NHK Eテレの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」で、子どもたちと一緒に体を動かす体操のお兄さん。2026年10月現在、担当しているのは13代目の佐久本和夢(さくもと・かずむ)さんです。2023年4月に就任し、2026年度で4年目を迎えています。
歴代の体操のお兄さんには、14年間にわたって活躍した小林よしひささんや、12年間出演した佐藤弘道さんなど、長く親しまれた人物がいます。一方、12代目の福尾誠さんから佐久本さんへの交代では、担当者が変わっても体操「からだダンダン」が引き継がれました。2026年度には共演者にも変化があり、番組の新たな時代が始まっています。
【2026年最新】現在の体操のお兄さんは13代目・佐久本和夢さん

2026年10月現在、「おかあさんといっしょ」の体操のお兄さんを務めているのは、佐久本和夢さん、愛称「かずむお兄さん」です。2023年4月3日の放送から13代目として出演を開始し、2026年度で4年目に入りました。2026年秋の番組出演情報にも名前が掲載されています。
佐久本さんは千葉県君津市出身。3歳から男子新体操を始め、青森山田高校、青森大学で競技経験を積みました。幼い頃から新体操に取り組み、競技者としての経験だけでなく、子どもたちに新体操を教えた経験も持っています。番組への就任が発表された2023年当時は大学生でした。
講談社の子育て情報メディア「WEBげんき」のプロフィールでは、身長164cm、血液型A型、趣味・特技は新体操、ランニング、ショッピングと紹介されています。好きな食べ物としてカツ丼や春巻き、ケーキも挙げられています。
佐久本さんの特徴は、男子新体操で培った身体能力を、幼児向けの番組表現に生かせることです。アクロバティックな動きだけを見せるのではなく、子どもがまねしやすい動作や、音楽に合わせて体を動かす楽しさを届ける役割を担っています。
また、2026年度には共演者にも変化がありました。初代体操のお姉さんとして2019年から出演していた秋元杏月さんが3月末に卒業し、3月30日の放送からアンジェさんが「おどりのお姉さん」として加わりました。佐久本さんは引き続き体操のお兄さんを務め、「からだダンダン」も継続しています。
【歴代一覧】初代・砂川啓介さんから13代目までの就任期間
「おかあさんといっしょ」の体操のお兄さんは、1961年に初代の砂川啓介さんが登場して以来、長い歴史を築いてきました。歴代の顔ぶれを振り返ると、番組の体操コーナーが時代ごとに変化してきたことがわかります。
以下は、講談社「WEBげんき」などの歴代紹介をもとに整理した一覧です。期間は原則として年月単位で記載しています。初期には複数の担当者が同じ時期に出演していたため、代数順と就任期間の順序が完全には一致しない点に注意してください。
| 代 | 名前 | 就任期間 | 代表的な体操・特徴 |
|---|---|---|---|
| 初代 | 砂川啓介 | 1961年4月~1969年9月 | 「元気に一、二」など |
| 2代目 | 佐久間俊直 | 1963年10月~1967年3月 | 初期の体操コーナーを担当 |
| 3代目 | 岡田祥造 | 1967年4月~1969年9月 | 初期の体操コーナーを担当 |
| 4代目 | 向井忠義 | 1969年10月~1973年3月 | 「ジャンポンポン」など |
| 5代目 | 小西幸男 | 1969年10月~1971年3月 | 初期の複数担当体制の一人 |
| 6代目 | 輪島直幸 | 1971年4月~1978年3月 | 「ジャンポンポン」「地球をどんどん」など |
| 7代目 | 川原洋一郎 | 1973年4月~1974年3月 | 「ジャンポンポン」など |
| 8代目 | 瀬戸口清文 | 1974年4月~1987年3月 | 約13年間の長期在任 |
| 9代目 | 天野勝弘 | 1987年4月~1993年3月 | 「ぞうさんのあくび」など |
