「THE Wの審査員は誰?」「2025年は粗品のコメントがなぜ話題になったの?」「2026年の審査員は発表された?」――女芸人No.1決定戦 THE Wについて調べるなら、審査員の顔ぶれだけでなく、勝敗を決める仕組みや審査コメントをめぐる議論も押さえておきたいところです。
2025年12月13日に開催された第9回大会では、霜降り明星の粗品が初めて審査員を務め、辛口の講評と発言機会の偏りが大きな話題になりました。優勝したのはニッチェです。一方、2026年については、日本テレビが7月13日の会見で大会を開催しない方針を説明しており、2026年版の審査員一覧はありません。2025年大会の公式情報、歴代審査員、採点方式、粗品をめぐる報道を整理しながら、THE Wの審査が問われた理由を解説します。
【2026年最新】THE Wの審査員は誰?2025年の公式メンバー7人を一覧で紹介

2025年のTHE Wで審査員を務めたのは、以下の7人です。日本テレビの公式番組ページでは、全員が決勝の審査員として紹介されています。
- 川島明(麒麟)
- 粗品(霜降り明星)
- 田中卓志(アンガールズ)
- 哲夫(笑い飯)
- 友近
- 森田哲矢(さらば青春の光)
- リンゴ(ハイヒール)
2025年大会は11月29日に審査員が発表され、12月13日に決勝が生放送されました。川島明、田中卓志、哲夫らは複数回にわたって審査を担当してきた一方、粗品は今回が初参加。審査員としての経験の違いも、発言内容への注目を高める要因になりました。
審査員以外の出演者と混同しないことも大切です。司会を務めたのはフットボールアワーの後藤輝基と、日本テレビアナウンサーの黒田みゆ。大会サポーターは相席スタートの山添寛とコットンでした。審査員、MC、大会サポーターは、それぞれ役割が異なります。
また、2026年の審査員を知りたい人は注意が必要です。日本テレビは2026年7月13日の定例会見で、THE Wを今年は開催しないと説明し、大会として一定の役割を果たしたとの判断を示しました。したがって、2026年大会の審査員は発表されていません。将来の復活が確定したわけでもなく、2025年の顔ぶれをそのまま2026年の審査員として扱うことはできません。
出典:日本テレビ「女芸人No.1決定戦 THE W 2025」公式番組ページ、マイナビニュース、日刊スポーツの報道。
【採点基準を解説】THE Wは何を評価する?審査方法と勝敗の決まり方
THE Wの公式大会情報に記載されている審査基準は、シンプルに「とにかくおもしろい芸」です。漫才、コント、ピンネタ、ものまね、パフォーマンスなど、笑いのジャンルを限定していません。
そのため、漫才の技術だけを競う大会とは評価の軸が異なります。設定の独創性、キャラクターの作り込み、展開の意外性、間の取り方、観客の反応など、異なる種類のネタを同じ舞台で比較する必要があります。ただし、こうした個別のポイントに公式の配点が設定されているわけではありません。
2025年の決勝では、ファイナリスト8組がA・Bの2ブロックに分かれ、審査員7人の投票で勝ち抜き組を決定しました。敗退した6組の中からは、視聴者投票によって「もう一度見たい1組」が選ばれ、A・B両ブロックの勝者と合わせた3組で最終決戦が行われました。
ここで押さえたいのは、視聴者投票がすべての勝敗を決める仕組みではなかったことです。2025年は視聴者投票が敗退組の復活枠に使われ、最終決戦の審査はプロの審査員7人が担当しました。
日本テレビの公式データ放送案内では、公平性を期すため、視聴者投票はファイナリスト8組のネタをすべて見た人の票を集計する仕組みと説明されていました。視聴者が途中から投票することによる不公平を抑えようとする設計です。
公式ルールから読み取れる評価の基本は、特定のジャンルに有利な基準を設けるのではなく、異なるスタイルの芸を「おもしろさ」で比較することです。一方、何をおもしろいと感じるかには審査員それぞれの経験や好みも関わります。採点基準が簡潔であるほど、講評によって判断の根拠を説明することが重要になります。
