2026年7月3日に日本公開されたディズニー&ピクサーの最新作『トイ・ストーリー5』。ウッディ役の唐沢寿明、バズ・ライトイヤー役の所ジョージ、ジェシー役の日下由美といったおなじみの顔ぶれに加え、広瀬アリス、佐野勇斗、井上和、松井ケムリら新たなキャストにも注目が集まっている。
今回の物語の中心にいるのは、ボニーのもとにやってきた最先端のタブレット端末「リリーパッド」だ。デジタル機器の普及によって子どもたちの遊び方が変わるなか、おもちゃたちは自分たちの存在意義と向き合うことになる。ディズニー公式の作品情報やキャラクター紹介をもとに、日本語吹き替え声優の一覧、歴代キャストとの違い、新キャラクターの役割、2026年10月時点の最新情報を整理する。
『トイ・ストーリー5』の日本版声優は、シリーズを長年支えてきたキャストと、新キャラクターを担当する俳優・タレントが共演する構成だ。ディズニー公式の作品ページと日本公開30周年記念ページでは、主要キャラクターに加えて、ボニーやブレイズ、シリーズおなじみのおもちゃたちの担当声優も紹介されている。
まず押さえておきたいのが、主要キャラクターと担当声優の対応関係だ。検索時に混同されやすいウッディとバズの配役をはじめ、今回の新キャストを一覧にまとめた。
| キャラクター | 日本語吹き替え声優 | 役どころ・注目ポイント |
|---|---|---|
| ウッディ | 唐沢寿明 | 仲間のために再び戻ってくるカウボーイ人形 |
| バズ・ライトイヤー | 所ジョージ | 使命感と行動力を持つスペース・レンジャー |
| ジェシー | 日下由美 | ボニーを見守るカウガール人形 |
| リリーパッド | 広瀬アリス | ボニーのもとにやってきた最先端のタブレット |
| スマーティー・パンツ | 佐野勇斗 | 毒舌でおしゃべりなトイレトレーニング用のおもちゃ |
| スナッピー | 井上和(乃木坂46) | 仲間思いのデジタルカメラのおもちゃ |
| アトラス | 松井ケムリ(令和ロマン) | GPSを搭載したカバのデジタルマップおもちゃ |
| フォーキー | 竜星涼 | 自分をゴミだと思い込んでしまう手作りのおもちゃ |
| ボニー | 天野叶愛 | おもちゃが大好きな想像力豊かな少女 |
| ブレイズ | 白山乃愛 | ジェシーの物語に関わる牧場の家に住む少女 |
| ドーリー | 沢城みゆき | ボニーの家のおもちゃ仲間 |
| トリクシー | 許綾香 | おもちゃ仲間の一員 |
| ミスター・プリックルパンツ | 落合弘治 | ハリネズミのぬいぐるみ |
| レックス | 三ツ矢雄二 | おなじみの恐竜のおもちゃ |
| コンバット・カール | 三宅健太 | アクションフィギュアのおもちゃ |
| ミスター・ポテトヘッド | 遠藤純一 | 顔のパーツを付け替えられるおもちゃ |
| スリンキー・ドッグ | 辻親八 | 胴体がバネになった犬のおもちゃ |
| ミセス・ポテトヘッド | 松金よね子 | ミスター・ポテトヘッドの妻 |
| ハム | 咲野俊介 | ブタの貯金箱のおもちゃ |
| ボー・ピープ | 戸田恵子 | ウッディと深い関わりを持つ羊飼い人形 |
| デューク・カブーン | 森川智之 | スタントマン型のおもちゃ |
| カレン・ビバリー | 南真由 | シリーズに登場するおもちゃの一員 |
| ダッキー | 松尾駿(チョコレートプラネット) | ぬいぐるみのおもちゃ |
| バニー | 長田庄平(チョコレートプラネット) | ぬいぐるみのおもちゃ |
| カメオ出演 | 塩﨑太智、吉田仁人(M!LK) | 出演が公式発表されているが、担当キャラクター名は非公表 |
