変更。
- 活動の位置づけ:欅坂46としての活動に区切りをつけ、櫻坂46として再始動。
- 音楽活動:欅坂46時代の楽曲や経験を継承しつつ、櫻坂46名義の新曲を展開。
- メンバー:前身グループから活動を引き継いだメンバーを中心に、新たなグループとして活動。
音楽面では、欅坂46時代の「サイレントマジョリティー」や「不協和音」などが、強いメッセージ性を持つ代表曲として知られています。一方、櫻坂46は2020年12月9日に1stシングル「Nobody's fault」を発売し、新グループとしての作品展開を始めました。
「Nobody's fault」は、英語で「誰のせいでもない」という意味を持つタイトルです。新体制の最初のシングルとして披露されたこの曲は、改名後の活動を象徴する作品の一つとなりました。
メンバーについては、「欅坂46が解散し、まったく別のメンバーによる新グループが結成された」という理解は正確ではありません。実際には、前身グループのメンバーが経験を引き継ぐ形で再始動しました。一方、改名前後のメンバー構成はその後の卒業や加入によって変化しており、全員が永久に同じ顔ぶれで活動し続けたわけではありません。
したがって、櫻坂46は欅坂46とは無関係な新設グループでも、単に名前だけを置き換えたグループでもありません。歴史的な連続性を持ちながら、名称と体制を切り替えたグループとして捉えると、両者の関係がわかりやすくなります。
【2026年最新】櫻坂46は現在どうなった?改名への評判も検証
2026年10月現在、櫻坂46は活動を継続しており、改名はグループの終焉ではなく、その後の活動につながる転換点となりました。
櫻坂46の公式サイトでは、2026年8月に16thシングル「愛MUST BE」の発売が発表され、9月22日にはジャケット写真や収録内容が公開されています。また、同年11月14日・15日には「6th YEAR ANNIVERSARY LIVE」がZOZOマリンスタジアムで開催予定と案内されています。これらの公式情報は、改名から約6年を経てもグループが新作のリリースや大規模ライブを展開していることを示しています。
改名に対する評判は、ファンが欅坂46に何を求めていたかによって異なります。
欅坂46時代の楽曲や表現を強く支持していたファンにとって、名称の変更は一つの時代の終わりを意味しました。好きだったグループ名や当時のメンバー構成が変わることに、寂しさを感じる人がいても不思議ではありません。
一方、改名を新しい可能性につながる決断として受け止める見方もあります。櫻坂46としての新曲やライブを通じて、前身グループの経験を残しながら、新しい表現を積み重ねてきたためです。
ただし、こうした評価をファン全体の総意として扱うことはできません。賛否の割合を示す信頼できる統計がなければ、「大多数が賛成した」「反対派が圧倒的だった」といった結論は導けません。
改名の成否を考えるうえでは、発表当時の反応だけでなく、その後にグループがどのような作品を発表し、どのような活動を続けてきたかを見ることが重要です。2026年の新作発表や周年ライブの予定は、櫻坂46が継続的に活動していることを確認できる具体的な材料です。
【欅坂46改名】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:欅坂46が改名を発表したのはいつですか?
A1:2020年7月16日です。配信ライブ「KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!」で、欅坂46としての活動休止と改名が発表されました。
Q2:櫻坂46に改名した日はいつですか?
A2:2020年10月14日です。10月12日・13日に欅坂46のラストライブが開催され、その翌日の14日から櫻坂46として活動を開始しました。
Q3:欅坂46の改名理由は平手友梨奈の脱退ですか?
A3:平手友梨奈の脱退と改名は同じ2020年に起きていますが、脱退が直接の改名理由だったとする公式発表はありません。公式には、グループとしてさらに強くなるための再出発という趣旨が説明されています。
Q4:櫻坂46という名前の由来は何ですか?
A4:東京都港区・六本木に実在する「さくら坂」が由来です。欅坂46の名前の由来となった「けやき坂」に隣接しており、「櫻」という旧字体が採用されました。
Q5:欅坂46は解散したのですか?
A5:欅坂46としての活動には2020年10月に区切りがつきましたが、グループの活動が完全に途絶えたわけではありません。前身グループの経験とメンバーの活動を引き継ぎ、櫻坂46として再始動しました。
Q6:欅坂46と櫻坂46は同じグループですか?
A6:歴史的な連続性を持つグループです。ただし、名称やグループカラーが変更され、改名後には新たな作品展開が始まりました。メンバー構成も年月とともに変化しています。
欅坂46から櫻坂46への改名は、2020年7月16日の発表から、9月の新名称公開、10月12日・13日のラストライブを経て、10月14日の活動開始へと進みました。欅坂46としての活動に区切りをつけながら、グループの歴史を引き継いで再出発した出来事です。
改名の背景を理解する際には、次の3点を押さえておくと、事実と推測を混同しにくくなります。
- 公式発表と考察を分ける:公式に示された再出発の方針と、平手友梨奈のイメージ脱却説を同じ確度の情報として扱わない。
- 3つの日付を区別する:改名発表は7月16日、新名称の公開は9月20日、櫻坂46としての活動開始は10月14日。
- 改名後の実績まで見る:発表当時の賛否だけでなく、新曲やライブなど、櫻坂46として積み重ねてきた活動も評価の材料にする。
欅坂46という名前が残した強い印象は、改名によって消えたわけではありません。その経験を土台に、新たな名称で活動を続けてきたことこそ、櫻坂46への移行を理解するうえで見落とせないポイントです。2026年現在の活動まで視野に入れると、改名は単なる終幕ではなく、グループの歴史を次の段階につないだ転換点だったことがわかります。