出典:日本テレビ「THE W 2025」大会情報・データ放送案内。
【歴代審査員一覧】2017年から2025年までの審査体制と優勝者
THE Wは2017年に始まり、2025年まで9回開催されました。初期には一般審査員を中心とする方式が採用され、その後は芸人やタレントなどの審査員による投票方式へ移行。大会ごとに審査員の顔ぶれや視聴者投票の扱いが変わっています。
以下は、お笑いナタリーなどが掲載する歴代大会情報をもとに整理した一覧です。年度ごとの審査体制を比較すると、2025年の粗品の参加だけでなく、審査方法そのものが変化してきたこともわかります。
| 開催年 | 主な審査員・審査体制 | 優勝者 |
|---|---|---|
| 2017年 | 一般審査員と芸能人審査員。芸能人審査員は吉田沙保里、生瀬勝久、新川優愛、ヒロミ、若槻千夏、柴田理恵 | ゆりやんレトリィバァ |
| 2018年 | 一般審査員401人 | 阿佐ヶ谷姉妹 |
| 2019年 | 清水ミチコ、田中卓志、哲夫、久本雅美、ヒロミ、リンゴなど。国民投票も実施 | 3時のヒロイン |
| 2020年 | 川島明、田中卓志、哲夫、久本雅美、ヒロミ、リンゴなど。国民投票も実施 | 吉住 |
| 2021年 | 駒場孝、田中卓志、哲夫、友近、久本雅美、ヒロミ、リンゴ | オダウエダ |
| 2022年 | 川島明、田中卓志、塚地武雅、哲夫、友近、野田クリスタルなど。国民投票も実施 | 天才ピアニスト |
| 2023年 | 川島明、田中卓志、塚地武雅、哲夫、友近、野田クリスタルなど。国民投票も実施 | 紅しょうが |
| 2024年 | 川島明、田中卓志、哲夫、野田クリスタル、森田哲矢、渡辺江里子。視聴者投票も実施 | にぼしいわし |
| 2025年 | 川島明、粗品、田中卓志、哲夫、友近、森田哲矢、リンゴの7人 | ニッチェ |
2017年の第1回大会では、一般審査員に加えて芸能人審査員も投票に参加しました。2018年は一般審査員401人による審査となり、2019年以降は芸人やタレントが審査を担う形式が定着していきます。視聴者投票も、採用の有無や役割が大会ごとに異なります。
2025年の特徴は、従来から審査を担当してきたメンバーに粗品が加わったことだけではありません。ファイナリストを前年の12組から8組に絞り、ブロックごとの勝ち抜きと敗退組からの復活枠を組み合わせたことも、決勝の見せ方を変える要素になりました。
なお、表は歴代の主な審査員と大会形式を比較するための整理です。過去大会の審査員数や視聴者投票の位置づけは年度ごとに違うため、各年の方式をすべて同一条件で比較することはできません。
出典:お笑いナタリー「THE W 歴代優勝者・審査員」、オリコンニュースの歴代審査員一覧。
【粗品の講評回数】なぜ注目された?発言機会の偏りと番組演出
THE W 2025の審査をめぐる最大の話題の一つが、粗品の辛口コメントと発言機会の多さでした。粗品は大会前から厳しい審査を示唆しており、決勝でもネタの評価に踏み込んだ発言を続けました。その姿勢を「率直で的確」と評価する声があった一方、出場者より審査員が目立ってしまうことへの批判も出ました。
実際、コメント回数については報道各社の集計に違いがあります。日刊スポーツは、粗品の審査コメントを5回、哲夫を2回と報道しました。一方、マイナビニュースの番組分析では、MCの後藤輝基からコメントを振られた回数を粗品6回、リンゴ2回、川島明4回、田中卓志3回、哲夫2回、友近3回、森田哲矢3回と整理しています。
この数字は、何を1回と数えるかによって違いが生じる点に注意が必要です。コメントそのものの回数と、MCから発言を求められた回数は必ずしも同じではありません。それでも、粗品に発言機会が集中していたという問題意識は、複数の報道で共通しています。
加えて、粗品本人は大会後、自身のYouTubeチャンネルで、審査コメントを誰に振るかは番組側がカンペでMCに指示していたと説明したと日刊スポーツが報じています。つまり、発言機会の偏りを粗品個人の判断だけで説明することはできません。番組制作側がどの審査員のコメントを視聴者に届けるかという演出上の判断も、検討する必要があります。