特に注目したいのは、新キャラクターのリリーパッド、スマーティー・パンツ、スナッピー、アトラスだ。デジタル技術を取り入れたキャラクターが物語の軸に加わることで、従来のおもちゃたちとは異なる価値観や行動が描かれる。
なお、ディズニー公式の作品ページと記念ページでは掲載されるキャスト情報の範囲が異なる。上記は両ページで確認できる配役を中心に、公式発表のあったカメオ出演情報を加えた一覧だ。
【歴代声優と比較】唐沢寿明・所ジョージはなぜ続投するのか

『トイ・ストーリー5』を語るうえで欠かせないのが、ウッディ役の唐沢寿明とバズ・ライトイヤー役の所ジョージだ。2人は1996年3月23日に日本公開された第1作から、2026年の最新作まで主要キャラクターを演じ続けている。
日本公開30周年を記念したディズニー公式の発表でも、唐沢と所がシリーズを通じてそれぞれウッディとバズを担当してきたことが紹介されている。2人の声は、キャラクターそのものの印象と結びついている。
ウッディ役は唐沢寿明。仲間を思い、状況に応じて判断を下すウッディの人間味を、シリーズを通して表現してきた。第4作ではボニーのもとを離れたウッディが、新作ではジェシーからの助けを受け、再びかつての仲間たちと向き合う。
バズ役は所ジョージ。使命感にあふれたスペース・レンジャーとしての顔と、仲間との関係のなかで見せる親しみやすさが魅力だ。2026年7月の公式発表でも、所がバズを演じるのは本作で5作目になると紹介された。
ジェシー役の日下由美も、シリーズの継続性を支える重要な存在だ。ジェシーは『トイ・ストーリー2』から登場し、第3作、第4作、そして第5作へと物語をつないできた。今回はジェシー自身がボニーの変化に気付き、ウッディに助けを求めるという、物語を動かす役割を担っている。
歴代キャストを比較する際は、シリーズ全体を通して続投している声優と、作品ごとに加わる新キャストを分けて考えると分かりやすい。ウッディとバズの声が変わらないからこそ、新しいキャラクターが加わったときにも、観客はシリーズらしさを感じやすいのだ。
【リリーパッドが物語の鍵】広瀬アリスが演じる新キャラクターとは
今回の物語を大きく動かすのが、広瀬アリスが声を担当するリリーパッドだ。ボニーの両親から贈られた最先端のタブレットであり、周囲の子どもたちがデジタル機器に夢中になるなか、ボニーも画面に向き合う時間が増えていく。
ディズニー公式のあらすじでは、リリーパッドの登場によって日常が変化し、遊びのなかで輝いていたボニーの笑顔が失われていく様子が紹介されている。ジェシーはこの変化を見過ごせず、ウッディに助けを求める。
ここで重要なのは、リリーパッドが単なる悪役として設定されているわけではない点だ。物語では、ボニーを助けようとする行動が、結果的に彼女を傷つけてしまうという問題も描かれる。便利な道具であっても、使い方や相手への理解によって、その影響は変わってくる。
この構図は、従来のおもちゃが象徴してきた「手で触れる」「想像力を働かせる」「誰かと一緒に遊ぶ」という体験と、画面を通じて情報や遊びを得る体験との対比にもなっている。
広瀬アリスの配役に注目する理由も、知名度のある俳優が新キャラクターを演じるという話題性だけではない。リリーパッドは物語の対立軸を担う存在であり、その声の表現が、タブレットという無機質な道具にどのような個性を与えるのかが見どころになる。
【新キャストの見どころ】佐野勇斗・井上和・松井ケムリ・竜星涼
『トイ・ストーリー5』では、俳優やアイドル、お笑い芸人など、異なる分野で活躍する人物が新キャラクターやおなじみのおもちゃを演じている。配役を知っておくと、物語のどこに新しい個性が加わったのかを把握しやすい。