| 10代目 | 佐藤弘道 | 1993年4月~2005年3月 | 「ぞうさんのあくび」「あ・い・うー」など |
| 11代目 | 小林よしひさ | 2005年4月~2019年3月 | 「ぱわわぷたいそう」「ブンバ・ボーン!」など |
| 12代目 | 福尾誠 | 2019年4月~2023年4月1日 | 「からだダンダン」 |
| 13代目 | 佐久本和夢 | 2023年4月~現在 | 「からだダンダン」 |
歴代の在任期間で目を引くのは、11代目の小林よしひささんです。2005年4月から2019年3月まで約14年間出演し、歴代でも特に長く番組を支えました。8代目の瀬戸口清文さんは約13年間、10代目の佐藤弘道さんは約12年間にわたって活躍しています。
一方、12代目の福尾誠さんは約4年間で卒業し、佐久本さんにバトンを渡しました。担当期間の長さには違いがありますが、どの世代も、その時代の子どもたちに向けた体操コーナーを担ってきた点は共通しています。
【体操の歴史】「元気に一、二」から「からだダンダン」へ
体操のお兄さんの歴史を知るうえで欠かせないのが、担当者とともに受け継がれてきた体操の変遷です。番組では、時代に応じて楽曲や振り付けが更新され、子どもたちが音楽に合わせて体を動かせる構成が工夫されてきました。
初代の砂川啓介さんらが活動した時代には「元気に一、二」などの体操が登場。その後、「ジャンポンポン」「地球をどんどん」「ぞうさんのあくび」「あ・い・うー」など、各世代を代表する体操が生まれました。11代目の小林よしひささんの時代には「ぱわわぷたいそう」や「ブンバ・ボーン!」が親しまれています。
そして2019年4月、12代目の福尾誠さんと初代体操のお姉さんの秋元杏月さんが登場した際に始まったのが、現在も続く「からだダンダン」です。作詞は漫画家の吉田戦車さん、作曲は小杉保夫さんが担当しました。
「からだダンダン」には、体をたたく動作や、相撲の四股を踏む動き、両手両足を使う運動などが取り入れられています。単に振り付けを覚えるだけでなく、さまざまな体の動かし方を楽しめる点が特徴です。
この体操は、福尾さんの卒業後も終了しませんでした。2023年4月からは佐久本さんが担当を引き継ぎ、秋元さんとともに出演。さらに2026年3月末に秋元さんが卒業した後は、アンジェさんが「おどりのお姉さん」として加わり、佐久本さんと体操を続けています。
ここから見えてくるのは、体操のお兄さんが交代しても、子どもたちが親しんできた体操を継続できる仕組みです。担当者の個性を生かしながら、体操そのものを番組の財産として受け継ぐことが、長寿番組の安定感につながっています。
【交代理由を解説】福尾誠さんはなぜ卒業したのか
12代目の福尾誠さんは、2019年4月に体操のお兄さんへ就任し、2023年4月1日の放送をもって卒業しました。後任として発表されたのが、当時大学生だった佐久本和夢さんです。NHKは2023年2月20日に交代を発表し、4月から新体制へ移行しました。
福尾さんの卒業について重要なのは、本人が自らの意思で決断したと説明している点です。卒業発表会見では、4年間の活動への感謝を語るとともに、体操のお兄さんという役割を次の世代につなげたいという思いを明かしました。
もう一つ、福尾さんの活動を振り返る際に外せないのが、新型コロナウイルスの影響です。福尾さんは会見で、子どもたちと直接会う機会が少なかったことを心残りとして挙げました。4年間のうち、たくさんの子どもたちとスタジオで収録できたのは最初の1年間だけだったと振り返っています。
こうした背景を踏まえると、福尾さんの卒業を、番組内のトラブルや不祥事による交代と結びつける根拠はありません。本人が示したのは、活動への感謝と次世代へバトンを渡す意思でした。
後任の佐久本さんも、交代発表時に体操のお兄さんへの憧れを語り、新しい存在として子どもたちに元気を届けたいという抱負を示しています。福尾さんから佐久本さんへの交代は、担当者を変えるだけではなく、それぞれの個性で番組を引き継ぐ節目となりました。
【誤解を整理】体操のお兄さんの現在や卒業情報をどう見分ける?