この問題を考える際は、コメントの厳しさと、コメント機会の公平さを分けて見るべきです。厳しい評価は審査の一つのスタイルですが、審査員7人のうち特定の人物ばかりが画面に登場すれば、視聴者にはその人物の意見が大会全体の評価であるかのように伝わりかねません。
一方で、コメントを多く求められたことだけで、粗品の審査内容が正しい、あるいは間違っていると判断することもできません。講評の中身、投票による勝敗、番組の編集・演出は、別々の観点から評価する必要があります。
出典:日刊スポーツ「THE Wで注目の審査コメント回数に傾向あり!」、マイナビニュースの番組分析、スポニチの報道。
【THE Wの審査員は公平?】選考理由・評価ポイント・コメントの評判を検証
審査員の選考理由について、日本テレビの公式発表は2025年のメンバーを紹介していますが、7人それぞれを起用した詳細な理由や、個人ごとの評価配点までは公表していません。そのため、選考の意図を断定するのではなく、顔ぶれと審査の仕組みから考える必要があります。
川島明、田中卓志、哲夫、友近、森田哲矢、リンゴは、バラエティーや舞台などで培ってきた経験を持つ人物です。芸風や活動領域の異なる審査員を組み合わせることで、特定の笑いのスタイルだけに偏らない評価を目指す意義があります。粗品の参加は、そこに厳しい言語化を特徴とする審査スタイルが加わった点で注目されました。
ただし、審査員の専門性が高いことと、審査結果が必ず全員に納得されることは別問題です。お笑いには、構成や技術を重視する見方もあれば、直感的なおもしろさやキャラクターの魅力を重視する見方もあります。異なる芸を同じ舞台で比べる大会では、評価の基準をどのように共有するかが課題になります。
女性芸人を対象とした大会であることから、審査員の男女構成も過去に議論になってきました。THE Wでは女性芸人が競い合う一方、2022年以降の審査員構成では女性審査員が友近のみとなる年が続き、審査員のバランスを疑問視する報道もありました。2025年はリンゴも加わりましたが、女性芸人を審査する視点の多様性については、顔ぶれだけでなく、評価の根拠をどのように説明するかも重要です。
公平性を見極めるうえでは、次の3点が判断材料になります。
- 評価の一貫性:ネタのジャンルや知名度に左右されず、同じような基準で評価しているか。
- 説明の透明性:勝敗を決めた理由が、具体的なネタの構成や笑いのポイントと結びついているか。
- 発言機会のバランス:審査員全員の視点が視聴者に伝わり、特定の人物のコメントだけが過度に目立たない構成になっているか。
審査員の公平性は、単純に男女の人数やコメント回数だけで決まるものではありません。誰が何票を投じたかという結果に加え、審査理由を説明できるか、番組が複数の視点を視聴者に届けているかまで含めて考えることが大切です。
出典:日本テレビの公式審査員発表、週刊女性PRIME、マイナビニュースの報道・分析。
【THE W 2025優勝】ニッチェはなぜ勝った?最終決戦の結果と大会の意義
THE W 2025で優勝したのは、江上敬子と近藤くみこによるお笑いコンビ、ニッチェです。12月13日の決勝で、ニッチェは最終決戦に進出したエルフ、紺野ぶるまを破り、9代目女王に輝きました。賞金1,000万円に加え、日本テレビの番組出演権や冠特番などの副賞も発表されました。
最終決戦の投票結果は、ニッチェが3票、エルフが2票、紺野ぶるまが2票。7人の審査員による投票で、ニッチェが僅差で優勝を決めました。ニッチェは芸歴21年目で7年ぶり3度目の決勝進出。過去の挑戦を経て、ついに頂点に立ちました。
2025年大会はエントリー数が過去最多の1,044組となり、決勝進出者は8組でした。最終決戦では、Aブロックを勝ち上がった紺野ぶるま、Bブロックを勝ち上がったニッチェ、視聴者投票で復活したエルフが対戦。審査員投票による最終結果が、ニッチェの優勝につながりました。