佐野勇斗が演じるスマーティー・パンツは、毒舌でおしゃべりなトイレトレーニング用のハイテクおもちゃだ。持ち主に忘れられて長い時間を過ごしていたが、ジェシーとの出会いをきっかけに外の世界へと再び踏み出す。デジタル技術を取り入れたおもちゃが登場する本作のテーマとも関わるキャラクターだ。
井上和(乃木坂46)が演じるスナッピーは、仲間思いのデジタルカメラのおもちゃ。松井ケムリ(令和ロマン)が演じるアトラスは、GPSを搭載したカバのデジタルマップおもちゃで、冒険の道案内役として活躍する。どちらも、デジタル機能とおもちゃらしい個性を組み合わせた存在だ。
竜星涼が演じるフォーキーは、第4作で登場した手作りのおもちゃ。自分をゴミだと思い込むというユニークな設定で知られ、シリーズの世界に新しい視点をもたらした。第5作でも、おなじみのキャラクターとして再び声を担当する。
加えて、ボニー役には天野叶愛、ブレイズ役には白山乃愛が起用された。ボニーはおもちゃ離れが進む周囲の子どもたちとの関係に悩む少女であり、ブレイズはジェシーの物語に関わる牧場の家に住む少女だ。子どもたちの視点を担う2人の存在は、おもちゃたちが何のために行動するのかを理解するうえでも重要になる。
また、ディズニー公式は、M!LKの塩﨑太智と吉田仁人がカメオ声優として出演することも発表している。ただし、担当キャラクター名は公表されていない。佐野勇斗がスマーティー・パンツ役を務めることもあり、M!LKのメンバーが同じ作品に参加する点も話題の一つだ。
新キャストをチェックする際は、単に出演者の知名度で比較するのではなく、キャラクターの性格や物語上の役割と合わせて見るのがおすすめだ。そうすることで、キャスティングの面白さだけでなく、作品そのものの構造も理解しやすくなる。
【2026年最新情報】公開日・興行収入・デジタル配信
『トイ・ストーリー5』は、2019年公開の『トイ・ストーリー4』に続くシリーズ長編第5作。監督はアンドリュー・スタントン、共同監督はケナ・ハリス、製作はリンジー・コリンズが務めた。米国では2026年6月19日、日本では同年7月3日に劇場公開された。
作品のコンセプトは、制作陣が表現する「Toy meets Tech」。子どもたちを取り巻くテクノロジーの変化を、おもちゃたちの視点から描く。おもちゃは年を取らない一方で、持ち主である子どもは成長していくというシリーズの特徴が、今回の物語にもつながっている。
興行面でも大きな成果を上げた。ディズニー公式が2026年8月13日に発表した情報によると、8月12日までの日本国内累計興行収入は110億7396万9300円、動員は792万5157人。日本での興行収入はシリーズ最高を記録し、ピクサー作品としても歴代最高の国内興行収入に到達した。
世界興行収入についても、ディズニー公式の7月27日付発表では、7月26日までに10億2205万5658ドルを記録し、10億ドルの大台を突破したと報告されている。これは同発表時点の数字であり、最終的な世界興行収入とは区別して見る必要がある。
2026年10月26日時点では、ディズニー公式の作品ページでデジタル購入配信が10月2日から開始したことが案内されている。Blu-ray、DVD、4K UHDの発売予定日は12月23日。劇場で見逃した人や、声優の演技をじっくり楽しみたい人にとっては、デジタル版やパッケージ版も選択肢になる。
【プロの結論】声優一覧から読み解く『トイ・ストーリー5』の本当の見どころ
『トイ・ストーリー5』のキャストを整理すると、作品の魅力は「おなじみの声が戻ってきた」という懐かしさだけでは説明できないことが分かる。長年変わらないウッディとバズの声に、新しいテクノロジーを象徴するキャラクターたちが加わることで、シリーズの中心にあるテーマが現代の子どもたちの生活へと広がっている。