歴代の体操のお兄さんについて調べると、「何代目なのか」「いつ卒業したのか」「今は何をしているのか」といった情報が混在することがあります。とくに初期の担当者は出演期間が重なっていたため、一覧によって表記に差が生じる場合があります。
代数を調べる際は、名前だけでなく就任した年月も併せて確認するのがポイントです。初期の体操のお兄さんは複数人が同じ時期に担当していたため、現在のような一人ずつの交代を想定して単純に年表を並べると、混乱が生じやすくなります。
また、卒業後の活動についても、番組の卒業発表と、その後の芸能活動は分けて考える必要があります。福尾さんの場合、2023年の卒業発表会見では、体を動かすパフォーマンスを続けたいという意向を示しましたが、それだけで現在の活動すべてを説明できるわけではありません。
2026年の現役担当者を知りたい場合は、過去の歴代一覧だけで判断せず、現在の番組出演者情報や、NHKの交代発表に関する報道を確認することが確実です。2026年度は佐久本和夢さんが体操のお兄さんを続けており、秋元杏月さんの卒業後にはアンジェさんが「おどりのお姉さん」として加わっています。
【プロの結論】体操のお兄さんの歴史は「人」と「体操」の両方で見る
体操のお兄さんの歴史を理解するうえで、注目したいのは在任期間の長さだけではありません。小林よしひささんのように14年間にわたって親しまれた人もいれば、福尾誠さんのように約4年間で次の世代へバトンを渡した人もいます。それぞれの活動期間は違っても、番組の体操コーナーを支えてきた役割は共通しています。
もう一つの判断軸は、担当者が変わったときに体操そのものがどう引き継がれるかです。「ブンバ・ボーン!」から「からだダンダン」への変更は、体操の内容を刷新する転換点でした。一方、福尾さんから佐久本さんへの交代では「からだダンダン」を継続し、2026年度には共演者の構成が変わっても体操は受け継がれています。
これは、幼児向け番組において、出演者の個性と視聴者が慣れ親しんだ要素を両立させることの大切さを示しています。新しい担当者が登場することで新鮮さが生まれる一方、体操が継続することで、子どもたちは見慣れた動きを通じて安心して参加できます。
2026年の佐久本和夢さんは、歴代の流れを引き継ぐ13代目でありながら、男子新体操の経験を持つ独自の存在でもあります。今後の出演状況を追う際も、単に「何年目か」だけではなく、担当する体操、共演者との組み合わせ、番組内での役割の変化に目を向けると、長寿番組の歩みをより深く理解できます。
【おかあさんといっしょ体操のお兄さん】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、体操のお兄さんは誰ですか?
A1:13代目の佐久本和夢さんです。2023年4月に就任し、2026年度も出演を続けています。
Q2:体操のお兄さんは全部で何代目ですか?
A2:2026年10月現在、13代目まで続いています。初代は砂川啓介さんで、歴代には瀬戸口清文さん、佐藤弘道さん、小林よしひささん、福尾誠さんらがいます。初期は複数の担当者が同時期に出演していたため、一覧では就任期間も併せて確認すると理解しやすくなります。
Q3:福尾誠さんの卒業理由は何ですか?
A3:2023年の卒業発表会見で、福尾さんは本人の意思で卒業を決めたと説明し、体操のお兄さんという役割を次の世代につなぎたいという思いを語りました。また、コロナ禍で子どもたちと直接会う機会が少なかったことも振り返っています。
Q4:「からだダンダン」は誰が担当していますか?
A4:2019年に福尾誠さんと秋元杏月さんの体制で始まり、2023年4月からは佐久本和夢さんと秋元さんが担当しました。2026年3月末に秋元さんが卒業した後は、佐久本さんと新しい「おどりのお姉さん」のアンジェさんが体操を続けています。
「おかあさんといっしょ」の体操のお兄さんは、初代の砂川啓介さんから13代目の佐久本和夢さんへと受け継がれてきました。長期在任で知られる小林よしひささんや佐藤弘道さん、そして福尾誠さんから佐久本さんへの交代を振り返ると、出演者の個性と番組の継続性が両立してきたことがわかります。
2026年10月現在、佐久本さんは体操のお兄さんとして出演を続けています。「からだダンダン」も継続しており、秋元杏月さんの卒業後はアンジェさんが「おどりのお姉さん」として加わりました。出演者の変化と、長く親しまれる体操の継続を併せて見ることが、2026年の番組を理解するポイントです。
今後の動向を確認するときは、歴代の代数や在任期間だけでなく、本人の公式発表、番組の出演者情報、信頼できる報道を照らし合わせることが大切です。体操のお兄さんの歴史は、単なる出演者交代の記録ではなく、世代を超えて子どもたちに体を動かす楽しさを届けてきた番組の歩みでもあります。