浜崎朱加(はまさき・あやか)は、RIZIN女子スーパーアトム級の初代王者・第3代王者として知られる、日本女子総合格闘技界を代表するファイターです。柔道をバックボーンに持ち、DEEP JEWELSや米国のInvicta FCで実績を積み、国内外の女子アトム級で長くトップクラスの評価を受けてきました。
2026年10月現在、浜崎朱加のプロMMA戦績は26勝8敗。4月12日のRIZIN LANDMARK 13ではナターシャ・クジュティナに一本負けを喫した一方、8月にはブラジリアン柔術大会で優勝しました。総合格闘技の次戦は発表されておらず、現在の活動を理解するには、直近の試合結果だけでなく、柔道で培った技術、複数団体での王座獲得、世界ランキングの推移を合わせて見る必要があります。
【2026年最新】浜崎朱加の現在は?直近の試合結果と活動状況

浜崎朱加は1982年3月31日生まれ、山口県山陽小野田市出身の女性総合格闘家です。2026年10月26日時点で44歳。現役生活を続けながら、総合格闘技に加えて柔術の競技会にも出場しています。
2026年のMMAで大きな節目となったのは、4月12日に福岡で開催された「RIZIN LANDMARK 13」です。浜崎はナターシャ・クジュティナと49.0kg契約の3分ではなく5分3ラウンド制で対戦し、第1ラウンド4分55秒、腕十字による一本負けを喫しました。RIZIN公式の試合レポートによると、クジュティナにテイクダウンを許した後、浜崎は下から腕を狙ったものの、相手にポジションを制され、最後は腕十字を極められています。
一方、2026年8月には別競技で結果を残しました。ASJJF主催の「キン肉マン杯2026」に出場し、女子マスター36紫帯ライトフェザー級で優勝。決勝では、格闘家として活動する阿部真奈美(あきぴ)を相手に、キムラによる一本勝ちを収めました。初戦は対戦予定選手の欠場による不戦勝だったため、決勝が実質的な試合となっています。
この結果は、MMAでの直近の敗戦と、組み技競技での現在の実力を分けて評価する必要性を示しています。柔術大会の優勝はMMAの勝敗を直接変えるものではありませんが、関節技やポジショニングを競う競技に引き続き取り組んでいることを示す近況です。
2026年10月26日時点で、次のMMA公式戦の日程や対戦相手は公表されていません。したがって、引退を決めたと判断できる状況ではなく、現時点では「MMAの次戦は未発表、柔術大会では優勝」という整理が適切です。
【プロフィール】生年月日・出身地・柔道二段からMMAへ転向した経歴
浜崎朱加の強さを理解するうえで欠かせないのが、総合格闘技を始める前の柔道経験です。高校から柔道に取り組み、全日本ジュニア柔道体重別選手権の52kg級で準優勝。全日本強化指定選手も経験しました。柔道二段として知られ、競技者として培った組み技の技術が、その後のMMAキャリアの土台となっています。
柔道とMMAには共通する技術がある一方、同じ競技ではありません。柔道で身につけた投げ、組み手、体勢の制御はMMAでも生かせますが、MMAでは打撃への対応、金網際の攻防、打撃を受けながらのポジション維持など、別の能力も求められます。浜崎は柔道の技術をそのまま持ち込むだけでなく、寝技で相手の腕や関節を制御し、一本勝ちにつなげるスタイルを発展させました。
競技者としてのキャリアは2009年10月のプロMMAデビューから始まります。その後、国内の女子格闘技団体JEWELSなどで経験を積み、米国のInvicta FCへ進出。さらに2018年からRIZINに参戦し、日本国内のトップ戦線へと活動の場を広げました。
プロフィールを確認する際は、所属表記にも注意が必要です。過去の紹介記事や選手情報ではAACC所属として紹介されることがありますが、U-PROJECTの現在の選手プロフィールとSHERDOGの選手データでは「フリー」と表記されています。また、2026年の柔術大会では「寿柔術」の所属名で紹介されました。競技や時期によって掲載情報が異なるため、古い所属表記をそのまま現在の所属とみなさないことが大切です。