唐沢寿明と所ジョージの続投は、シリーズが積み重ねてきた時間を感じさせる。一方、広瀬アリス、佐野勇斗、井上和、松井ケムリらの参加は、新しいキャラクターに別の表情を与える機会になっている。キャストの新旧交代という単純な図式ではなく、受け継がれるものと変化するものが同時に描かれているのだ。
また、リリーパッドをめぐる物語は、デジタル機器を一方的に否定する話として見るよりも、子どもにとって何が必要なのか、道具はどのように人を助けるべきなのかという問いとして捉えると、作品の狙いが伝わりやすい。おもちゃたちは、持ち主の成長や周囲の変化に合わせて、自分たちにできることを考え直す。
声優情報を知ってから作品を見るなら、次の3点を意識するとよい。第一に、ウッディとバズの声がシリーズの連続性をどう支えているか。第二に、リリーパッドやスマーティー・パンツなどの新しいキャラクターが、従来のおもちゃとどう異なるか。第三に、ジェシーやボニーの視点から、遊びと成長の関係がどう描かれているかだ。
この3点を押さえれば、声優の話題性だけにとどまらず、キャラクターの役割と物語のテーマを結び付けて楽しめる。『トイ・ストーリー5』の日本版キャストは、30年続くシリーズの安心感と、デジタル時代を描く新しい視点をつなぐ重要な要素になっている。
【トイストーリー5 日本声優】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ウッディとバズ・ライトイヤーの日本語吹き替え声優は誰ですか?
A1:ウッディ役は唐沢寿明、バズ・ライトイヤー役は所ジョージです。2人は1996年公開の日本語吹き替え版第1作から、それぞれのキャラクターを担当しています。
Q2:リリーパッド、スマーティー・パンツ、スナッピー、アトラスの声優は誰ですか?
A2:リリーパッド役は広瀬アリス、スマーティー・パンツ役は佐野勇斗、スナッピー役は井上和(乃木坂46)、アトラス役は松井ケムリ(令和ロマン)です。
Q3:ボニーとブレイズの日本語吹き替え声優は誰ですか?
A3:ボニー役は天野叶愛、ブレイズ役は白山乃愛です。ボニーは物語の中心となる少女で、ブレイズはジェシーの物語に関わる牧場の家に住む少女です。
Q4:『トイ・ストーリー5』はいつから配信されていますか?
A4:ディズニー公式の作品ページによると、デジタル購入配信は2026年10月2日に開始しました。Blu-ray、DVD、4K UHDは同年12月23日に発売予定です。
Q5:新キャストだけでなく、歴代の声優も続投していますか?
A5:はい。ウッディ役の唐沢寿明、バズ役の所ジョージ、ジェシー役の日下由美、レックス役の三ツ矢雄二など、シリーズでおなじみの声優が続投しています。一方で、広瀬アリスや佐野勇斗らが新キャラクターを担当し、作品に新しい個性を加えています。
『トイ・ストーリー5』の日本語吹き替え版では、唐沢寿明、所ジョージ、日下由美らシリーズを支えてきた声優陣と、広瀬アリス、佐野勇斗、井上和、松井ケムリら新たなキャストが共演する。ウッディとバズの変わらない存在感に加え、リリーパッドをはじめとするデジタル時代のキャラクターが物語を動かす点が大きな特徴だ。
2026年10月現在、デジタル購入配信はすでに始まっており、Blu-rayやDVDの発売も予定されている。声優とキャラクターの対応を把握してから鑑賞すれば、シリーズの歴史、新キャストの個性、そしておもちゃと子どもの関係を描く本作のテーマを、より深く味わえるはずだ。
参照資料:ディズニー公式の作品・キャラクター情報、日本公開30周年記念ページ、興行収入発表、アニメイトタイムズの歴代キャスト一覧。