ここで重要なのは、粗品が話題の中心になったことと、優勝した芸人の評価を混同しないことです。審査コメントに賛否が集まったとしても、優勝者はあくまでネタと投票結果によって決まります。ニッチェの優勝は、番組内の論争とは切り分けて受け止めるべき大会結果です。
また、ニッチェが優勝した2025年大会は、THE Wの歴史における最後の開催回となりました。日本テレビは2026年7月、同年の大会を開催しない方針を説明し、2017年から9回にわたり続いた大会が一定の役割を果たしたとの認識を示しています。女性芸人の活躍の場を広げ、スターを発掘してきた大会の成果を振り返るうえでも、2025年の結果は重要な節目となります。
出典:日刊スポーツ、マイナビニュース、お笑いナタリー、日本テレビの会見に関する報道。
【THE Wの審査員】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:THE W 2025の審査員は誰でしたか? A1:川島明、粗品、田中卓志、哲夫、友近、森田哲矢、リンゴの7人です。司会は後藤輝基と黒田みゆが担当しました。
Q2:THE W 2026の審査員は発表されていますか? A2:2026年の大会は開催されない方針が日本テレビから発表されており、2026年大会の審査員一覧はありません。今後の再開についても確定情報はありません。
Q3:粗品はTHE W 2025で何回講評しましたか? A3:日刊スポーツは5回、マイナビニュースはMCからコメントを振られた回数を6回と報じています。集計方法が異なるため、回数を比較する際は何を数えた数字なのかを確認する必要があります。
Q4:THE Wの公式な採点基準は何ですか? A4:公式大会情報では「とにかくおもしろい芸」とされています。漫才、コント、ピンネタ、ものまね、パフォーマンスなど、ジャンルは問いません。個別項目ごとの配点は公表されていません。
Q5:THE W 2025の優勝者は誰ですか? A5:ニッチェです。エルフ、紺野ぶるまとの最終決戦を制し、9代目女王に輝きました。最終決戦の投票結果はニッチェ3票、エルフ2票、紺野ぶるま2票でした。
Q6:THE Wの審査員はどのように選ばれていましたか? A6:日本テレビの公式発表で決勝の審査員が紹介されていましたが、個々の選考理由や詳細な配点までは公表されていません。歴代の審査体制を見ると、一般審査員中心の方式から、芸人やタレントによる審査、視聴者投票を組み合わせる方式へと変化しています。
【プロの結論】THE Wの審査員を理解するには、名前・ルール・演出を分けて見る
THE Wの審査員を調べるときは、まず年度を確認することが大切です。2025年の公式審査員は7人で、粗品の初参加と辛口の講評が話題になりました。しかし、コメント回数の偏りには番組制作側の演出も関係していたと報じられており、審査員個人だけに原因を求めることはできません。
続いて、採点方法と評価基準を区別する必要があります。THE Wの公式基準は「とにかくおもしろい芸」であり、2025年は審査員7人の投票と視聴者による復活枠を組み合わせた方式でした。誰が何を評価したのかを理解するには、個々のコメントだけでなく、勝敗の決め方も確認することが欠かせません。
そして2026年は、前年までの大会と同じ形で審査員を比較できる年ではありません。日本テレビは2026年の開催を見送る方針を示しており、新たな審査員情報はありません。今後、女性芸人が競う大会や男女を問わず参加できる賞レースを比較するときにも、出場資格、審査員の構成、投票方法、講評の透明性を分けて見ると、それぞれの大会の特徴がわかりやすくなります。
THE Wが残した論点は、審査員が誰だったかという疑問だけではありません。多様な笑いをどう評価するのか、厳しい講評と出演者への敬意をどう両立させるのか、そして番組演出が審査の公平性にどのような印象を与えるのか。2025年のニッチェの優勝と粗品をめぐる議論は、お笑い賞レースのあり方を考えるうえで、今後も参照される大会記録となりそうです。