【経歴・年表】RIZIN、Invicta FC、DEEP JEWELSで築いた王座歴
浜崎朱加のキャリアは、国内団体での王座獲得、米国での世界王座戴冠、そしてRIZINでの再挑戦という流れで整理できます。特定の大会だけで活躍した選手ではなく、複数の団体で実績を積み重ねたことが大きな特徴です。
| 時期 | 主な出来事・実績 | キャリア上の意味 |
|---|---|---|
| 2009年10月 | プロMMAデビュー | 柔道を基盤に総合格闘技へ進出 |
| 2010年 | 初代DEEP JEWELSストロー級王者として記録される | 国内女子格闘技で早期に王座を獲得 |
| 2015年 | Invicta FC世界アトム級王座を獲得 | 海外の主要女子MMA団体で世界王者に |
| 2017年 | Invicta FCの王座を返上 | 米国でのタイトル戦線から次の舞台へ |
| 2018年 | RIZIN女子スーパーアトム級初代王者 | 国内の大舞台で王座を獲得 |
| 2020年 | RIZIN女子スーパーアトム級第3代王者として記録される | RIZINで再び王座を獲得 |
| 2024年11月 | シン・ユリにアームロックで一本勝ち | 約2年ぶりのMMA復帰戦で勝利 |
| 2025年3月 | DEEP JEWELS 48で須田萌里に一本負け | 国内の女子MMA戦線に再び出場 |
| 2025年11月 | DEEP JEWELS 51でイ・イェジに判定勝ち | 3ラウンドを戦い抜いて勝利 |
| 2026年4月 | RIZIN LANDMARK 13でナターシャ・クジュティナに一本負け | 直近のMMA公式戦 |
| 2026年8月 | キン肉マン杯2026の柔術競技で優勝 | MMA以外の組み技競技でも結果を残す |
※王座の世代表記と獲得年は、各団体や選手プロフィールの記載に基づいています。大会への出場日と王座の記録年は必ずしも同一ではないため、タイトルの世代表記と実際の試合日を区別して読む必要があります。
浜崎のキャリアで特に目を引くのは、海外で世界王者になった後、日本のRIZINでも王座を獲得している点です。海外での実績が国内の知名度を高めるだけでなく、異なる団体の強豪と対戦する経験が蓄積され、選手としての評価を支えてきました。
【RIZIN女子スーパーアトム級】初代・第3代王者としての実績と戦い方
浜崎朱加を語るうえで中心となるのが、RIZIN女子スーパーアトム級での王座歴です。2018年に初代王者となり、その後も同階級のトップ選手としてタイトル戦線に関わりました。選手プロフィールでは初代王者と第3代王者の両方が主な獲得タイトルとして記載されています。
RIZINでの代表的な勝利の一つが、2018年大みそかの浅倉カンナ戦です。浜崎は得意の腕十字で一本勝ちを収め、初代王座を獲得しました。その後も前澤智、山本美憂、浅倉カンナらと対戦し、組み技と関節技を軸にした攻防で結果を残しています。
一方、2021年大みそかの伊澤星花戦ではTKO負け、2022年4月の再戦では判定負けを喫しました。さらに2022年9月にはパク・シウに判定で敗れています。これらの試合は、浜崎が長年築いてきた実績を否定するものではありませんが、世代交代や対戦相手の研究が進む中で、トップ戦線を維持する難しさを示しています。
浜崎の得意分野は、単に相手を倒すことではなく、組み合った後に有利な位置を確保し、関節技へ移行する技術です。柔道を基盤とする体勢制御に、MMAで必要な打撃やグラウンドの攻防を組み合わせることで、腕十字やアームロックなどの一本勝ちを生み出してきました。
ただし、関節技の技術が高くても、相手にテイクダウンを許さない能力や、打撃を受けずに有利な組み手を作る能力がなければ、持ち味を発揮しにくくなります。2026年4月のクジュティナ戦は、相手にテイクダウンとポジションを許した後、最終的に一本負けを喫した試合でした。技術の優劣を単純に決めるのではなく、どの局面で主導権を握ったかを見ることが、試合内容を理解するポイントです。
【Invicta FC・DEEP JEWELS】国内外で世界王者となった意味
浜崎朱加は、RIZINだけでなく、米国のInvicta FCと国内のDEEP JEWELSでもタイトルを獲得しています。複数団体で王座に就いた実績は、キャリアを評価する際に欠かせません。
2010年には、選手プロフィールで初代DEEP JEWELSストロー級王者として記録される実績を残しました。その後、2009年のプロデビューから数年を経て、海外の女子MMAシーンへと進出。2015年にはInvicta FC世界アトム級王座を獲得し、アジア人として初めて同王座に就いた選手として紹介されています。王座獲得後は2度の防衛に成功し、2017年にベルトを返上しました。
Invicta FCは女子総合格闘技を中心に選手を育成・紹介してきた米国の団体です。国内で培った技術を海外の選手に対して試し、世界王座を獲得したことは、浜崎の評価を日本国内にとどまらないものにしました。
一方、団体ごとに階級名やルール、選手層は異なります。DEEP JEWELSのストロー級、Invicta FCのアトム級、RIZINのスーパーアトム級は、名前が似ていても完全に同一の区分ではありません。王座の数だけで選手同士の実力を比較するのではなく、どの団体のどの階級で、誰を相手に勝ったのかを確認することが大切です。
浜崎の経歴は、国内で実績を積んだ選手が海外で世界王者となり、その後に日本の大舞台でも王座を獲得した事例です。複数の競技環境を経験したことが、長年にわたるトップレベルでの活動を支えた要因の一つと考えられます。
【SHERDOG・Fight Matrix】世界ランキングの推移と現在の評価
浜崎朱加は、女子アトム級の世界ランキングでも長期間にわたり上位に位置してきました。特に知られているのが、米国のMMA専門メディアSHERDOGと、試合結果などをもとにランキングを公表するFight Matrixでの評価です。
SHERDOGの女子アトム級ランキングでは、浜崎は2017年2月から2019年12月まで、さらに2021年8月から同年12月まで1位にランクされました。通算では3年3か月にわたり世界1位の評価を受けた計算になります。
Fight Matrixでも、2014年10月から2021年10月までの長い期間にわたり、女子アトム級の1位を中心とした高い評価を維持しました。この期間中には2位となった時期もあり、すべての期間を連続して1位だったという意味ではありません。
2026年のランキングを見ると、SHERDOGが2026年8月17日に公表した女子アトム級ランキングでは浜崎は8位、Fight Matrixの2026年10月18日付データでは女子アトム級9位となっています。いずれも、2026年4月のクジュティナ戦での敗戦を反映した時期の評価です。
ここで注意したいのは、SHERDOGとFight Matrixの順位が同じ基準で算出されるわけではないことです。ランキングの更新日、評価対象の試合、選手の活動状況などが異なるため、順位が1つ違うこと自体に過度な意味を持たせる必要はありません。過去の世界1位という実績と、現在のランキングは、異なる時点の評価として区別するべきです。
また、2023年12月時点のSHERDOG世界3位という情報を、2026年の最新順位として紹介するのは適切ではありません。2026年の記事では、更新日が明示されたランキングを優先することで、過去の実績と現在の評価を混同せずに済みます。
【プロの結論】浜崎朱加の強さと今後をどう評価すべきか
浜崎朱加のキャリアを評価する際、最も重視すべきなのは、単純な勝ち負けだけではありません。柔道を基盤にMMAへ転向し、国内王座を獲得した後に米国のInvicta FCで世界王者となり、さらにRIZINでも王座を手にしたというキャリア全体に価値があります。
2026年10月時点のプロMMA戦績は26勝8敗です。勝利の内訳は、KO・TKOが3勝、一本勝ちが11勝、判定勝ちが12勝。一本勝ちが11試合あることからも、関節技や寝技がキャリアの大きな武器となってきたことが分かります。
一方、2026年4月の試合では、相手にテイクダウンを許し、ポジションを制された末に一本負けを喫しました。過去の王座歴だけを根拠に現在も世界最高峰の位置にいると断定することはできません。最新の試合結果、対戦相手の実績、ランキングの更新日を合わせて評価する必要があります。
柔術大会での優勝も、今後の活動を考えるうえで興味深い材料です。MMAの次戦が未発表の段階では、柔術の競技会に出場した事実をもってMMA引退や競技転向を断定することはできません。今後のMMA出場については、本人や主催団体による正式な発表が判断材料となります。
浜崎朱加の強さを学ぶうえで参考になるのは、勝利した試合ではどのように組み技を作り、どの位置から関節技へ移行したのか、敗れた試合ではどこで主導権を失ったのかという視点です。タイトル数やランキングだけでは見えない技術の積み重ねを追うことで、長く第一線に立ってきた理由が理解しやすくなります。
【浜崎朱加】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:浜崎朱加の現在の年齢と出身地は?
A1:1982年3月31日生まれで、2026年10月26日時点では44歳です。出身地は山口県山陽小野田市です。
Q2:浜崎朱加の現在のMMA戦績は?
A2:2026年4月12日の試合終了時点で、プロMMA戦績は26勝8敗です。直近の試合はRIZIN LANDMARK 13でのナターシャ・クジュティナ戦で、第1ラウンド4分55秒に腕十字で一本負けを喫しました。
Q3:浜崎朱加はRIZINで何度王座を獲得した?
A3:主な獲得タイトルとして、RIZIN女子スーパーアトム級の初代王者と第3代王者が記録されています。2018年に初代王者となり、その後も王座を獲得しました。
Q4:Invicta FCではどのような実績がある?
A4:2015年にInvicta FC世界アトム級王座を獲得し、2度の防衛に成功しました。2017年に王座を返上するまで、米国の女子MMAシーンで実績を残しています。
Q5:浜崎朱加の最新の世界ランキングは?
A5:SHERDOGの2026年8月17日付女子アトム級ランキングでは8位、Fight Matrixの2026年10月18日付データでは9位です。ランキングは更新時期や評価方法によって異なります。
Q6:浜崎朱加の次の試合はいつ?
A6:2026年10月26日時点で、次のMMA公式戦の日程や対戦相手は発表されていません。8月には柔術大会「キン肉マン杯2026」で優勝しています。
Q7:浜崎朱加は現在もAACC所属?
A7:過去の選手紹介ではAACC所属と記載されることがありますが、U-PROJECTとSHERDOGの選手プロフィールではフリー表記です。2026年の柔術大会では寿柔術の所属名で紹介されています。
浜崎朱加は、柔道をバックボーンに2009年にプロMMAデビューを果たし、DEEP JEWELS、Invicta FC、RIZINの各舞台で王座を獲得してきた実力者です。RIZIN女子スーパーアトム級の初代・第3代王者という実績に加え、Invicta FC世界アトム級王者として海外でも高い評価を受けました。
2026年10月現在のプロMMA戦績は26勝8敗。4月のクジュティナ戦では一本負けを喫しましたが、8月には柔術大会で優勝しています。次のMMA公式戦は未発表であり、今後の活動を判断するには、本人や大会主催者からの新たな発表を確認する必要があります。
浜崎朱加のキャリアを正確に理解するための判断基準は、過去の王座歴、直近の試合内容、ランキングの更新日、そしてMMAと柔術を区別した活動状況の4点です。長年にわたって世界の女子アトム級を牽引してきた実績と、現在の競技状況を分けて見ることで、そのキャリアの価値と今後の可能性をより具体的に捉えられます。